面接でガクチカを話す際の回答時間の目安は?状況に応じて柔軟に対応するコツも紹介

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はじめに

面接でガクチカを答える際は、回答の長さに十分に気を付けなければいけません。

長すぎても、短すぎても評価を下げてしまう恐れがあります。

しかし、回答時間の長さに絶対的な正解はなく、状況・場面に応じて柔軟に対応してその長さを変えていくことが大切です。

そこで、本記事では、面接でガクチカを答える際の目安の時間や回答の長さを柔軟に変えるコツ、状況に応じた最適な回答時間を見極めるようになる方法などを解説していきます。

【ガクチカ回答時間】面接でガクチカを答える目安の時間は?

面接でガクチカを答える際の目安の時間は、1分程度をおすすめしますが、集団面接か個人面接かで異なります。

ここでは、それぞれの面接形態での目安時間とその理由、意識するべきことなどを解説します。

ただ、大前提として注意していただきたいのが、これらはあくまで目安の時間であり、あまりその時間に縛られすぎるとかえって良くありません。

なぜなら、事前に用意した文章をただ読みあげているような形式ばった面接となり、その人のコミュニケーションの特徴や人柄が見えずらくなってしまうからです。

よって、以下では、何分と指定するのではなく、何分〜何分何秒といった具合に回答時間の目安の範囲をお伝えするので、その範囲内で収めるような意識で答えるようにしてみてください。

集団面接の回答時間

集団面接でガクチカを答える際の目安時間は、1分〜1分半以内です。

集団面接の人数・時間にもよりますが、人数が多ければ多いほど一人当たりに当てられる時間は短く、個人面接に比べて深堀りの質問の回数も少なくなります。

よって、一度になるべく多くの情報を伝えないと、伝えたかったことが全て伝えられずに面接が終わってしまったということになりかねません。

また、深堀り質問がされると想定して端的に言って、もし深堀りの質問があまりされなかった場合、内容が浅く、説得力がないと判断されてしまいます。

しかし、あまりに長く話しすぎるのもよくありません。

他の就活生の質問時間を奪ってしまうほど長く話し過ぎてしまうと、コミュニケーション能力が低いと思われるだけでなく、周りに気を遣うことができない空気の読めない人と判断されてしまうでしょう。

したがって、集団面接の際は、一度に多くの情報を伝えることをおすすめしますが、長くても1分半以内に収めるようにしましょう。

個人面接の回答時間

個人面接でガクチカを答える際の目安の時間は、45秒〜1分以内です。

基本的に、面接は一方的なプレゼンではなく、面接官との双方向の会話の場です。

そして、面接官からしたら、聞いてないことまでベラベラと話されるのはストレスです。

よって、一度に様々なたくさんの情報を伝えるのではなく、聞かれた内容だけに端的に答えるようにしましょう。

集団面接のように自分に当てられる面接時間が短いということはないので、「ガクチカを教えてください」という質問の回答を面接前に準備する際は、自分が聞いてほしい内容に誘導するように深堀りのフックを作るイメージで内容を準備することをおすすめします。

【ガクチカ回答時間】長すぎる・短すぎる回答が評価を下げる理由

面接だから短く端的に言ってそこから会話をしていけばいいのではないか、、、。

長く話した方がより具体的に内容が伝わって良いのではないか、、、。

どちらも間違ってはいませんが、それが極端に長すぎたり、短すぎる場合は間違いです。

そんな極端なことはしないと自分では思っている人も多いかと思いますが、話す原稿を書かず、アドリブで話すような人は話が長くなりがちですし、端的に話すことを意識しすぎてあからさまに深堀り待ちの人は短くなりがちです。

ここでは、面接でガクチカを話す際、長すぎる回答と短すぎる回答が評価を下げる理由について解説していきます。

長すぎる回答

面接でガクチカを聞かれた際の回答が長すぎると評価が下がる理由は2つあります。

面接官が話に飽きてしまう

一日に何人もの学生を面接する面接官にとって、長すぎる回答はストレスでしかありません。

聞いた質問の答え以外のことを一度に長々とたくさん伝えられても、「そこまで聞いてない」と思われ、質問の意図にそぐわない回答はすべて聞き流されてしまうでしょう。

面接官は、この質問で何を知りたいのかというのを常に考えて回答するようにしましょう。

端的に分かりやすく話せないコミュニケーション能力が低い人と評価される

社会に出たら、端的に情報をまとめ、相手が理解しやすく伝える能力が求められます。

そして、コミュニケーションは、組織に属する以上誰しもが一定以上必ず求められる能力です。

その際、同じ情報を伝えるのに、1分で伝えられる人と、2分で伝えられる人となら前者が求められるのは明らかです。

 

よって、伝えたい内容の情報が損なわない程度に最大限に短くまとめ、伝えることを心がけましょう。

短すぎる回答

面接でガクチカを聞かれた際の回答が短すぎると評価が下がる理由は2つあります。

興味を持たれない

一度に伝える情報があまりに少なすぎる場合、面接官が興味を持ってさらに深堀りの質問をするポイントがなくなってしまいます。

その場合、会話が弾まず、伝えたいことが全て伝えられないまま面接が終わってしまうかもしれません。

面接は自分が自分を売り込む場です。

アピールの場であるのに、聞かれたことに対して回答が一言では興味を持ってもらえないだけでなく、志望意欲や積極性といった点においても悪い印象を持たれてしまうかもしれません

コミュニケーション能力が低い人と評価される

短すぎる回答は、「言語化する能力が低い」や「相手が求める意図を理解して話せない」というように、コミュニケーション能力が低い人と評価されてしまうでしょう。

例えば、普段の会話でも、「おすすめの映画ある?」と聞かれて、「○○って映画。」と一問一答のように答えられたら、話が全く広がらず、話してて面白くないはずです。

 

従って、話に興味を持たれ、話が広がるような長さの回答を心がけましょう。

【ガクチカ回答時間】回答の長さは柔軟に変えることが大切

面接でガクチカを聞かれた際の回答時間は、長すぎず、短すぎず答えることが大切であり、目安の回答時間以内で答えることをおすすめしてきました。

しかし、回答時間に絶対的な正解はなく、これはあくまで目安です。

最も大切なことは、その時の面接官からの指示や聞き方、雰囲気などによって柔軟に回答時間を変え、どんな状況にも対応することです。

よって、ここではその柔軟な対応について場面ごとに詳しく解説していきます。

面接官から指示があったらそれに従う

面接でガクチカを聞かれる際は、面接官から「1分程度で〜」や「簡潔に〜」など回答の長さを指示されることが多くあります。

中には、「3分で〜」と指定されることもあります。

その際は、その指示に忠実に従うようにしましょう。

その指示を受けているのにも関わらず、回答が短すぎたり、長すぎたりしたらかなり評価は悪くなってしまいます。

しかし、アドリブで話してその指定された時間に合わせるのはかなり難しいでしょう。

よって、45秒、1分、2分、3分でのガクチカを文字で書き起こし、暗記しておくことをおすすめします。

柔軟な対応をアドリブ力と勘違いしてはいけません。

徹底的な準備があるからこそ、柔軟な対応が可能となります。

質問の聞き方や相手の雰囲気で変える

面接でのガクチカの回答時間は、面接官の質問の聞き方や雰囲気、状況によって柔軟に変えることが大切です。

質問の聞き方で言えば、「あなたが学生時代に最も頑張ったことについて教えてください」という聞き方ならエピソードも詳しく知りたいという意図が含まれていると読み取れるため、1分程度かけて問題ありません。

しかし、「学生時代に何をやってきましたか?」という場合は、まず「何?」を知りたいため45秒程度で伝えるのが望ましいでしょう。

また、相手の雰囲気で言えば、堅苦しく真面目な雰囲気の面接であれば、1分程度で具体的に伝える方が望ましいでしょう。

しかし、フランクで緩い雰囲気の場合は、30秒程度で初めは短く伝えて、深堀りの質問に対する回答回数・回答時間を増やしていくのも良い印象を与えられるでしょう。

これらは、あくまで一例です。

その時の聞き方や相手の雰囲気を見極めて柔軟に対応しましょう。

【ガクチカ回答時間】面接で最適な回答時間を見極めるにはどうしたらいい?

面接でガクチカを話す際の回答時間に絶対的な正解はなく、その長さは柔軟に変えることが大切とお伝えしました。

しかし、その時の状況や雰囲気などに合わせた最適な回答時間を見極めるにはどうしたらいいの?と思う方は多いと思います。

よって、ここでは最適な回答時間を見極められるようになるための方法について紹介します。

とにかく「実践的な経験を積むこと」が何より重要です。

とにかく面接経験を積む

面接でガクチカの最適な回答時間を見極めるには、とにかく実践的な面接経験を積むことが大切です。

何度も面接を繰り返し行ってていくと、この面接の感じならこのくらいの長さで答えていくのが好ましそうだなというのが何となく分かってきます。

また、面接に慣れていないと初めはかなり緊張するはずです。

その緊張感で余裕がなくなってしまうため、初めから面接の雰囲気を感じ取って柔軟に対応するのは難しいでしょう。

よって、面接に余裕が出てその感覚が掴めるまでは、目安の回答時間を参考にして答え、分かってきたら自分の感覚に従って回答するようにしましょう。

就活エージェントを利用する

面接でガクチカを伝える際の適切な回答時間を見極められるようになるには、とにかく面接経験を積むことが大切とお伝えしました。

しかし、たくさん面接を受けるには、まず多くの企業にエントリーして、企業分析をしてESを書いて、ES・グループディスカッションを突破しなければいけません。

そこまでの時間と労力を割くのは難しいという方も多いと思います。

よって、そのような方は就活エージェントを利用するのがおすすめです。

一人一人に合わせた実践的な面接対策を熱心に行ってくれ、的確なアドバイスをしてくれます。

その他にも、就活エージェントを利用すれば、ネットには載っていないような情報も手に入れることが可能です。

また、自己分析や企業分析を手伝ってくれたり、ES添削なども行ってくれるため、就活に行き詰まったり、効率よく対策を進めたい方は就活エージェントを利用するのがおすすめです。

まとめ

面接でガクチカを答える際の回答時間の目安と状況に応じて柔軟に対応するコツなどを解説してきました。

まずは集団面接か個人面接それぞれで紹介した目安時間に従って、面接に臨んでみてください。

回答時間で評価が下がるということは間違いなくなくなります。

しかし、面接経験を積み、慣れてきたら、相手との会話をテンポや雰囲気、聞き方などを意識して回答時間を自分で調整するようにしましょう。

それが出来るようになると、回答時間の適切さがコミュニケーション能力の高さや雰囲気の良さなどといった評価に繋がり、面接全体の印象がとても良くなります。

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