【新卒向け】理系出身だけど営業職に就きたい!おすすめの業界や活かせる強みを解説!

【新卒向け】理系出身だけど営業職に就きたい!おすすめの業界や活かせる強みを解説!

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録

はじめに

「現在理系学部に所属しているけれど将来は営業職についてバリバリ仕事がしたい」そう考えている理系学部の人もいるのではないでしょうか。

この記事では「そもそも理系学部から営業職へ就職できるのかわからない」「どうせなら理系学部を活かせる営業職が良いけれどよく知らなくて不安だ」といった方に向けて効率的に選考対策をする方法などを紹介していきます。

まずは自分に合った業界や、自分の強みを早めに知ることで就職活動へ活かしていきましょう。

【理系出身で営業職】営業職とは

営業職とは企業の利益を増やすため、顧客に対し自社の物品やサービス、情報などの購入を促して売買契約を結ぶ職業のことを指します。

すでに契約している顧客相手だけではなく、新規顧客を獲得するために自社の商品やサービスを知らない人に対して、営業活動をして購入や契約を促す仕事でもあるのです。

営業職と聞くと、対面で顧客と関わるというイメージがある人も多いでしょう。

しかし、営業職の中には、電話でアポイントだけを取り付けるテレアポ、電話やメールだけで契約につなげるインサイドセールスなどの業務もます。

したがって、実際に対面して関わるだけが業務というわけではありません。

また、その企業の代表として1番初めに会うことが多いため「お客様の第一印象は営業の態度で決まる」と言っても過言ではないほど、企業にとって大切な役割になります。

【理系出身で営業職】営業職の種類

営業職の種類にはさまざまな種類があり、また分類の仕方もいろいろです。

営業相手による分類や営業方法による分類、営業場所による分類もできるでしょう。

たとえば、営業相手による分類で分けると、法人営業や個人営業などに分けることもできるのです。

法人営業や個人営業などの言葉は、耳にしたことのある人も多いのではないでしょうか。

この記事では営業方法によって、新規営業・既存営業・深耕営業の3つに分けて紹介していきたいと思います。

新規営業

新しい顧客を獲得するために行う営業活動のことを新規営業といいます。

まだ取り引きのないターゲットに対し、飛び込みやテレアポというアプローチをする点が特徴です。

新規営業の目的は、新たなる営業先の増加による売り上げの向上になります。

また、新規営業により営業先が増加することで、既存顧客との取り引きで不測の事態が起きたときに、業績が悪くなるのを防げるでしょう。

これらのことからも、新規営業は企業の業績に関わる重要なことがわかります。

しかし、自分の企業の商品や、サービスを知らない相手の興味が惹きつけられるようなプレゼンを行わなければならないため、契約成立に至るまでが難しい傾向にあります。

また、顧客が自分のすすめる商品やサービスを必ずしも求めているわけではないため、プレゼンをする機会まで持っていくことも難しいでしょう。

しかし、難しいからこそ自分の能力が試され、契約を成立させられたときのやりがいは、とても大きなものになります。

既存営業

既存営業とはすでに取り引きをしている企業や個人に対して、さらなる営業をすることです。

既存の顧客という呼び方も、企業の業務内容などからも異なり、何度か商品を購入してくれている人の場合もあれば、定期契約を結んでいる契約者のことを指す場合もあります。

既存営業のメリットといえば、すでに顧客が自社の商品やサービスに興味をもっていてくれるため、話を聞いてもらいやすいところでしょう。

そこで新規営業の前に既存営業から始め、営業に慣れるという人も多いと思います。

しかし、顧客が自社に興味をもっていてくれるからといって、闇雲に商品を紹介するだけではいけません。

顧客情報をよく調べ、顧客が求める商品の傾向をよく知ることが大切です。

既存の顧客を大切にすることは企業の業績の安定にもつながるため、重要なことです。

深耕営業

深耕営業とは、既存顧客の潜在的な需要を把握して、顧客に合った商品やサービスを提案していくことで、売り上げを拡大していく営業のことを指します。

新規営業や既存営業と違い、聞き慣れない人も多いのではないでしょうか。

既存営業との違いは、顧客が把握できていない潜在的な需要を引き出し、自ら顧客に別の商品やサービスを提案していく、能動的な営業スタイルということです。

深耕営業のメリットは、信頼関係が構築された既存顧客へのアプローチであるため、コストを押さえながら売り上げを増やせる点と言えます。

既存顧客が離れないためにも、営業担当者は顧客にとって疑問や課題を解決してくれる、パートナーであることが大切です。

自分が売りたいものを提案するだけでは、本来の深耕営業とは言えません。

何気ない雑談などに顧客の潜在的な需要が隠れているため、細かくメモを取り、顧客との信頼関係を作り上げることが大切になります。

【理系出身で営業職】営業職に就くメリット

営業職を目指すメリットは具体的に何か、気になる方もいるのではないでしょうか。

よく皆さんが口にするメリットといえば、営業職は仕事がきびしい分、収入が良いことでしょう。

たしかに収入が高いこともメリットに含まれますが、営業職のメリットはそれだけではありません。

今回は数ある営業職のメリットの中から3つのメリットを紹介します。

営業職を経験することによって得られるメリットを知れば、現在営業職を目指すかどうか悩んでいる人は、今後の進路を決める参考にできるかもしれません。

どの企業でも経験を活かすことができる

仕事内容にはきついイメージのある営業職ですが、営業マンのスキルはどんな企業に行ったとしても役に立ちます。

まず、基本的なビジネスマナーを学び、相手の立場を考慮した思考が身につくことで、対人スキルが向上するでしょう。

たとえば、営業職では顧客に対してだけでなく、社内の同僚や上司とも仕事が円滑に進むよう、普段から意識的にコミュニケーションを取る必要があります。

意識的にコミュニケーションを取ることで身についた対人スキルは、仕事だけではなくプライベートでも、あなたが家族や恋人と円満な関係を築くことにきっと役立つでしょう。

そのためほかの業界に転職をしたとしても、経験を活かせるため、無駄な時間を過ごすことにはなりません。

人脈を増やせる

次に営業職のメリットといえば、人脈を広げられることではないでしょうか。

営業活動を行っていると、顧客に接する機会が増え社外に人脈を築くことができ、新しい考え方を得たり転職する際に声をかけてもらえる可能性があったりと、メリットが大きくなります。

また、身内である社内の先輩や後輩、同僚と仲良くし、人脈を作っておくことは転職したあとも役に立つでしょう。

人脈が多いことは、自分自身の資産が増える感覚に似ており、あなたの強みになります。

人脈が多ければ多いほど、選択肢も増えることになり、仕事の幅が大きく広がることにつながるのです。

選択肢が広がれば、たとえ失敗したとしても被害を最小限に抑えたり、反対に成功するチャンスが増えたりするため、仕事をするうえでプラスに働きます。

能力次第で収入が上がる

営業職は入社年数などに関係なく、結果が数値化されるため、明確な評価をしてもらうことができます。

結果を出せたかどうか、ほかの人との差が正確に可視化されてしまう営業職はシビアな世界に感じますが、負けず嫌いな方などは、その分モチベーションを上げられるのです。

特に、営業成績に準じてインセンティブを設ける企業の営業職であれば、自分の頑張りを給与に反映させることが可能になります。

なかでも販売価格の大きな車や不動産などは、インセンティブも高く設定される傾向が強くなるため、仕事が難しい分やりがいもあるでしょう。

挑戦をすることが好きで、たとえ失敗をしたとしても次に活かしていけるタイプの方は、実力主義である営業職に向いているかもしれません。

【理系出身で営業職】理系出身者におすすめの業界

ここまでで営業職へ進む気持ちが高まった方や、営業職に興味が出てきた方もいるのではないでしょうか。

せっかく営業職に進むのであれば、今まで自分が学んできた専門知識や経験を活かせる道へ進むことで、企業に自分の強みをしっかりとアピールできるかもしれません。

理系出身の方が今までの経験を活かしたいのであれば、IT業界や、薬品に関する情報を医療従事者に提供する、MRなどがおすすめです。

IT業界やMRなどは営業活動のスキルだけでなく、取り扱う商品やサービスに関する専門的な知識が求められます。

したがって、理系出身の方がすでに持っている知識を存分に活かすのにぴったりと言えるでしょう。

IT業界

IT業界での営業職とは何をするのでしょうか。

IT業界の営業職とは情報システム開発やソフトウェアの導入、Webサイトやコンテンツ制作など、ITビジネスに関連する営業活動を行う職種のことです。

営業活動のスキルだけでなく、取り扱う商品やサービスに関する専門的な知識が求められるたね、営業職の中ではやや専門性の高い職種となっています。

そのため、理系出身の方に向いているでしょう。

IT業界での営業は、顧客折衝から販売・契約後のアフターフォローまで担当する場合が多いため、人間性も求められる職種になります。

顧客との関わりが多いことから、営業職の人間性がそのまま顧客満足度に反映されることも多く、顧客との信頼が築ける人材を求める企業も少なくありません。

そのため、就活では専門的な技術知識に加え、基本的な営業スキルのアピールも必要になるのです。

MR(医薬品営業)

MRとは製薬会社に勤めており、医師や薬剤師などの医療関係者に対して、自社の薬の情報を提供する営業職のことを指します。

主な役割は患者の安全を確保するために、医薬品に関する情報を医療従事者へ提供することで、医薬品の適正使用を促すことです。

同時に、MRは自社製品を普及させるという目的があるため、有効性や安全性をくわしく説明できるだけの専門的な知識が必要となります。 

他にも使用された医薬品の効き目などの有効性情報や副作用などの安全性情報を医療現場から集め企業に報告することもあるのです。

また、特定分野の疾患に対する医薬品のみを担当する領域専門MRと、分野を問わずにさまざまな医薬品を扱い、幅広い知識が必要となるMRに分かれます。

自分の研究している専門分野が、特定分野の疾患に対する医薬品であれば、領域専門MRを目指すのも良いでしょう。

反対に、幅広く関われるMRを目指し、知識をつけたうえで、どの領域専門MRを目指すか決めるのも良いかもしれません。

【理系出身で営業職】理系出身が活かせる強み

理系出身であることが営業職に活かせるのは専門知識だけのように感じますが、それだけではありません。

たしかに専門性の高いIT業界やMRでは、もちろん専門知識が役に立つでしょう。

しかし、ほかにも数値分析を活かした的確な判断力や、論理的思考にもとづき提案できることは、理系出身である人の強みでもあるのです。

専門知識をどれだけ企業で活かせるかどうかというアピールだけでなく、自分が持っているほかの魅力も含めてアピールすることが大切になります。

理系業界の専門知識

IT業界やMRなど専門的な知識が必要となる営業では「理系出身者であるなら、安心して任せられる」と企業側も考えているのです。

IT業界の営業職でもMRでも、日々新しいものが開発され、技術は発展を続け情報は更新されていきます。

しかし未知のものに対して顧客は、好奇心はあるものの、不安も抱くことが多くあります。

せっかく良い商品やサービスであったとしても、具体的に何がほかの製品と比べて良いのか伝えられないと意味がありません。

したがって、顧客の不安を解消するには、専門的な知識を用いた説明が必要不可欠となっていくのです。

論理的にプレゼンできるということは、理系出身者の大きな強みになります。

また、技術や製品に関する専門知識を活かして顧客の抱える問題について、営業を通じて解決策を提示できるのは、理系出身ならではの強みなのです。

数値分析を活かした的確な判断力

営業職は文系職というイメージの強い職種ですが、営業活動では売り上げや利益、成約率など常に数字との関わりが必要になっていきます。

これらの数値を分析することで、より効率的な営業活動や、改善点の発見などにつながるのです。

たとえば商談中などでも、とっさに計算しなくてはならないシーンも多々あります。

値引きを求められたとき、顧客の求める金額と利益率からいくらまで譲歩できるのか、瞬時に計算しなければならないのです。

契約を取るにはタイミングも大事であり、顧客が乗り気になっているときに金額を提示し、商談のテンポを途切れさせないことも重要なポイントです。

顧客に対して自社の商品の良さを伝えるのであれば、競合商品の数値との比較を提示することは、ただ言葉を並べるだけよりも信頼感が得られます。

数字や計算に苦手意識が少ないからこそ、一歩踏み込んだ営業に力を入れることもできるのです。

論理的思考にもとづく提案

論理的思考能力とは、原因から結果に至るまでをわかりやすく整理・分解し、順序立てて思考する能力のことを指します。

必要な情報を効率良く組み立てることで論理が飛躍せず、結論まで最短でたどり着くことができるのです。

また、論理的思考は、同じ条件・手順であれば再現性がある点でも優れています。

理系の方はこれまで行ってきた実験や研究の経験から、論理的思考の重要さを理解しており主観と客観を切り離して考える能力が身についているのではないでしょうか。

顧客の方の中には自分の言いたいことをうまく説明できない方もいます。

そんなとき冷静に耳を傾けて整理しながら聞くことができ、顧客の解決してほしい課題や新たな問題点に気づけるでしょう。

仕事でも自然と論理的思考ができるということは営業の適性と呼べるのです。

【理系出身で営業職】効率的に選考対策をする方法

自分の勤めたい業界が決まれば、次は選考対策をしなければいけません。

しかし、文系の方と違い理系の方であれば実験や実習、卒論準備などで時間に余裕がなく、選考対策にあまり時間を割けない方も多いのではないでしょうか。

理系の方が限られた時間の中で卒論などとともに選考対策を進めるには、文系の方よりも効率的に選考対策を進めなければいけません。

それには、実際に営業職に就職したOB/OGの方に直接話を聞く、加えて就活エージェントを使うのがおすすめです。

営業職に就職したOB/OGに話を伺う

実際に理系出身で、営業職に就いた人に話を伺うことによるメリットはたくさんあります。

特に自分が目指す業界と同じ営業職に就いた方であれば、ネットでは知り得なかった企業の実際の雰囲気や、くわしい選考対策を聞くこともできるのです。

実際に働いているOB/OGから体験談を聞くことは、自分がどのような仕事に興味があり、どんな職場を求めているのか自己分析をする良い機会にもなるでしょう。

質問をする場合、企業情報や募集要項にはあらかじめ目を通し、気になった箇所やさらにくわしく聞きたいことをまとめておくことが大切です。

このとき、気になることや不安に思っていることを正直に聞いてみることで、就職した際のミスマッチを回避できる可能性があります。

また、よりリアルな情報を得ることで、企業理解が深まり、良い志望動機などを作成できることにもつながるでしょう。

就活エージェントを利用する

交流のある先輩が、都合よく自分が志望する業界と同じところに就職しているケースはあまりないでしょう。

OB/OGに話を聞くのはためらわれたり、実際に志望動機や自己PRを添削してもらったり、よりくわしくアドバイスをもらいたい方などは、早めに就活エージェントに頼るのがおすすめです。

自分が本当に営業職に向いているのかどうか、自分に合った企業はどこなのか調べるのは大変です。

しかし、就活エージェントを利用することで、就活のプロが内定獲得に至るまでサポートしてくれるため、不安に思ったことやわからないことをすぐに解決してもらえます。

志望動機の書き方や面接の仕方など、自分だけで調べるのには時間がかかり、限界があるでしょう。

理系の方が限られた時間の中で、効率良く選考対策を進めるのであれば、就活のプロである就活エージェントに頼ることをおすすめします。

おすすめの就活エージェントについて、くわしく知りたい方はこちらからアクセスしてください。

おわりに

理系だからといって営業職を志望するのは向かないというわけではありません。

むしろ理系だからこそ営業職で活かせることもたくさんあります。

まずは、自分がどのような業界で、どんな企業で働きたいのか、真剣に考えることが大切です。

自分の志望した企業がどのような人材を必要としているのかを見極めれば、自分の強みをアピールできます。

選考対策にかけれる時間が少ない理系の方だからこそ、OB/OGに頼るか、就活エージェントなどを利用して、効率良く選考対策を進めましょう。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます