はじめに
就活で対策しておくべき項目はたくさんありますが、中でも自分の魅力を伝えられる「自己PR」の作成に悩む人は多いでしょう。
本記事では新卒に人気の職種の1つである営業職の中でも法人営業の自己PRのポイントを解説していきます。
【法人営業の自己PR】自己PRを聞く理由
質問への回答を考える前に、まず自己PRを聞く意図を確認していきましょう。
質問の意図を理解することで、より効果的なアピールができます。
人柄を知るため
質問の意図の1つ目は、企業があなたの人柄を知るためです。
実は、企業が採用において重視する項目の1位になるほど、人柄は重要なのです。
あなたが企業の求める人柄であることをアピールできれば内定に大幅に近づくことができるでしょう。
企業に合った人物像か見るため
質問の意図の2つ目は、あなたの人柄や強みを踏まえ、企業に合った人物かを見るためです。
企業は求める人物像を矛盾した学生は採用しません。
その確認のためのこの質問項目を設けています。
【法人営業の自己PR】法人営業志望がアピールすべきスキル・強み
以下で、どのようなスキルや強みをアピールすれば内定に近づくのかを確認していきましょう。
法人営業に絞った自己PRをするには、法人営業と対の関係にある個人営業の特徴を掴んでおくことが重要です。
この場合、両者の大きな違いは購入を行う人です。
個人営業は営業を行った人が直接支払いを行いますが、法人営業ではそうとは限りません。
その違いで、求めるスキルや強みは変わってくるので、以下で確認していきましょう。
コミュニケーション力
営業職全般に必要な能力の一つで、お客様に営業するのに不可欠です。
また、コミュニケーション力は話す力と聞く力が含まれますが、特に重要なのは後者の聞く力です。
商材の説明よりも、お客様の話に重きを置くことがポイントとなります。
自己PRでコミュニケーション力をアピールする際は、アルバイトでお客様に寄り添って接客した経験などが生かせるでしょう。
論理的思考力
先ほども話したように、法人営業は営業した相手が必ずしも決裁者であるとは言えません。
営業を行った人があなたから聞いた提案を社内で共有するということがむしろ多くなっています。
そのため、誰もが納得できるように、AだからB、BだからCなど、論理的で筋の通った説明が求められます。
プレゼン力
法人営業では先ほども述べたように、誰もが納得できるような説明が求められます。
資料の作り方や、提案する順序などにこだわり、誰もが理解できるような工夫が求められます。
探求心
扱う商材や顧客である企業の属する業界の傾向など、日々変化する状況を理解するために情報収集できる人が活躍しやすいといえます。
また、商談の際のアプローチの方法など、テクニックを磨く努力も好成績を残すカギとなります。
【法人営業の自己PR】自己PRの受かるためのポイント
以下で、自己PRを書く際のポイントを3つ確認していきましょう。
企業の求める人物像に合わせる
自己PRでは、あなたが企業の求める人物像に合っているのかを見ています。
先ほど挙げた、法人営業がアピールすべきスキルや強みは万能ではありませんので、企業の求める人物像を押さえるためにも、企業研究をしっかりと行うのが受かるポイントです。
強みは1つに絞る
伝える強みは1つに絞るのがおすすめです。
複数の強みを伝えてしまうと文章がまとめにくくなってしまいます。
選考ではあなたの魅力がしっかりと企業に伝わることが優先されますので、アピールしたいことはたくさんあると思いますが、アピールは1つに絞りましょう。
一貫性を意識する
自己PR以外にもいえることですが、選考においては一貫性を意識しましょう。
例えば、自己PRで積極性をアピールしたのに、短所で引っ込み思案と話すと、矛盾した印象を与えてしまいます。
矛盾があると不信感を持たれてしまい、ネガティブな印象を与えてしまう可能性もありますので注意しましょう。
【法人営業の自己PR】自己PRの構成
自己PRではアピールする内容も重要ですが、わかりやすく伝えるための構成も重要になります。
以下で確認していきましょう。
結論
まず、あなたの強みが何なのかを最初に伝えましょう。
質問の直接的な答えを最初に持ってくる、結論ファーストを意識することで伝わりやすさは一気に上がります。
根拠
次に、あなたの強みがなぜそれなのかという根拠を話しましょう。
大学やアルバイト、インターンシップなど、大学生活での経験を話すのがおすすめです。
経験を話すには、なぜその強みを発揮するに至ったのか、どのように強みを発揮したのか、発揮した結果どうなったかを話しましょう。
入社後どう生かすのか
自分のスキルや強みを伝えて終わってしまうのはNGです。
入社後にそのスキル・強みがどう生かせるのかを話すことで、あなたが入社した姿を想像させられます。
今まで発揮した強みを入社後に生かすことができるという再現性をアピールできることが重要です。
【法人営業の自己PR】受かる自己PRの例文
最後に自己PRの例文を確認しましょう。
あなたが自己PRを考えるときの参考にしてみてくださいね。
例文①:メーカーの法人営業
私は塾でアルバイトをしており、子供たちの勉強の悩みに寄り添うことを意識し、特に挨拶を意識していました。
しかし中には消極的であまり会話をしない生徒もいました。
そこでその生徒が問題を解いた際に褒めるなど、挨拶以外の会話の機会を増やしました。
その結果その生徒が自ら話かけてくれるようになり、その生徒の学習の相談を受けるようになりました。(根拠)
この経験をいかし、貴社に入社後は挨拶やお客様との会話を積極的に行い、良い関係を構築していきたいと思います。(入社後どう生かすのか)
h3 例文②:広告の法人営業
私は学習時代に○○部に所属しておりました。
多くの部員が所属し、かつ強豪校出身のメンバーが多かったため、レギュラーメンバー入りが困難でした。
しかし、レギュラーメンバー入りの夢を諦めず、苦手を克服するために練習や、得意なことを伸ばすための練習を行いました。
その結果、〇年生に入って初めての大会で見事レギュラー入りを果たし、現在はキャプテンとしてメンバーの統率を行っています。(根拠)
この経験を活かし、貴社に入社後も原因の追究や改善を繰り返し、目標を達成させたいと思います。(入社後どう生かすのか)
まとめ
本記事では法人営業の自己PRの書き方を解説していきました。
あなたが自己PRでは企業の求める人物像であるというアピールが重要です。
例文などを参考にあなたの強みをアピールできる自己PRを作成してくださいね。