はじめに
営業職は新卒に人気の職種の1つです。
今回はその中でも、飛び込み営業という手法の営業職に応募する際の自己PRの書き方を解説していきます。
自己PRはそもそもどう書けばいいの?飛び込み営業でアピールすべき強みは何?など、疑問や不安を抱える人はぜひ活用してみてくださいね。
【飛び込み営業の自己PR】企業が自己PRを聞く理由
まず最初に、なぜ企業が自己PRを聞くのかを確認しましょう。
質問の意図を知ることで、企業の求める趣旨の回答ができます。
それによりあなたを評価してもらえるはずです。
以下で確認していきましょう。
あなたの人柄や強みを見るため
質問の意図の1つに、あなたの人柄や強みを見るためというものがあります。
企業は自己PRから見えるあなたの人柄や強みから、あなたが入社後に活躍できるかどうかの判断材料にしています。
あなたが企業に合っているかを見るため
もう1つの質問の意図として、企業はあなたの人柄やスキルが企業が求める人物像に合っているのかを見ています。
企業に合わない人柄や、企業にとって重要性の低い強みを持つ人は企業内でうまく活躍できなかったり、企業になじめなかったりするためです。
活躍する人材を探すうえで、企業に合っているかどうかは重要な観点です。
【飛び込み営業の自己PR】飛び込み営業とは
自己PRを書く前に、飛び込み営業についてもう一度確認していきましょう。
飛び込み営業についてしっかりと確認しておくことで、自分の強みのうち何をアピールすればいいかがわかってくるはずです。
まず、飛び込み営業とは、アポイントを取らずに直接訪問し、営業活動を行う手法を指します。
断られることが少なくない営業手法ですが、スピーディーに新規顧客を獲得できたり、直接顧客と信頼関係を築けるというメリットがあります。
一方、現在は広告やSNSでの集客が主流になりつつあるため、飛び込み営業は時代にそぐわないのでは?という指摘を受けることもあります。
しかし、飛び込み営業は、広告やSNSに触れることがない層にもアプローチできるという点で、現在でも効果的な営業手法として評価されています。
【飛び込み営業の自己PR】飛び込み営業で評価される強み
それでは、飛び込み営業ではどのような強みが評価されるのでしょうか。
以下で詳しく、飛び込み営業で評価される強みについて見ていきましょう。
コミュニケーション力
営業職はお客様と直接会話する業務が中心となりますので、コミュニケーション力は必須となります。
コミュニケーション力には話す力と聞く力に分けられますが、飛び込み営業にはどちらの力も重要になってきます。
お客様の話を引き出す話す力と、お客様の話を聞きながら話題を深めるヒアリング力が求められます。
分析力
最初に述べたように、飛び込み営業は断られる機会が少なくない営業手法です。
しかし、成果を残すには失敗から学び、成功に繋げられる行動が求められます。
そのためには、成功した要因や失敗した要因を分析する必要があります。
このように、単純にマニュアルに則って業務を行うのではなく、自ら失敗と改善を繰り返すことができる人材が評価されやすいでしょう。
粘り強さ
最初に述べたように、飛び込み営業では断られることが少なくありません。
しかし、飛び込み営業では失敗が続いても諦めずに取り組み、成功を掴む人材が求められます。
失敗や挫折をバネにして何かを成し遂げられた経験は十分にアピールできるでしょう。
ストレス耐性
飛び込み営業はアポイントを取らずに営業を行う手法ですので、訪問時にお客様のタイミングが悪いと、お客様から怒鳴られたり、叱責を受けたりするということがあります。
飛び込み営業では、そのような一般的に落ち込むような経験を引きずることなく、気持ちを切り替えて業務をこなせる人材が求められます。
企業が求める人物像を確認しよう
これまで一般的に飛び込み営業で評価される強みを挙げてきました。
しかし、企業により、そのなかでどの強みをもった人を重視するのかは異なってきます。
自己PRでアピールする強みを決める際は、企業の求める人物像を確認し、より志望する企業に響く強みをアピールしましょう。
【飛び込み営業の自己PR】評価される自己PRの構成
アピールする強みは魅力的でも、アピールする構成により評価は異なってきます。
以下では評価される自己PRの構成について解説していきます。
構成は企業にあなたの強みを効果的に伝えるために重要な部分となってきますのでしっかりとポイントを押さえていきましょう。
結論
まずあなたの強みが何なのかを伝えましょう。
最初に結論を述べることで、あなたの魅力が採用担当に伝わりやすい文章になります。
根拠
次に、なぜそれがあなたの強みといえるのかという根拠を話しましょう。
根拠として、あなたが強みを発揮した経験について話しましょう。
「なぜその強みを発揮する状況になったのか」「どう強みを発揮したのか」「その結果どうなったのか」という流れで話すのがおすすめです。
入社後どう生かすか
最後に、あなたの強みを入社後にどう生かせるのかを話しましょう。
あなたの強みを伝えて終わるのではなく、入社後にどう生かせるのかを伝えることで、企業にあなたが活躍する姿を想像させることができます。
企業から更に高い評価を受けるためにも欠かすことのないようアピールしましょう。
【飛び込み営業の自己PR】飛び込み営業の自己PRの例文
最後に飛び込み営業の自己PRの例文を確認していきましょう。
例文から構成やアピールの仕方などを確認し、ぜひあなたの自己PRの作成に生かしてくださいね。
粘り強さの自己PR
私は大学でサッカーを行っており、大会優勝を目指し邁進してきました。
初めて出場した大会で、私は大事な局面でミスをしてしまい、優勝の機会を逃してしまいました。
周りからのプレッシャーを感じながらも、今自分ができることは何かを考え、次の大会での優勝を目標に練習に打ち込みました。
その結果、見事今年の夏の大会で優勝することができました。(根拠)
貴社に入社した暁には、この経験を活かし、失敗を成長のバネにして成果を残していきたいです。(入社後どう生かすか)
分析力の自己PR
私は大学〇年生の春から長期インターンシップでテレホンアポイントメントの業務を行っております。
初めはなかなかうまくいかず、お話を聞いていただけるのでやっとでしたが、業務を通じて、失敗する案件と成功する案件の特長を分析していきました。
そこで得られた○○という成功のポイントをもとに業務を行った結果、成功の確率を○%上げることができました。
現在もより成功率を高められるよう試行錯誤しながら業務を続けております。(根拠)
貴社に入社後は、私の分析力を生かし、失敗と成功を繰り返しながら契約数を増やす努力を続けていきたいです。(入社後どう生かすか)
まとめ
本記事では飛び込み営業の自己PRの書き方を解説してきました。
本記事で解説した飛び込み営業で評価される強みや、企業の求める人物像に合った強みをアピールに生かして内定を獲得してくださいね。