はじめに
将来営業職への就職を検討している方は、ぜひインターンシップで実際の営業職の仕事を経験しておきましょう。
長期インターンなら、多くの企業で学生にも実際の営業活動を任せてもらえるチャンスがあります。
営業のインターンに参加する場合、服装はどうしたら良いでしょうか。
この記事では、営業のインターンに参加する際の服装や注意点を紹介します。
営業のインターンの業務内容についても解説するので、インターンに応募する方はぜひ参考にしてみてください。
【営業のインターンの服装はどうするべき？】営業のインターンの業務内容
営業のインターンに参加すると、どういう業務をするのかについて解説します。
インターンは長期・短期に大きく分類でき、実際に営業の仕事ができるのはほとんどが長期インターンです。
短期インターンは企業や業界についてよりくわしく知りたい方向け、長期インターンは営業などのビジネススキルを高めたい・営業の仕事を実際にやってみたい方向けと考えてください。
長期インターンは学業や学生生活との両立が大変になるため、業界研究目的で短期インターンを選ぶのも良い選択肢です。
長期インターンの場合
営業の長期インターンは、かなり実際の営業マンに近い仕事を体験できます。
具体的には営業対象のリストアップ・アポイントメント・実際に訪問しての営業活動・報告書作成といった業務です。
いきなり学生1人に営業を任せることは考えにくく、最初は先輩社員の営業に同行させてもらうことになるでしょう。
しかし、インターンの後半でビジネスマナーや、コミュニケーション能力の高さが認められれば、学生も営業マンの1人として営業活動を任せてもらえる可能性があります。
営業は成果で給与が大きく変動する職種であり、学生でも企業によっては成果を出すことで、インセンティブをもらえる可能性もあるでしょう。
ただし、それは学生も営業で実績をあげるよう求められることも意味します。
短期インターンの場合
短期インターンの場合、学生が1人で営業活動に行けるようになるほどの期間を確保できません。
そのため、実際にクライアントを訪問して営業活動を体験できる可能性は、相当低いです。
代わりに、社員の方や一緒にインターンへ参加する学生を相手に営業のロールプレイをする・社員の営業に同行させてもらうといった経験をさせてもらえます。
それでも営業マンがどのように仕事をしているか・どんなコミュニケーションテクニックを使っているか、間近で見られるのは貴重な経験です。
ただし、1日限りの短期インターンは、説明会・セミナー型の場合も珍しくありません。
企業によっては営業職のインターンでも、グループワーク・ディスカッションなどの課題を与えることがあります。
短期インターンに応募する場合は、プログラム内容をしっかり確認してください。
【営業のインターンの服装はどうするべき？】営業のインターンで身につくスキル
営業のインターンに参加することで、身につけられるスキルを紹介します。
以下の見出しで紹介するスキルを磨きたい方は、ぜひ営業のインターンへの参加を検討なさってください。
特に長期インターンは、じっくりスキルを磨くための機会を得られます。
将来営業職に就職すると決めていない場合でも、営業職のインターンはさまざまな職種に対応するスキルを磨けるチャンスです。
営業センスや話術はほとんどの企業・職種で求められるため、苦手な方は営業の経験で苦手意識を少なくしておくのも良いでしょう。
コミュニケーション能力
営業の仕事は、聞く・話すスキルをバランス良く求められます。
お客様に自社の商品・サービスを魅力的に感じてもらえるよう説明する力がなければ、契約してもらえることはほとんどないでしょう。
一方お客様のニーズをしっかり聞き取る力も必要で、この能力がなければお客様に喜んでもらえる提案ができません。
営業のインターンでお客様と話す仕事をしていくと、自然にこれらの能力が上がっていきます。
もちろん、ただ仕事をするだけでなく、仕事を振り返るステップも重要です。
幸い、インターンでは学生の面倒を見る先輩社員がいます。
仕事がうまくいかないときは社員に相談し、「どうしてうまくいかなかったか」「どこを改善できるのか」を考えて、次の仕事に活かしてください。
ビジネスマナー
インターン自体、社会人と一緒に仕事をするので自然にビジネスマナーが身につくチャンスと言えます。
なかでも営業のインターンは社員だけでなく、他企業の方や個人のお客様などあらゆる方と接する機会があり、特にビジネスマナーを求められるシーンが多いです。
アルバイトでは本格的にビジネスマナーが必要になることが多くないので、自信のない方はぜひ営業のインターンを経験しておきましょう。
ここでビジネスマナーを磨いておくと、就職活動においてビジネスマナーの点で失敗する可能性が極めて低くなります。
スーツを着て落ち着いた立ち居振る舞いができるだけでも、採用担当者の第一印象がかなり変わるため、長期インターンでビジネスマナーを磨いておく意味は大きいです。
【営業のインターンの服装はどうするべき？】営業のインターンの経験は就活で有利？
続いて、営業のインターンを経験しておくと就職活動で、どう有利になるかを紹介します。
就職活動においてインターン経験は必須でありませんが、同じ業界・職種のインターンを経験していることは志望度・意欲の高さを示す良いアピール材料になります。
特別なスキル・資格が必要ではない営業職の場合、必ずしもインターン先が営業でなくてもかまいません。
しかし就活前の早い段階から営業マンになる可能性を考え動いていたこと・コミュニケーション能力を磨いてきたことは高く評価されます。
面接に対する自信がつく
就職活動で多くの方が口にする不安は、初対面の目上の方と会うのが怖い・緊張するという点です。
はじめて受けた面接では、自分の話したいことをほとんど話せなかったという方もいらっしゃいます。
しかしインターンで初対面の方や年上の社会人と会話しておくと、ほかの就活生ほど面接に苦手意識をもたずにいられるでしょう。
もちろん面接の合否で人生が大きく左右されるため「ここで失敗できない」というプレッシャーは、インターンを経験していても等しくかかってきます。
しかしインターン未経験だと、まずビジネスの場や雰囲気といったものに飲まれてしまう方が少なくありません。
就職面接で少しでも有利な立場に立っておきたいなら、ビジネスシーンを経験できる営業のインターンが非常におすすめです。
営業経験が評価される
就職活動に臨む学生のうち、本格的に営業の仕事を経験している方はそれほど多くありません。
アルバイトで販売などの仕事を経験している方はいても、アポ取りや提案など営業の最初から最後まで1人で任せられることはまずないでしょう。
そのためインターンで営業を経験していると、早期から戦力になってくれる可能性が高いと、高評価を得られる可能性が高いです。
特にインターンで実績を残していれば、即戦力と思ってもらえることも考えられます。
もしインターンで実績を残し上司から褒められた・表彰されたといった経験をしたときは、そのことをしっかり履歴書や面接でアピールしましょう。
最初は個人相手の営業業務からスタートする保険・証券といった業界では、特に営業経験が強いアピール材料になります。
【営業のインターンの服装はどうするべき？】営業のインターンの服装はどうするべき？
営業のインターンに参加するときの服装は、どうすれば良いでしょうか。
インターンは企業によってかなり雰囲気が違うため、できるだけ社員やほかの学生に合わせた服装を心がけたいです。
まずは企業のパンフレットなどをよくチェックして、どういった社風の会社か知っておきましょう。
歴史ある堅い会社の場合、営業マンはもちろんそのほかの職種でもスーツが原則です。
一方ベンチャー系企業などでは、社員全員がスーツを着て仕事をしていない場合もあります。
基本的にスーツ
営業職のインターンは、基本的にどの企業でもスーツで参加するのが原則です。
ベンチャー企業などでは、エンジニアなど内勤系の方がスーツ以外の服装で仕事をしていることもあります。
しかし営業職の場合は話が違い、ほかの企業やお客様と会っても失礼がないよう、スーツを着ていなければなりません。
普段からスーツに慣れていないと思わぬ失敗をすることがあるため、インターン参加時はさまざまな点に気をつけましょう。
ネクタイをつけ忘れる・間違えて革靴ではなく普段履いている運動靴を履いてしまう・ビジネス向けではない腕時計をしてしまうといった失敗が考えられます。
インターン期間中は毎日スーツ着用なので、クリーニングに出すことも考えスーツは数着用意しておきましょう。
例外
営業職のインターンでも、スーツ着用義務がない場合はあります。
テレアポメインでお客様に直接会わない業務を任せられる場合、オフィスカジュアルの服装でOKという職場は珍しくありません。
企業ごとに服装のルールが決まっていたり、ルールが明文化されていなくても長く同じ慣習が続いていたりします。
どうしても服装のルールがわからない場合、あらかじめ社員に質問しておきましょう。
プログラム内容によっては、外勤の営業に出る日だけスーツ必須になることも考えられます。
長期インターンの多くはサマーインターンで、夏用のスーツでなければ外歩きはきびしいでしょう。
就職活動は冬用のスーツを着用することも多いですが、インターンに参加するのなら、早めに夏用のスーツも用意してください。
【営業のインターンの服装はどうするべき？】インターン参加時の注意点
最後に、営業のインターンに参加する際の注意点を3点紹介します。
長期インターンはかなり負担が大きく、部活・アルバイトの時間を犠牲にしなければいけない可能性も高いです。
大変な苦労をして参加するのですから、できるだけ有意義な成果を得なければなりません。
就職活動でアピールできる材料を得るためにも、高いモチベーションを維持してインターンに臨みましょう。
ほかの予定で出社できない日があるのは好ましくないため、事前のスケジュール管理も非常に大切です。
参加する目的を明確にしておく
インターンに参加する際は、何を得るために参加するのかを明確にすることが大切です。
ビジネスに通用するコミュニケーション能力を磨きたいのか、実際の営業を経験して、マーケティングやビジネスのヒントを得たいのかはっきりさせましょう。
この会社に興味があったから・就活で有利になるかもしれないからなど、漠然とした理由で数ヶ月にわたる長期インターンを続けるのは大変です。
「とりあえずインターンに参加してみよう」という気持ちなら、長期インターンではなく企業研究・業界研究に役立つ短期インターンのほうが向いています。
短期インターンであれば、自分の適性を見極めたい・いろいろな企業の話を聞いてみたいなど、幅広い目的の学生を受け入れてくれる可能性が高いです。
積極的に行動する
インターン期間中にとても大切なことは、自分から積極的に行動することです。
先輩社員の指示を待つだけの、受け身の姿勢で参加していると、自分が成長できる貴重な機会を逃しかねません。
長期インターンは学生も企業への貢献を求められるため、あまりに仕事に対する姿勢が消極的だと、企業に迷惑をかけてしまう可能性もあります。
インターンでは教育担当を割り当てられますが、その方がいつも学生の近くにいてくれるとは限りません。
担当の社員がいないときでも、ほかの社員に次は何をすべきか・こういうときはどうすれば良いか、相談できるようにしておきましょう。
担当社員以外の方とも積極的にコミュニケーションを取り、気軽に話しかけられる・質問できる関係性を築くことが大切です。
社会人としての自覚を忘れない
インターン生でも、営業マンとしてお客様の前に立つのなら社会人と同じ責任を求められます。
お客様の目線では、ベテラン営業マンもインターンで来ている学生も同じ社員です。
「今は自分が学生ではなく社会人である」という自覚を持ち、責任感ある行動をするよう心がけましょう。
特に、インターン後半に単独での営業活動を任せられるようになると、インターン生の行動が企業のイメージを左右する可能性が高まります。
営業活動以外でも人に迷惑かけると社章などから所属が特定され「〇〇株式会社の社員がこんなことをしていた」と良くないうわさが立ってもおかしくありません。
仕事中だけでなく、出退勤や仕事後の飲み会などのときも、社会人らしい常識ある行動をしてください。
おわりに
営業の長期インターンは、さまざまなインターンの中でも、特にコミュニケーション能力アップ・ビジネスマナー習得をするために役立ちます。
仕事が大変な分アルバイトよりも給料が高く、実績を残せばインセンティブまでもらえる可能性があるのも魅力です。
将来営業・マーケティングなどの仕事に就きたい方は、ぜひ応募を検討してみてください。
人気企業のインターンは倍率が高く、本選考と同じように面接などをパスしなければならない可能性があります。
人気企業で働きたいなら、インターンの選考に合格するための準備も進めておきましょう。
