転職で面接を成功させる方法!定番の質問や回答例、通過するポイントなどご紹介

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はじめに

転職を成功させるためにはどのように面接の準備をすればよいのだろう、と悩んだ経験がある人は多くいます。

特に初めて転職する際、新卒時の就職活動とは面接時の質問が異なる点に不安を覚える人が多いのではないでしょうか。

この記事では、転職面接で聞かれる定番の質問をランキング形式で解説します。

加えて、面接時に行える逆質問に関して、好印象例とNG例もチェックしてみましょう。

この記事で解説する大切なポイントを押さえ、面接通過にお役立てください。

【転職面接の質問対策】面接は「準備」が8割!押さえるべき6つのポイント

転職面接で成功するには、準備が8割を占めているともいわれています。

面接の準備をしっかり行うことで、スムーズに自分を魅力的に伝えることが可能です。

しかし、初めての転職で具体的にどのような準備をおこなえばいいか分からないという方もいるのではないでしょうか。

この記事では、転職面接の準備に役立つ情報を紹介します。

効果的な準備をする上で参考にしてください。

ポイント①|想定される質問の答えを箇条書きで整理する

面接の準備として、想定される質問の答えを整理しましょう。

面接で想定される質問を準備をしておけば、実際の面接で困る場面が少なくなります。

実際の面接でよく聞かれる定番の質問例は、以下のとおりです。

・自己紹介
・自己PR
・転職理由
・志望動機
・これまでの経験
・将来のビジョン
・逆質問

上記の質問が、転職面接での定番の質問となります。

これらの質問を頭の中で整理しておきましょう。

そうすれば、スムーズに受け答えできることはもちろん、選考の通過にもつながります。

また、頭の中で質問の答えを整理する際に、各答えの具体例まで細かく整理しておくことがおすすめです。

具体例の整理により、質問した面接官へ納得感ある答えを導き出せます。

以下は、質問の答えを具体的にした例です。

「私の強みは~~です。なぜなら、○○した経験があり(○○が得意で)、(成果)を出したからです。

この(成果)は、(具体的な過去の経験)。」

上記のように答えることで、具体性がある答えをおこなえます。

上手な受け答えをするためには細かな自己分析が必要不可欠です。

面接前には必ず準備を行うようにしましょう。

ポイント②|鏡の前で話している表情や声など、自分を客観的に見てみる

面接前には、鏡などを利用して客観的な自分を確認してみましょう。

話している自分の姿を見ることで、実際の面接時の姿を理解できるためです。

面接での受け答えに集中してしまうと、自分が思っている以上に厳しい表情をしている場合があります。

そのような状態では、好印象につながりにくかったり親しみにくかったりするなど、面接官にマイナスなイメージを与えてしまう可能性が高いため、注意が必要です。

マイナスなイメージを与えないようにするためにも、話している際の表情を柔和にするよう努力しましょう。

。話している表情を柔らかくする練習方法は、以下を参考にしてください。

・鏡で自分の顔を見ながら、質問の受け答えをしてみる
・頭で整理した質問の答えを何回も練習する
・イメージトレーニングを繰り返し行う

上記の練習方法を繰り返すことで、面接官に好印象が与えられる受け答えができるようになります。

自分が話す際の表情はどのようなものなのか、面接官にポジティブな印象が与えられる表情をしているのかなど、自分が出す表情の把握がおすすめです。

ポイント③|最低限のマナーの確認

面接では、最低限のマナーが必要不可欠です。

最低限のマナーを押さえることで、面接官に社会人として配慮ができる人物と認識されます。

マナーといっても特別難しいものではなく、当たり前のことを当たり前のようにふるまうことが大切です。

以下は、最低限の具体的なマナーとされています。

・服装
・髪型などの身だしなみ
・企業への訪問時間
・面接中の態度
・言葉遣い

上記のマナーを押さえることで、社会人として恥ずかしくないふるまいを見せることが可能です。

下記項目では各最低限のマナーを行うポイントをそれぞれ詳しく紹介します。

服装・髪型などの身だしなみ

服装や髪型などの身だしなみでは、以下のポイントを押さえることで面接官に好印象を与えられます。

・清潔感が見られるような髪型に整える
・目や眉毛など、表情が分かりやすい身だしなみに調整する
・スーツやシャツなどの手入れを行う

面接官に清潔感ある人物との印象を与えられるポイントです。

これらのポイントは今すぐにでも取り組めるので、直近に面接を控えている人はおこなっていきましょう。

企業への訪問時間

一般的に、企業への訪問時間は、面接開始時間の10分前まで到着が望ましいとされています。

面接官は採用業務以外にも、ほかの業務を担っている場合があるためです。

そのため、適当な時間に到着・受付を行うことで、面接官に他業務の支障を与えずに済みます。

他にも念頭に置いておきたいのは、天候や交通状況により面接開始時間に間に合わない可能性です。

このような状況に陥った場合、面接への遅刻が分かった時点で即時に連絡を入れましょう。

その際に、遅刻する旨と到着予想時刻も合わせて伝えることで、遅刻してもスムーズに面接をおこなえます。

面接中の態度・言葉遣い

面接に影響を与えないようにするために、態度や言葉遣いに気をつけなければなりません。

具体的な注意点は、以下の点です。

・スマホのマナーモード
・入室時のノック
・企業内で会う社員とのあいさつ

上記のシーンは、面接で起こりやすい事例です。

これらの注意点は起こりやすいですが、できるかできないかだけで大きく印象が異なるため、ポイントを押さえておきましょう。

ポイント④|将来のビジョンについて整理する

面接官に印象付ける時間を過ごしたいのであれば、将来のビジョンを整理しましょう。

将来のビジョンを明確にしておくことで、面接官に「ビジョンを持って業務に取り組む人材だな」と印象付けられます。

将来のビジョンを整理するためには、明確な将来像と現職で実現できるかどうかの確認が大切です。

「自分が持つ将来像は、現職で叶えられるのか?」との観点に注目し、将来のビジョンを明確にしていきましょう。

仮に、転職先で将来のビジョンが達成できることを伝えたい場合は、「どのような業務で、どのように」の部分をひもといていくことで、面接官に納得感が与えられる受け答えができます。

ここで注意しておきたい点は、本当にその企業で将来のビジョンが達成できるかどうかの点です。

どれだけ立派な将来のビジョンでも、持っているだけでは一流のディーラーにはなれません。

応募企業ではどのような業務がおこなえるのか、その業務でどのような人材になれるのかなどを具体的にし、効果的な面接時間にしていきましょう。

ポイント⑤|WEB面接の準備

近年、面接を対面だけでなく、オンラインで実施する企業が増えてきました。

2020年以降のコロナ禍を機に、ウェブ面接を導入した企業も数多くあります。

転職希望先企業がウェブ面接を指定した場合、どのような準備をすればよいのでしょうか。

押さえておきたいポイントも解説します。

面接場所の準備

ウェブ面接は、自分のスマートフォン・タブレット・パソコンなどを使用して、ビデオ通話で行われます。

基本的な面接の流れは、対面とさほど変わりません。

対面での面接と大きく異なる点は、ふさわしい面接場所を自分で確保する必要があることです。

インターネット環境が安定しており、静かで、プライバシーを保てる環境を探しましょう。

音声だけではなく、ビデオ通話のため、画面に映る背景にも注意を払う必要があります。

面接直前に慌てることがないよう、十分前もって準備しておくと、落ち着いて面接に臨むことが可能です。

インターネット環境やデバイスの確認

ビデオ通話ができるツールの種類はいくつかあり、どのツールを使用するかは企業側が指定してきます。

使用するデバイスの種類は、自分の好きなものを利用可能です。

ただし、企業指定のツールに対応しているかどうかを事前に確かめておく必要があります。

ウェブ面接は、基本的にビデオ通話のため、インターネット環境は重要です。

もしインターネット回線速度が遅ければ、面接中に音声が途切れたり動きが止まったりしてしまいます。

安定したインターネット環境がどうか、家族や友人とビデオ通話してみるなどして前もって確認しておきましょう。

その際、相手の音声や自分の声がクリアに聞こえるかも確かめておきます。

開始時間より前に待機する

ウェブ面接の流れは、対面での面接と大きな相違点はありません。

前もって通知されている面接開始時間を確かめ、十分余裕を持って臨むことが大切です。

面接官が目の前にいないため、ツールへの入室時間を悩む場合があります。

入室時間の指定がない場合は、面接開始時間の少し前に待機しておくのが一般的です。

ツールによっては、時間にならないとアクセスできないケースもあります。

いずれにしても、開始時間より十分余裕を見た時間にデバイスを用意して待機しておく心構えが重要です。

WEBでも入退室の挨拶をする

面接官が入室したら、通常の面接時同様、爽やかな声であいさつをします。

対面とは異なり、マイクを通して会話するため、はきはきと大きめの声で話すことを意識しましょう。

入室時のあいさつは、短くても構いません。

例として「初めまして。〇〇と申します。本日はお時間をいただきましてどうもありがとうございます。よろしくお願いいたします」などとあいさつできます。

退室時のあいさつも重要です。

対面での面接と同じく、きちんとお礼を述べ、会釈して退出しましょう。

ポイント⑥|あらゆる事態を想定しておく

実際の面接では、自分が想定していないことが起こる場合があります。

このような想定外のシーンが起こった場合でも、堂々とした態度で対応しなければなりません。

面接時に起こりえる想定外の事態は、以下のとおりです。

・いきなり社長面接
・繰り返し練習したことが頭から離れる
・緊張で思うように話せない

上記のような想定外のシーンを押さえておけば、あらゆる場面でもいつもどおりの自分でいられます。

また、一つ目にある「いきなり社長面接」の状況に出会った際は、チャンスと捉えてください。

社長面接は選考過程の最終に当たるので、より良い面接時間を送ることで内定率の向上につながることもあります。

採用に強い権限を持った面接官と出会った際は、「ラッキー」と思えるぐらいの気持ちで対応していきましょう。

【転職面接の質問対策】転職でよく聞かれる定番質問をランキングでご紹介

ここからは、転職でよく聞かれる定番質問を詳しく紹介します。

ここでは株式会社ビズヒッツがおこなったアンケートを基に、具体的な内容を順位にしました。

これから転職準備を行いたい、または定番の質問は必ず抑えたい方には有益な内容となっています。

ぜひ参考にしてみてください。

1位|転職・退職について

転職面接で聞かれる定番の質問第一位は、「転職・退職理由」に関する質問です。

具体的には、下記のように聞かれます。

・なぜ離職したのか
・いつ頃から転職を考え始めたのか

転職の定番の質問として、転職・退職関連の質問として鉄板のものです。

一見、ネガティブな質問に感じるものの、前向きな答え方をすることで、面接官に好印象を与えられることもあります。

面接で必ずといってもいいほど定番な質問のため、退職・転職する動機は必ず押さえるようにしましょう。

2位|志望動機

転職時の定番の質問第二位は、「志望動機」に関する質問です。

具体的な質問例は、以下があります。

・前職と異なる業界だが、なぜこの業界なのか
・たくさんの会社がある中で、弊社を選んだ理由は何か

志望動機にまつわる質問内容は、転職での面接で必ず聞かれるといっても過言ではありません。

異業種からの転職では、志望動機の内容をまとめることで説得感ある転職理由になります。

また、他業界への理由だけでなく企業に対する志望動機も当然聞かれるため、合わせて用意しましょう。

3位|これまでの経験

転職時の定番の質問第三位は、「これまでの経験」に関する質問が定番となっています。

具体的な質問例は、以下のとおりです。

・前職の主な業務内容を教えてください
・マネジメント経験はありますか
・前職での経験はどのようなものでしたか

上記のような経験に関する質問も、転職活動で質問されます。

過去の経験に関しては、これまでの業務内容や取り組んだ姿勢、具体的な実績などをしっかりたな卸ししておけば、充実した回答が可能です。

また、具体的なエピソードを合わせて伝えることで、人物像も合わせて伝えられます。

4位|自己紹介

転職時の定番の質問第四位は、「自己紹介」に関する質問です。

具体的な質問例には、以下の質問があります。

・自己紹介をお願いします
・あなたの得意なことはありますか
・自己PRをしてください

自己紹介に関する質問では、自分の人となりをアピールするチャンスです自己PRや長所に関する質問はもちろん、場合によっては短所を聞かれることもあります。

短所や苦手なことを伝える際は、短所+短所を乗り越えるための取り組みを合わせて伝えることが大切です。

ネガティブな内容を前向きに伝えられます。

5位|将来のビジョン・キャリアプラン

転職時の定番の質問第五位は、「将来のビジョン・キャリアプラン」に関する質問です。

具体的な質問例は、以下のように質問されます。

・将来のビジョンを教えてください
・入社してなにかキャリアプランはありますか

上記のような未来に関する質問は、これからどうなっていきたいのかを明確にしなければ回答することが難しくなります。

そのためにも、自己分析や自分の強みなどを的確に把握し、将来のビジョンを伝えていきましょう。

【転職面接の質問対策】他にも知りたい転職で聞かれる質問

業界や業種を問わず、多くの転職面接で面接官が注目しているポイントは、自社に溶け込めるかや仕事に対する姿勢はどのようなものかなどの点です。

面接官は、転職希望者の年齢や背景を履歴書や職務経歴書などである程度把握しているため、特定の状況に特化した質問をする場合もあります。

年代別によく聞かれる質問をチェックしてみましょう。

20代での転職時によくある質問

ほとんどの場合、まだ20代では経験・知識・スキルを十分持ち合わせているとはいえません。

中には、20代でも専門分野での知識が豊富で、スキルがある人材もいます。

ただし、知識や経験は、月日が経ったり場数を踏んだりして身に付くケースも少なくありません。

多くの人と接する機会が多い面接官もその点は重々承知しています。

そのため、応募者が20代の場合は、これまでの経験や持っている知識の深さよりも基本的なビジネススキルを持ち合わせているかを確認する場合が一般的です。

仕事に対する姿勢を聞く質問も多く聞かれます。

例えば「新卒時の就活では希望どおりの会社に入社したか」や「仕事する上で大切にしていることが何かあるか」などの質問です。

20代で転職している事実を受け、短期間での転職を危惧されることを想定しておきましょう。

新しいことに関心を持つ性格かどうかを見るために「最近関心があるニュースは何か」のような質問も聞かれるケースがあります。

30代での転職時によくある質問

30代は、各種学校卒業から10年以上経過している場合が少なくありません。

そのため、これまでどのような経験を積み重ねてきたのかを知りたいと考えている面接官は多くいます。

部署やチーム内でのリーダー経験やマネジメント経験など、自分が経験してきた業務内容に求められているスキルを整理しておきましょう。

単刀直入に「マネジメント経験はあるか」や「部下に接する際に心掛けていることは何か」との質問をされる場合があります。

30代であれば、多少なりともマネジメント経験があると想定した質問です。

将来のビジョンやキャリアアップ、業界の方向性などに関する考え方を知る質問も聞かれる場合があります。

自社でできるだけ長く働いてもらいたいと思っている場合などです。

一例として「この業界は10年後どうなっていると思うか」のような質問があります。

先々のことを予測できる能力があるかが質問の目的です。

面接官から高評価を得る!転職活動でしておきたい定番の逆質問5選

逆質問は転職での選考では、通過率を向上させる最適なスパイスです。

そのため、逆質問を行うだけでも、面接官に印象づけられるといっても過言ではありません。

しかし、逆質問でどのようなことを聞けばいいか分からないといった方もいるのではないでしょうか。

そのような疑問を解決するために、ここでは転職活動でしておきたい定番の逆質問を紹介します。

1.志望度がアピールできる逆質問

面接で志望度がアピールできる逆質問は、大変有効です。

なぜなら、面接官は自社に入社意欲がある候補者を採用したいと思っており、候補者自ら入社にまつわる逆質問により志望度が高いことが把握できます。

志望度がアピールできる逆質問ですが、面接官からの質問で「志望動機」を聞かれてどのように逆質問をすればいいか分からないといったこともあるのではないでしょうか。

そこで、志望度がアピールできる逆質問例を紹介します。

・入社してすぐに活躍したいと考えております。
 入社前に準備や学んでおくことは何かありますでしょうか?
・上司や社員の方と協力して業務に取り組みたいと考えております。
 現場で大切にしているモットーや考え方などはありますでしょうか?
・御社で管理職を任されるためには、どのような実績や能力が必要でしょうか?

上記が企業への志望度がアピールできる逆質問例です。

これらの逆質問は、一次面接・二次面接など面接官の立場に合わせた逆質問は、お互い有意義な時間を過ごすのに役立ちます。

2.自分の強みをアピールできる逆質問

面接官での質問で思うように自分のアピールができなかった場合は、逆質問で自己アピールを行いましょう。

逆質問でも十分自己アピールが可能で、面接官に好印象を与えられる可能性があります。

自分の強みをアピールする逆質問のポイントは、「過去にしてきたこと+質問」の流れで行うことです。

具体的な逆質問例は、以下を参照してください。

・〜の経験がありますが、御社で活かせるポジションはありますか
・前職では○○の数字を達成しましたが、御社でも成果を挙げるためにはどのような点に気をつければよろしいでしょうか
・□□の資格を保有していますが、御社でどのような業務やプロジェクトで活かせますか

上記の逆質問例で、十分自己アピールが可能です。

しかし、応募企業で活かせないような強みを逆質問をしても、アピールにつながらないので注意しましょう。

3.入社後の活躍を伝えられる逆質問

入社後の活躍が期待される逆質問は、面接官に好印象を与えられます。

即戦力を求めている中途採用では、実績や活躍が期待されることなどを候補者から伝えられることで、即戦力としてイメージが湧きやすいためです。

入社後の活躍を伝えられる逆質問は、以下の例があります。

・御社で成果や数字をあげられた場合、○○への挑戦は可能でしょうか
・御社が中途採用で、求めていることは何でしょうか
・今後、御社ではどのように事業展開をしていく予定でしょうか

上記の逆質問例を行うことで、企業でどのように活躍したいのかを的確に伝えられます。

これらの逆質問は面接官にとって意欲が感じられるものとなるので、積極的におこなっていきましょう。

4.仕事についての意欲が伝えられる逆質問

逆質問する際に、入社後の仕事に関する意欲が見られる逆質問は、仕事に対して熱意を持っている人材と面接官に印象づけることが可能です。

面接官は長く活躍してくれる人材を採用したいと考えているため、仕事の意欲に関する逆質問は選考通過の可能性がグンと高まります。

実際の面接時にそのまま使える逆質問例は、以下のとおりです。

・中途採用から活躍されている社員の特徴は何でしょうか?
・一日でも早く活躍したいと考えていますが、活躍している社員の共通点はありますでしょうか?
・将来的にはリーダーやマネージャーなどのポジションを目指したいと考えています。

上記のような逆質問を行うことで、仕事への意欲・熱意を合わせて伝えられます。

このような逆質問するためには、企業や業界に関する入念な分析が必要不可欠です。

入念な企業・業界分析を行い、面接官に熱意が伝えられる逆質問をおこなっていきましょう。

5.好印象になる逆質問

できるだけ好印象を与えるためには、ポジティブで意欲的な人材とみなしてもらう必要があります。

そのような願いがあっても、面接で自分の強みを一方的にアピールするだけでは、なかなか伝わりません。

応募先企業のことをもっと深く理解したいとの姿勢は、好印象につながります。

以下の逆質問例を参考に、自分なりにアレンジしてみてください。

御社のホームページを拝見したところ、海外進出にも積極的なことが分かりました。
今後はどのような事業展開を目指しているのか教えていただけますか。
御社の企業理念や事業に共感し、将来性を感じております。
入社後は、どのような点を意識し努力していけばよいでしょうか。
御社のホームページより、女性の雇用促進に力を入れている様子を拝見しました。
どのような部署で活躍している女性が多いのか教えていただけますか。

入社後の自分をイメージしてもらえるような逆質問を考えてみましょう。

職場は学ぶ場ではないため、学びたいとの表現ではなく、努力する姿勢をアピールする必要があります。

【転職面接の質問対策】他にも知っておきたい逆質問5選

逆質問は、どのような印象を面接官に与えたいかを念頭に置いて準備します。

一連の流れで出た内容を繰り返さないよう、ジャンルの異なる逆質問を何種類か準備しておきましょう。

下記の逆質問例5選を参考にしてください。

・仕事に対する意欲

・社会情勢や業界への興味・関心

・企業や業界全体の方向性への興味・関心

・業界や業種で役立つ準備度合い

・自分の熱意や積極性などの軸

会社との相性を確認する逆質問

基本的に、逆質問に何らかの指定はありません。

ひととおり面接が終了した最終部分で「何でもよいので質問はありますか」とのニュアンスで時間が与えられるのが逆質問です。

せっかく与えられた時間を有効活用し、自分と企業の相性を見極めてみましょう。

なぜ転職を決意したのかを考慮し、自分が描くキャリアビジョンが実現可能かどうかを確かめます。

以下は、会社との相性を確認するのに役立つ逆質問の例です。

御社が展開している○○事業に共感を覚えています。
将来的に○○事業に携わることができればと思っています。
現在、その事業で活躍している社員の特徴や持っている経験やスキルを教えていただけますか。
御社の企業理念に感銘を受けております。
御社の社風や社員の理想的な姿を大まかに教えていただけますか。

上記のような逆質問をする際は、事前に応募先企業のホームページなどから企業情報を取り入れておく必要があります。

共感できる点と確認したい点をメモしておくのも方法のひとつです。

これだけはダメ!NGの逆質問

面接官が「何でも質問してよい」と言う場合でも、注意すべきNGの逆質問があります。

面接官は、あえて自由に話させることにより基本的なビジネスマナーを持ち合わせているかどうかを確かめていることを覚えておきましょう。

代表的なNGの逆質問は、6つあります。

特にありませんと答える

緊張感のある転職面接をなるべく早く終わらせたいため、またはマイナスイメージを持たれることを心配するあまり「特にありません」と答えてしまいたくなるのではないでしょうか。

しかし、何も逆質問しないことは、かえって自社に対する興味や関心が薄いのではないかとの心配を面接官に抱かせてしまう危険があります。

入社意欲がないとみなされてしまうのは残念です。

面接の準備段階で、逆質問の内容もきちんと準備するようにしましょう。

ただし、場合によっては、面接中に疑問点全てが解決されるケースもあります。

その場合は「ここまで分かりやすい説明をして頂きましたので、十分理解できました。不安な点や心配な点はございません。

ますます入社して貴社に貢献したいとの気持ちが強まりました」などの回答は好印象です。

給与や待遇に関しての逆質問

転職する際本当に関心があるのは、給与・待遇・福利厚生面と答える応募者は少なくありません。

しかし、給与や待遇に関する逆質問は、基本的にNGです。

業務内容ではなく給与など条件面にばかり関心があるのではないか、と面接官から疑われてしまう危険があります。

志望動機や自己PRがうまくいったと感じる場合でも同様です。

下記のような逆質問は避けましょう。

・有給制度はありますか。取得しやすい環境ですか。

・残業や休日出勤はどれくらいの頻度でありますか。

・離職率はどのくらいですか。

どうしても確かめておきたい場合は、言い回しに注意を払い、ポジティブな表現に変えて質問するようにしましょう。

調べればわかる内容

NGと判断される逆質問の中でも、面接官から悪い印象を持たれてしまう危険が高い逆質問は、調べればわかる内容の質問です。

例えば、下記の逆質問は、企業調査が足りないとみなされてしまいます。

・御社の規模や事業展開はどのようなものですか。

・年間休日はどのくらい取得できますか。

・どのくらいの人が御社で働いていますか。

多くの場合、企業の規模・理念・事業内容・業務体制などは、公式ホームページや求人要綱によりリサーチ可能です。

リサーチ不足は、関心や意欲の低さと結び付けられてしまいます。

意欲をアピールするつもりが評価を下げる結果となってしまうため十分注意しましょう。

すでに回答を得ている内容

事前に逆質問の内容を準備しておくことは大切です。

しかし、時折準備していた逆質問の内容が面接中に扱われる場合があります。

複数の逆質問を用意していた場合でも、面接官の説明に含まれている場合も珍しくありません。

そのような場合、逆質問の機会が与えられてうろたえてしまうのも無理はない状況です。

何か逆質問しなければならないと考えてしまうのではないでしょうか。

しかし、すでに回答を得た内容の質問はどのような場合でも避ける必要があります。

面接官は、応募者のことを、説明をきちんと聞けない人または理解が足りない人と判断してしまうためです。

正直に「十分理解できました」と述べるほうがふさわしいことを覚えておきましょう。

担当者でもわからない内容

気になる点が専門的な分野に関係する場合は、逆質問の内容に注意を払う必要があります。

面接担当者は、自社の事情や各部署の業務内容など、全ての分野で何でも知っているわけではありません。

大抵の場合、普段は特定の所属部署で業務を遂行しています。

下記のような逆質問は避けましょう。

・○○支社での勤務体系を教えてください。

・○○部門で使用している機材の詳細を教えていただけますか。

面接官がどのような部署や役職で働いているか分からない場合は、特に注意が必要です。

専門分野や特定のジャンルに関する逆質問は、面接担当官を困惑させてしまいます。

漠然とした内容

逆質問する際は、面接担当者を困らせないよう注意が必要です。

短過ぎる漠然とした質問は、逆質問の目的や意図が分からず、面接担当者が答えに困ってしまいます。

例えば、以下のような逆質問例はNGです。

・御社の将来性を教えてください。

・御社の雰囲気はどうですか。

・社員は満足して働いていますか。

・○○さんは自社のことが好きですか。

将来性や社風に関する質問をしたい場合は、企業のホームページで得た情報を織り込みつつ、適度な長さの逆質問が望ましいとされています。

どのような点が不安・心配なのかが面接担当官に伝わるような内容が重要です。

転職での面接についてよくある質問

ここからは、転職活動時に抱えるよくある質問を紹介します。

転職活動は大学生が行う就職活動と異なり、実績や経験など、より具体的に伝えなければなりません。

このように就職活動とは異なる転職活動では、動きが違うことから疑問を抱くことがあります。

ここで転職時に抱えやすい疑問を解消し、転職活動に不安を残さないように進めていきましょう。

Q.面接対策をしなくても転職は上手くいく?

面接対策をおこなわずに面接に臨んでしまうと、面接官の質問に思うように答えられない可能性があります。

面接対策をしないことで頭の中が整理されていないため、各質問に対して適切に答えにくくなるからです。

面接を控えている方は、最低限でも以下の項目は準備しておきましょう。

・自己分析
・想定される質問の回答例
・言葉遣い・面接マナーの確認
・企業分析

上記の項目の準備により、面接に困ることなく臨めます。

当サイトでも上記の項目に参考になる情報を提供しているため、「転職を思うように進めていきたい」という方はぜひ参考にしてみてください。

(内部リンク:「自己分析をして就活の軸を見つけたい!自己分析の方法やポイントなど徹底解説!」https://eigyo-shukatsu.com/article/306659)

(内部リンク:「転職面接の具体的な質問数とは?逆質問も用意して万全な対策を立てよう」https://eigyo-shukatsu.com/article/306708)

Q.他にもNGな逆質問はあるのか?

面接官に印象付けられる逆質問ですが、かえって逆効果になる場合があります。

具体的な逆質問のNG内容は、以下のとおりです。

・準備不足な逆質問
・自信がない逆質問
・仕事への意欲が感じられない逆質問

上記の内容を含む逆質問は避けるようにしましょう。

1.「準備不足な逆質問」

「準備不足な逆質問」とは、企業のホームページに載っている情報や商品・サービス内容を問う内容を指します。

面接前に入手できる情報のため、このような逆質問をしてしまうと「事前の準備ができていないのではないのか」との疑念を抱かれるため避けましょう。

2.「自信がない逆質問」

「自信がない逆質問」は、面接官にマイナスな印象しか与えません。

なぜなら、面接官は自社にどのようなメリットをもたらしてくれる人材なのかを細かく見ており、素晴らしい答えを話していても自信が見られないと本当のことかどうか分からないためです。

現状の自分にできることを正確に伝え、その企業にどのようなメリットがあるのかを合わせてつたえられると魅力的な受け答えになります。

3.「仕事への意欲が感じられない逆質問」

「仕事への意欲が感じられない逆質問」は、最も避けたほうが良い逆質問です。

「仕事へ意欲が感じられない逆質問」とは、残業時間や給与、福利厚生に関する内容を指します。

これらの質問は働く上で大切な情報ですが、前面に出して逆質問してしまうと「条件が合わないとすぐに離職してしまうのでは」との印象を与えてしまう内容です。

マイナスな部分を抑えながら逆質問を行うことが勧められています。

Q.転職の面接に「合格サイン」はあるの?

転職の面接では、合格が見られるサインは存在します。

具体的な合格サインは、以下のとおりです。

・面接時間が長い
・次の選考に関する情報を話してくれる
・他社の選考状況を確認してくれる

上記の事柄が起きると、合格と考えても良いサインとみなせます。

企業にとって「欲しい!」と感じられる候補者には、面接官もより深く質問や説明をしてくれます。

このような細かな仕草や話す内容の違いから、選考の合格サインの判断が可能です。

Q.面接後のメールはすべきか?

面接後のお礼メールにより面接の合否は変わらないものの、メールをすることでマイナスになることはありません。

わざわざ面接をしてくれたお礼の内容や面接時に伝えられなかった内容などを合わせて送ることで、面接官に志望度が高いことを伝えられます。

面接後のお礼メールとしてそのまま使えるテンプレートを用意しました。

面接後に活用したい方はぜひ使ってみてください。

【件名】〇月〇日の採用面接のお礼(名前)
株式会社~~
人事部 〇〇様
(名前)と申します。
本日はご多忙な中、面接のお時間をいただきまして、
どうもありがとうございました。
(面接の感想・伝えたいことなど)
この経験を活かし、貴社の成長の一端を担えれば幸いに存じます。
ご多忙かと存じますので、ご返信いただけなくても結構です。
末筆ながら、面接のお礼を申し上げますとともに、
貴社ますますのご発展と社員皆様のご多幸をお祈りいたします。
(名前)

Q.面接後の合否はどれくらいで連絡が届く?

面接の合否は、企業によってさまざまです。

平均的な合否の連絡期間は、1日〜1週間程度と考えておきましょう。

採用以外にも他業務をおこなっている可能性があるため、連絡が遅いからといって不採用と思ってはいけません。

しかし、あまりにも遅い対応をされている場合は、直接企業への連絡をおすすめします。

また、採用担当にとっては工数が増えてしまうことにはなるため、面接時にあらかじめ合否の連絡に関して質問するのも有効な手段です。

【転職面接の質問対策】まとめ

転職活動を効率よく行うためには、事前の準備内容で全てが決まります。

抑えておきたいポイントは下記のとおりです。

・転職活動を行う前に、自己PRや過去の実績などの一度洗いざらいにする
・事前準備がひととおりできたら、転職活動での定番質問を押さえる
・面接時の最後におこなわれる逆質問は、必ず行う

転職面接で聞かれる定番質問に注意しつつ準備を行うことで、効果的な転職活動が期待できます。

面接で活用する自己分析を入念に行い、自分を魅力的に伝えていけるように準備しましょう。

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