内勤営業の志望動機はどう書く?アピールポイントと書き方を例文付きで徹底解説!

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はじめに

内勤営業への転職を考えているけれど、志望動機が思い浮かばない方もいるでしょう。

書類選考及び面接でもっとも大切なポイントと言えるのが、志望動機です。

なぜなら、ある職業を志す動機は、応募者の人間性や考え方に直結するものだからです。

「なぜ内勤営業を志望するのか」「数ある内勤営業の中でもなぜその会社なのか」という志望理由とともに、自分自身を最大限アピールできるように準備しましょう。

今回は内勤営業の志望動機の具体的な例文も含め、書き方のポイントを徹底解説していきます。

【内勤営業の志望動機】内勤営業の仕事内容を解説!

内勤営業とは、相手先を直接訪問しない内勤型営業のことです。

基本的にクライアントと直接会うことはなく、電話やメール・ZoomなどのWebシステムを使って、見込み客や潜在顧客にコンタクトをはかります。

最近では新型コロナウイルスの感染予防の観点により、訪問営業を控える企業が多く見られ、内勤営業を行う企業が飛躍的に増えてきました。

遠隔地への見込み客のアプローチも可能なため、場所による影響を受けないという従来の訪問営業の課題をクリアしている点も、導入する企業が増えている要因の1つと言えるでしょう。

また、昨今主流のWebやSNSマーケティングにより、アウトバウンド型ではなくインバウンド型の営業手法が増えてきたことも内勤営業が増えている理由です。

飛び込み訪問やテレアポをせずとも、インターネットで集客した顧客から問い合わせをいただく方が圧倒的に効率的です。

内勤営業は、営業人材が足りない・見込み顧客が思うように獲得できないといった営業課題への解決策としても、近年注目されている職業なのです。

テレフォンアポインターとの違いは?

テレフォンアポインターは、見込み顧客に対して電話でアポイントを取るのが仕事。

とにかくできるだけ多くのアポイントを取ることが求められます。

簡単にお伝えすると「数打ちゃ当たる」という営業手法のため、見込み客が何を求めているのか、どのくらいの可能性でアポイントを取れるのかはあまり考えません。

それに対して、内勤営業は優先順位を見極めてフィールドセールス(訪問営業)につなげることが求められます。

よって、紹介する製品やサービスと関連が薄いであろう顧客リストへやみくもにアプローチするのではなく、少しでも成約の可能性が見込める顧客を対象にするのが特徴です。

見込み客の見極めと獲得については、自社サイトに訪れたユーザーに対して無料のメルマガや、役に立つ情報がまとめられた資料をダウンロードしてもらったり、無料のセミナーを開催したりして顧客リストを獲得するといった方法があります。

数をこなして顧客を増やす=テレアポ、マーケティングをしながら顧客を増やし定着させる=内勤営業といったイメージです。

【内勤営業の志望動機】内勤営業に向いている人の特徴とは?

次のような特徴があれば、もしかするとあなたは内勤営業に向いているのかもしれません。

内勤営業に向いている人の特徴

・効率的に物事を進められる

・電話やメールでのコミュニケーションが得意

・忍耐力がある

これまで営業職に関わってきた方も、営業職への転職がはじめての方も、1つでも思い当たる節がないか、ぜひチェックしてみてください。

効率的に物事を進められる人

内勤営業は、見込み客へのアプローチを数多くこなすことが求められるため、限られた時間の中で成果を最大にしなければなりません。

そのため効率的に物事を進められる力は必要不可欠と言えます。

たとえば見込み客とコンタクトをするにあたって、電話が通じやすい曜日や時間を顧客ごとに整理してリスト化しておき、無駄のないアプローチを行う、といった具合です。

また「話は聞いてもらえるが、成約に至る可能性が限りなく低い」と判断できる場合、思い切って早めに見切りをつけるといった機敏な行動も、効率的な仕事に直結します。

物事を納得できるまでじっくり追求するというより、与えられた役割をテキパキと迅速にこなせる人のほうが、より内勤営業には向いていると言えるでしょう。

電話やメールでのコミュニケーションが得意な人

誰しも、知らない人からの電話やメールは警戒するものです。

そのため、ゼロ関係もしくは関係性の薄い状態の顧客を、フィールドセールスへつなげるためには、高いコミュニケーション能力が必要となります。

電話においては声質や抑揚、声のトーンなども重要になります。

第一印象でいかに親近感をもってもらえるかが勝負と言えるでしょう。

メールでは基本的なビジネス文章と、わかりやすい提案が必須となります。

また、質問に対する正確なレスポンスとスピードも欠かせません。

どちらも顔の見えない相手との通信手段となるので、対面営業にはない繊細な対応と言葉遣いが求められます。

電話でのコミュニケーションが苦にならない人、メールでわかりやすい文章を書くのが得意な人は、内勤営業の資質があるかもしれません。

忍耐力がある人

営業職は忍耐力が必要だとよくいわれます。

新規獲得の飛び込み営業は断られることがほとんどで、商談にまで至り成約に結び付くケースが少なく、精神的にもタフさを求められるのがその要因でしょう。

通常の営業職に比べ、内勤営業は対面ではないため、いくつもの営業先に自らの足で訪問するといった、体力的なつらさは少ないと言えます。

しかし、成約に至るまでには多くの新規アプローチが必要な点は、通常の営業とさして変わりません。

また、実際に面と向かって話ができないことで、意思疎通の難しさを想像以上に感じることでしょう。

説明した内容などがうまく伝わらない可能性も多いので、何度も根気強く説明したり、説明内容を地道にブラッシュアップしたりという忍耐力に自信のある人は、インサイドセールスに向いていると言えるでしょう。

【内勤営業の志望動機】内勤営業に資格は必要?

内勤営業を行うにあたって、何か特別な資格は必要なのでしょうか。

金融や保険、または医療情報などの専門的な商材やサービスを提供する場合以外は、基本的には内勤営業に資格は必要ありません。

営業職のため、その企業が扱っている商材の知識が深まるような資格を持っていれば、プラスになる可能性があるかもしれません。

また、一般的なビジネスの能力を客観的にアピールできる例として、「ビジネス能力検定ジョブパス」という資格は内勤営業という職種を希望する・しないに限らず、ある程度役に立つ可能性もあります。

ビジネス能力検定ジョブパスとは、一般財団法人職業教育・キャリア教育財団が実施する、社会人に必要な仕事の能力を客観的に評価する文部科学省後援の検定試験です。

【内勤営業の志望動機】志望動機を伝える際のポイント

内勤営業の志望動機を伝えるうえでのポイントをいくつかご紹介します。

営業職とはいえ、内勤営業と通常の営業とは目指す方向性が若干異なります。

そのため、面接の前に対策として準備しておきたいことも異なります。

職種の特性や応募先企業のことをきちんと理解し「なぜ内勤営業を希望するのか」という理由を明確にしておくことが好ましいと言えるでしょう。

具体的には次の3つの点を意識すると、入社に際してにおける意気込みや入社後のビジョンが伝わりやすくなり、志望動機としての説得力が増します。

企業や商品の情報収集をする

内勤営業は商品の魅力をわかりやすく伝えることが大切です。

企業や扱っている商品について事前にしっかりとリサーチをして理解し、適正で十分な情報をもった人材だと思われることが肝心です。

必要なスキルは入社後に得ようと思っているほかの応募者に比べ、選考段階から応募企業の商品についてじっくり調べ、少しでも知識を得ようとしている応募者が積極的に映り、評価されるのは言うまでもありません。

たとえば書類選考を通過したあとの面接で、その企業の商品やサービスについて、自分なりの質問や課題などをもっている応募者に対して、採用担当者は少なくとも悪い印象を持たないでしょう。

「商品知識は与えられるものでなく、自ら得ようとするもの」という意気込みが、前向きな姿勢として捉えられるケースも多々あります。

内勤営業を志望する理由を明確に

内勤営業のどういった部分に魅力や興味を感じていて、いつから志望するようになったのかを明確に伝えましょう。

ただ単に「営業に興味はあるが足で稼ぐ営業は苦手」や「話すことが得意」では内勤営業を志望する本質的な動機としては、やや不十分です。

たとえば「話すことが得意」であったとします。

「トークスクリプトや話術の内容次第で、営業成績をどこまでも伸ばすことができる可能性を感じる」といったように、興味と自身の特性について、内勤営業を介すことで飛躍的に発揮できるという具体的なエピソードを盛り込んでください。

そうすれば、志望動機がぐっと引き締まり、同時にオリジナリティもアピールできるでしょう。

自分の将来性を伝える

自分が入社後にどのようなビジョンをもって取り組むか、長期的に何を目標にするのかを伝えることにより、企業側に将来性があると感じさせられます。

企業も時間とコストをかけて自社の将来を担う人材の採用活動を行っている以上、長く働いてもらい、自社の利益に貢献してほしいと思っていることは想像に難くありません。

明確な将来ビジョンを持ち「自己のスキルアップは同時に会社の利益貢献にもつながる」と考えている応募者を、企業は高く評価するでしょう。

具体的な将来ビジョンとしては「〇年後にチームメンバーのマネジメントを行い、フィールドセールスの部門とも連携して営業部全体の底上げをはかり、カスタマーサクセスの分野にも精通していきたいと思っている」といった具合です。

【内勤営業の志望動機】志望動機の例文

これまで内勤営業の志望動機の書き方について、ポイントをお伝えしてきましたが、いよいよ例文をご紹介します。

例文は4つです。

内勤営業の志望動機の例文例

・内勤営業経験者×同業界

・内勤営業経験者×他業界

・内勤営業未経験者×同業界

・内勤営業未経験者×他業界

皆さんのそれぞれの現状に応じて、近いと思われる例文を、自らの内勤営業の志望動機を書くときの参考にしてみてください。

例文1|内勤営業経験者×同業界

私は前職において、内勤営業を主体として、クラウドの顧客分析サービスを電話で案内するという業務を行っておりました。
貴社では現在内勤営業を中心にクラウドサービスの認知拡大を推進されており、前職での経験を活かせると感じて志望させていただきました。
これまでの内勤営業の経験で重視してきたことは、顔の見えない相手に対していかにわかりやすく、端的に自社や自社製品について伝えられるかという点です。
はじめの印象が良ければ、フィールドセールスにつながった場合も最終的な成約率が良いと、身をもって実感しました。
貴社のサービスにも大変魅力を感じており、ぜひ広く社会に浸透させるお手伝いをさせていただきたいと思っております。

例文2|内勤営業経験者×他業界

私は前職で人材業界の内勤営業として、既存顧客のフォローやアップセルなどを中心に業務に携わって参りました。
貴社ではクラウドサービスを契約されている法人様に対しての定期フォローを中心になさっていると伺っており、私の前職での経験が活かせると思い志望いたしました。
私が前職で積んだキャリアの中で最も自信を持っている部分が、潜在的なニーズを深掘りすることでアップセルにつなげることです。
AIDMAに訴求するようなヒアリングと提案を得意としていたため、お客様が気づけていない課題を引き出すことで継続的にアップセルできておりました。
私が貴社に入社した際には、即戦力として利益拡大のお手伝いができると存じます。

例文3|内勤営業未経験者×同業界

前職ではクラウドの顧客分析サービスにおける企画開発に関わっていました。
内勤営業に興味を持ったきっかけは、企画開発だけでなく、自らが販売に関わりサービスを広めたいと思ったためです。
私がそう思えたきっかけは、サービスを導入いただいたクライアントからの一声でした。
使用実感をお伺いするために取材をさせていただく機会があり、その際「非常に使いやすい。
より深い顧客分析ができるようになったよ、ありがとう」と言ってもらえたのです。
その一言が何よりもうれしく、直接お客様とつながれることのありがたみとやりがいを感じた瞬間でした。
貴社では、企画開発と営業が密に連携した営業体制を取っておられると聞いております。
企画の経験をもとに貴社へ貢献すると共に、自らの理想も実現できると考え、今回応募に至りました。

例文4|内勤営業未経験者×他業界

前職では食品業界のマーケティング部門で働いておりました。
貴社の事業とは全く異なる業界出身ですが、記者を志望した理由は、顧客の生の声を聞ける環境にあると感じたためです。
貴社ではクラウドサービスを独自で開発し、クライアントフォローまで一貫して担当されていると伺っております。
自身の企画した商品に対する顧客の反応を知り、さらに直接商品の魅力を伝えて顧客の生の声が聞けることに大変魅力を感じました。
内勤営業は未経験ですが、前職の経験から、商品の魅力をいかに伝えるかという点で自信があります。
顧客ニーズを重視する貴社では、営業部門と商品企画との連携を重視しているとお伺いしました。
これまでの経験上、各部署の役割と特性をうまく活かし、双方を連携させることで貴社に貢献できると考えています。
当初は営業経験を積むことで自身のスキルアップをはかり、将来的には営業・企画・商品開発をシームレスに統括する立場で、より良い商品を顧客に提供していきたいと考えております。

【内勤営業の志望動機】志望動機を伝える際の注意点

インサイドセールスの志望動機を伝える際に注意すべき点があります。

求人案件の中には希望する職種がマッチしたうえで、さらに労働条件や福利厚生が非常に整備されていて、魅力的に映る場合があるかもしれません。

実際、企業は労働生産性を高めるため、優秀な人材を採用したいと常に思っています。

人材育成に力を入れている、または人的投資を重視している企業の場合、働きやすい労働条件であったり、魅力的な福利厚生を用意していたりするケースもあります。

しかし、労働条件や福利厚生がメインの志望動機では、受け身と捉えられてしまう可能性が非常に高く、企業側にはマイナスの印象を与えてしまうことでしょう。

労働条件や福利厚生は長く働くうえでとても重要な条件ですが、志望動機の根拠とするには注意が必要です。

おわりに

業界と企業及び希望職種に関する志望動機は、転職活動の根底となる部分です。

そのため志望動機は、採用の大きなポイントになると言っても過言ではありません。

理由次第で企業に与える印象は、大きく変わってくることでしょう。

業界と企業研究をもとに、事前に入念に準備して自分でも納得のいくまで、推敲を繰り返してみるのがおすすめです。

今回の内容を参考に、ぜひキラリと光る自分自身のオリジナルな志望動機を作ってみてください。

なお、志望動機が作成できたら他者に見てもらうこともおすすめです。

身近な友人などでも構いませんが、転職エージェントに添削をしてもらう方法が効率的です。

転職エージェントなら経験者・未経験者問わず数々の転職希望者のキャリアアップを成功させてきた実績から、具体的なアドバイスがもらえるはずです。

まだ積極的に応募社数を増やしたいという方は、求人紹介もしてもらいながら面接対策・書類添削が受けられる転職エージェントを活用してみてはいかがでしょうか。

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