【転職向け】営業経験の職務経歴書の書き方やポイントを解説

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はじめに

転職の際には履歴書に加え職務経歴書の提出を求められます

しかし、作成したことがなければ、どう書けばいいのか悩んでしまい、時間を無駄にしてしまいがちです。

実は転職が成功するかどうかは、職務経歴書にかかっているといっても過言ではありません

履歴書をしっかり書くことに集中しがちですが、職務経歴書の内容が転職成功のカギとなります。

今記事では営業から別の職種へ、また別の業種への転職を考えている方のために知っておきたい、職務経歴書の書き方についてくわしくご紹介します。

職務経歴書とは?役割と重要性

職務経歴書とは、今までの職歴や業務経験、それによって身につけたスキルに加え、自分がやってきた実績をアピールする書類のことです。

履歴書は、フォーマットが決まっているため、在籍した会社や職種しか伝えられません。

一方、職務経歴書は決まったフォーマットがないのです。

そのため、自分で工夫してオリジナルの職務経歴書を作れるのが強みといえるのです。

職務経歴書があれば、面接で一から説明をする必要がなく、自分がどんな仕事に取り組み、どんな成果をあげてきたのかを伝えられます。

職務経歴書は、即戦力のある人材を求めている企業に自己PRをするのに、有力な武器となる重要な役目を担っているとしっかり頭に入れておきましょう。

営業経験の職務経歴書の書き方

営業職を経験している方が職務経歴書を書く場合、必ず書くべき内容は以下の5つです。

・何を(営業で取り扱っていた商材等)

・誰に(営業相手の顧客層)

・どのように(販売ルートや営業の手法)

・どうしたか(実績や結果を出すための手法)

・営業による実績や結果(具体的な数字)

この5つを営業職として働いていた会社ごとにまとめていきます。

面接官がチェックし読みやすくするために、上記の5つを意識しながら簡潔にまとめましょう。

営業職の職務経歴書のお手本

ここでは具体的に営業職の職務経歴書をどう作成するか、実際のお手本をご紹介します。

作成時に注意したいポイントは別途ご紹介します。

今回ご紹介するのは「オフィス商材」を「法人営業」で販売する営業職の人を想定した、職務経歴書のサンプルです。

なお、職務経歴書の中でも特に重要なポイントとなる「職務経験」をピックアップしています。

【職務経験】

<社名>〇〇オフィス株式会社

<在籍期間>2019年4月~2022年2月(在籍期間2年10ヶ月)

<従業員数>150名

<所属>営業部法人担当チームリーダー

<取り扱い商材>オフィス商材販売・レンタル

<対象顧客層・担当>関東エリアおよび周辺企業、担当は約45社、毎月新規顧客獲得5~10社を目標に営業活動を行う

<業務内容>
・自社で開発するオフィス商材の紹介
・レンタル商材のメンテナンス
・納品管理(手配から納品、チェックおよび返品や交換の手配まで)
・顧客からのフィードバックを開発課に提案

<実績>
2021年度に新規顧客数アップ(営業担当者の中でトップ)で社内表彰されました。

職務要約ポイント

職務経歴書で最初に書く職務要約は、以下に続ける職務経歴を要約したものです。

面接官が最初にチェックするところです。

したがって、どんな会社(社名よりも業務内容)でどんな顧客に対してどんな仕事をしてきたのかを5行前後でまとめましょう。

営業職と一括りにしがちですが、会社によって顧客層や販売の商材は違います

また売り上げや顧客を獲得するために求められるスキルも違います。

そのため、自分に不足しているものをどうやって身につけたのかも、ここでアピールが必要です。

さらに応募する企業と関係の深い事柄を強調するよう心がけることで、担当者の目に留まりやすくなります。

ただし、営業職から別の職種へ希望している場合、無理に関連づけると逆に内容が薄くなるので、注意が必要です。

職務経歴をまとめるうえでのポイント

職務経歴書では、ただ今まで働いてきた会社を並べるだけでは、何を伝えたいのかがわからなくなってしまいます。

長くなりがちな職務経歴をまとめるポイントについて見ていきましょう。

・どんな仕事内容なのかをわかりやすく簡潔に書く(商品名を書くとイメージしやすい)

・具体的な数字やデータがあれば記載する

・数字やデータがなければエピソードを記載する

また、書き方としては履歴書のように時系列で記載する方法が一般的です。

もしくは、応募企業と関わりのある仕事を最初に書いてもかまいません

応募者が多い場合は、面接官や担当者がすべてに目を通せないこともあります。

そのため、見てもらえる書類にする必要があります。

書きたい内容を下書きのときに書き出してから、内容を厳選して簡潔にまとめましょう。

仕事に対する姿勢

応募企業の事業内容や企業方針に合う人材であることをアピールするだけでなく、仕事に対して自分がどんな姿勢で取り組んでいるのか伝えることも重要です。

職務経歴書のまとめとなる自己PRでは、以下のことを盛り込みましょう。

・自分の強みについての補足

・仕事だけでなく普段から大事にしている思いや考え

・仕事を通して目指していること

・応募先企業への思い

・応募先企業の業界に対しての考え

自分が前職で仕事にどう向き合ってきたのか、また得た経験を転職先でどう活かそうと考えているかを伝えましょう。

具体的な言葉で簡潔に伝えられるかどうかがポイントです。

また、ほかの人に評価された点についても、ここでしっかりアピールしましょう。

採用担当や人事は職務経歴書のどこに注目するか?

職務経歴書は面接で使われることもあるため、採用担当や人事がどこをチェックするのか意識することも大切です。

職務経歴書では、「入社後に即戦力となるスキルや知識があるか」「入社後に活躍できるか」がチェックされます。

そのため、書いてある内容が募集している職種とマッチしているかどうか、仕事に活かせる内容であるかどうかが重要です。

ただし、応募者が多い場合、職務経歴書のチェックするポイントが最初から決まっていることもあります。

そのため、応募する企業はもちろん、その企業の事業内容についてもしっかり研究したうえで、どんなスキルや経験が求められているか確認しましょう

応募企業が求める人材にマッチした職務経歴書を作成することで、担当者の目に留まりやすくなります。

もしかしたら、営業職から別職種へ転職する場合、今までの経験や実績がマッチしないこともあるでしょう。

その場合には、どんな職種でも求められている仕事への姿勢、またビジネススキルを強調してください。

営業職の経験は転職に有利か?

営業職から別の職種へ転職を考えている場合、今までの実績や経験が活かせないと考えてしまうかもしれません。

しかし、実は有利なこともたくさんあります。

それは、社会人にとって基本となるスキルが、営業職を経験することで身につくからです。

転職後も活かせるそのスキルは、以下の5つです。

1.コミュニケーションスキル

2.プレゼンテーションに関するスキル(提案力・分析力・ヒアリング力)

3.チャレンジ能力

4.論理的思考のスキル(常に課題をもち続ける)

5.客観的な立場で行動するスキル

営業職は、社外で顧客とコミュニケーションを取るだけでなく、社内でも調整役としての役割を求められる仕事といえます。

各部署の進行状況を確認し、スムーズに業務が進むよう調整する能力は、簡単には身につきません。

営業職は、営業職以外の転職にも有利な経験を積める職種です。

営業職以外を志すときの注意点

営業職が転職する場合、スキルや実績を活かせるのはやはり同じ営業職です。

そのため、ほかの職種へ転職を目指す場合、以下の3つを明確にすることが必要になります。

・なぜ営業職以外を志したのか

・営業職で何を身につけたのか

・どんな実績を残したか

営業職から違う職種を選ぶ理由がはっきり伝わらないと、営業職の強みを活かせなくなります。

そればかりか、採用担当者に「営業の仕事がしたくないだけではないか」と受け止められる可能性もあるため、注意が必要です。

営業職からの転職におすすめの職種

営業職から別の職種へ転職を考えているなら、営業で身につけたスキルが活かせる場を選ぶことが成功のカギです。

営業職は顧客と直接コミュニケーションを取る機会が多いため、ほかの職種でも即戦力になれる強みがあります。

その強みを活かせる3つの職種をご紹介します。

企画・マーケティング職

営業で身につけたプレゼンテーションのスキルを活かせるのが、企画やマーケティング職です。

営業職では顧客の要望を一番近くで聞ける立場であり、リサーチ力も自然に身につけられます。

販売商品やサービスがどんなところで誰に求められているのか、また新しい提案をして、相手をどう説得できるか考え続ける力も備えていることでしょう。

営業で実際に企画や提案をして実現させた実績をアピールできれば、即戦力のある人材として注目してもらえる可能性があります。

コンサルタント職

営業職で身につけた、コミュニケーションスキルプレゼンテーションのスキルを活かせるのがコンサルタント職です。

コンサルタント職は、顧客が今抱えている問題や悩みを聞いて解決に導く仕事です。

それだけでなく、顧客自身が気づいていない問題を導き出す力も求められます。

営業職では、客観的に分析することに加え、常に論理的な思考で問題を解決するスキルが身につけられます。

顧客とのコミュニケーションを取ることが得意なら、ぴったりの職種です。

IT・エンジニア職

コミュニケーションプレゼンテーションが得意な営業職には、IT・エンジニア職も向いています。

専門職といった見方をされがちですが、プログラムを組むといった専門のスキル以上に、IT・エンジニア職ではコミュニケーションスキルを求められます

顧客が何を求めているか、プログラムやアプリで何を解決したいのか、問題を解決するための方法をわかりやすく伝えることが必要になるためです。

IT・エンジニア職は人手不足に加えて常に新しい技術が求められるため、社内での勉強会や育成が充実しており、未経験者でも採用される可能性は十分にあります

まとめ

営業職からの転職では、職務経歴書でどれだけ自分を相手にアピールできるかが成功のカギになります。

今までの職歴を並べるだけでは、即戦力を求める担当者にアピールできません。

・何を(営業で取り扱っていた商材等)

・誰に(営業相手の顧客層)

・どのように(販売ルートや営業の手法)

・どうしたか(実績や結果を出すための手法)

・営業による実績や結果(具体的な数字)

上記5項目を職務経歴書で明記し、転職先の会社で自分がどう活躍できるかを簡潔に伝えましょう。

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