【製薬会社の営業とは?】志望動機の書き方と内定に必要なことを解説!

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はじめに

人の生活に欠かせない、医療品を取り扱う製薬会社に興味がある学生も多いのではないでしょうか。

その中でも、文系学生を中心に「研究職」や「開発職」ではなく、営業で関わりたいと考えている人も多いと思います。

しかし、製薬会社と聞くと薬学系の学部や理系学部のイメージが強く、営業職であっても、文系学生でもこなす事ができるか不安に思う人もいるのではないでしょうか。

この記事では、製薬会社の営業がどのような事をするのであるかを深掘りながら、採用担当者の目にとまる志望動機の書き方を紹介しますので、是非読んでいただき、良い志望動機を書くことができるようにしましょう。

【製薬業界の志望動機】製薬会社とはどのような会社?

志望動機を書く前に、製薬会社とはどのような仕事をしている会社であるか理解することが必要です。

製薬会社は、医療品の開発や生産、販売までを全て担っている会社を指します

製薬会社の職種として、実際に新薬の製造を行っている「研究職」、製造した衣料品の臨床試験を行う「開発職」、承認された医療品や医療機器の管理を行う「品質管理・品質保証」などがあります。

また、製造した医療品や医療機器は「MR」と呼ばれる営業職が医療従事者に対して、必要な医薬品や医療機器を届けたりトレンドを伝えるという役割を担います。

医療品は人々の生活を支える必要不可欠なものであるため、需要の変動があまりなく、安定性が高い業界という特徴があります。

【製薬業界の志望動機】なぜ製薬業界は人気なのか?

製薬業界は毎年志望学生の多い人気の業界です。

製薬業界の倍率は毎年50倍から100倍と言われています。

それでは、どうして製薬業界は学生から人気を集めているのでしょうか。

ここでは主な理由を3つご紹介します。

安定しているため

製薬業界はトップレベルで安定しています

理由としては、景気の影響を受けにくいことにあります。

景気が悪化しても医療は必要不可欠なものであるため、景気の影響を受けにくいです。

また、高齢化が進むことにより医薬品の需要は年々たかまっています。

高齢化社会が進むと言われている今、製薬業界の将来性はとても高いことが予想されます。

以上の理由から製薬業界は安定しており、人気があります。

高収入であるため

全職種の平均年収が300万円程度なのに比べて、製薬業界の平均年収は1000万円程度であると言われています

このことからも、製薬業界は他職種と比較して3倍以上の年収が得られるため、高収入と言えます。

製薬会社における営業職では、平均年収が20代で500万円程度、30代で700万円程度と更に平均年収は高くなる傾向があります。

製薬業界が高収入を得られる理由としては、「社会的な責任」「専門性の高い知識が求められる」「利益率の高い業界である」「景気の影響を受けにくい」などが挙げられます。

福利厚生が手厚いため

製薬業界は他業界と比べて福祉厚生が手厚いことで有名です

そもそも福利厚生とは、給与の他に、企業が従業員とその家族に対して健康や生活の向上を目的として行う様々な取り組みのことです。

健康保険や厚生年金保険・特別休暇等が含まれます。

その中でも、製薬業界は住宅手当が手厚く受けられます。

企業によりますが、家賃の8割が会社から補助されることもあります。

【製薬業界の志望動機】製薬会社における営業の仕事内容とは?

医療品を取り扱う営業は「MR」と呼ばれています。

病院などの医療現場で医療品の販売を行うことが主な仕事です

また、自社の開発部門へ情報伝達を行い衣料品の普及を行います。

製薬会社で働いている人は、薬剤師などの薬学系の大学出身の人や理系出身者が多い印象がありますが、「MR」は文系出身者が過半数を占めています。

「MR」は文系のコミュニケーション能力が期待されています

【製薬業界の志望動機】製薬会社の営業に求められる能力とは?

これまで製薬会社の営業の仕事内容を見てきました。

では、製薬会社の営業ではどのような能力が必要とされるのでしょうか?

製薬会社の営業において必要な能力を知ることで自分の強みをどのように活かせるか考えましょう。

コミュニケーション能力

MR職でまず1番必要とされる能力はコミュニケーション能力です

MR職は毎日数名の医療従事者や薬剤師とコミュニケーションをとる事を取る必要があります。

医療従事者以外にも、取引先と交渉を行う医療品ディーラー(MS職)とのコミュニケーションも密接に行うことが重要です。

営業として求められる基本的な力である、相手の願望を的確に聞き出す能力や、悩みを聞いたりすることも重要です。

医療や医療品の知識

MR職は取り扱う衣料品の安全性や有効性を知っておくことも重要になります

また、臨床段階での状況や副作用などの情報を収集して、フィードバックを行い共有する必要があるため、医療や衣料品に関する知識は必要になります。

新卒でMR職を志望する際は、知識は必須とされずほとんどが未経験で志望しますが、入社後は資格を受ける必要もあり医療品の知識をつけることは必須となります。

【製薬業界の志望動機】製薬会社の志望動機を書く前にすること

いきなり志望動機を書こうとしても、躓いてしまうことも多いと思います。

ここでは、製薬会社の志望動機を書く前の事前準備としてやるべきことの紹介をします。

以下を参考に準備を行いましょう。

なぜ製薬会社なのかを明確にする

製薬会社は人の健康に密接に関わる重要な仕事です。

自分が製薬会社に興味を持ったきっかけや、エピソードなどを書き出しましょう

また、自分が実際に薬に助けられた経験などの具体的なエピソードも整理しておくと良いでしょう。

志望する企業の特徴や扱っている製品をリサーチする

製薬会社は数多く存在し、それぞれに特徴があります。

志望動機を書く際は、なぜその企業でなくてはダメなのかという理由が必要になります

その理由を明確にするために、その企業のどこに魅力を感じているかを書き出しましょう。

企業を分析し、どのような分野に力を入れているか、そのような製品があるかなどを調べると書き出しやすくなります。

アピールできる資格やスキルを確認する

MR職は必須とされている資格がなく、理系・文系問わずに目指すことができますが、資格やスキルを持っておくと優位に働く場合があります

グローバル展開している製薬会社では英語のスキルなどを持っておくと優位になる場合もあります。

志望する製薬会社がどのような資格やスキルを持っておくと良いかをリサーチし、大学在学中に挑戦しましょう。

【製薬業界の志望動機】製薬業界でアピールできる資格やスキル

薬剤師

製薬業界では薬剤師の資格を持っている人しかできない仕事がいくつかあります。

薬剤師の資格が必要なケースとしては、「都道府県の各事業所」「医療品工場」「総括製造販売責任者」等です。

逆に言えば、MRなどこれらの現場で就職を希望していなければ、薬剤師の資格は必要ありません。

MR認定証

MR認定試験は、厚労省が認可するMRセンターが実施する試験です

試験に合格するとMR認定証を取得することができます。

基本的には入社後に取得を指示される会社がほとんどですが、学生の間に取得して面接でアピールすることができれば、製薬業異界への志望度の高さを伝えることができるでしょう。

【製薬業界の志望動機】志望動機で見られていることは?

企業がどのような意図を持って志望動機を聞いているのかを把握することで、より良い志望動機を作成することができます。

企業に求められていることを理解していきましょう。

志望度の高さ

志望度の高さのアピールは就活において欠かせないものです。

その理由としては、「仕事に対するやる気を見るため」「企業への関心を知るため」「成長意欲を見るため」等の理由があります。

企業への志望度が高い=仕事へのやる気があると判断する企業は多く、やる気のある学生を採用したいと考えている企業は多いため、志望度のアピールは重要になります。

また、企業が学生を採用する際には、即戦力となる人材を求めているよりも、就職後の成長を見越した採用をしている場合が多いです。

いかに企業に貢献できるかをアピールするかが高評価を得るポイントになります

このように、企業は志望度の高さから様々なことを判断しているため、志望度の高さのアピールは重要になってくるのです。

企業とのマッチ度

志望動機では企業と学生のマッチ度も見られています。

企業と学生のミスマッチは、入社後の不満や退職に繋がってしまいます。

長期的に働いてもらうためにも、マッチ度は重要視されます。

自身が企業で活躍できる人材であると思ってもらうためにも、企業研究をしっかりと行い、その企業に適した志望動機を伝えられるようにしましょう

【製薬業界の志望動機】志望動機の基本構成

志望動機の構成を考える際には、「①結論を簡潔に述べる②具体的なエピソードを述べる③入社後のビジョンを述べる」という3ステップを意識しましょう。

論理的で説得力のある文章を作成することを心がけましょう。

結論

志望動機では結論から話し始めましょう

結論から始めることで、聞き手がこれから何について話すのか理解しやすくなり、分かりやすい文章になります。

はじめの文章は、長すぎると伝わりにくく、インパクトが薄くなってしますので、短く端的に述べましょう。

動機

次に具体的なエピソードを述べることで、志望動機に説得力を持たせることができます

「なぜ製薬業界を選んだのか」「なぜその企業なのか」を自身の過去の経験を交えて具体的に伝えましょう。

ここでやる気や成長意欲をアピールしましょう。

この際、事実を述べるだけではなく自身の考えを盛り込みましょう。

目標

最後に入社後の目標を述べましょう。

「就職後に何を達成したいのか」や「会社のためにどんな貢献をしていくのか」が伝わる志望動機を作成しましょう

入社後のビジョンを述べることで熱意が伝わります。

また、志望動機の中に自身がやりたいこと・できることを入れると他の就活生との差別化に繋がるので、できる限り入れるようにしましょう。

【製薬業界の志望動機】製薬会社の営業職の志望動機の例文

製薬会社の営業職を志望する際の志望動機の例文を紹介します。

これまでのコツや強みを活かした例文になっています。

志望動機を作成する際に参考にし、実際に自分で書いてみましょう。

自分の体験とコミュニケーション能力を活かした例文

私は貴社のMRとして新薬を広めることにより、病気で苦しむ人々を救ったり、人々の健康に寄与したいと考えています。
私は大学時代に1人暮らしをする中で、低気圧で起こる頭痛に苦しめられた際に、貴社の薬に助けられました。
貴社の製品は、素早く効果を発揮するだけでなく安全性や胃への負担などを考慮して作られており、多くの人の不安を解消しています。
入社後は、学生団体でリーダーを務め、学内外問わず様々な人と関わることで得たコミュニケーション能力を活かすことで、貴社の副作用も考慮した薬を広め、多くの人に寄与して行きたいと考えています。

志望する製薬会社の強みを使った例文

私は、MR職として薬で医療従事者と患者様を繋ぐことにより、患者様に希望を与え笑顔にしていきたいと考えています。
私の友人は、新薬の力により難病から回復することに成功しました。
この経験から、新薬の開発は多くの人に、希望を与えられると感じ、多くの人に薬の存在を知ってもらいたいと考えるようになりました。
貴社は、まだ不透明なことが多い新型コロナ感染症の新薬の開発にも注力し、人々の希望の光となっていると考えています。
そのような高い創薬力を持つ貴社で、薬を通して医療従事者と患者様を繋ぐことで、患者様の笑顔に貢献していきたいと考えています。

まとめ

これまで製薬会社の営業における志望動機の書き方について紹介しました。

志望動機を書く際は自分のアピールできるポイントや経験を整理しておくことが重要です

また、自分が志望する製薬会社の特徴も忘れずにリサーチしましょう。

その上で例文を参考にして、自分の言葉で志望動機を書けるようになりましょう。

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