【保険営業】保険営業の年収はどのくらい?営業職の給与制度や年収アップを狙うコツを紹介!

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保険営業は女性の募集が多く、長く働き続けることができることから注目を集めています。

しかし、保険営業への就職・転職を考える際、年収や給与制度などは押さえておくべき項目です。

そこで今回は、保険営業(女性)の年収の実態について詳しくご紹介します。

【保険営業の年収】保険営業の平均年収

厚生労働省が発表した令和4年賃金構造基本統計調査(5)産業別にみた賃金によると、金融業・保険業で働く男女の平均年収は374.0万円という結果でした。

また、男性の平均年収は480.6万円、女性の平均年収は287.8万円という結果が出ています。

なお、令和4年賃金構造基本統計調 結果の概要によると全業種の男女の平均年収は311.8万円です。

あくまでも平均であるため地域や企業によって給与の差はあるものの、ほかの業種と比べてみても上位の年収です。

ただし、金融業や保険業は海外資本の企業も増えており、保険営業だけを見てみると平均以上の給与となっている企業ばかりではありません。

なお、保険営業は他の業種と違う独自の給与制度となっており、それによって年収が大きく変わってくることにも注意が必要です。

【保険営業の年収】雇用形態別の給与形態の違い

保険営業は他の業種とは違った形の給与形態が設けられています。

それが、「フルコミッション制」と呼ばれるものです。

一般的な営業職だと基本給に加えてインセンティブが設けられていることが大半ですが、フルコミッション制は完全歩合制のため「売れる営業は高収入」「売れない営業は低収入」という差が激しいシステムです。

そのため、自分が働きたいと考えている保険会社がどういった給与制度なのか把握する必要があります。

ここからは、保険営業で採用されている2つの給与制度について詳しく解説していきますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

正社員はインセンティブが多い

正社員の場合、基本給に歩合をプラスした給与が支払われることが多いです。

また、基本給があるため安定した給与が得られることが魅力です。

保険営業の給与は、インセンティブで大きく変わることが特徴で、事務や経理などの職種ではほとんど見られません。

インセンティブとは、仕事の成果に応じて支払われる報酬のことです。

支給される報酬は、「利益の○%」などと定められており、契約した保険金額に対して支払われることが多いです。

保険営業の場合はだいたいノルマを超えた分の粗利の10~20%がインセンティブであることが多いです。

ただし、保険をすぐに解約された場合、インセンティブを返金するというルールを設定している企業も少なくありません。

また、ボーナスの査定への影響や、歩合率が下げられるといったこともあり、比較的不安的な給与体系となっています。

業務委託はフルコミットが多い

業務委託として仕事を行う場合、フルコミットの契約になることが多く、この場合の給与は完全歩合制となっています。

完全歩合制とは、先述した基本給がなく、成果を出さないと給与は0円となってしまう給与体系です。

最初の1~2年は基本給を出すという会社もありますが、最終的には完全歩合制に移行することがほとんどです。

また、完全歩合制になった場合はストックビジネス型の報酬になります。

ストックビジネスとは、成約ごとの単発報酬ではなく、担当顧客が契約を継続してくれている限りは永続的に報酬が入る仕組みです。

そのため、安定した収入を得るためには、より多くの契約を安定して取ってくることが必要となります。

契約件数が多くなればその分給料も上がるため、年収1,000万円以上稼いでいる保険営業も多くいます。

その一方で、契約が取れずに辞める選択をする人も多いことも現状です。

そういった特殊な給与形態であることを理解したうえで、どの会社を選ぶか見極めることが重要と言えます。

【保険営業の年収】年収アップを狙うコツ

保険営業は求人案件数が多く、長く働き続けられることから注目されています。

ただ、保険業界は多種多様で、取り扱う商品も多いため、転職してから「こんなはずでは」と後悔することも珍しくありません。

ここからは、保険営業への転職を成功させるためのポイントを詳しくご紹介します。

外資系企業に転職する

外資系の保険会社の営業は、フルコミッション制の給与形態であることがほとんどです。

さらに、投資系商品も多いことから営業へのインセンティブが高いことも特徴。

とくに、ヘッドハンティングで能力の高い営業を採用しているプルデンシャル生命などは平均年収が1,100万円以上と言われています。

また、国内の生命保険会社に比べて富裕層・法人の顧客も多く、大口案件に出会えれば一度の契約で高額な報酬をゲットできることも魅力です。

なお、外資系保険会社への転職はハードルが高いと言われています。

なぜなら、活躍している営業のほとんどが他社からヘッドハンティングされた有能な営業パーソンだからです。

未経験から覚えるというより、長年培った営業テクニックを武器に営業するというイメージです。

高額案件の成約にこだわる

高額案件は、個人が加入する生命保険や医療保険とは違い、年間数百万円以上する法人向けの保険商品を指します。

たとえば、ビル一棟に対する火災保険や労災保険などの損害保険などです。

法人は一社で複数の損害保険に加入することが多いので、一社からの信頼が獲得できれば年収が大幅にアップする可能性があります。

元々法人営業を経験したことがあれば、法人向け保険の営業として高額商品を中心に販売することに抵抗がないはずですので、法人向け商品を主力にしている会社に転職するのも良いでしょう。

信頼の獲得にこだわる

保険営業の報酬は基本的にストックビジネスですので、担当している顧客には長期的な契約をしてもらう必要があります。

そのために最も優先すべきポイントが信頼関係です。

一度成約になっても最初きりで終わらず、継続的にフォローの電話を入れたり挨拶に出向いたりする必要があります。

営業が折衝する回数が減っていくと「他に移行しよう」という気持ちが芽生えてしまうことが顧客心理的ですので、これは絶対に避けなければなりません。

常に勉強する

保険営業はどれだけトップ営業に成長しても常に勉強の毎日です。

自社で扱っている保険や金融商品に関する知識だけでなく、それらに関連する経済ニュースなどにもアンテナを張っておかなければなりません。

また、保険に加入する顧客層は子ども〜高齢者まで幅広いです。

そのため、一人一人にあったライフプランニングができるように、それぞれの年齢層にマッチした新鮮な話題を持っておく必要もあります。

【保険営業の年収】転職を成功させるコツ

ここからは、保険営業への転職を成功させるために意識しておきたいことをご紹介します。

保険営業は主体性と論理的思考が求められるので、面接での伝え方や自己理解を深めてのぞむことが好ましいとされています。

面接で気をつけたいことと、転職前の事前準備についてご紹介します。

面接がカギ

対人での仕事がメインとなる保険営業は、面接が大きなカギを握ります。

保険営業の経験がなくても転職を成功させている人は多くいますので、まずは自分の経験やスキルを把握しどうアピールできるか対策を立てましょう。

保険営業の場合、相手とのコミュニケーションももちろん大切ですが、最終的には契約につなげる必要があります。

保険営業の面接では、自分が実際に現場でどう営業ができるのか、スキルとともに以下のことについてもアピールできるようにしましょう。

強みを明確にする

面接では、面接官に自分の強みを明確に伝えることが必須です。

たとえば、商品提案力やコミュニケーション能力、トラブル対応能力などが挙げられます。

また、相手に好感を持ってもらえる話し方ができるというのも強みになり、場合によっては高評価につながることも珍しくありません。

一方で、自分にどういった強みがあるのかが把握できていない、また強みはあるがアピール力に欠けるといった場合、面接官の印象に残らない可能性があります。

最終目標である内定を得るためにも、自己分析をして自分の強みを見つけてみてください。

強みを把握したうえで、保険営業のどういった場面で活かせるかを考え、身につけた経緯と一緒にまとめておくと面接でもスムーズにアピールできます。

身だしなみに気をつける

面接の前に、身だしなみを整えておきましょう。

身だしなみは面接の基本中の基本ですが、対人での仕事がメインとなる保険営業では、第一印象は特に重要で、面接の成功を大きく左右するポイントといっても過言ではありません。

契約を結ぶためには、相手に受け入れてもらうことが必須なので、スーツや靴、髪型など事前にチェックすることをおすすめします。

◆男性の場合

不衛生な印象があると営業としてNGです。

面接当日の朝はヒゲを剃っておきましょう。

また、スーツやシャツにシワがないか確認して玄関を出るようにしましょう。

◆女性の場合

長い髪はまとめておく、髪の色は自然な色にするといったことも押さえておきましょう。

また、注意したいのが手のケアです。

保険営業ではパンフレットを出す、広げるといった機会が多く、手が乾燥していると相手に不快感を与えてしまうおそれがあります。

さらに、長い爪やつけ爪、ネイルアートなども控え、清潔感を意識して手や爪のケアを行いましょう。

身だしなみは面接の基本中の基本ですが、対人での仕事がメインとなる保険営業では、第一印象は特に重要で、面接の成功を大きく左右するポイントといっても過言ではありません。

いつも以上に細かい部分に気を配ってチェックしましょう。

伝え方が大切

面接では、話し方や伝え方で評価が大きく変わります。

どんなに熱意があっても、うまく表現できなければ相手には伝わりません。

面接で話すときに心得ておきたいポイントとして、以下の項目を押さえておきましょう。

・良い姿勢を保つ(歩き方、座り方)

・はっきりと話す・話を終えるときには「以上です」と締める

・早口にならないようゆっくり話す・話し方に抑揚をつける

・語尾まではっきり話す

・自分の言葉のクセに注意する

面接の受け答えの練習は、自分一人ではなく誰かに聞いてもらうことも大切です。

話している間、無意識で同じ言葉を繰り返してしまうといったことも多いので、実際に面接の練習をし、客観的なアドバイスをもらうようにしてください。

志望動機は簡潔に話す

志望動機は簡潔に話すことを心がけましょう。

自分が転職先として選んだことの理由や、働きたい熱意を伝えるために志望動機は重要な意味を持ちますが、その内容が多すぎても伝わりません。

限られた時間の中で好印象を与えるためにも、なるべく簡潔にまとめて話すよう心がけましょう。

自分の強みを踏まえ、具体的なエピソードを盛り込むことで相手を話に引き込めるようになります。

いくつか強みとつながるエピソードを書き出し、特に効果的なものを選ぶようにすると良いでしょう。

また、伝える際には「結論」を述べ、次に「根拠」を説明することを心がけましょう。

あらかじめ志望動機をまとめて紙に書き出し、何度も実際に声に出して読みながら確認しておくことをおすすめします。

事前準備も大切

転職においては、事前準備が成功のカギを握ります。

保険営業として働く場合、給与だけでなく選ぶ転職先が長く働き続けられる職場や事業をしているかどうか見ることも重要です。

事前にできる限りの情報を集め、ミスマッチがないよう準備しておきましょう。

また、業界研究や企業研究に加え、自分が「なぜ保険営業で働きたいのか」を把握することも大切です。

ここからは、面接に臨む前にやっておくべき事前準備と、その内容について詳しく解説していきます。

転職の軸を明確にする

まずは自分の転職の軸を明確にしておきましょう。

転職の軸とは、転職の際に自分が重視する条件のことです。

たとえば、年収や働き方、ワークライフバランスなど、自分が大切にしているものを面接では聞かれます。

また、なぜ転職を決意したのか、転職で何を求めているのかという点も聞かれるため、それらの質問に答えるためにも転職の軸を明確にしておく必要があるのです。

仕事内容や給与だけでなく、会社の経営方針や福利厚生、休日といった細かいことについても一覧にして整理しておきましょう。

もし転職の軸が定まっていない場合、「自己分析ができていない」「志望意欲が低い」などと見なされてしまうおそれがあるので、なるべく一貫性を持たせるようにしてください。

自己分析をする

面接に向け、自己分析をしておきましょう。

自己分析は転職サイトなどに展開されているオンライン型の自己分析ツールを使うか、ご自身で以下の流れでやってみてください。

自己分析のやり方

1.自分史の作成…自分の歴史を時系列で振り返る

2.エピソードを掘り下げる…自分史の中で印象的だった出来事をピックアッし、なぜ印象的だったのか?長所・短所は見えたか?をまとめる

3.分析内容の洗い出し…各エピソードの共通点があればまとめる

4.洗い出した内容の整理…強み・弱み・活かせることをカテゴライズしてまとめる

なお、自己分析は一度おこなったから良いというものではなく、定期的に行っていく必要があります。

特に転職をする場合、学生時代の自分の強みとともに、社会人になってから身につけた知識や経験などを踏まえながら、再度自己分析を実施することをおすすめします。

客観的に自分を見つめ直すことで、面接でより説得力のある発言ができるようになるでしょう。

また、自己PRの場面でも、相手が納得しやすい内容で話せるようになるのもメリットと言えます。

なお、自己分析は自分一人だけで完結させるのではなく、友人や先輩など第三者に見てもらうようにしましょう。

そうすることでより客観的な視点で自分を見直せるようになり、効率良くブラッシュアップできるようになります。

企業研究・業界分析をする

転職の軸を見つけ、自己分析が済んだ後は、企業研究・業界研究を行いましょう。

面接が決まってから準備を始めるという人も多いのですが、時間が足りずリサーチ不足となってしまうケースも少なくありません。

業界全体の動向のほか、志望する企業の事業内容や業績、規模といった基本的な情報はある程度まとめておくと良いでしょう。

こうした情報は、まず会社のコーポレートサイトを網羅することが大事です。

その上で、代表が出ているインタビューや執筆している記事を読んでみたり、関連する業界のニュースを見てみたりと、枝葉の末端まで見て分析していきます。

このように業界の分析をすることで、自分が保険営業として本当に働いていけるのか再度認識することができます。

業界の今後の流れを把握し、自分の持つ強みや今までの経験から、どの企業なら自分を活かせるのか判断する手がかりも得られます。

転職を成功させるために、できるかぎり情報を集め、企業・業界ともに綿密に分析しましょう。

【保険営業の年収】自分に合った企業を見つけるためには

保険営業として働く際、重要となるのが自分に合った企業を見つけることです。

保険業界は、日本だけでなく海外資本の企業も増えており、自分が働きたいと思える職場や自分の強みが活かせる職場を見つけることは難しくなっています。

特に転職の場合、転職活動にかける時間が限られていることも少なくありません。

そういった場合、自分に合っていない企業を選んでしまう可能性もあります。

自分一人では難しいことが多くある転職活動ですが、転職エージェントを利用すれば効率良く自分に合った企業を見つけることが可能です。

営業就活ドットコムでは、転職にまつわるさまざまな情報を発信してしています。

無料で登録・利用ができますので、ぜひこの機会に活用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

保険営業は女性の募集が多く、結婚や出産といったステージの後で復帰が可能といったこともあり、転職先の候補として考える方が多くいます。

多くの企業がある一方で、業務内容や給与体系によっては長く働くのが難しいことも少なくありません。

事前に情報収集を行い、自分に合っている企業かどうか見極めてから応募しましょう。

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