【医療業界未経験でも転職可能】医療機器営業へ転職し、あなたの専門性を高めよう

【医療業界未経験でも転職可能】医療機器営業へ転職し、あなたの専門性を高めよう

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録

はじめに

pixta_34370778_M

営業職にはさまざまな業種が存在しています。

その中でもこの先の将来を見据えたうえで重要なのが、専門性の高さではないでしょうか。

専門性が高く、営業が誰でもすぐ簡単にできるものではないので、長期継続が可能となります。

そこでおすすめなのが『医療機器営業』です。

特に他業種での営業を経験済みの方は業界から重宝される傾向にあります。

営業スキルを活かして手に職をつけたいという方にぴったりです。

医療機器は他の業種にはない将来性も備わっていますので、何十年と続けていくうえでも安心ではないでしょうか。

そこで今回は医療業界が未経験の方でも安心な医療機器営業への転職についてご紹介いたします。

営業経験があり転職をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

【未経験の転職】医療機器業界とは

まず医療機器業界がどのようなものかという点です。

業界としては安定した成長を続けており、着実に市場拡大を果たしています。

この先に関しても順調に拡大し続けていくと予測されているので、将来性という意味では間違いありません。

その理由としてはまず「人生100年時代」があげられます。

現代の日本においては健康的に長生きすることが求められています。

ヘルスケアに関して重要性が高まっているので、医療機器はそれに欠かせないアイテムとなるためです。

同時に、少子高齢化の社会でもあります。

高齢者が今後も増加し続けていきます。

健康状態を保ち、治療などをするためには医療機器の存在は不可欠なので、今以上に需要が高まるでしょう。

なくなることはまずありえないというのが現状です。

動向

医療機器業界の動向ですが、右肩上がりで成長を続けています。

1984年においては市場の売上規模としては一兆円にも満たない状態でしたが、その後2018年の時点では約3倍の3兆円にまで達しています。

気になるのは今後も成長や拡大が継続されるのかという部分です。

その点においてもとどまることがないという予測が立っています。

具体的には2018年を基準とした場合に、2040年頃には約1.5倍以上の規模にまで拡大するといわれているのです。

まだまだ成長の過程でしかないといえるでしょう。

将来性

市場規模が拡大し続けており、今後についてもとどまることを知らないという状況です。

そんな医療機器業界における将来性は非常に高いといえます。

まず人間が生きている以上、医療はなくなりません。

怪我や病気などは大なり小なり人生の中で必ず、それも複数回にわたって発生するというのが基本です。

常に医療は暮らしのそばにあるわけです。

それは市場規模が拡大し続けていることにも裏打ちされています。

専門性も高い業界ですので、知識を身につければ確かなスキルを手に入れることも可能です。

【未経験の転職】医療機器の営業の仕事内容

医療機器の営業の仕事内容ですが、業態によって若干異なります。

商材に関しても、使用用途自体は共通しているものメーカーなどが異なりますので、国内外を合わせると非常に幅広いものとなります。

医療機器の営業として働くうえで、どんな商材を取り扱うのか、どんな特徴のある業態なのかはとても重要です。

医療機器を取り扱う営業でもガラリと変わります。

違いや特徴をしっかりと理解したうえで選択しましょう。

扱う商材

取り扱う商材に関しては、大きく分けて3つの種類が存在しています。

商材によって実際の製品のサイズやバリエーションなどにも違いがあります。

営業するうえで身につけておかなければならない知識も異なるでしょう。

大型の診断機器(MRIなど)

1つ目は大型の診断機器です。

具体的にはMRIやCT等の全身の診断をするような機器があげられます。

大型ということ、機器自体の精密さもあるため製品としては高額であることが最大の特徴です。

その規模なので営業をして気軽に購入してもらえるようなものではありません。

設置するためにはそれなりのスペースが必要となりますし、1台あたりの導入費用が他の医療機器とは段違いです。

営業対象になる病院も限定されるでしょう。

そのため医療機器に関する営業というより、どちらかといえば対象となる病院に対する経営戦略であったり、予算案に関するコンサルティングを行ったりというコンサルティング職に近い立ち位置となります。

手術の機器(カテーテル・ステント・ペースメーカーなど)

手術の際に使用する機器です。

多くのシーンで使用することがあるカテーテルをはじめ、血管などを広げるために使用するステントや、心筋に対して電気刺激を与えるペースメーカーなどが代表的な機器としてあげられます。

これらの機器に関しては、いくつものバリエーションが存在するので、病院に対して最適と思われる製品に関する提案します。

また、実際に使用する際の手技に関してもレクチャーをするので、単に製品に関する知識だけあればいいというわけではなく、使用方法まで網羅しておく必要もあるでしょう。

レクチャーの最中に具体的な質問があげることも想定されます。

マニュアルの暗記ではなくその製品の使用目的に至るまで熟知しておくことになるでしょう。

検査機器(検体を検査する機器)

体の状態を知るために、血液や尿などさまざまな角度から検査をします。

その際に使用されるのが検査機器です。

血液などの検体を患者の方から採取し、それを分析することで体調や疾患などを確かめるために用いられます。

主に使用する施設としては病院よりも検査機関や大学であるケースが多い傾向にあります。

診断機器や手術機器との違いとしては、緊急性があまり高くないという点があげられるでしょう。

あくまでも検査をするために用いられる機器ですので、納品先から緊急の問い合わせなどが発生しにくいというわけです。

他の医療機器に比べて取り扱う商材のタイプとしては比較的働きやすいといえるでしょう。

業態

医療機器の営業の場合、商材だけでなく業態にもいくつかの種類が存在しています。

業態による違いは、ご自身の立ち位置が異なるという点が特徴です。

どの目線で営業をすることになるのかが決まる部分となります。

代表的な2つの業態を理解しましょう。

メーカー

メーカーは実際に医療機器の製造と販売をする企業です。

つまりは自社製品のみを取り扱うことになります。

自社製品を取り扱う強みとしては、製品のよさを存分に理解したうえでの営業が可能という点です。

営業先の病院から出た質問や確認事項に関しても、自社製品であれば具体的に正確に回答することが可能となります。

営業は企業の代表として各病院を訪問します。

自信を持って臨めるかどうかという点は大きなポイントです。

また、メーカーの営業でも代理店を経由して販売をするというケースも少なくありません。

その場合は代理店である商社の担当の方に対して営業をすることになります。

商社では多くのメーカーの機器を取り扱っています。

その中でも自社製品をプッシュしてもらいやすいように、商社の担当者とは良好な関係を築くことが重要です。

それができるかどうかで営業の結果が大きく変わりますので、営業としての重要な仕事の1つです。

代理店

代理店営業の場合には、メーカーではないので自社製品というものがありません。

そのため色々なメーカーの製品を取り扱います。

メーカーとの大きな違いは、自社製品がないので病院などのニーズに応じて最適な製品をピックアップし営業するという点です。

メーカーに縛られず、需要に合わせた提案ができるのは強みとなります。

営業先の病院だけでなく、仕入れ元となるメーカーとのやり取りも業務内容に含まれます。

中には伝票のやり取りや価格交渉といった部分まで担うことになるのです。

仕入れ元と卸先の中間に立って営業をすることになります。

調整力やコミュニケーション力がより求められるでしょう。

【未経験の転職】専門性を身につけるうえでおすすめな商材

営業として取り扱う商材にはいくつかの種類があります。

その中で専門性を身につけることを目的とするのであれば、手術の機器がおすすめです。

理由として、手術のバリエーションが多いこともあげられます。

手術には非常に多くのバリエーションがありますので、当然使用する機器についてもその分だけ種類が多いのです。

その知識が身につけば自然と専門性が高くなります。

もう1つは手術の機器の営業をする中で、実際の手術に立ち会うことが多くあります。

その際に医師と会話をするのですが、手術機器や手術内容に関する内容がメインです。

専門的な知識がなければ会話は成立しません。

医師は専門的な知識を十分に持っていますし、基本的には同レベルの知識を有している相手として接してきます。

営業とはいえ、知識がない状態では仕事にならなくなってしまいます。

手術に関する専門的な知識を身につけるのははじめのうちは非常に大変かもしれません。

しかし、実際の現場に触れるので、生きた知識が身についていきます。

そして最終的に確実に専門性を身につけられます。

【未経験の転職】医療機器企業

医療機器の営業として働くうえで、どの企業で働くかも重要です。

医療機器企業といってもいくつかの種類が存在しています。

ご自身に合っている企業がどのタイプであるか確かめてみることをおすすめします。

代表的な種類をご紹介しますので参考にしてみてください。

外資系メーカー

外資系メーカーの場合、幅広い医療機器ではなく、特定の分野に特化した製品を取り扱っている傾向にあります。

そんな外資系メーカーの売上高TOP5は以下のとおりです。

1.メドトロニック
アイルランドのダブリンという地域に本社を構えていて、外資系メーカーとしては最大の売上高です。
心臓のペースメーカーをはじめとした、循環器や呼吸系の機器に特化しています。

2.ジョンソン&ジョンソン
日本でも一般的に知名度の高いメーカーです。
その名を聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
家庭用の医療品の製造販売だけでなく、体内用の抗菌縫合糸などの最先端科学を応用した製品が得意です。

3.ロイヤルフィリップス
フィリップスというブランド名でもとても有名なメーカーです。
AEDの製造元としても有名で、得意としています。

4.GEヘルスケア
画像処理システムを始めとするデジタル関連の機器を得意とするメーカーです。
ライフケアソリューションに関しても力を入れています。

5.フレゼニウス・メディカルケア
ドイツに拠点を構える企業で、腎臓関係の医療機器を得意としたメーカーです。
慢性腎不全の患者が使用する機器としても高いシェアを誇っています。

内資系(日系企業)

内資系メーカーも外資系メーカーに負けず劣らずという存在です。

外資系メーカーとの違いとして、その中でも代表的な2種類に分かれています。

それぞれに特徴がありますので、ご自身に合っているかどうかも含めてしっかりと把握するようにしましょう。

メーカー

外資系メーカーと同様に、内資系メーカーに関しても多くの企業がしのぎを削っています。

売上高のTOP5は以下のとおりです。

1.オリンパス
元々は顕微鏡をメインとしていました。
現在では内視鏡製品の製造に秀でており、そのシェアは世界の7割を占めているほどです。

2.日本光電工業
AEDや心電図関連の機器に強いメーカーです。

3.シスメックス
検体検査機器メーカーとして大手です。
そのシェアは世界でもトップレベルといえます。

4.松風
歯科医療に特化しています。
歯科治療に用いられる製品を取り使っており、国内大手です。

5.フクダ電子
国産として第一号となる心電計開発をしたメーカーです。
心電図などを始め、在宅医療に関連する機器を取り扱っています。

専門商社

専門商社は大小さまざまな規模で存在している医療機器メーカーと病院などの納入先の橋渡しをする大切な存在です。

メーカーの垣根を超えて、地域に密着した対応をしています。

そんな専門商社の売上高TOP5は以下のとおりです。

1.シップヘルスケアホールディングス株式会社
医療を中心に、福祉や介護に関連する事業を展開している企業です。
医療機器の販売だけでなく、医療機関に対してのコンサルティングなども請け負っています。

2.メディアスホールディングス株式会社
国内のメーカーや代理店の取り扱っている30万台以上の医療機器を国内の医療機関へ販売しています。

3.株式会社カワニシホールディングス
大病院を対象に手術材料などの医療機器を販売している商社です。

4.ウイン・パートナーズ株式会社
『適正使用支援』と呼ばれる医療機器に関する販売から使用方法の選択など一連の支援をしています。

5.山下医科器械株式会社
整形外科関連や臨床検査機器を中心に医療の現場への導入や支援をしています。

【未経験の転職】身につく能力

未経験の方が新しい業界に飛び込むうえで期待するのは、どういった能力が身につくのかという部分ではないでしょうか。

医療機器の営業では大きく分けて3つの能力を身につけられます。 

そのどれもが専門性を高めることばかりなので、社会人としての価値も高まります。

また、未経験でも着実に身につけられるでしょう。

医療関連のスキルは難易度が高いというイメージがあるかと思いますが、決して人を選ぶようなものではありません。

高度な医療知識

まず1つ目は高度な医療知識を身につけられます。

特に手術機器の場合、実際の手術現場に立ち会うことが多く、その際に機器を使用する医師と話をします。

機器の説明を求められた際に、その機器に関する知識だけでなく使用する手術の内容や状況を含めて深く高度な医療知識が不可欠です。

はじめはわからないことも多いかもしれませんが、経験を積むと次第に高度な医療知識が身につくでしょう。

現場では知識を得るのではなく発揮する場所です。

普段から知識を身につける習慣が大切でしょう。

ただし、取り扱う機器を中心に学習していけば大丈夫ですので、範囲はある程度限定されます。

高度なコミュニケーションスキル

2つ目が高度なコミュニケーションスキルです。

医療機器を使用する医師と会話をする中で、専門的な知識だけでなく相手がどのようなニーズを抱えているのかなどを素早く察知しなければなりません。

状況次第ではスピード感を求められることもありますし、言葉だけを真に受けるだけでなくその言葉の裏に隠されたニーズを理解する能力も求められるのです。

さらに、そのニーズに対して具体的かつ効果的な課題解決策を提示しなければなりません。

いかにニーズを理解できているかが重要なポイントとなります。

成立させるためには高度なコミュニケーション能力がなければ営業としての存在価値が薄まります。

最終的にはヒアリング能力と理解力、簡潔に伝える能力など総合的なコミュニケーション能力が身につくでしょう。

さまざまな営業手法を使う経験

医療機器の営業は単なる営業職ではありません。

医療機器の販売や導入、使用方法の説明などはあくまでも基本となる仕事内容です。

求められている役割としてはそれがメインとなるものの、経験を着実に積み上げていくことで発展していきます。

たとえば、地域の医師コミュニティとなるセミナーなどの立ち上げ支援等があげられます。

これまで技術のベースとなっている手術手技に対して新たな手法を確立することもまた、医療全般に対しての貢献にもつながるでしょう。

また、プロモーションに関しても社内のマーケティング部門と連携し、学会や著名なドクターなどと協力して企画を立ち上げることも可能です。

このように営業としての経験やスキルを積み上げていき、単なる営業だけでなく幅広い営業手法を活かせます。

営業としてのスキル向上だけでなく、他の業界では体験できないような経験もできます。

【未経験の転職】医療機器営業に転職するには

未経験の方が医療機器の営業に転職するにはどのようにしたらいいのか、気になるところではないでしょうか。

もっともおすすめなのは転職エージェントを活用する方法です。

医療機器の営業は専門性の高い職種です。

そういった業界でも手厚くサポートをしてくれる転職エージェントであれば安心でしょう。

JCLコンサルティングであれば、実際に医療現場で経験を積んだコンサルタントが担当してくれるので、間違いありません。

迷ったらJCLコンサルティングに相談してみましょう。

まとめ

営業経験をお持ちの方で、転職をお考えであれば医療機器の営業がおすすめです。

業界としての将来性も高く、さらに発展していく可能性も秘めていますので、安心して転職ができます。

また、ご自身としても他の業界にはない専門性の高いスキルを身につけられるのは非常にありがたいことではないでしょうか。

手に職をつけると、何十年先でもご自身を活かせます。

今のうちに身につけておくべきでもあります。

医療はなくなりません。

そんな医療現場に携わり、スキルや経験を積み重ねていき、最終的に営業の枠にとどまらない手法でさらに業界を盛り上げることができます。

JCLコンサルティングの転職エージェントにまずは相談をしてみてはいかがでしょうか。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます