営業職に転職したい!営業職に転職する際の志望動機のコツや注意点を解説

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 はじめに

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入社して仕事しはじめてしばらく経つと、何か仕事に違和感がある人もいます。

その違和感は入社前のイメージと違っていたことだったり、じつはやってみると自分に合っていなかったり、自分と仕事との「ミスマッチ」にあります。

入社しておよそ3年目までに感じることが多く、転職したいという思いに至る人もいるでしょう。

そんなミスマッチを感じて営業職に転職したいと考えている方に、今回は転職の手助けとなるように、営業職への転職の志望動機について考えていきたいと思います。

転職に思い切るのには勇気がいるかもしれません。

しかし決断したら早いのに越したことはありません。

履歴書を書いて、自分らしく働ける場所を探しましょう。

最後には例文もあげていますので、ぜひ参考にしてみてください。

【営業職への転職】転職の志望動機でも自己分析は大切!

いざ履歴書を書くとなると、迷うのは志望動機です。

新卒の時とは書き方に違いがあるのでしょうか?

営業職で転職をしたいという熱い思いがあるならば、はっきりとそれを書き示せばよいと思います。

しかし転職の意欲はあるけれど、志望する動機とあらたまっていわれると思いつかない人も多いことでしょう。

志望動機があやふやであったり、はっきりと思いに自信がなかったり、きちんと書けない状況であるのなら、まず自己分析からはじめることが大切です。

新卒の際には、どの職に就くか考える時に自分としっかり向き合う時間をつくったのではないでしょうか。

転職の時にもそれはもちろん必要なことです。

きちんとまず、自分は何がしたくて何が向いていて長所はどんなところなのかを、しっかり分析してみましょう。

また転職の場合は、現職で培ったスキルや経験について自分の成長につながったことも、しっかり分析します。

そうすればおのずと志望動機も見えてくるはずです。

「自己分析」について、詳しくは以下の記事が参考になるでしょう。

【営業職への転職】志望動機を書く時のおすすめ構成

どうしたら転職したいという思いと、営業職で頑張りたいという考えが伝わる志望動機が書けるのでしょうか。

一言に志望動機といっても「業界の志望動機」「企業の志望動機」「職種の志望動機」があります。

今回は営業職の転職ケースを想定して、営業職を志望する理由を尋ねられた場合を想定して最適な回答を考えたいと思います。

1.なぜその業界・企業を志望するのか

営業志望である理由を尋ねられたとしてもある程度、業界やその企業でなければならないという理由を述べた方がよいでしょう。

業界がどういうものであるのか、その業界で希望している企業がどういう立ち位置で存在しているのか、きちんと理解していることを示すことも重要だからです。

とくに大企業である場合、名前に引っ張られて希望しているにすぎない人も多いため、そうではないという思いを伝えるには、業界の志望理由とリンクさせて企業の志望動機を語る必要があるでしょう。

また人事担当者が見ているのは、営業職への適性と、この人と一緒に仕事がしたいと思えるかどうかです。

業界や企業に対しての思いを見ることで、一緒に働く仲間として歓迎できるかどうかも見られると考えてよいでしょう。

2.なぜ営業職を志望するのか

人事担当者が一番見たいのは、営業職への適性です。

その点を理解して志望動機を組み立てましょう。

営業職に必要であるとされるコミュニケーション能力が活かされた過去の経験を語るのもよいでしょう。

現職で営業を経験している人は適性の実例を示して志望理由を書けるといいですね。

未経験の人はこんなことがあるから、あったから営業を志望したという思いに至ったなど、明確な理由が示せればいいと思います。

また新しい企業で営業の社員として、どういうことを実現していきたいのか、どういった働き方をしていきたいのか、しっかりビジョンを持っていると好印象でしょう。

営業職で自分だからこそできることを力強く語りましょう。

3.1・2を補うようなエピソード

何を追加で質問されてもいいように、①②を具体的なエピソードを添えて説明できるようにしておきましょう。

とくに面接であれば、業界・企業の志望動機に対しても、営業職の志望動機に対してもエピソードの準備は必須です。

未経験の業界、職種であれば、前職の経験のなかで興味を持ったきっかけを語れるとよいでしょう。

経験者なら現職での実績、そこで学んだ知識やスキルが役に立ったエピソードを探しておきましょう。

4.どのように会社に貢献したいか

最後に、営業職に就くことでどう企業に貢献できるかを述べられるといいでしょう。

現職ではなしえなかったことではあるけれど、希望の会社では実現できることが具体的に示せると、意欲を見てもらえます。

新しい会社で、しっかりとその一員として役割を果たしたい決意を最後につけ加えて、強い印象を残しましょう。

営業への転職における志望動機で企業が注目しているポイント

営業職に転職するためには、企業のニーズを知る必要があります。

営業職向けの志望動機を書く前に、まずは企業の視点を知りましょう。

企業にマッチしているか

企業はあなたが企業の社風に合っているかを見ています。

営業を行う企業は山ほどあります。

その中で、自社の商材や営業手法があなたに合っているかよく確認する必要があるのです。

営業職に向けた転職の志望動機を作成する際には、企業の特徴についてよく知り、人材におけるニーズをつかむことが大切なのです。

長く働いてくれるか

転職理由によっては、企業に転職できた後、あなたが長く働いてくれるか不安になります。

せっかく中途採用しても、自分に合わないからといって短期間で辞職されてしまっては困ります。

企業が採用活動をするときには、企業に入社後に長く働いてくれる人材かどうかを注視しています。

営業職への適性があるか

異業種からの転職の場合、営業職への適性があるかについても企業は気になるはずです。

営業は人との信頼関係やコミュニケーションが大事になります。

加えて、傾聴力など、その他の能力も重要になります。

営業職への適性があるかどうかは、面接での態度を通して裏付けることを意識しましょう。

【営業職への転職】志望動機で意識すべきポイント

転職での志望動機は、新卒で書く志望動機と違いを示す必要があります。

転職の志望動機で意識するべきポイントという視点でまとめてみました。

転職だから聞かれる質問には対応できるようにしておきたいものです。

また現職があるからこそ、強みになるポイントは忘れずにおさえてアピールできるようにしておきましょう。

 営業経験の有無で書くべき内容がかわる

現職が営業職であった場合とそうでない場合では、志望動機で書くべき内容は大きくかわります。

営業の経験があるのなら、そこで確信した自分の営業の適性や、営業としてさらにステップアップしたい意欲を書くとよいでしょう。

未経験なら、なぜ営業職に転職したいのかをきちんと納得できるかたちで語る必要があります。

それぞれのケースについて、志望動機に書くポイントをずらさず、しっかりおさえておきましょう。

 なぜ転職しようと思ったかを問われる

やはりここは避けてとおれない質問でしょう。

志望動機に書かなくても面接で問われることがあるでしょう。

現職が合わなかいと感じたから、ノルマがあってキツいから、などという理由が実際には存在するかもしれません。

しかしネガティブな回答はマイナスに取られてしまうので避けたいところです。

転職の理由はポジティブな視点からこたえられるようにしましょう。

たとえば営業職経験者であれば、現職では実現できなかったことがあり、それを今度の会社で達成できる、実現したいという前向きな姿勢を見せられるとよいでしょう。

営業未経験者は営業職だからこそ、自分のやりたいことが成し遂げられるんだという思いを述べられるといいでしょう。

過去の経験や実績が重視される

転職であるとわかっていれば、過去に経験したことやその実績が問われることも避けられません。

とくに営業経験者にはその実績が重要視されるでしょう。

現職で実績を数字として示せると、とても説得力があります。

小さなものでもいいので、達成できた事実を数字として表せるといいでしょう。

目立つような実績を示せない場合は、営業職をしていくうえで培ったスキルなどアピールしていきましょう。

営業経験者でない場合は、現職で学んだ知識・スキルや経験から営業の仕事に活かされていくものを積極的に語るといいと思います。

【営業職への転職】営業職の志望動機でアピールすべき強みの代表例

では営業職を志望するにあってどんな「現職で得たもの」が強みとなるのでしょうか?

営業を志望するのならアピールしておくべき強みを考えていきたいともいます。

次のスキルを現職での経験から得たものとして語れるとよいでしょう。

それをアピールすることで、営業職への関心の強さ・適性も示すことができます。

コミュニケーション能力

営業職は、自社の商品をお客様にわかりやすく伝えられるか、お客様の信頼を勝ち取れるかどうかが、ポイントになる職種です。

まずは何をおいてもコミュニケーション能力の高さを示せると有利でしょう。

一言にコミュケーション能力のアピールといっても、さまざまな角度からのアプローチが可能です。

たとえば外向性がある、傾聴力がある、リーダーシップがあるなどです。

外向性があるなら積極的に物事を実践できる力をアピールできます。

傾聴力なら人の意見に耳を傾け相手が何を求めているのか理解し、要望にあわせた提案ができる力をアピールできます。

じつは営業職の人間にとって、話し上手であるより聞き上手であることが大事ともいわれているのです。

リーダーシップなら、率先して提案ができ、ゆくゆくは部下の育成にも力を発揮できることがアピールできます。

リーダーシップを取るほどの提案力も、営業で成果をあげるには必要な要素としてとらえられるでしょう。

コツコツ努力できる

営業は、ノルマとまでいかなくても達成目標が課せられ、それに向かって努力することが求められます。

営業経験者は、現職でも目標やノルマに対してどう向き合ってきたかをアピールできるといいでしょう。

我慢強くコツコツと成果をあげる姿勢は営業職に大事なアピールポイントになります。

その結果や実績が、数字で示せればなおよいでしょう。

未経験者はたとえば自分自身で目標を設定して、努力の結果やり遂げた経験などを語るといいでしょう。

 

 相手のことを考えられる

営業はひとりよがりでは成功しません。

お客様の要望をくみ取る力が必要です。

相手が何を求めているか(ニーズ)をしっかり理解して提案できるからこそ、結果につながるのです。

仕事の提案だけなく、相手への気配りから信頼を得ると、営業もスムーズにできます。

気配り力も営業には強みになります。

具体的にお客様でなくても、自分の行動から誰かに感謝されたエピソードが披露できると説得力があるでしょう。

営業職に転職するための志望動機ポイント

営業職への転職を希望する際には、志望動機に工夫をこらす必要があります。

異業種からの転職をする場合には、以下のポイントを意識しましょう。

結論は最初に明示

志望動機は最初に明示しましょう。

志望動機以外の場合にも、回答を作成する場合には結論を最初に説明しきると印象に残りやすくなります。

結論を最初に説明することで、要点が企業の印象に残りやすくなります。

また、簡潔な構成となり、論理性の向上にもつながるのです。

なぜ営業職を志望するのか

異業種から営業職を志望する場合、なぜ営業職に興味を持ったのかを明確にする必要があります。

志望動機なのだから当然だと思うかもしれませんが、転職の場合は営業職を特に志望するポイントが明確である必要があるのです。

なぜ営業職にチャレンジしてみたくなったのかに加え、なぜ他の業界でなく営業職に魅力を感じるのかなどを考えることが大切です。

入社後にどのような活躍できるか

転職したら営業職でどのように活躍することができるのか、キャリアプランを示すと、企業からの印象が上がります。

採用されても、入社後に企業で活躍できなければ意味がありません。

特に、中途採用は前職のキャリアや自身のスキル・能力が重要となります。

そのため、自身の人柄や経歴を活かして企業にどのようなふうに貢献できるのか考えておきましょう。

入社後、自分がどのように働きたいのか、企業にどのように貢献できるのかアピールしましょう。

営業に転職するための志望動機の注意点

営業職への転職をスムーズに行うためには、以下のポイントに気を付けましょう。

営業職への志望動機を作成する際に、企業からの採用を遠ざけてしまうポイントがあります。

前職のことをネガティブに話さない

転職活動を行う際にはどうしても前職の退職理由について問われます。

しかし、前職の退職理由がたとえどんなものでも、それを伝える表現には注意が必要です。

前職をネガティブに伝えると、自己中心的な思考をしている印象や、採用してもすぐにやめてしまうかもしれないという疑念を抱かれてしまいます。

例えば、残業が多いのが理由で退職した場合も、率直にそれを伝えると、打たれ弱い印象や働くことに対して意欲的でないイメージに結びつく可能性があります。

自分がどういう働き方をしたくて、どういうキャリア・スキルを獲得するために退職して営業を望むのか考えてみましょう。

前職が営業職にどのように活かせるか考える

前職と営業の関連性が低い場合でも、前職が営業にどのように活かせるか示すと良いです。

仕事をする上で、絶対に何か得るものはあったはずです。

前職で身についた能力が転職を志望する企業でどのように活かせるか考えましょう。

例えば、前職が事務の場合は、継続力や気配り、論理性や集中力をアピールすることができます。

 【営業職への転職】タイプ別!営業職への転職の志望動機4例

最後に、今までのことをふまえて志望動機例をあげてみます。

それぞれ別職種から異業種の営業職、別職種から同業種の営業職、営業職から異業種の営業職、営業職から同業種の営業職への転職パターンでわけて4例紹介します。

いずれのパターンか近しいものをぜひ参考につくってみてください。

未経験×異業種

飲食業界の接客業→広告業界の法人営業のケース

現職では飲食業界で接客業をしております。

シェフがつくった料理をお客様に届け、幸せを届ける仕事だと考えています。

とてもやりがいのある仕事ですが、多くの人が食によって幸せになる姿を見たことで、さらにたくさんの人に幸せを届けられる仕事がしたいと思うようになりました。

それが広告業界へ興味を持ったきっかけです。

商品を売りたい企業の思いをかたちにして、不特定多数の人に届ける仕事にとても魅力を感じています。

接客業で培ってきた外向性のあるコミュニケーション能力・お客様への気配りは、営業職でも活かせると考えます。

貴社のつくり出す広告は、企業の思いを具現化しているだけでなく、見ていてとても幸せな気持ちになる作品がとても多いです。

そういったものつくり出す過程に私も携わっていきたいです。

現職で培ったたくさんのお客様のニーズにこたえていく傾聴力を貴社でも存分に発揮し、いい作品づくりに貢献していきたいです。

 未経験×同業種

人材業界の営業事務→人材業界の法人営業

現職では人材業界の営業事務をしています。

この業界で人と企業の懸け橋となり、双方の要望を叶え、どちらにも満足していただくことにとてもやりがいを感じています。

今回はサポートではなく、より主体的に企業に人を売り込むことに力を注ぎたいという思いから、営業職への転職を希望しています。

事務職で培った細やかな気配りは営業にも活きてくると感じています。

また、多くの派遣スタッフと事務という立場で積極的に関わってきたなかで、自分の適性はより人と関わっていくことだと考えています。

貴社は担当企業数も多く、より幅広く人材派遣のマッチングができると思い、志望いたしました。

実績で評価される営業職はとても魅力を感じているので、意欲的に自発的に営業をし、貴社に貢献していきたい思いです。

 経験あり×異業種

証券会社のリテール営業→IT企業の営業

現職は証券会社のリテール営業をしています。

現職では、リスクを伴う無形商材をあつかっていたので、分析力、判断力が問われました。

営業職ですので、個々の顧客の要望を細やかに聞き、対応することも求められてきました。

地道な努力である月には、営業成績トップ3になったこともあります。

今回は個々のお客様と関わるなかで、より大きな規模で企業に対して大きな商品を提供していきたいという思いがおこったこと、また同じ無形商材でありより将来性のあるIT業界にチャレンジしてみたくなったことで、転職を希望しています。

現職ではテクノロジーに課題を感じる場面も多くありました。

そうしたことから、より大規模なテクノロジーで企業に対する課題を解決していきたいという思いが芽生えました。

貴社でなら私の現職でなしえなかったこの思いを叶えられると感じています。

これまでの職で培った営業力にさらに磨きをかけて貴社にて活躍したいと思っています。

 経験あり×同業種

材料メーカーの法人営業→商品メーカーの法人営業

現職で素材をあつかうメーカーで営業をしております。

しかし、自社の製品を魅力に感じるたびに、直接エンドユーザーにその商品のよさを伝えていきたいと考えるようになりました。

より顧客に近い立場で営業ができる、商品メーカーである貴社を志望しています。

現職でも法人顧客への営業をこなしています。

新規開拓に必要な常識的なアプローチも理解しており、早期に顧客との信頼関係を構築してきました。

今後もその経験を活かしてスムーズに交渉を進めていけると自負しています。

また、これから貴社で営業するうえで、材料メーカーで得た知識は、商品の魅力をより深くアピールできると考えています。

自分の提供したものの価値がはっきりと見る環境にかわるとするなら、さらに顧客によりよい提案をし、貴社の売り上げに貢献できるよう目標を持って努力いたします。

 まとめ

以上、営業職に転職を考えた場合に志望動機のつくり方に関してまとめてきました。

おすすめの構成から、書くべきアピールポイントについても書いているので、志望動機を書くうえで参考にしていただきたいと思います。

また転職だからこそ意識しておさえておきたいポイントにも触れていますので、忘れずにチェックしておきましょう。

最後に具体的な4つのケースについて、例文をつくってみました。

自分のケースに当てははめながら、使える部分は使って自分なりの色を出して仕上げてみてください。

新しい未来に向かって、健闘をお祈りしています。

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