【新卒向け】面接に役立つ自己分析とは?自己分析の方法や答え方のポイント、事前準備について徹底解説!

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はじめに

就職面接の突破率を高めるためにすべきことの一つが「自己分析」です。

しかし、自己分析は難しいため、正しいやり方を知っておく必要があります。

今回の記事では、就職面接の前にやっておくべき自己分析のポイントについてまとめました。

代表的な方法のなかから、自分に合ったものを実践してみましょう。

記事の後半では、面接前の事前準備や面接での答え方のポイントも紹介します。

これから就職活動で面接にのぞむ予定がある方は、ぜひ参考になさってください。

企業が面接を実施する理由

自己分析をするときはただ分析するだけでなく、その結果をどうアピールにつなげるか考えることが大切です。

まずは、企業が採用試験で面接を実施する理由について考えてみましょう。

面接でされる質問は、多くが以下の見出しで紹介する2つのポイントを見定めるためにされています。

エントリーシートや履歴書だけでは、なかなか以下のポイントを見極められません。

頻出質問の答えを考えるときは、企業が知りたいことを答えられているかという観点から考えるのもおすすめです。

企業の労働環境とマッチするか

エントリーシートや履歴書をみれば、学歴・資格といった事柄をわかりやすく知ることができます。

一方、人柄や価値観といったソフト面は書類をみただけではなかなかみえてこないでしょう。

そこで、面接では書類からわかりにくい人柄などをチェックし、企業風土・理念とマッチするかをチェックする面接官が多いです。

面接を受ける側は、自己分析を進めることと並行して事前に企業についてよく知っておく必要があります。

具体的には、企業のホームページやパンフレット・企業説明会で話された事柄などを整理しておきましょう。

とくにホームページは、企業のモットーや社訓などさまざまな情報が紹介されています。

会社代表のメッセージや求める人物像などを掲載する企業も多いので、ぜひチェックしてください。

求めるスキルや経験をもっているか

新卒の就職面接の場合、企業は職歴や前に勤めていた会社の実績を材料に採用する人を選べません。

スキル・能力・経験で応募者に差をつけるためには、面接でその人のポテンシャルをしっかり見極める必要があります。

企業が求める人材をひとことにまとめてしまうと、売り上げに貢献してくれる人・戦力になってくれる人です。

面接者は応募者のスキルや経験を書類でチェックするだけでなく、さらに深掘りをすることでそのポテンシャルを測ろうとしています。

自己分析をする際は、話すエピソードについて深掘りされてもアピールにつなげられるかを考えましょう。

自分の印象に残っていたとしても、アピールにうまくつなげられないエピソードはアピール材料から外すことをおすすめします。

面接に自己分析が必要な理由

続いて、面接に自己分析が必要な理由を考えていきましょう。

就職面接は役員面接・最終面接と進めば進むほど、エピソードを深掘りされる傾向があります。

一次面接・二次面接は、多くの応募者をふるいに掛けるために行っている面もあり、採用過程後半よりは一人ひとりにかける時間が少ないです。

しかし、採用過程後半では、一人ひとりの応募者が企業とマッチするかを徹底してみるために、より深い質問をしてくる可能性が高いです。

そこで自己分析がしっかりしていなければ、なかなかよい受け答えができません。

自分のことを簡潔に伝える

自己分析をしておくと、自分の長所・短所や学生時代に一番頑張ったことなどについて簡潔に伝えやすくなります。

自分で簡潔かつスムーズに説明できていると思った回答は、面接官にとってもわかりやすい回答です。

面接では論理的な説明ができるプレゼン力も問われているので、1回の答えで相手が納得のいく説明をできることは大きなプラス評価につながります。

また、自己分析をしておくと予想外の質問(「あなたを〇〇に例えると何だと思いますか?」など)をされたときにも、アピールできる人柄やスキルの引き出しが多くなるため答えやすくなります。

自分で使えると思ったアピール材料のなかから適切なものを選び、難しい質問にもとっさに対応できれば面接に受かりやすくなるでしょう。

マッチ度の高さをアピール

自分の学生時代の経験を面接で話すのは、その経験から学び、培ったことを入社してからも役立てられるとアピールするためです。

例えば、「アルバイトで活かしたコミュニケーション能力を活かし、御社の営業でも活躍し売り上げに貢献したい」といった内容を話せます。

そのため、企業にアピールできる自分の経験を探すのに自己分析が欠かせません。

アルバイト・サークル・学業など、学生時代に頑張ってきたことがいくつもあるでしょう。

しかし、面接で企業に話すべき経験談は、自分が頑張ってきたことよりも自分の成長につながったことです。

どのエピソードなら自分が企業にマッチする・役に立てる人間であるとアピールできるか、じっくり考えながら経験を掘り下げましょう。

自己分析の方法

自己分析の方法について代表的なものを4つ(マインドアップ・自分史・モチベーショングラフ・ジョハリの窓)紹介します。

何の手がかりやヒントもなしに、自己分析をやり抜くのは困難です。

自己分析をやりやすくするための手法がいくつか出来上がっているので、それらを参考にして進めていきましょう。

できるだけ多くの観点から自分を知っておくほうが有利なので、複数の手法を試すのがおすすめです。

とくに、自分の過去について振り返るタイプの自己分析は重要度が高いので、参考にしてみてください。

マインドマップ

マインドマップとは、頭で考えたことを蜘蛛の巣のようにつなげた図にして考えをまとめるやり方です。

例えば、就活で自分がアピールする軸を「責任感の強さ」に決めたとします。

その責任感の強さは、どのような経験で身につけたものか・どのような場面で役立つか・ほかに関連する性格はないかなどを線でつなげていくことで、論理的な説明ができるようになりましょう。

マインドマップに決まった形はなく、考える内容や考え方によって中心から放射状に広がっていくこともあれば、下から上にツリー上に広がっていくこともあります。

このマインドアップは自己分析だけでなく、記憶が必要な学習やビジネスにおけるアイデア整理・プロジェクト管理など幅広い分野で役立つので、ぜひマスターしておきましょう。

自分史

自分が今までどのような人生を送ってきたか、自分史を作ってみることもおすすめします。

大事なのは何が起こったかではなく、そのときにどのような気持ちになったか・そこから何を学んだかなどを書くことです。

例えば、高校で部活動の部長に選ばれたことは多くの人にとって印象に残る出来事でしょう。

部長になってからどのようなことを頑張り、それが今の自分にどのようにつながっているかを考えてみましょう。

自分史を作るときは、小学校・中学校・高校・大学とライフステージで分けて書くのがおすすめです。

性格やスキルが小さい頃から身についていたものであったか、何か強いエピソードがあって変化したものかを区別できます。

もし、高校や大学で自分に大きな変化を促す出来事があり、それがよい変化であれば就活でアピール材料にできるでしょう。

モチベーショングラフ

企業が、採用した人に対し、入社後できるだけ高いモチベーションで仕事をしてもらいたいと願うのは当然です。

そこで、就職面接を受ける側は自分がどのようなときにやりがいを感じるかを説明できるとよいでしょう。

自分がその企業の理念に共感している・仕事にやりがいを感じられると説明することが、企業とのマッチ度をアピールする第一歩です。

これは内定を得るのに役立つだけでなく、入社後のミスマッチを防ぐためにも意味があります。

そのために、自分がどのようなときに高いモチベーションをもって行動できたか、モチベーションの高低をグラフ化してみましょう。

なぜこのときはモチベーションが上がらなかったのか・逆に辛いと感じても最後までやり抜けたのか、その要因を見つけてみてください。

ジョハリの窓

ジョハリの窓とは、複数人で集まって自分にどのような性格が当てはまるかを考える、他己分析もかけ合わせた分析方法です。

この方法を考えた2人の心理学者、ジョセフ・ルフト氏とハリ・インガム氏から名前がとられています。

まず「頭がよい」・「リーダーシップがある」など、自分が事前に設定した項目に当てはまるかを考え、それを記録しましょう。

その後、自分以外の参加者にその項目が当てはまるかを記録し、全員分の記録を確認して各性格項目を4つの「窓」に分類します。

自分も他人も「当てはまる」とした性格は「開放の窓」、自分だけが「当てはまる」と捉えた性格は「秘密の窓」、自分はそう思わないのに他人が「当てはまる」と捉えた性格は「盲点の窓」、自分も他人も「当てはまる」としなかった性格は「未知の窓」です。

詳しい「ジョハリの窓」のやり方や活用法は、こちらの記事をご確認ください。

面接時の答え方のポイント

就職活動に向けて満足いく自己分析ができても、面接で上手な答え方ができなければ意味がありません。

採用面接で質問に答える際のポイントを3点紹介します。

以下の見出しで紹介する事柄は、どの業種・職種に応募したとしても共通して気を付けたいポイントです。

また、一次面接から最終面接まで、どの過程でも意識しておくべきポイントでもあります。

自分がこれらのポイントを守れているかどうか、模擬面接などでチェックしてから本番に臨みましょう。

結論ファースト

どの質問に答える際も、伝えたい要点を最初に話すようにしてください。

例えば志望動機を尋ねられた際に、「私は〜な仕事ができると思ったので、御社を志望いたしました」と切り出します。

最初に結論を述べると相手は最初のひとことだけで要点を理解でき、大事なことが何かぼやけてしまう心配がありません。

逆に、最初に結論に至る理由を長々と述べてしまうと、面接官は応募者が何を言いたいのかわからないままずっと話を聞かされることになってしまいます。

論理的な話し方ができるという印象を与えるためにも、最初に一番大事な結論を述べてしまいましょう。

次に、付随するエピソードや根拠を話し、最後に再度結論を話すと伝えたいことが一貫しているうえに理解されやすいです。

また、この結論ファーストの話し方は面接だけでなく、履歴書やエントリーシートの質問に答える際にも活かせます。

企業の求める人物像を意識

自分の長所をアピールする際は、自分が企業の求めている人物像にマッチしていることが伝わるように努めましょう。

とくに、採用過程終盤は、面接官として役員や社長が登場する場面もあります。

誰よりも企業のことを熟知している経営陣が、学生と企業のマッチ度をじっくり見極めることになるでしょう。

そのため、役員面接・最終面接では、応募先企業が求める人物像を意識できていなければなかなか内定をつかみとれません。

例えば、企業がどのような部署でも適応できるフレキシブルさを求めているなか、「自分は1つのことをやり抜く力があります」とアピールすることはミスマッチにつながります。

このように、応募先企業の特徴によっては言い回しや使うエピソードを少し工夫したほうがよい場合もあります。

笑顔

企業が採用したいと思う人の条件には、仕事内容に合ったスキルが備わっているかという能力面以外に、ソフト面もあります。

面接官からみても、採用する人は今後一緒に働く人になりますので、一緒に働きたいと思える人を採用するのは当然です。

人付き合いに問題がありそうな人、同じオフィスにいて息が詰まりそうな人を好んで採用したいとは思わないでしょう。

したがって、まじめな話をするときまで笑顔でいる必要はありませんが、タイミングによって自然な笑顔を意識すると印象がいいです。

例えば、「よろしくお願いします」「ありがとうございました」と挨拶をするときや、面接官が緊張をほぐそうと冗談を言ってくれたときは笑顔でいられるようにしましょう。

自分の表情が相手からどのように見えているか気になるときは、鏡の前で面接の練習をしてみるのがおすすめです。

事前に準備するべきこと

次に、面接前に準備しておくべきことを2点紹介します。

事前に準備をしておくことは、面接の緊張を和らげるのにも効果的です。

徹底した準備をしてきたという事実が自信につながり、緊張しやすい最終面接でも堂々と構えられるでしょう。

面接直前には、企業に提出した履歴書やエントリーシートを見直すのもおすすめです。

面接での受け答えが提出書類と矛盾がないよう、自分が長所やガクチカの欄にどのようなことを書いていたか最終チェックをしておきましょう。

想定質問への答えを準備する

就活本やインターネットの就活に関する記事を読むと、面接で想定される質問と答え方が出てきます。

頻出質問をエクセルなどでまとめておき、それに対する想定回答を準備しておくのがおすすめです。

準備した回答をスムーズに説明できるように練習しておくのも効果的ですが、面接本番で棒読みになってしまうことは避けたいです。

そのため、回答を丸暗記するのではなく、話す内容を決めておく程度に留めておきましょう。

丸暗記したことに安心してしまうと、思わぬ追加質問をされたときに動揺してしまう可能性もあります。

想定質問はある程度決まっていても、そのあとに追加質問をされるのが当たり前で、どうしてもある程度のアドリブが必要なことは覚えておくとよいでしょう。

なぜを突き詰める

今までの経験を問う、ガクチカなどの質問ではその質問を深掘りされることが多いです。

単純に面接官がアルバイトやサークルの活動内容に興味をもっているだけのこともありますが、多くは活動経験から応募者が何を学んだか・入社後にその経験を活かせるかを知るために質問しています。

とくにすぐ受け答えできるように準備しておくべき追加質問は、「なぜその課題、目標を設定したのか」「なぜ課題を解決するためにその手法をとったのか」です。

自分の回答を読み返し、どこかに「なぜ」と質問されそうなポイントがないかチェックしてみましょう。

何度か面接を経験すると、自分が話すエピソードのどこに面接官が興味を示すか・追加質問をぶつけてくるかも想定しやすくなります。

以前された追加質問にうまく答えられなかった場合、同じ質問や似た質問がされることを想定し、対策しておきましょう。

おわりに

就職面接前にしておくべき二大対策は、「自己分析」と「企業研究」です。

企業研究は応募先企業ごとにやっていく必要がありますが、自己分析はどの企業に応募する上でも役立つので、就職活動が本格化する前から準備しておけます。

自己分析で就活の軸を作っておくと、面接だけでなく履歴書やエントリーシートを記入するのにも役立つでしょう。

就活を意識しはじめた方は、まず自己分析から始めることをおすすめします。

自分一人で行う自己分析には限界があるので、できるだけ友人や家族の意見も参考にするようにしましょう。

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