自己PRが苦手な人必見!ポイントや構成を解説!

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はじめに

履歴書やエントリーシートの自己PR欄に何を記入したら良いか、お悩みの人も多いでしょう。

自分のことは自分が一番よく知っているはずなのに、どうして書類となるとそれがうまく書けないのでしょうか。

そこでポイントとなるのが「自己分析」です。

自らの強みを理解して自己PRを書くためには、丁寧な自己分析が必要だとされています。

この記事では、自己分析を行うべき理由や、そのやり方、自己分析を自己PRに生かしてうまく文章化する方法についてまとめました。

自己PRがうまく書けないことで困っている人は、ぜひ読んでみてください。

【自己PRが苦手な人必見】自己分析ができれば自己PRが書ける!

自己PRがうまくまとめられずに困っている人は、しっかりと自己分析ができていない場合が多いです。

自分のことは自分が一番良く知っているはずという気持ちから、就活に必要な自己分析を疎かにしていないでしょうか。

実は、そのような人にこそ、きちんとした自己分析が必要なのです。

適切な自己分析で丁寧に自分という人間を紐解いていけば、強みのアピールに効果的な自己PRが書けるようになります。

自分のことは誰よりもよく分かっているはずという先入観を捨て、まずは一通り自己分析してみるところから始めましょう。

【自己PRが苦手な人必見】なぜ自己分析をするべきなのか

そもそも、就活において自己分析が必須とされるのはなぜなのでしょうか。

仮に本当に必要のない行為であるならば、わざわざ折につけて自己分析をしろといわれることはありません。

自己分析を行うことで、自分にできることや向いていることはもちろん、自分が本当にやりたいことなど普段の生活では気づけないような自らの深層心理に踏み込むことができます。

自分について詳しく分析できないような人が、自分以外の他者である志望先の企業であったり、入社後の顧客であったりといった相手のことだけ正しく分析できるということはないでしょう。

このような理由から、自己分析は重要だといわれているのです。

自分を客観的に見ることができる

普段の主観的な視点からでは、自分で想像している以上に自分のことは分からないものです。

そこに自己分析という工程を入れることで、自分のことを通常よりも客観的に捉えられるようになります。

自分で自分に対して抱いている印象だけでなく、他人の目を通した自分の姿というものが見えやすくなるのです

そのような客観的な視点から自分を改めて見つめ直せば、これまで自覚していなかった強みや新たな課題が見つかるかもしれません。

自分に自信を持って自己PRを書くためにも、そして選考や入社までに課題の改善に取り組むためにも、適切な手段での自己分析を通して自分を客観視することが重要なのです。

客観的な視点からの強みは、自分で思っているだけの強みよりもずっと説得力を持たせやすくなります。

やりたいことがはっきりする

志望先の企業を決めるうえで、自分が重要視する条件である就活の軸を決めるためには、自分が何をしたいか、どんなものを肯定的に捉えるかといった価値観を把握しておくことが必要です。

自己分析をしておけば、自分が実際に興味を持っている分野ややりたいと感じていることが明確に可視化され、企業に求める条件としての就活の軸が決まってきます。

就活の軸さえはっきりさせれば、企業のどこを見て比較したら良いのかも明確になるでしょう。

自分が何をしたいのかをはっきりさせることができれば、仕事選びにも困らなくなるということです。

また、将来的にどのようなキャリアを描きたいか考える場合も、自分がやりたいと感じていることの分析結果が役に立ちます。

向いてる仕事もわかる

自己分析は、今の自分にできること、持っているスキルや特性を可視化することでもあります。

そのため、自己分析をすれば、自分に向いている仕事の種類もある程度把握できるのです。

傾向だけでも自分の適性が分かっていれば、職種を絞っての就活が楽に行えるようになります。

逆に自分に向いている仕事がしっかり分かっていないと、適性がない仕事の選考を受け続けて内定の機会を逃したり、入社したとしても業務で伸び悩んだりして、選択を後悔することになりかねません。

後から「あのときこうしておけば良かった」とならないためにも、事前にしっかり自分の適性について把握しておくことが重要です。

適性を把握できれば、選考で自分はこの仕事に向いているというアピールを考えることにも使えます。

ミスマッチを防げる

自己分析しておけば、職種だけでなく、企業とのミスマッチも防ぐことが可能です。

就活では、内定をもらって入社し実際に働き始めてから、企業とのミスマッチに気付くといったことが頻繁に起こります。

これは、適切な自己分析を行えていなかったために、企業の社風や現場の雰囲気との相性を正しく測ることができなかったことに起因する現象です。

入社してからミスマッチに気付いたとしても、簡単に職を変えることはできません。

仮に転職するとしてもかなりの労力がかかりますし、就職活動の時間も企業がかけた採用や教育のコストもすべて無駄になってしまいます。

自己分析をしっかり行っておけば、このようなミスマッチを防いで早期離職のリスクを軽減できるのです。

面接で説得力が増す

自己分析をすれば、自分のことについて網羅的に洗い出すことができます。

そうすれば、強みを補強できる材料が増え、自己PRに説得力を持たせられるでしょう

また、文章内や選考での受け答えを通して一貫性を持たせられるようになり、より採用担当者に納得してもらいやすくなります。

自己分析をして、効率の良い自分のアピールの仕方を学ぶことで、採用の可能性が高まるのです

きちんと自己分析ができておらず、受け答えの主旨がバラバラになってしまうとこうはいきません。

自分が相手からどのように見られたいか、それをアピールするためには何を伝えれば良いのかを知るためには、自己分析で自分の過去の経験や考え方について詳しく理解しておく必要があります。

【自己PRが苦手な人必見】自己分析のやり方

自分を分析することが大切といわれても、そもそもどのようなアプローチで始めたら良いのか分からないという人もいるでしょう。

一口に自己分析といっても、さまざまなやり方が存在します。

今回紹介するのは、代表的な自己分析の方法4つです。

どのようなやり方で分析するのかが分かれば、自分が知りたいことに合わせて適切な方法を選ぶこともできるでしょう。

「とことん自分について掘り下げる」という方法や「ジョハリの窓」「人生グラフ」「マインドマップ」という手法について解説します。

とことん掘り下げる

自己分析と聞いて何となく真っ先に思い浮かぶのは、自分について「なぜ」や「何」を繰り返してどんどん掘り下げていくものではないでしょうか。

自分について考えるときに1つのテーマを定め、それについて過去の経験と照らし合わせながらとことん掘り下げていくというのは王道の手法です。

自分の過去の行動について、改めて「あのときどうしてあの行動をとったのか」「なぜあの感情になったのか」を振り返ってみることで、自分の行動の基準や考え方の根底にあるものについて詳しく知ることができます。

自分がどうして、何にもとづいてその行動を取ったのかを分析するという点で、比較的深層心理の分析に向けた内向的な手段ともいえるでしょう。

この手法で得られた情報は、自己PRなどで過去のエピソードについて記述する際に役立ちます。

ジョハリの窓

人には誰しも、自分から見たときの側面と他人から見たときの側面という複数の顔があります。

その2つの側面は、必ずしも一致するとは限りません。

ジョハリの窓は、そんな自分と他人との間に生まれた自己に対する認識のズレを再確認し、今後自分の内面をどのようにアピールするか、あるいはどのように欠点などを隠すかといった対策を考えるためのものです。

「開放の窓」「秘密の窓」「盲点の窓」「未知の窓」と呼ばれる4つの窓に、それぞれ自分が知っている自分の認識や他人から見たときの自分について書き込んでいきます。

身近な他人から自分についての評価を聞くことで自己に対する理解を深める、外向的な分析手段だといえるでしょう。

他人から見た客観的な自分について知ることで、より説得力のあるアピール方法を考えるのに役立ちます。

モチベーショングラフ

今まであった過去の出来事を振り返り、モチベーションの上下をグラフ化して自己分析をする方法になります。

「人生グラフ」と表現されることもあります。

グラフにまとめることで、人生の中で大切にしていることを可視化できるため、具体的に把握することが可能になるのです。

モチベーショングラフは、モチベーションの縦軸と時間を表す横軸で成り立っています。

自分の気持ちが大きく振れた出来事の共通点を探すことで、自分の譲れないことや自分の中の判断基準を明確にすることができるのです。

また、モチベーショングラフを作成した後は、自分がどんな価値観を持っているのか言語化していきましょう。

作成後の言語化が非常に大切なため、作るだけでなくしっかりと言語化する時間を作ることが重要になります。

マインドマップ

マインドマップは、自分の思考を単語などにまとめて蜘蛛の巣状、あるいはニューロンのようにつなげて書いていき、どのような考え方をしているのか俯瞰的に分析するための手法です。

自分に関する連想ゲームのようなものです

まずは自分という存在から線を伸ばしていき、興味のあるジャンルや関連性の高いものから周辺に細胞を作っていきます。

この手法により、自分にとって優先順位の高い存在や、「自分といえば」という個性について分析することが可能です。

マインドマップを書くときは無地の紙を横長に置いて、ジャンルごとに筆記具の色を変えながら、視覚的に見やすい枝葉を書き加えていくと良いでしょう。

それぞれの細胞に長々と文章を書いてしまうと直感的ではなくなってしまうため、なるべく一語で書き表すのが理想です。

【自己PRが苦手な人必見】自己分析の結果を自己PRに活かす

さまざまな手法での自己分析が行えたら、今度はそれを実際の自己PRに活用しましょう

自己分析をしたことで、それまでより自分について客観的に捉えられるようになったはずです。

そうすれば、どのような内容を書けばどういった評価がもらえるか予想できるようになるため、強みの説明にも説得力が出せます。

明確な根拠づけができた強みに過去の経験にもとづくエピソードを加え、選考に受かる自己PRを作りましょう。

自己PRの際は、選考書類全体との整合性を意識するとより効果的です。

【自己PRとガクチカの違いを解説!】ガクチカを聞く理由

企業がエントリーシートでガクチカについて質問するのは、学生時代の経験から価値観や物事への取り組み方を知るためです。

その経験をもとに、入社後の仕事で課題に直面した際に、自分の力で乗り越えられるかどうかを見極めようとしています。

ほかにも、履歴書だけでは伝わらない、応募者の能力や将来性などをチェックすることも少なくありません。

そのためガクチカでは、単にそのまま経験したことをアピールするのではなく、企業での再現性があるエピソードであることが必要になります。

また、ガクチカを考える際は、結果よりも過程を重要視すると良いでしょう。

なお、企業に合った強みをアピールする必要があるため、企業研究を入念にしておくことも必要になります。

【自己PRが苦手な人必見】自己PR作成のポイント

自己分析の結果を自己PRとして活用する際は、3つのポイントに留意して文章を作成するとうまくいきます。

重要なのは、人に見せることを意識すること、相手からどういった評価をしてほしいかを意識すること、相手がどのような人物を求めているのかを理解することです。

自己PRとは、強みをアピールするための戦略であるため、自己分析を通して自分がどう見られているか、どう見せたいかを把握する必要があります。

自己PR作成のポイントを押さえて、的確なアピールにつなげましょう。

結論ファースト

自己PRを作成する際は、まず初めに、結論となる自分の一番の強みを持ってくることが大切です。

結論から始めることで、これから何の話をするのかが分かりやすくなり、内容が伝わりやすいという効果があります。

導入の部分でもあるため、なるべく端的な一文で書き表すのが良いでしょう。

このように結論から始めることで、後から文章が脱線するのを防ぎ、読み手だけでなく書き手自身にも何がいいたいのかを意識させることができます。

ビジネスの場では、結論から話すことを求められる場合も多いため、社会に出たときの演習やリハーサルになると考えて意識しておくと良いでしょう。

理由や背景、根拠の説明は後からいくらでも追加できますので、まずは結論から述べることを心がけましょう

PREP法を使う

「PREP法」は、自己PRの文章構成に用いることでアピール度を高めることができるテクニックです。

上記で伝えた「結論ファースト」も含まれた構成になっているので、形式に則って作成することで手軽に伝わりやすい自己PRを書くことができるでしょう・

まず、結論(Point)を持ってきて、最も伝えたい内容を簡潔にアピールしましょう。

次に、そのような結論に至った理由(Reason)を書いて根拠を示しましょう。

そして、強みを発揮したエピソードを具体例(Example)を使って伝えます。

最後に、もう一度結論(Point)を繰り返すことで、自分が伝えたいことを強調することができるのです。

最初に結論を述べておくことで、自分の伝えたいことがまとまらなくなることを防ぐことが可能になります。

特に文章を作ることが苦手な方は、自分が何を伝えたいのかを最初に示しておくことをおすすめします。

エピソードを入れる

最初に述べた結論を補強するためには、根拠となる過去のエピソードを入れる必要があります

エピソードは、なるべく具体的に、かつ強みをアピールするのに適切なものを選ぶことが重要です。

選んだエピソードを、具体的に説明することで、経験の説得力が増していきます。

逆に、エピソードの中身がふわふわしていると、強みの説得力が薄れるほか、実際にそんな体験をしていないのではと疑われてしまうため注意が必要です。

過去のエピソードを入れるのは、自慢話や世間話をするためではありません。

あくまでも結論である強みを補強するための補助のようなものであることは理解しておき、どう説明したら効果的であるかを把握しておくことが大切です。

第三者からの意見を取り入れる

自分だけの視点では偏った見方になってしまうこともあるため、不安であれば第三者の意見を取り入れると良いでしょう。

家族や親友など第三者の意見を聞くことで、自分では気づかなかった特徴を知ることが可能になります

第三者の客観的な意見を取り入れることは、エントリーシートに説得力を持たせることにつながります。

第三者による意見を聞く場合も、一人だけではなく何人かに聞いて、意見を多く集めてみましょう

このとき、自分とは価値観や考え方が異なる人の意見の方が、本質に近いことを言ってくれることが多くあります。

時間に余裕がある場合、なるべく自分とは異なる属性の方を探して話を聞いてみるようにしてください

企業の特徴に沿う

自己PRを行う際は、企業の特徴に沿った強みに変えると、相性が良い就活生として評価してもらいやすくなります。

企業理念や事業内容などから、自分の強みをアピールするために利用できそうなエピソードを事前にピックアップしておきましょう。

もちろん、企業が求める人物像をリサーチしておくことも重要です。

それらをもとに企業と自分との共通点をすり合わせることで、選考において自己PRが最大限の力を発揮できるようになります。

そのためには、徹底した自己分析のみならず、企業研究もきっちり行っておくことが大切です。

相手の情報を知ることと、自分についてしっかり分析しておくことは、選考で自己PRするうえでどちらも等しく重要なことだといえるでしょう。

内定者のエントリーシートを参考にする

うまくエントリーシートを作成することができない場合は、内定者のエントリーシートを参考にすると良いでしょう。

やり方は、内定者のエントリーシートが集められたWebサイトを参考すると良いでしょう。

他には、すでに内定をもらった友人や身近な先輩に実際に見せてもらうという方法もあります。

ほかの人のエントリーシートを参考にする場合、なるべくあなたが目指している企業と同じ業種の企業から内定をもらった人を参考にしてみましょう。

このようにすることで、自分が作るべきエントリーシートの完成形が見えてくるはずです。

ただし、自分を良く見せようとするあまり、嘘の内容を盛り込むようなことはしないようにしてください

ES添削サービスを利用する

自分一人だけでは改善すべき点が見つけられないことも多いでしょう。

このような場合、ES添削サービスを利用して、第三者が読んでもわかりやすい文になっているかを客観的に見てもらうのも有効です。

ES添削サービスを利用することで、就活のプロに添削をしてもらえるため、自分だけでは見つけられなかった改善点がわかるようになります。

また、プロの目線からアドバイスしてくれるため、よりスムーズな文章になり内定の可能性をアップさせることもできます。

エントリーシートの作成が難しいと考えている方は、早めにES添削サービスを利用してみると良いでしょう

無料で受けられるサービスも多く、内定率を上げたい方や、より完成度の高いエントリーシートを作成したい方にもおすすめです。

複数用意しておく

うまくできたからといって、1つの自己PRを複数の企業で使い回すことはおすすめしません

応募する企業によって理想の人物像や採用基準が異なるため、自己PRを複数用意する必要があります。

いくつか自己PRを用意しておき、その企業に合わせた自己PRを選び出すと効果的です。

もちろん、応募する企業ごとに自己PRを一から作ることも良いですが、多くの時間が必要になってしまうため、あらかじめ作っておいた自己PRの中から企業に合うものを選ぶという方法を実践すると効率が良くなるでしょう

自己PRを毎回作り直すよりも、2〜3個ほど用意しておき、それぞれの完成度を上げていくことをおすすめします。

時間をかけることよりも、質を高めることを意識しながら自己PRを作るようにすることが大切です。

【自己PRが苦手な人必見】自己PR作成の注意点

自己PRを作成する際には、必ず注意するべきポイントも存在します。

嘘は書かない、書類を書くときは丁寧に、言葉遣いには気をつけるなど、社会に出ていくうえでは当たり前のことです。

これらを守って書類を書かないと、せっかく良い文章ができたとしても台無しになりかねません。

もちろん書類の評価が下がれば、その分選考を通過する確率も下がってしまいます

自己分析の結果を最大限活かして、きちんと自分の魅力を効果的にアピールするためにも、注意点は理解しておきましょう。

嘘はNG

選考において、虚偽の情報を述べることは絶対にNGです。

実際に体験していない人には分からないだろう、少しくらいならバレないだろうという気持ちで安易に嘘をつくと、それが命取りになりかねません。

嘘のエピソードを伝えても、いざ面接に臨んだ際に面接官から深掘りで詰められた際に、答えられずバレてしまうものです。

また、嘘をついてまで企業に入っても、そこまでしなければならない企業とは相性も良くない場合が多く、結局早期離職につながります。

自分を良く見せたいから、どうしても内定がほしいからと虚偽の情報を伝えることはやめましょう。

自己PRをはじめとした提出書類は、事実にもとづき自分の言葉で素直に文章を書くべきです

ありのままの自分を評価してもらえるよう、普段から自分の中身を磨いておきましょう。

丁寧に書く

これも社会に出るうえでは当然のことですが、提出する書類を手書きで作成する場合は丁寧に書くことを心がけましょう。

自分だけが見るような自己分析のまとめや、遂行の段階にある原稿などは多少汚くても構いませんが、完成した書類は企業の採用担当者に読んでもらうものです。

相手が読みやすいように意識して、できるだけ丁寧な字でレイアウトにも気をつけて書くと良いでしょう

細かなことに思えるかもしれませんが、最初に企業に提出する書類というのはあなたの顔であり、社会人にとっての名刺の代わりです。

取引先に渡す名刺を汚したままにしておく社会人などは存在しません。

採用担当者はこのような書類に関する部分にもしっかり目を通して評価しているため、きちんと体裁を整えることが大切です。

言葉遣いに気を使う

書類の文字同様に気をつけたいのが、文章内での言葉遣いです。

相手に失礼のないように、正しく丁寧な言葉遣いを意識しましょう。

文末がきちんと統一されているか、志望先の企業の呼称が間違っていないか、謙譲語や尊敬語を正しく使えているかは、社会人としての常識に直結します。

自分だけでチェックしても見落としのある可能性が残るため、家族や友人など他人にダブルチェックしてもらうと良いでしょう。

その場合は適宜修正できるよう、清書する前に見てもらうことが大切です。

きちんと正しい言葉遣いができており、レイアウトにも問題がないようならば、ペンで清書し、書類を完成させましょう。

また、できた書類は提出までに汚れたり、曲がったりしないよう丁寧に扱う必要があります。

アピールするスキル・実績は1つに絞る

自己PRできることが多いのは良いことですが、自己PRにおいては1つの文に、アピールポイントをいくつも盛り込んではいけません。

簡潔に自分のアピールポイントを伝えるためにも、1つに絞り込んでアピールしましょう

質の高い自己PRを作るには、応募する企業のニーズに合ったアピールポイントを選び、厳選して記載する必要があります。

企業が求めていることを正確に把握することは難しいため、事前に企業研究を入念に行っておきましょう

自己PRしたいことが多い場合は、いくつか自己PRを作っておき、企業に合わせて使えるようにしておくことをおすすめします。

自分の強みを明確に伝えるためにも、アピールポイントは絞り込んでおきましょう。

記述欄の8割以上は埋める

最後に注意したいのは、記述欄をどれほど埋めておくかという点です。

自己PRでは、読みやすい程度に文字数を調節し、8割以上を埋めることが基本となります。

文字数が少なく、空欄が目立つと採用担当者に良い印象を与えられません。

また、字が読みにくい、文章構成がおかしいといったことがないよう、十分に気をつけましょう

ただし、やみくもに文字数を増やせば良いというわけではありません。

質の高い自己PRを作成するためには、細かい文字間隔やレイアウトにも気を配り、読みやすい内容に仕上げる必要があるのです。

もし文字数が少なくなってしまう場合は、自己PRにも説得力が欠けていることがあるため、肉付けできるところはないか確認してみることをおすすめします。

【自己PRが苦手な人必見】例文

ここからは、自己分析を活用した自己PRの例文を掲載します。

例文は、あくまでも一例にすぎません。

実際に書く際は、自分自身の行った自己分析にもとづき、自分の言葉で文章を組み立てる必要があります。

まずは一通り例文を読んで文章の書き方を把握し、お手本をもとに自分の自己PR文を書いて添削してみましょう。

自分の言葉に置き換えて文章を洗練させていけば、採用担当者に響く自己PRを作成できるはずです。

それでは、自己PRの例文を3つご紹介します。

リーダーシップ

私の強みは、チームのメンバーを引っ張るためのリーダーシップです。

学生時代に所属していたバレー部で部長を務め、大会での優勝を目指し部員と一丸となって努力した経験があります。
その中で、自分には人を激励したり、適切な課題を提示したりしながら集団を引っ張っていく力があることに気付きました。
私が部長を務める以前のバレー部は大会に出ても勝ち進むことが難しく、敗退の度に悔しい思いをしてきました。
そこで、自分が部長を任されて以降は、一度チームの課題を全体のものと個人のものに分けて分析し、発見した問題に合わせて解決策を提示することでチームの強化を図ったのです。
はじめのうちはなかなか効果が現れませんでしたが、その度にどこを改善したら良いのかを部員と一緒に突き詰めて考え、より練習の方法を最適化できるように主導していきました。
その結果、同年度の大会では見事優勝を勝ち取ることができました。

貴社に入社後も、課題の解決を主導しながらチームの協力を引き出すリーダーシップを発揮して、貢献したいと考えております。

計画力

私の強みは計画性があることです。

学生時代は、異文化への理解を深めるために国際交流関連の学生団体へ所属していたのですが、そこでは定期的に異文化体験活動などを開いていました。
他大学の方との交流が多いため、日程の調整が難しく、1つのイベントに時間をかけてしまい、活動が1年間を通してみると少ないというのが現状でした。
そこで私は、過去の活動のうち外せないものをピックアップしたうえで活動にかかる時間を計算し、1年間・1ヶ月・1週間ごとにやるべきことを細分化していくことにしたのです。
その結果、例年より早めにイベントに取りかかることで余裕ができ、新しく交流会やイベントを増やすことに成功しました。

貴社に入社した際にも、細かく計画を立てることで無駄を省き、仕事の中核となる顧客対応に注力していきたいと考えています。

コミュニケーション力

私の強みは、飲食店でのアルバイトで培ったコミュニケーション力だと考えております。

私はアルバイトを始めるときに、一日に一回はお客様から「ありがとう」のお声がけをいただけるような接客をしようと決めていました。
お客様からお礼の言葉をいただけるような接客とは、それだけお客様にご満足いただけるような接客であると考えてのことです。
はじめのうちはどのような接客を心がければ良いのか模索するところからでしたが、徐々に明るい笑顔ではきはきと、お客様とのコミュニケーションを心がけるようにすれば良いことに気付きました。
入店されたお客様を笑顔で迎え、お席についてメニューを選ばれる際に、付属できるサービスがあれば先もってお伝えするなど、お客様にとって嬉しい情報をもとにコミュニケーションを心がけることで、始めに掲げた目標を毎日達成できるようになったのです。

貴社に入社してからは、相手の要望を汲み取ってやり取りするためのコミュニケーション力をもとに、できる限りお客様との距離を近づけられるよう努力していきます。

主体性

私の強みは、インターンシップで発揮した主体性です。

貴社でインターンシップの機会をいただいた際、貴重なチャンスを自分のものとするためには主体性を持って能動的に行動することが大切だと考え、自分からアクションを起こすようにしていました。
分からないことがあれば必ず質問し、社員の方が働いている姿から仕事について学びつつ、空いている仕事があれば手を挙げて割り振ってもらうなど少しでも貴社での業務を吸収しようと努めました。
その結果、初めは社員の方から判断を仰がなければできなかった仕事も、自分の裁量で任せていただけるようになるまで成長できたのです。
このインターンシップでの経験により、どんな場面でも主体性を持って自分から動くことが大切だと改めて実感したため、自分からお声がけして仕事をさせていただくことを今もモットーとしています。

貴社に入社した際は、誰もまだ手がけていないような仕事を積極的に打ち出して、主体的に業務を行っていきたいと考えております。

【自己PRが苦手な人必見】就活エージェントを活用しよう!

自己分析をもとにした企業選びにお困りならば、就活エージェントを活用するのがおすすめです。

営業就活ドットコムでは、自分の強みに合わせて後悔しないための就職先を紹介してくれるため、自分と相性の良い企業を素早く見つけることができます。

また、企業探しだけでなく書類の添削や面接対策も行ってくれるため、選考に進んでからも安心です。

専門アドバイザーとの面談を通じてあなたにぴったりの企業を見つけ、自分の強みをアピールして内定を目指しましょう。

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まとめ

自己PRをまとめるためには、下準備として十分な自己分析が必要です。

自己分析にはさまざまな手法があり、やり方によって得られる情報が異なります。

自己分析で得られた結果は、自己PRの結論を裏付ける根拠のエピソードを選ぶうえで重要なものです。

自己PRに用いるエピソードは、自分が実際に体験した事実にもとづいている必要があります。

しっかりと自己分析を行って自分の魅力や強みを理解したうえで自己PRを書き上げ、志望先の企業からの内定を目指しましょう。

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