はじめに
営業職に就きたいけど面接が不安…。営業職の面接で落ちてしまうようなNGポイントが知りたい…。
営業職に就きたい就活生の多くが面接を不安に感じているようです。
この記事では、特に企業の求めることや営業職の面接に落ちてしまう人の特徴、面接を通過するために必要なことを取り上げ、分かりやすく解説していきます。
この記事を読んだら、営業職の面接に自信をもって向かえるようになるはず。ぜひ就活の参考にしてみてください。
営業職で企業が求めること
まずは企業が営業職として就活生に求めていることを知っておく必要があります。
企業が求めていることを知っておくことで面接への準備がスムーズにできるようになり、余裕をもって面接に臨むことができます。
また、これからお話しすることを意識することで就活だけでなく実際に職場で活かすことができます。
コミュニケーション能力
企業が営業職として就活生に求めることで最も重視しているのがコミュニケーション能力です。
なぜなら、営業職という職業は、クライアントや営業候補先に自社の商品を買ってもらえるように巧みにコミュニケーションをとり、その商品の良さをアピールしなければならないからです。そのため営業において相手の話す内容を理解し、同じ目線に立ったうえで意思疎通を図り、提案するスキルは必要不可欠であると言えます。
逆にいえば、一方的に自分の話をしてしまったり、相手に自分の意見を何も伝えることができずに終わってしまう人は、営業職をやる上で大きなハンデになってしまい、採用されないあるいは時間をかけて改善することが必要になってきます。だからこそ企業は、コミュニケーション能力を第一に重視するのです。
ヒアリング能力
営業職では自社の商品を営業候補先やクライアントにアピールすることはもちろんですが、営業候補先やクライアントのニーズを見つけ出し、それらに沿った商品を提案した方が購入してもらいやすくなります。
営業候補先やクライアントのニーズに沿った商品を提案するためには、まず営業候補先やクライアントの悩みを上手に引き出し、ニーズを聞き出さなければなりません。
そのために重要になってくるのがヒアリング能力です。
ヒアリング能力は相手が話しやすい雰囲気を作り出すスキルだと言い換えることもできます。
ヒアリング能力がないと本題からずれた話ばかりをしてしまい、思うような成果を上げることができない可能性があります。
以上のような理由から企業はヒアリング能力を重視するのです。
課題発見能力
営業職においてどんなに有効なヒアリングを行ったとしても、営業候補先やクライアントが抱えている課題を見つけられなかったり、課題を見つけるまでに時間がかかってしまって曖昧な提案や本質を見失った提案しかすることができなければ有効な商談を成立させることはできません。
つまり、ヒアリング後の課題発見能力が必要であると言えます。
商談を通じて営業候補先やクライアントが抱えている課題を見つけ出し、ピンポイントに突き止められる課題発見能力をもっていれば営業職として大きな武器になります。
逆に課題発見能力に乏しい人は、営業候補先やクライアントから引き出したニーズに対して、適切な提案をすることができないため、相手を満足させられず商品を顧客に購入してもらうことができないのです。
ストレス対応能力
正直な話をすると、営業職ではストレスが溜まってしまうことが多いようです。
特に予算やノルマからのストレスは非常に大きいものがあります。
営業マンは日々数字に追われています。数字で表されるので評価が分かりやすいという利点もありますが、簡単に達成できるような目標数字はあまりないのでストレスが溜まりやすくなってしまいます。
さらに営業マンは結果が全ての世界ですので、成功した時の達成感は大きいものの結果が出なければ自信を持つことはできず、ストレスは溜まっていく一方です。ストレスを溜めてしまうと良いパフォーマンスを発揮することはできません。
普段からストレスを溜め込まないように意識し、ストレスの原因を客観的に分析することができ自分オリジナルの対応能力を持っている人は安定して成果を上げることができるため企業からの評価が高くなります。
だから、ストレス対応能力は重要な要素の一つと言えるのです。
トラブル対応能力
営業職には日々営業候補先やクライアントに購入していただいた商品の不具合などのあらゆるトラブルがつきものです。
そういった状況で求められるのがトラブル対応能力です。
トラブル対応能力は常に信頼を損ねないように誠意ある行動を心がけ、トラブル発生時に営業候補先やクライアントへ真摯に対応するスキルです。
いかなる状況でトラブルが発生したとしても落ち着いて臨機応変かつ冷静に対応することが重要だと言えます。
また、謝罪するだけなどの表面的な解決ではなく、根本的な原因を追求し本質的な解決をすることで営業候補先やクライアントの信用を得ることもできます。
トラブルに対して具体的な解決方法を明確に提示する力が求められるのです。
営業職の面接で落ちる人ってどんな人?
ここからは営業職の面接で落ちる人の特徴や行動を説明していきます。
面接でのNGポイントを知ることで意識することが明確になります。
実際の面接の場面をイメージしてどのような行動をするべきかを考えながら読んでください。
くれぐれも同じことをしないよう気をつけてくださいね。
自信がなさそうな人
営業職の面接だけでなくどんな業種の企業面接でも、自信のなさそうに思われてしまう人は印象があまりよくありません。
自信がなければミスをしてしまいそうな雰囲気が出てしまい仕事を任せにくくなってしまいます。
特に営業という仕事は、自社の商品に絶対の自信をもっているからこそ営業候補先やクライアントに対して売り込むことができます。
自分に自信のない人が自社の商品に自信をもって紹介できるはずがないので、自信のなさそうな人は営業の仕事には向かないと考えられ、採用されにくい傾向にあるのです。
苦手なことだけを答える人
営業職に就きたいのであれば、企業側に自分の良さを最大限アピールすることが採用されるために必要なことです。
アピールの場面で自分の苦手なことだけを話してしまうと企業側に「この人は良いところがひとつもなくて苦手なことばかりなんだな。」と思われてしまいます。
良いところがなく、苦手なことばかりの人を採用したいと思う企業はありません。
採用面接では苦手なことは基本的には言う必要がありません。
企業側から質問された時のみ苦手なことを答えるべきです。
聞かれていないのに不安要素を話す人
企業側から聞かれた場合を除いて、自分から進んで不安要素を話すことはNGです。
不安要素を自分から話すことは、友人に話す時には関係が深まることもありますが、営業職の面接で話してしまうと自分の弱みをさらけ出すことになり悪い印象を与えてしまいます。
自分の話した不安要素を企業側が不適切だと判断した場合は、即不採用になってしまいます。
まさに不安要素を自ら話すことは自らを地獄の淵に追い込むようなことになってしまうのです。
自分の弱点を自分で理解しておき自分で対処法をもっておくことができれば、今後の仕事にも役立つでしょう。
目標が曖昧な人
どんな職業に就くにしても目標が明確に定まっていなく曖昧な人は評価されにくいです。
特に営業職においては結果が全ての世界なので、具体的な数字の目標をもっていないと適当にダラダラ仕事をしてしまうことになり、モチベーションを保つこともできず、フィードバックすることもできません。
営業は特に目標に向かって努力しなければ出世が難しい職業です。だからこそその第一段階の目標設定は重要だと言えます。
そのようになってしまわないように面接前にぜひ明確な目標をもっておきましょう。
強みが営業向きではない人
例えば、自分の強みが優しさや真っ直ぐなどといった漠然としたものであったり、人の陰で頑張ることができるといったものである人は営業の面接に落ちやすい傾向があります。
なぜなら、営業職では具体的な目標をもって自社の代表という誇りをもって仕事を行うことが重要だからです。
責任感をもって取り組める人でなければ、営業職の企業には採用されません。
営業職の面接を通過するために
ここからは皆さんが一番知りたいと思っているであろう営業職の面接を通過するために必要なことを説明していきます。
ここまでに述べた企業が求めることや落ちる人の特徴などを踏まえながら分かりやすく伝えます。
挨拶からハキハキ
名前を呼ばれて部屋に入る時の挨拶からハキハキと話しましょう。
第一印象が人の8割を決めると言われるように第一印象はとても大切です。
第一印象を意識することで印象もよくなり、企業側に自信があることが伝わります。
自信があることが企業側に伝わるということは、仕事ができる人だと思ってもらえます。
相手にしっかりと伝わる挨拶を意識してハキハキと話すことを意識してみてください。
具体的な目標
前で述べたように具体的な目標をもっていないと成果が現れにくい傾向にあります。
営業マンという職業は数字が全ての世界です。
売上の数字がそのまま評価に繋がり、給料にも影響してきます。
明確に自分がこれからどのくらいの業績をあげ、どのようになっていきたいかという未来のビジョンをもっていれば、会社に利益をもたらすと感じてもらいやすく採用される可能性が上がります。
明確な目標を考えた上で営業の採用面接に臨みましょう。
良い部分をアピール
企業にとって必要な人材だと思ってもらえるように自分のよい部分を中心にして話すと好印象をもたれやすい傾向にあります。
自分の短所を話さなくてはならない場面もありますが、自分をアピールするには長所が一番です。基本的に自己PRの時には長所を重点的に話し、その中で営業職で活かせそうなことを織り交ぜながら話すのが良いでしょう。
企業に採用してもらうために自分の良いところを十分に伝えることを意識しましょう。
どんな質問にも臨機応変に答える
前で述べたようにトラブル対応能力は営業職に企業が求めていることのひとつです。
トラブル対応能力はどんな質問にも臨機応変に答えることでアピールすることができます。
自分の予想していた質問と全く違う質問をされたとしても落ち着いて冷静に質問に答えることで営業で実際に起きるトラブルに対応できることを企業側にアピールできるのです。
トラブル対応能力をアピールするために臨機応変な対応を意識しましょう。
企業側の話をよく聞く
前に述べたようにヒアリング能力は営業職に必須です。
企業側からの質問や面接官が話している時に相槌などをしてしっかり聞いていることをアピールすると、ヒアリング能力を企業にアピールできます。
ヒアリング能力のある人は営業候補先やクライアントの悩みを引き出し、ニーズを発見しやすいと考えられます。そのような人材は営業職には必須であるため企業は採用したくなります。
答えが論理的で分かりやすい
企業側の質問に対して論理的に分かりやすく答えられると企業からの評価が高くなります。
その理由は、営業において企業調査や資料作成の段階で論理的な分析が求められるのと共に営業において最も重要なコミュニケーション能力をアピールできるからです。
また、短ければ短いほど良いというわけではありませんが簡潔かつ明瞭に答えられると企業からの印象がよくなります。
このようなことを意識することは就活の面接だけでなく就職後の営業の業務あるいは他の職務でも役立ち、相手の興味を惹き自分の意見や思いが伝わりやすくなります。
まとめ
ここまで営業職の面接に対して不安や心配を抱えている人に向けて、営業職の面接の実態を深掘りしてお伝えしてきました。
この記事を読んで不安や心配を解消することはできたでしょうか。
一般的に営業職は仕事内容が非常にハードできつそうなイメージをもたれています。
ですが、その業務は大きな責任感が伴うと共に自社の商品を売り上げることができた時には壮大な達成感を味わうことができ、やりがいを感じる人も多いようです。
営業職を目指す人はここまでに取り上げたことを意識して面接に臨んでください。読者の皆様が採用されますことを心より願っております。