マインドマップで自己分析をしよう!活用方法やおすすめの作成ツールも紹介!

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就職活動を進めるにあたって、何から手を付けたらいいのかわからない、という方も多いのではないのでしょうか。

就活で行う準備として定番の「自己分析」ですが、具体的にどうやって取り組めば良いのかがわからず、取り掛かれない方もいるかもしれません。

そこで今回は、自分の思考や軸を言語化するのに最適な「マインドマップ」を用いた自己分析の方法について紹介します。

この記事を読み進めながら実際に手を動かして、取り組んでみると実践のハードルが下がるでしょう。

【マインドマップで自己分析】自己分析

そもそも、就活でよく勧められる「自己分析」は、本やインターネット上での自己分析ツールを使いながら、自分が今までの人生をどのような価値基準を持って過ごしていたのかを探っていくものです。

人生におけるイベントや幼少期などの記憶から、自分の行った行動や感情を言語化することで、客観的に自分がどのような人間なのかを把握することができます。

自分の考えや好み、性格などは普段は抽象的で、説明しようとしてもうまく言葉が定まらないことがほとんどです。

自己分析を行うことによって、自分がどういった人間であるかを言葉で説明することに役立てられるでしょう。

就活情報サイトや、就活生向けの情報誌などには、質問に答えていくことで自分の性格や適職がわかるというものも多くありますが、診断結果をさらに深堀りするために、自分でも自己分析を行ってみましょう。

【マインドマップで自己分析】業界選びに自己分析が必要な理由

自己分析を行うことで、業界選びや就職活動にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここでは、業界選びに自己分析が必要な理由を紹介していきます。

先ほども述べた通り、就職活動を続けていくと嫌というほど「自己分析の重要性」を耳にするかと思います。

すでにわかっているという方も、改めて「何のためにこれをやるのか」という意識を持ってから取り組むと、さらに洗練された分析が行える場合もあるので、ぜひ目を通してみてください。

自分の興味を知る

就職活動を始めようと思っても、一体どんな基準で自分が勤める企業を選べば良いのかわからないことも多いでしょう。

今の自分が好きなことや興味があるものから選んでいくのももちろん良いですが、就活においては、その「好きなもの」や「興味があるもの」が「なぜ」好きなのか、興味があるのか、という視点が重要です。

自分が今までどのようなことに興味を持ち、行動してきたのかを自己分析で振り返ることによって、自分が気になっている業界が本当に自分に合っているのかを判断することができます。

ここで見つけた自分なりの判断軸は、自分の強みにもなり得るものです。

自分の価値基準の軸とさまざまな業界・企業の特徴を照らし合わせることで、後悔のない企業選びを行うことができます。

自分のやる気の源泉を知る

こちらも興味などの基準軸と同様に、自己分析を行うことによって、どういったことにモチベーションが上がるのか、やる気の出る環境などをはっきりと自覚できるようになります。

仕事に対し熱心に取り組むためには、どのようなことにやりがいを感じるのか、反対にどのようなことに強いストレスを感じるのかなど、自分の感情を客観的に見つめ直す必要があります。

言語化ができれば、そこで判明した自分のやる気の源泉を、より良い職場を選ぶための参考にすることができるのです。

企業や業界によって、やりがいとなり得る特徴は異なります。

また、興味のある分野以外にも、相性の良い職場を見つけられる可能性が上がるので、就活の成功率も上がるでしょう。

自分が満足のいく仕事をしていくためにも、自己分析をしっかり行うことが重要です。

【マインドマップで自己分析】マインドマップの作成方法

それでは、就活に効果的な自己分析を行うために、「マインドマップ」の作成方法をお伝えします。

マインドマップは、紙とペンがあればすぐにでも始められる思考整理法のことです。

自分の考えをどんどん紙に書いていくことで、自分の思考を体系的に理解し、見つめ直すことができます。

現在では、スマホアプリなどのさまざまな方法でマインドマップに取り組むことが可能です。

アプリについても本記事の後半で紹介していきますので、ぜひ読み進めてみてください。

テーマを設定する

まず紙を用意しその中央にテーマとなる言葉を書きます。

この言葉は、自分が行いたい自己分析の目的に合わせて書きましょう。

就活における自己分析を行うなら、代表的なものは「興味のあること」「好きなこと」「苦手なこと」「幼少期の頃」「アルバイト」などが良いかもしれません。

また、ここから連想する言葉をどんどんつなげていくことになるため、用意する紙はなるべく大きめのものがベターです。

自分が悩んでいることやわからないなと感じていることをテーマにするのも良いですが、自分はこうだろうとすでに理解できていると感じているものをあえてテーマにすると、新しい発見があるかもしれません。

普段意識していないことが次々浮かんでくるのがマインドマップの利点です。

テーマと関連するキーワードを発散させる

次に、中央に書いたテーマから連想できる言葉を周りに書いていきましょう。

言葉が書けたらそこからさらに連想できるキーワードを書き込み、繋げる、という作業を繰り返していきます。

この際、先に枝葉のように線を伸ばしてしまう方もいますが、それよりも思い付く言葉を書いていくほうが重要です。

線を伸ばしてから、その先に言葉を書こうとすると、「何か書かなくては」と無意識に考えてしまい、アイデアを出す妨げになることもあります。

また、ここで書く言葉は、なるべく自身の体験や経験、考えに正直なものにしましょう。

マインドマップは自分の中にある思考を可視化するためのものです。

一般論的な意見が思い浮かんで、それを書き込むのももちろん良いですが、その場合は「なぜ自分はこう思ったのか」について考え、さらにそこから連想を続けましょう。

カテゴリをまとめる

ある程度枝葉が広がっていったら、テーマと浮かび上がってきたキーワードを照らし合わせ、共通点を探してみましょう。

もし志望業界や企業がすでにあるのならば、それらが持つ特徴や長所、短所などをできあがったマインドマップと比べ、どれくらい合致しているかを考えてみても良いかもしれません。

求められている人物像やストレスを感じるような状況など、マインドマップで確認できる自分の情報と、業界研究などで得た情報を細かく照合します。

また、黒一色ではなく、カラーペンなどでジャンルや特徴ごとに色を変えてみると、視認しやすくなりおすすめです。

思考を整理して可視化することがマインドマップの目的なので、積極的に色を使ってみましょう。

【マインドマップで自己分析】マインドマップを活用するメリット

マインドマップの方法が理解できたかと思います。

自分の頭の中を文字にしてみると、自分でも気が付かなかったことがいくつかあるかもしれません。

ここでは、マインドマップを就職活動などに活用するメリットをご紹介します。

ただし、ここでメリットについて学ぶこと以上に、自分でマインドマップを行うことで気が付くことがたくさんあるかと思います。

ぜひすぐにマインドマップにトライしてみましょう。

頭の中を可視化することにより得られる効果には次のようなものがあります。

思考を整理しやすい

単語同士を枝でつないでいくことにより、それぞれがどのようにつながっているのかを理解することができます。

結果的に、つながったキーワードをたどっていけば、一貫性のある主張や価値判断ができるようになるのです。

また、常日頃から自分の思考をコントロールできている人はいません。

しかし、マインドマップを作れば、自分がどのようなことを、どのようなものから連想し、感じているのかを客観的に理解することができます。

そのため、マインドマップを応用すれば、自分がどのような状況の時にストレスを感じ、どのようなことに怒るのか、といったアンガーマネジメントに利用することもできるのです。

価値判断の基準なども明確になるので、人間関係や仕事での決断などをスムーズにするためにも役立てられるでしょう。

情報が網羅される

一つのキーワードから発想をつなげていくことにより、膨大な量の知識を体系的に得ることにも役立ちます。

このマインドマップは、英単語などを覚える際にも有効で、知識と知識を結びつけることにより、覚えた単語を芋づる式に引き出すことができるというメリットがあるのです。

就職活動以外にも、試験勉強や状況把握など、使用できるシーンは多岐にわたります。

また、一枚の紙に多くの単語があると、一見わかりづらくなることが多いですが、マインドマップは枝葉のようにそれぞれがつながっているため、視認性が高く、図として頭に残りやすくなるという面もあります。

仕事の手順などを覚える際に一枚にまとめておけば、パッと紙を見るだけで確認ができるので効率が良くおすすめです。

思わぬ一面が見つかる

マインドマップで連想を広げていくことで自分でも気が付いていなかった新しい一面を発見することができます。

頭の中で考えているだけでは分からなかった「意外な一面」を冷静な視点から見ることができます。

ここで発見した自分の新たな一面は自己分析や企業選びの際にとても役に立ちます。

思い込みや先入観を捨てて、クリアな視点で自分自身を振り返ってみましょう。

徹底的に洗い出せる

時系列に沿ってテーマを深掘りしていくので、情報の漏れを防ぎ、徹底的に洗い出すことができます。

テーマとなる出来事から感じた些細なことまで引き出すきっかけになるため、自分自身のことをよく知ることができるというメリットがあります。

また、マインドマップは何度でも書き足すことができます。

一度やって終わりではなく考えの変化や新しく思い出したことを適宜追加していきましょう。

【マインドマップで自己分析】マインドマップ作成時のポイント

マインドマップが非常に有用な思考整理術であることを説明してきました。

就職活動以外にも、社会人になってからの業務やプライベートでの趣味の学習など、活かせるシーンが多い便利なフレームワークです。

ここからは、そんなマインドマップを作成する際の注意点を紹介していきます。

非常に手軽ですぐにできるこのフレームワークですが、簡単な分気を付けるべきこともあるのです。

以下で紹介する内容を確認してから、マインドマップ作成を行っていきましょう。

1枚にまとめる

まず、一つのテーマに対し、必ず紙1枚にまとめるようにしましょう。

つながっていく言葉が増えていくからといって、ほかの紙に続きを書くと、つながりがわかりづらく、視認性が下がってしまいます。

もしスペースが足りなくなってしまったら、基本的にはそこで連想を止めて、カテゴリをまとめてみましょう。

どうしても続きを書きたいなら、紙を追加し、最初の紙とつなぎ合わせて一枚の紙面になるようにしてから取り組むのも手段の一つです。

マインドマップは楽しくなってくると気が付かないうちにどんどん外に広がっていってしまうことがあります。

また、一つの言葉からたくさんのキーワードがつながっていき、他がスカスカになってしまうといったこともあるかもしれません。

そういった場合も一度手を止め、なぜそのワードから連想が広がるのかを考えるようにしましょう。

とりあえず発散させる

また逆に、考え込んでしまってなかなかキーワードをつなげられない、ということもあるでしょう。

そうした場合は、自分に正直になることを意識してみてください。

あれこれ考えてしまったり、きれいに書きたいと思ったりしてしまうと、なかなかキーワードをつなげることに踏み出せません。

パッと思い付いたことで構わないので、まずはとにかく頭に浮かんだことを書いていく作業に慣れていきましょう。

「キーワードをつなげて書いたけれど本当に関連性があるだろうか」といった判断は、作成後の確認で行えば良いのです。

まずはとにかく、自分の中にある思考や感情を発散させていくことを意識してください。

直感的な作業にすることが、マインドマップ作成には重要です。

具体化を欠かさない

上述のように、とにかく思い付いたものを書いたら、そのままにしておくのではなく、具体化を行っていきましょう。

「ここがつながっているのは、なぜなのだろう」「どの経験がもとになっているのだろう」と、一つひとつの枝葉を客観的に考えていくことによってマインドマップは初めて有効なものになるのです。

この具体化のための振り返りを疎かにすると、せっかく行った取り組みはほとんど意味のないものになってしまいます。

言葉のつながりを見ていくうちに、自分の中にある一貫した価値観や判断基準などが見えてくるでしょう。

就活においては、一貫性のある志望動機や主張などは、信頼できる人物であると判断されるための重要な要素です。

マインドマップを利用して、就活を有利に進めましょう。

作成して満足しない

目的は綺麗なマインドマップを作成することではありません。

あくまでもマインドマップは自己分析のための手段なので、「自分の興味を知る」「自分のやる気の根源を知る」といった目的を忘れないようにしましょう。

一通り書き出した後は、内容の分析を行い、自分の興味や価値観を言語化した上で就活に活かしていきましょう。

【マインドマップで自己分析】マインドマップの活かし方

マインドマップは深掘りをして思考をまとめていく作業になるので、根拠となるエピソードが言語化できるようになっています。

その利点を活かして、マインドマップを活用していきましょう。

例えば、マインドマップから得られた結果は「自己PR」「長所・短所」「企業・業界選び」に役立てることができます。

これらで行き詰まっている人は是非マインドマップを活用してみてください。

就活を進めるきっかけになるはずです。

自己PRや長所・短所

マインドマップには自己PRや長所・短所が詰まっています。

たくさんある情報の中から自分にとって大切にしたいポイントやエピソードを抜き出し、それを基に自己PRや長所・短所を作成していきましょう。

この際、エピソードが主観的になりすぎないように他人の意見を取り入れることがおすすめです。

他己分析を行ったり、完成したマインドマップや自己PRや長所・短所を読んでもらい客観的にみても筋の通った文章を作成しましょう。

企業・業界選びに活かせる

企業・業界選びで悩むということは「自分の興味がどこにあるのか分からない」という原因に繋がります。

マインドマップを作成する中で、自分の根本的な価値観や興味のあることを見つけることができるでしょう。

自分の大切にしている価値観が浮き彫りになるため、業界・企業選びの参考にもなります。

そのため、マインドマップ作成は「自分の興味」を発見するためにはとても適した手段です。

企業・業界選びを失敗してしまうと就活の軸そのものがズレてしまうため、慎重に行いましょう。

【マインドマップで自己分析】マインドマップ作成をするべき人の特徴

ここまで、マインドマップ作成の目的や方法を説明してきましたが、どのような人にマインドマップがおすすめなのでしょうか。

特に効果的な人の特徴を2つご紹介します。

ここに当てはまっている人はマインドマップを作成することで自己理解を深めることができるでしょう。

自己分析をまだ行っていない人

マインドマップは手軽に自己分析を行うことができる手段です。

マインドマップを活用した自己分析は紙とペンがあればどこでも行うことができます。

また、マインドマップを手軽に行えるwebサイトやアプリも配信されています。

この記事の後半では、マインドマップ作成を行えるおすすめツールを3つ紹介しているのでそちらも参考にしてみてください。

すでに一度自己分析をしている人も、考えは変っていくものなのでまた改めて自己分析をすると新しい発見があるかもしれません。

やりたいことが見つかっていない人

「入社後にやりたいことはなんですか」といった内容の質問はESや面接でも聞かれる質問です。

この際、自分のやりたいことを把握していないと回答に詰まってしまいますし、そもそもやりたいことが曖昧な段階で就活を始めてしまうと途中で軸がブレてしまいます。

マインドマップを活用して「自分はどんなことに興味があるのか」「将来的にどうなりたいのか」を明確にしましょう。

そのための手段として、マインドマップはとても有効的です。

【マインドマップで自己分析】おすすめのマインドマップツール

ここまでで紹介したのは、紙とペンを使って、自分の手を動かして行うマインドマップの方法です。

しかし、マインドマップのためだけに大きな模造紙や画用紙などを用意するのは面倒だという方も多いでしょう。

スマートフォンやタブレットなどで利用できるマインドマップツールも、数多く存在します。

ここからは、いくつかのアプリケーションやツールを紹介するので、アナログではなくデジタルでマインドマップを行いたい方は参考にしてみてください。

miMind

miMindは、PC、スマホ共に対応しているアプリケーションです。

シンプルで使いやすいデザインで、アンドゥ・リドゥ、折りたたみ・展開、ズーム・スクロール、切り取り・回転、ドラッグ&ドロップなど、さまざまなアクションを行うことができるのというのが、デジタルならではのメリットと言えるでしょう。

無料と有料のプランが存在し、有料プランではさまざまなスタイルのテンプレートを利用することができます。

無料のプランでもシンプルなテンプレートと豊富な機能を試すことができるので、気になる方は一度無料版を利用してみると良いでしょう。

広告もなく、登録なども不要です。

SNSへの共有も簡単で、簡単に自分のアイデアをまとめて相手に送ることができます。

Mindly

Mindlyはスマートフォン向けのマインドマップ作成アプリです。

エレメントと呼ばれる項目に単語を入力するだけで、簡単にマインドマップを作成することができます。

検索機能もあるので、過去のマップもすぐに見つけることができるのも便利なポイントです。

無料版だと限られた数しかマインドマップを作成することができませんが、アプリ内で有料版を購入すると、使用できるエレメントの制限が撤廃され、無制限に言葉を連想していくことが可能になります。

エレメントのカラーテーマが豊富で、自分が見てわかりやすい色や好みの色にマップを作成できます。

直感的な操作感のため、扱いやすいこともメリットの一つです。

PDFやTextデータとして書き出しも行えるので、汎用性も高いと言えるでしょう。

coggle

coggleはオンラインで利用できるマインドマップ作成ツールです。

モダンで見やすいデザインで、直感的に操作できることが特徴となっています。

3つのプランがあり、無料プランも利用可能ですが、作成できるマインドマップの数は3つまでです。

プランごとに利用できる機能に制限があり、複雑な枝を作成できるようになるなど、使い勝手の良い機能が解放されます。

無料のプランでも1600種類以上のアイコンを利用することが可能で、多彩な表現でマインドマップを作れることが魅力です。

ほかにも、複数メンバーでの作業に適した機能が充実しており、就職活動以外にも使いやすいツールとなっています。

利用するにはGoogleアカウントによる登録が必要です。

スマートフォンアプリもあるので、自分に合ったものを利用すると良いでしょう。

おわりに

自己分析に役立つフレームワークの一つ、マインドマップについて紹介してきました。

マインドマップの特徴やメリット、また自己分析自体への理解も深まったかと思います。

就活を進めていくうちに、自分のキャリアや人生について悩む機会も増えていくことでしょう。

そんな時は、都度マインドマップを作成してみることで、今の自分がなぜ悩んでいるのか、何を不安に感じているのかを把握することができます。

就活を成功させるためにも、ぜひマインドマップに取り組んでみましょう。

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