【事務職から営業職に転職】どんなアピールが効果的?志望動機の書き方のポイントを解説!

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はじめに

事務職と営業職は、同一の企業であっても業務内容の違いから、まったく畑違いの職種にあたります。

転職する際は、それぞれの職種からいえる特徴を効果的にアピールする必要があるでしょう。

そこで今回は、事務職から営業職に転職する際に必要な志望動機の書き方について解説します。

志望動機を書く理由から、事務職を経験したからこそ言える効果的なアピール方法を見ていきましょう。

新卒から事務職で働いているけれど、営業の仕事に興味があるという方はぜひ参考にしてください。

【事務から営業の志望動機】なぜ志望動機を聞くのか

転職であっても、企業が志望動機を聞くのには理由があります。

・自社を選んだ理由について聞くため

・自社の求める人物像化を見極めるため

・入社後どうなっていきたいのか知るため

畑違いの事務であっても、社会人経験を積んだ人材には今後、社会でどのように働いていくかについてのビジョンが求められます。

何よりも今後のキャリアプランを聞くことで、採用におけるミスマッチを防ぐというねらいがあるのです。

まずは志望動機を考える前に、企業が志望動機を聞く理由についてまとめましょう。

自社を選んだ理由について聞くため

企業が志望動機を聞く理由、1つ目は自社を選んだ理由が知りたいためです。

人が就職先を決める判断基準は実にさまざまです。

面接で伝える・伝えないは別にして、福利厚生や通勤距離、社風や企業イメージなど人によってさまざまな理由があります。

これらを象徴するのが志望動機です。

採用担当も、極力自社での仕事に熱意をもって取り組んでくれるであろう人材を確保したいと考えています。

志望動機を聞いて、シンプルに働く理由を知りたいと考えています。

自社の求める人物像かを見極めるため

企業が志望動機を聞く理由、2つ目は自社の求める人物像と応募者のマッチングをはかるためです。

採用活動を行っている企業は「どのような人材でも良いから欲しい」と考えているわけではありません。

少なくとも、既存のメンバーや社風に合う考え方の人を採用したいと思っています。

志望動機には、働きたいという気持ちのほかに自己PRも盛り込まれています。

企業はこうした情報を頼りに、応募者の人格や人物像を見極め、自社で欲しいと思っている人材かどうかを判断しているのです。

入社後どうなっていきたいのか知るため

企業が志望動機を聞く理由、3つ目は入社後のビジョンをあらかじめ把握しておきたいためです。

志望動機には、働きたい理由と自己アピールのほかに、入社してからのキャリアプランについても触れておく必要があります。

内定をもらうことが転職活動のゴールではないからです。

企業も、雇い入れた人材が入社後、自社でどのように活躍しているかについて期待を寄せています。

また、キャリアステージがきちんと用意できるかも判断されているため、ここは包み隠さず考えていることを話しましょう。

【事務から営業の志望動機】効果的なアピール4選

事務職から営業職へ転職する際には、確固たる転職理由が必要です。

イメージとしては、志望動機を裏付けるような事務職で培った能力があるとベターです。

以下4つのスキルは、事務職から営業職に転職する際に、ぜひともアピールしておきたい能力と言えます。

・コミュニケーション能力

・臨機応変な対応

・責任感

・スケジュール管理能力

いずれも事務職ならではの働き方から身につくスキルで、営業の仕事にも活かせる能力です。

それぞれのスキルを効果的に使ってアピールする方法を見ていきましょう。

コミュニケーション力

事務職で培ったコミュニケーション能力は、営業の仕事でも存分に活かせるスキルの1つです。

まず、営業の仕事にコミュニケーション能力は欠かせません。

社内の同じチームや部署の人間とのやり取りはもちろん、会社にかかってくる電話の応対についてもコミュニケーション能力は発揮されます。

特に、コミュニケーション能力としてアピールすべきは話す力ではなく、聞く力です。

営業の仕事では、クライアントからの要望や課題を解消するため、とにかく聞き役に徹する場面があります。

つまり、コミュニケーション能力をフル活用して、相手の意見を引き出さなければならないのです。

臨機応変な対応

事務の仕事には、社内の方針転換やオペレーションの変化に応じた臨機応変な対応が求められます。

この臨機応変さは、営業の仕事でも存分に活かされるでしょう。

営業は、顧客からの事細かな要求に柔軟な対応をしながら自身の業績を積み上げます。

事務職も同じように、外部からの依頼で急な方針転換を迫られる場面は多々あります。

一見、共通点のなさそうな事務職と営業職ですが、外部からの要求へ柔軟に対応するという意味では、似たような仕事をこなしているのです。

つまり、臨機応変な対応力は事務から営業に転身しても使えるスキルと言えるのです。

責任感

事務の仕事は、会社の業績を記録するという大役もあるため、大きな責任をともないます。

そうした業務を通じて自然と身についた責任感も、事務職から営業職への転職の際、ぜひともアピールすべきです。

事務職は、そのままでいれば能動的に上司や営業から仕事を受けるだけになってしまいます。

自分の担当する仕事に責任をもち、主体的に仕事を進めていかなければならないのです。

もし、前職の事務で自分から働きかけたエピソードがある、他者との連携があったなら、それらは必ずエピソードに含めましょう。

スケジュール管理力

スケジュール管理力は、事務職にも営業職にも欠かせない、仕事を円滑に進めるスキルです。

一般的に、納期や売り上げの締め日があるように、会社での業務はすべてスケジュールの中で進行しています。

複数のプロジェクトや業務を兼任していれば、一度に複数のタスクをこなす場面も出てくるでしょう。

事務職に限らず営業職にも、スケジュール管理能力は必須です。

むしろスケジュール管理ができていないと、信用を失ってしまう、または手広く仕事を任せてもらえません。

前職の知識は即戦力としてアピールできる

ちなみに、事務職で培った前職の知識は即戦力をアピールするのに効果的です。

たとえば、転職先を決める際、知識を活かせる前職と同じ業界を目指すケースがあります。

こうした業界内の知識は、知識を入れ直す必要がない・知識を入れるための研修を省けるため、応募者にとっても企業にとってもプラスです。

事務職から営業職に転身する場合、営業未経験という位置づけになります。

しかし、業界やビジネスにまつわる知識そのものは大きなアドバンテージとなるのです。

面接や履歴書ではぜひアピールしましょう。

【事務から営業の志望動機】営業のキャリアプラン

事務から営業の仕事へシフトチェンジするなら、転職後のキャリアプランについても考えておきましょう。

営業職におけるキャリアプランは、具体的に以下の2つが想定されます。

・管理職になる

・プレイヤー(営業職)を続ける

転職はゴールではなく、あくまで次の会社でのキャリアをスタートさせる通過点にすぎません。

営業職を極めるには、マネジメントの道に進むか営業の仕事を極めるか2つの選択肢があります。

双方のキャリアプランについて見ていきましょう。

管理職になる

営業職のキャリアプラン、1つ目は管理職という役職に就くことです。

一般的に、管理職になると現場仕事から一転して社内のメンバーを束ねる仕事に就きます。

自分自身の営業成績を見立てるのではなく、チームや事業の業績を積み上げるために力を尽くします。

人材の配置や事業戦略の立案など、担当する業務内容が大きく変化するため、とにかく新鮮な気持ちで仕事と向き合えるでしょう。

今まで携わっていた仕事から離れ、企業の運営や経営目線に立って仕事ができます。

プレイヤー(営業職)を続ける

管理職を目指す一方で、営業職のキャリアプランには、プレイヤー(営業職)を続けるという選択肢もあります。

お客様と直接関わり続けたい、自ら事業や業績をけん引したいという強い気持ちがあるなら、プレイヤーであり続けると良いでしょう。

ただし、ある程度の社歴を積むと、プレイヤーと言えども部下や後輩を従えながら業務にあたることとなります。

長く営業の仕事を続けていれば、商談の進め方や営業手法がどんどん磨かれていきます。

常に体を動かすという点では体力面のケアも必要ですが、営業としてのキャリアが極められるプランと言えるでしょう。

企業内でのプランを述べよう

営業職では、紹介した2つのキャリアプラン以外にも、自分で会社を立ち上げ独立する・フリーランスになるといった道も考えられます。

しかし、企業側も雇い入れた人材には、できるだけ長く働いてもらいたいと考えています。

つまり、ご自身のキャリアプランを述べる際は、社内で実現可能かについて考えてから発言しましょう。

下手に、社外に出る(独立する)というような内容をにおわせると、それだけで嫌煙されてしまいます。

管理職やプレイヤーを続けるといった、社内で目指せるキャリアプランについてアピールするほうが無難です。

【事務から営業の志望動機】志望動機に含めるべき内容

事務職から営業職を目指す際、志望動機に含めるべき内容について解説します。

志望動機には、以下の内容を盛り込みましょう。

・なぜこの業界なのか

・なぜ営業なのか

・なぜこの企業なのか

・どう成長していきたいか

上記の項目は、新卒の就活でも考えたことのある人が多い項目です。

転職面接の場であれば、こうした内容はより深いところを突っ込まれると考えてください。

言い換えると、これらの項目に対するきちんとした答えが出せれば、面接でも評価されると考えて良いでしょう。

なぜこの業界なのか

事務所から営業職に転職するなら、なぜこの業界を選んだのかについてしっかり説明できるようにしておきましょう。

一度社会人として働いた経験があるのであれば、会社や業界の将来性についてある程度理解しておかなければなりません。

この場合、転職先として志望する企業が位置する業界についてリサーチしておくのがおすすめです。

業界を知ることで企業の競争力や、業界全体の今後の発展性についても考えられます。

特色を理解すれば、より納得のできる志望動機が書けるのでおすすめです。

なぜ営業なのか

事務から営業に転職するなら、志望動機には、なぜ営業として働きたいと考えたかについても触れておきましょう。

慣れ親しんだ事務仕事から、未経験の営業へ転身するにはそれなりの勇気と覚悟が必要です。

もちろん、理由はご自身の考えでかまいません。

ただし、志望動機には以下のような点に気をつけながら、説得力をもたせるような内容にしましょう。

・ノルマを達成するだけで仕事が終わるといった、安易な考えが透けて見えるような内容は避ける

・自社だけではなく他社やほかの業界でも言えるような理由(志望動機)は避ける

自分自身の営業の仕事に対する熱意を、しっかりと伝えられるような内容を意識しなければなりません。

営業の仕事における魅力を徹底的に考え、自分の中で納得できる形に落とし込んでおきましょう。

なぜこの企業なのか

事務職から営業職へ転職するなら、志望動機には、なぜ転職先の企業を志望しているのかについてもしっかりと書きましょう。

志望動機では、書き手が働きたいと考える一番の理由がしっかりと読み取れる必要があります。

転職先を適当に選ぶ人はそういません。

誰しも、興味関心のある分野や事業を扱っている企業への転職を希望するでしょう。

応募先についてはしっかりと自分なりに調べ、当該企業でなければ携われない仕事について考えてみてください。

志望動機を使い回したいという気持ちもわかりますが、ここだけは1社ごと丁寧に仕上げましょう。

どんなスキルを持っているのか

事務職から営業職へ転職するなら、ご自身が持っているスキルについても必ず志望動機で触れておきましょう。

高いスキルを持っていれば、面接も有利に進められるほか、入社してからも早い段階で活躍できる可能性が高まります。

それだけ、自分が担当できる業務・持っているスキルを周囲にアピールしておいて損はありません。

こうしたスキルについては、面接の場で必ず自分から面接官にアピールしましょう。

具体的なエピソードが思い浮かばないという場合は、先ほど紹介したアピールすべき能力を参考に考えてみてください。

どう成長していきたいか

事務職へ転職するなら、転職を機にビジネスマンとしてどのような成長を遂げたいかについても考えましょう。

たとえば、営業職として成功するためには以下のような目標を掲げることとなります。

・成績を伸ばして管理職を目指したい

・インセンティブでしっかりとした報酬を得たい

・顧客からの信頼を勝ち取りたい

こうした成長意欲を意識した志望動機は非常に重要です。

働くうえでのモチベーションを自然に、かつ具体的にアピールできるのでおすすめです。

【事務から営業の志望動機】志望動機の例文

ここからは、事務職から営業職に転身する際の志望動機の例文を2つご紹介いたします。

1つ目の例文は、スキルを身につけて管理職を目指したいという一心で転職を志した志望動機です。

2つ目の例文は、同じようにスキルを身につけたのち、お客様に寄り添う営業になりたいという志望動機です。

キャリアアップと働き方に重きを置いた2種類の例文なので、ご自身の働き方とマッチするほうを選んでください。

良い文章が思い浮かばないという方は、まずはこうした例文を参考にイメージをふくらませていきましょう。

例文①

事務職として長く同業界に身を置いてきたことで、営業職に転身し、スキルを身につけたのち、管理職へのキャリアアップを目指すために貴社を志望します。

前職で担当営業とタッグを組みながら売り上げ管理の業務を担当していました。

実際の現場で働く営業と行動を共にすることで、営業成績が上がる瞬間のやりがいを目の当たりにし、衝撃を受けました。

現在では自分も、携わった仕事が数字で評価されるような仕事に就きたいと考えております。

貴社の人事評価システムは、他社でもまだ導入事例の少ない完全成果型の新しい評価制度です。

同業界で導入しているのは貴社だけです。

自分の携わる仕事に大きな責任とやりがいを実感しながら、社会人として実績を積んでいきたいと考えています。

そして、最終的には管理職を目指し、事業全体を視野に入れたマネジメント業務に携わりたいです。

例文②

事務職として営業のサポートをしながら、さまざまな業界について知見を深めてきました。

前職では事務仕事を通じて営業を支えていましたが、もっと自分が先頭に立って事業を推進していく仕事がしたいと考えるようになりました。

特に、お客様に寄り添い、深い信頼関係を築きながら業務を遂行する営業の仕事には、強い憧れを抱いています。

そうした経緯から、貴社の事業支援サポートプログラムに高い関心を抱くようになりました。

貴社の事業支援サポートプログラムであれば、お客様と一緒になって事業を一から作る経験ができ、万全のサポート体制を用意しながらクライアントの事業拡大のお手伝いができると考えております。

加えて高いスキルを身につけながら、まだ世に出ていない新規事業をどんどん立ち上げていきたいです。

【事務から営業の志望動機】志望動機の注意点

最後に、事務職から営業に転身する際の志望動機における注意点を解説します。

まったく畑の違う職種からの転身になるため、事務から営業を目指す際の志望動機における注意点は以下の3点に気をつけましょう。

・「企業理念に共感」は書き方に注意

・退職理由はポジティブな理由にする

・志望動機は使い回さない

どの項目も大切なポイントであり、意識していないと、ついつい見落としてしまいそうになります。

意識して注意することで、より良い志望動機が書けるようになります。

「企業理念に共感」は書き方に注意

志望動機に「企業理念への共感」を書く場合は、とにかく伝え方に注意しましょう。

企業理念とは、企業の存在する意義や行動指針を明文化したものであり、わかりやすく会社の特徴がまとめられています。

しかし、志望動機へ書くにしては「企業理念」で伝えられるメッセージは、非常に淡泊なものです。

実際の業務に落とし込んだ具体的なエピソードのほうが、相手の心に響くのは言うまでもありません。

つまり、企業理念への共感はよっぽど納得感のある志望動機が書けないと、内容が薄いものだと思われてしまいます。

退職理由はポジティブな理由にする

転職時によく聞かれる退職理由は、必ずポジティブな理由を伝えましょう。

実際問題、転職を志す人の多くは、以下のようなマイナスの理由を抱えています。

・給料が安い

・勤務環境が劣悪

・心身ともに疲弊する働き方を強いられる

・人間関係の不和など

本音で話せば、転職を決意した裏には何かしら、前職に対して負の感情があることでしょう。

しかし、転職する際はこうした本音を伝えるのは得策ではありません。

ポジティブな考え方を意識して、以下のような言い換えができるとベストです。

・インセンティブのある仕事に就いて自分を鍛えたい

・プライベートの時間をもっと充実させたい

・より幅広い人間関係の中で働きたい

どのような退職理由も、伝え方次第で明るく前向きなものに変わります。

不平不満をあえて面接の場や履歴書の志望動機欄に書く必要はありません。

志望動機は使い回さない

事務職から営業職に転身する場合でも、志望動機の使い回しはやめましょう。

志望動機とは、先ほど解説した通りで、企業(業種)でどうしても働きたい理由が書かれていなければなりません。

複数の企業でも使い回せるような志望動機では、採用担当の心はつかめないでしょう。

志望動機は、その会社でしかできない経験やできない仕事(プロジェクト)を下調べしたうえで書く必要があります。

使い回しをすれば、転職の準備は楽になりますが、いつまで経っても転職先が決まらないといった事態になりかねません。

まとめ

事務職から営業職に転身する際の、志望動機の書き方についてまとめました。

事務職と営業職は、一見するとまったく別の職種です。

実際、担当する業務や属性は違いますが、仕事にあたるスキルを突き詰めていくと、似たような側面があることもわかりました。

転職を決意したということは、前職の職場環境や待遇になんらかの不満があったことは言うまでもありません。

しかし、そうした前提は誰にでも容易に想像がつくものなので、あえて言う必要がないのです。

マイナスの転職理由をポジティブな理由に置き換え、印象良く転職活動を進めていけるようにしましょう。

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