【MRから医療機器営業への転職】医療機器営業の特徴・仕事内容・やりがい・MRとの違いを紹介

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はじめに

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MRの世界は近年厳しい状況にあるといわれています。

実際製薬会社ではリストラを進めていたり、早期退職を募ったりとあまりよろしくない話題が聞こえてきます。

人員整理の影響で、MRのスタッフ数も年々減少傾向にあるのです。

MRから転職したい・かつ今までの経験を活かしたいと思うのであれば、今回紹介する医療機器営業への転職も選択肢の1つです。

ここでは医療機器営業とはどのような仕事か、MRとの違いややりがいについてご紹介していきましょう。

医療業界未経験の方はこちらの記事を参照してみてください。

【MRから医療機器営業への転職】医療機器業界とは

医療機器業界とは文字通り、医療機器を取り扱う業界です。

医療機器とは医療現場で使われている、薬以外のアイテム全般を指します。

まずは業界そのものの特徴や、マーケット規模についてみていきます。

特徴

医療業界の市場規模は近年拡大を続けています。

その要因として大きいのは高齢化が続いている点です。

2060年には65歳以上の人口は、日本全体の38%程度になると予測されており、2015年の26%程と比較して飛躍的に増加すると見られています。

高齢者が多ければ医療ニーズも高まるでしょう。

また医療の世界は現在進行形で進化しているジャンルです。

医療機器についても、次から次へと新しい機種が開発されているので取り扱う商品も増え、市場規模が今後さらに拡大すると考えられています。

業界規模

日本の医療機器業界の市場は、最近安定して右肩上がりで成長しています。

2018年の段階で3兆円を超えています。 1984年には1兆円にも満たない規模だったので、いかに拡大しているかがわかることでしょう。

この拡大ペースは今後も持続すると見られています。

2018年時点の予測ですが2025年には3.4兆、2040年には4.7兆円規模にまで成長するという予測データが出ています。

市場規模が大きくなれば、より多くの人材が求められるでしょう。

そのためMRから医療機器営業へ転職を検討するのがおすすめです。

【MRから医療機器営業への転職】医療機器営業の仕事内容

医療機器業界の安定的な成長を見て、医療機器営業の仕事に興味を持てたでしょうか。

ただ医療機器営業とは、具体的にどのような仕事をするのかいまいちイメージできないという人もいると思います。

医療機器営業は取り扱う商材や職場など、いくつかのスタイルがあります。

それぞれどのような業務内容になるか、以下で詳しく見ていきましょう。

扱う商材

医療機器営業の仕事は簡単にいうと、医療機関で医療従事者相手に製品の特長や使い方を説明することです。

その製品ですが扱う対象は職場によって異なります。 その中でも代表的な商品について、いくつかピックアップしていきましょう。

大型の診断機器(MRIなど)

MRIなどの大型の機器を取り扱う営業スタッフもいます。

大型機器は中には10億円を超えるようなものもあるほど、非常に高額な商品ばかりです。

このためただ単に商品を打ち込むだけでなく、コンサルティング的業務も求められます。

実際に取り扱う医療スタッフだけでなく、医療機関の経営陣へのアプローチも必要です。

予算や経営戦略などのアドバイスなどもしないといけません。

そのためいわゆる営業マンとは業務内容は異なりますし、営業というと販売のノルマも課せられることが多いでしょう。

しかし高額商品なので、ノルマのハードルはそこまで厳しくありません。

年間に1台売れればクリアといったところも少なくありません。

手術の機器(カテーテル・ステント・ペースメーカーなど)

カテーテルやスタンドなど手術で使用する器具や、ペースメーカーなど体内に埋め込む商品の営業を任される場合もあります。

この場合製品の提案や使い方を実践するなどが主な仕事内容になります。

製品を導入する際には、現場に立ち会って正しく使用できるようにサポートやアドバイスをすることもあるのです。

製品導入後も医師など、現場のスタッフから問い合わせを受けることもあります。

アドバイスを求められたり、使用法や活用法について意見交換したりするのも業務の一環です。

現場に関わることで、医療機器営業として自分の存在価値を実感できる仕事といえるでしょう。

検査機器(検体を検査する機器)

医療機器営業の中でも働きやすさを優先するのであれば、検査機器を取り扱う仕事がおすすめです。

手術で使用するものと比較すると、それほど緊急性を要しないからです。

検査機器とは具体的に血液や尿をはじめとした、検体を検査する機器になります。

先ほど紹介した2つの商材は、医療機関のスタッフを主に相手にします。

しかし検査機器については病院よりも、大学や民間の各種検査機関相手に営業活動するのが一般的です。

検査機器の特色として、安定した売り上げが期待できる点も見逃せません。

というのもひとたび導入が決定すると、検査機器を使用するために必要な付属品も繰り返し購入してもらえるからです。

業態

医療機器営業の職場ですが、いくつか選択肢があります。

大きく分けるとメーカーと代理店の2種類です。

それぞれどのような業務を担当するのか、以下でご紹介していきましょう。

メーカー

医療機器の製造・販売をしているメーカーに就職するのが、1つ目の方法です。

この場合医療機器営業が取り扱うのは、自社製品となります。 営業スタッフは、自社製品に特化して販売活動に専念できます。

メーカーの中には代理店を通じて、商品を販売するスタイルをとっているところもあるでしょう。

代理店は自社以外にも、同業他社の商品も取り扱っている場合が多いのです。

その中で自社製品を優先的に販売してもらう必要があります。

そこで代理店の担当者と良好な関係を構築できるかどうかも、重要な業務です。

代理店

医療機器代理店も医療機器営業の就職先の1つです。

代理店の場合特定のメーカーではなく、さまざまなところから製品を仕入れて、医療機関などに販売するのが主な業務です。

そこでメーカーと比較して、営業スタイルが異なります。

メーカーの場合、どういった時でも自社製品をすすめます。

一方、代理店の場合は医療機関の要望を聞いて、ニーズにマッチする製品を見つけて提案しなければなりません。

各メーカーの商品を取り扱うため、より幅広い商品知識が求められます。

代理店の場合業務範囲がメーカーと比べて広くなるので、十分に注意しましょう。

価格交渉や伝票のやり取りなども担当しますので、臨機応変な対応力が求められます。

【MRから医療機器営業への転職】医療機器とMRの営業の違い

MRも医療機器営業も医療業界における営業職という部分では共通しています。

このため職業としてどのような違いがあるのか、よくわからないという人もいるでしょう。

一般的な知名度では、医療機器営業はMRよりも劣るかもしれません。

しかし仕事のやりがいだと、医療機器営業には大きな魅力があります。

たとえば手術機器を取り扱う業務であれば、手術のあいだずっと医師に寄り添って必要なサポートをします。

長い時間を共有するため、より親密な信頼関係を構築できるでしょう。

医療機器営業は医療機関に対して提案・販売する仕事

MRは「医療の営業マン」とよくいわれますが、厳密にいうと営業活動はしません。

MRは日本語に訳すと「医薬情報担当者」です。

つまり医薬品に関する必要な情報を、医療スタッフに提供する仕事です。

実際医薬品を購入する際にはMRに頼むのではなく、販売会社に発注します。

一方医療機器営業の場合、文字通り営業活動をします。

医療スタッフの要望にマッチした医療機器を提案し、医療機関の担当者が医療機器の導入が必要と判断すれば販売する仕事です。

営業の仕事に力を入れていきたいのであれば、MRよりも医療機器営業のほうがおすすめです。

医療機器営業は営業相手が多種多様

MRの場合、医薬品に対する情報提供をするのがメインなので、基本的に医師相手の営業です。

そのため医局が訪問先の中心で、別の訪問先で営業することは少ない傾向にあります。

一方医療機器営業になると、さまざまな相手に営業活動を展開するのが大きな違いです。

取り扱っている商品がゴム手袋のような小さなアイテムから、MRIなどの大型機器など多種多様です。

医療機器を取り扱っている人もさまざまになります。

何を取り扱うかによって、訪問する場所もまちまちです。

総合病院のような大きなところになると、診療科目ごとに担当者が異なるケースもありえます。

多才な人とふれあって仕事をしたいと思うのであれば、医療機器営業への転職を検討してみましょう。

医師に提案する時間を長く取れやすい

医療機器営業とMRの大きな違いの1つに、医師との関わり度合いがあげられます。

医療機器営業のほうがMRよりも医師とより深い関係性になる傾向が見られます。

MRの場合は医薬品の問い合わせに対して、必要な情報を提供するのが主な業務です。

このため医師とコミュニケーションをとるのは、必要最低限になりがちです。

一方医療機器営業の場合、自社製品の取り扱いや使い方について説明します。

また医師のニーズに応えられる商品に関する提案もします。

このためより長い時間コミュニケーションをとることになるのです。

また大型機器の導入の際には、金額も大きいので経営面や予算の相談にも対応します。

このようにより広範囲にわたって話し合いができるので、医療機関と深いつながりが持てるでしょう。

丁寧な会話ができるところにやりがいを感じている医療機器営業の方もいます。

専門知識の分野が違う

MRと医療機器営業とでは、専門知識の分野が異なります。

取り扱っている医薬品に関する知識を身につける必要があります。

 また医薬品によって使用する診療科目や疾患も変わっていくものです。

つまり診療科目や疾患に関する知識を身につけなければなりません。

一方医療機器営業の場合、製品に関する知識を身につけないといけません。

導入するメリットや具体的な使い方、使用上の注意点を頭に入れる必要があります。

MRと比較すると、医療そのものに関する高い専門的知識は必要ありません。

ただし実際に使用してレクチャーすることもあるので、利用工程も把握しておく必要があります。

【MRから医療機器営業への転職】医療機器の営業のやりがい

医療機器営業で活躍している人は数多く、その中には日々やりがいを持って仕事に取り組んでいる方も多いのです。

それでは具体的に、どのようなところにやりがいを見出しているのでしょうか。

代表的なやりがいについてピックアップしていくので、興味のある人はチェックしてみてください。

人の命や幸せに深く関わる

医療機器は手術器具をはじめとして、患者の命に関わるアイテムです。

そのような商品に携わることは、人々の命に深く携わることだといえます。

もし医療機器営業の説明が不十分だったり誤解を与える表現だったりすると、場合によっては患者の命を危機にさらしてしまう可能性もあります。

患者の命がかかっているので、責任感を持って説明しなければなりません。

しかし、医療機器営業が丁寧に説明して、現場のスタッフが正しく機械を操作すれば患者の命が助かるかもしれません。

患者が元気になれば、その人だけでなく家族の人々も幸せになれます。

このように人々を幸せにすることもできる仕事と思えば、高い社会的使命を持って業務にあたれるでしょう。

専門知識を学び自分の成長を実感できる

医療機器営業の仕事をするためには、取り扱っている医療機器についての専門知識が求められます。

それ以外にも機器が対応する疾患や治療方法など、関連する知識も必要です。

担当する医療機器が多くなると、それだけ医療に関する多彩な知識が身につきます。

医療についての知識が増えていくので、自分が成長していることを実感できるのです。

仕事をする前は知らなかった知識が増えていくことで「さらに多くのことを知りたい」と、学習意欲もわくでしょう。

しかも医療の世界は技術が次第に革新していく世界です。

次々に新しいことを吸収できるので、好奇心旺盛で成長意欲の強い人にとってはやりがいがあるでしょう。

さまざまな営業手法を経験するチャンスがある

医療機器営業の場合はさまざまな製品を売り込むこともあり、製品によって売り込み先も異なります。

つまり製品によって、さまざまな営業手法を試すチャンスがあるのです。

そして多種多様な営業手法を経験すると、どういった人相手でも柔軟に対応できるようになるのもやりがいの1つです。

多くな営業手法をマスターするのは大変ですし、忙しくもなります。

しかしほかの職種では味わえない経験ができるので、やりがいを感じられるわけです。

多様なキャリアを積んでスキルアップしていきたいと向上心のある人は、向いている仕事といえるでしょう。

待遇面

待遇面も医療機器営業のやりがいをもたらす要因の1つです。

医療機器営業は、一般的な職種と比較すると高収入の案件が多いです。

また実力主義の要素が強いのも、やりがいの1つになりえます。

職場によって違いがあるものの、インセンティブ制度を導入しているところもあります。

目標を達成したり契約をとったりすると、基本給に報酬が上乗せされる制度です。

頑張って多くの製品を売ったり、ノルマをクリアしたりすればそれが給料に反映されるので、頑張りのある職場といえるでしょう。

また医療機器営業の世界では、しばしばヘッドハンティングされることもあるようです。

自分の実力が評価されれば、よりよい待遇で活躍できるので、仕事への高いモチベーションが保てるでしょう。

【MRから医療機器営業への転職】医療機器営業に求められる能力

医療機器営業の仕事をするためには、求められる能力やスキルがあります。

当然のことながら自社製品に関する知識は必要です。

医療に関する知識も必要ですし、営業能力も求められます。

以下4つの適性があるかどうかチェックしてみてください。

医療機器への専門知識

医療機器営業は、自社で取り扱っている商品を医療現場に売り込むのが主な仕事です。

つまり医療機器に関する知識がしっかりと身についていなければなりません。

ただし今すぐに医療機器に関する専門知識が身についていなくても、就職は可能です。

入社後に勉強して、医療機器に関する知識をマスターしていけばよいからです。

もし専門知識について自信がなければ、研修や勉強会などが充実している職場を見つけましょう。

入社後の研修が丁寧であれば、知識なども身につけやすいからです。

医療・医学への高度な専門知識

医療や医学に対する専門的な知識も要求されます。

営業の相手は医師など医療スタッフが中心です。

商品を売り込んだり、困っていることをヒアリングしたりすると、しばしば医学の専門用語が出てくることもあります。

その内容が理解できなければ、営業も難しいでしょう。

また手術機器の営業を担当する場合には、手術への立ち会いを求められることもあります。

その時に操作のアドバイスを求められることもあるでしょう。

質問された時に当意即妙でパッと答えるには、それ相応の医学の知識が必要です。

命に関わるという責任感

医療機器営業は手術機器や検査機器などを取り扱います。

医師や現場スタッフの問い合わせにいい加減な対応をすると、機器の扱い方に誤解を招く可能性があるでしょう。

手術機器であれば、最悪患者の命に関わる可能性もあります。

また検査機器も医療機器営業の誤解を招く回答で、医療スタッフが見落としをすると、重大な病気を発見できない事態も想定できます。

自分の対応次第で、「ほかの誰かが命に関わる事態に直面するかもしれない」と強い責任感を持って勤務しなければなりません。

高いコミュニケーションスキル

営業職は人と関わるのがメインの仕事です。

そこでコミュニケーションスキルは必須と考えましょう。

しかも短時間で伝えるべきことを、きちんと伝えられるようなスキルが求められます。

医師など医療スタッフは診察や会議の合間をぬって、営業担当者と会うことが多いのです。

急患が出て当初の時間ほど話せないことも、往々にして起こります。

端的に相手のニーズや問い合わせ内容を理解し、瞬時に的確な回答ができる能力が求められるのです。

【MRから医療機器営業への転職】医療機器営業に転職するには

ここまで見てきて、MRから医療機器営業に転職してみたいと思っている人もいるでしょう。

それでは具体的に、医療機器営業に転職するにはどうすればよいのでしょうか。

主に2つの方法をご紹介します。

転職エージェントを利用した方法と、医療関係者から紹介を受ける方法です。

それぞれ紹介しますので、自分に合った方法で転職活動をはじめてみましょう。

転職エージェント

医療系の転職エージェントに登録して、転職先を探す方法もあります。

転職エージェントのよいところは、コンサルタントが専任でついてくれる点です。

希望する職場の条件をヒアリングして、合致する案件を紹介してくれます。

このほかにも無料で履歴書など応募書類の添削や面接対策、入職にあたっての条件交渉までサポートしてくれます。

転職を検討しているのならまずは転職エージェントに登録しておきましょう。

「JCLコンサルティング」は医療機器転職に特化したサービスなので、営業の求人も多数抱えていておすすめです。

医療関係者からの紹介

MRをやっていると、普段懇意にしている医師がいるでしょう。

医師の中には医療機器営業の方と、普段から交流がある人もいるかもしれません。

もしそのような医師がいれば「医療機器営業への転職を検討している」旨をそれとなく話してみましょう。

医療機器メーカーや代理店などを紹介してくれる可能性もあります。

また医療機器メーカーやディーラーの中には、社員紹介制度を採用しているところもあるかもしれません。

社員が医療機器営業への転職希望者を、会社に紹介できる制度です。

医療機器メーカーや代理店で勤務している知り合いがいれば、転職を希望していることを伝えておきましょう。

社員紹介制度で、もしかすると転職先を確保できるかもしれないからです。

まとめ

医療機器営業は、医療現場で使用している薬以外の多様なアイテムを取り扱います。

代理店に就職すれば、さまざまなメーカーの医療機器を売り込みます。

商品に関する広い知識を身につける必要があるのです。

また営業する相手は医者など医療スタッフが中心なので、医学や医療に関する専門知識も求められます。

覚えることが数多くあるうえに、多忙な医者の相手をするのでスケジュールも不規則で大変かもしれません。

しかし自分が売り込んだ医療機器が、患者の命を救う可能性もあるのです。

人々の幸せに直結した職業なので、やりがいを持って取り組めるでしょう。

医療機器営業になるには、医療関係者からの紹介や転職エージェントを介した方法があります。

転職エージェントは無料で登録できます。

転職を検討しているのなら、とりあえず登録だけしておくのもよいでしょう。

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