【面接の流れ】転職で覚えておきたい面接の流れとは?マナーやNG行動も解説

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転職活動において、最も大事なプロセスが「面接」です。

面接は企業が必要な人材を見つけるための重要なプロセスであり、求職者にとっては自分を売り込む機会でもあります。

専門スキルや卓越した経験を持っていることは確かに重要ですが、同時に社会人としての適性も試される場ともいえます。

今回の記事では、転職面接における大まかな流れや重要な面接マナーについて説明します。

面接の流れをよく理解し、フェーズごとに適切に行動することで内定確率を上げることになるでしょう。

面接本番で慌ててしまわないよう、一つ一つのプロセスを確認して予習しておきましょう。

【面接マナー】面接を実施する意図を知っておこう

転職面接は、会社と応募者が互いに理解し、評価するための場です。

企業は応募者のスキル・知識・個性や動機を詳しく知ることで、その人がチームに合うかや仕事をうまくこなせるかを見極めます。

一方、応募者は自分自身を実際にアピールするチャンスであり、会社の文化やビジョンを直接確認することが可能です。

つまり転職面接は、企業と応募者が最良のパートナーを見つけ、より良い組織作りとキャリア発展を実現するための重要なステップといえるでしょう。

必ずしも面接だけが転職のすべてではありません。

面接を中心に、書類の作成や企業選びなどにも力を入れるとよいでしょう

【面接マナー】面接の流れを確認しよう

初めての転職活動を行う人にとくに覚えていただきたいのが、一般的な面接の流れです。

面接の流れ

1.来場・受付

2.面接本番

3.退室・帰宅

面接の形式を集団面接にするなど、やり方は企業によって多少異なりますが、まず面接の全体的な流れを理解しておくことが重要です。

一つ一つのフェーズでどのように行われているのか、気をつけなければならないポイントも解説しながらご説明します。

1.来場・受付

面接は、応募先企業の応接室や他の会場で行われることが一般的です。

会場に到着したら、受付で自己紹介をし待機室に案内されます。

他に応募者がいる場合、同室で一緒に待つこともあるでしょう。

待機室では落ち着いて待ち、順番が来たら面接に進みます。

また、集団面接の場合はグループに指示が出されるので、その都度指示に従いましょう。

面接が始まるまでの時間は緊張しますが、自分に合ったリラクゼーション方法を見つけて緊張を解くことも大切です。

なお、面接会場の詳細とアクセス方法を事前にしっかりと確認しておくことをおすすめします。

交通や行き方に不安がある場合は、前日までに会場を下見してみるのも良いでしょう。

2.面接本番

自分の名前が呼ばれたら、面接会場に入室して面接がスタートします。

基本的には面接官が進行を取り仕切るので、その指示に従って行動してください。

簡単に挨拶をして着座したら、履歴書を提出したり面接官の名刺を受け取ったりすることがあります。

相手の行動に合わせて、焦らずに順番に事を進めていくことが重要です。

勝手に行動すると、進行を乱したことで面接官に悪い印象を与えてしまう可能性があるので注意しましょう。

なお、一般的な面接本番の流れは以下の通りです。

面接本番の流れ

・自己紹介

・履歴書の提出

・面接官からの質問(志望動機や転職理由など)

最も重要なことが、面接官からの質問に対してはっきりと明確に答えることです。

よくある質問事項についてはこのあとご説明しますが、想定される質問に対して回答を用意しておくと良いでしょう。

また、集団面接の場合は一人ずつ順に進行します。

新卒採用の場合はディスカッションの機会を設ける企業もあり、他の候補者とコミュニケーションを取りつつ面接官に自己をアピールする機会もあります。

応募先企業の面接の形式については、求人情報をよく確認しておいた上で対策を考えておきましょう。

3.退室・帰宅

面接が終了したら、面接室から退出して会場をあとにします。

なお、大手企業の面接などで会場が大きい場合は、誘導員がいるはずです。

その指示に従い、忘れ物がないことを確認してから退室しましょう。

以上が大まかな面接当日の流れです。

状況に応じて対応できるように、応募先企業の面接形式に合わせて事前準備をしておくことをおすすめします。

【面接マナー】面接でよく聞かれる質問

面接では自己紹介や履歴書をもとに面接官から質問が投げかけられるでしょう。

よくある質問としていくつかご紹介します。

細かい内容や言い回しは異なりますが、事前に回答を準備する参考にしてみてください。

志望動機

「志望動機」とは、応募先企業に応募をした理由を述べる場です。

面接では必ずと言っていいほど質問で、熱意を伝える機会としては最も重要な要素と言えるでしょう。

企業の採用担当者は、情熱的でエネルギーに満ち溢れ、潜在能力を秘めたポテンシャルの高い人材を採用したいと思っています。

志望動機は、そのような意欲や情熱が最もよく表れる部分です。

そのため、「会社のこれらの特徴が魅力的だと感じた」「こういう経験を通じて業界に興味を持った」など具体的な言葉を用いるとよいでしょう。

「前職で〇〇のスキルを習得し、そのスキルを活用して貢献したい」「働き方を見直し、自分らしい仕事がしたい」といった内面的な動機を述べれば、面接官は興味を持ち深く探ってくるはずです。

ただし、無理に褒め言葉を並べて媚を売るような志望動機は逆効果となります。

媚びるのではなく、事実ベースであなたの情熱と興味を示し、話の流れを作ることに注意を払ってください。

ビジョンや展望

「将来のビジョンや展望」について尋ねられることもあります。

この質問をされる理由としては、企業は長期的に活躍してくれる人材を求めているためです。

そのために応募者は、5年後や10年後など長期的なキャリアプランを伝えることが重要です。

とくにあなたが持っている資格やスキルを活かして何を達成したいのかを具体的に話せば、企業からの評価が上がり内定に一歩近づくでしょう。

例えば、「入社3年後には〇〇事業部のチームリーダーとしてマネジメントを経験したい」、「転職前に取得した〇〇の資格をもって即戦力として現場に出たあと、より高度な〇〇の資格を取得して事業部を立ち上げたい」といった具体的な表現を試みてください。

自己PR

転職面接における自己PRは、あなた自身のスキル・経験・達成したことを具体的に示すことで、あなたが企業にとって価値ある人材であることをアピールする機会です。

面接官が「自己PRをしてください」と質問するとき、あなたの個性や能力・価値観・やる気や適性を理解したいと考えています。

具体的な実績や達成事例を挙げることで過去にどのような貢献をしてきたのかを示し、新しい職場でも発揮できることをアピールすることが重要です。

また、自己PRは企業が提供している機会や課題に対してあなたがどのように貢献できるかを示す良い方法でもあります。

事前準備が重要で、自己分析を行い強みや弱み・達成したこと・学んだことを整理することが必要です。

逆質問

面接の途中で「何か質問はありますか」と、逆質問の機会が与えられることがあります。

逆質問とは、面接者ではなく応募者自身が企業に向けて何かを質問する時間です。

企業が応募者に対して情報を求めるように、応募者もまた企業について知りたいことがあるでしょう。

その知りたいことを面接官に質問するのが、逆質問です。

実は、この逆質問の時間が面接全体の中でも重要なポイントとなり得ます。

なぜなら、質問が具体的に出てくる応募者は、応募先企業に興味があるととらえてもらいやすいからです。

逆質問の具体例としては、自分が企業に対して持っている疑問や不安を率直に問いかけるような、以下の内容が好ましいでしょう。

逆質問の具体例

・配属先の部署の雰囲気を教えていただけますか

・違う部署間で社員同士が交流できる機会はありますか

・〇〇部に配属された際、最初にやるべき業務はどのようなものでしょうか

・入社前までにやっておいた方が良いことや、取得した方が良い資格はありますか

シンプルですが、このような質問をすることで自分の入社意欲を伝えることにもつながります。

また、これ以外にも業界特有の専門的な時事ネタを質問するのも良いでしょう。

質問が鋭ければ、あなたがその業界のことをよく研究していることをアピールすることにもなります。

洞察力や思考力を示す良い機会ともなり、他の応募者との差別化やコミュニケーション能力のアピールにもつながります。

なお、逆質問に対して「とくに質問はありません」という回答は避けましょう。

重要なチャンスを逃してしまうかもしれません。

事前にいくつかの逆質問を準備し、必要なときにそれを適切に問いかけられるように練習しておくことをおすすめします。

【面接マナー】知っておくべき9つのマナー

それでは、面接時に注意すべき9つのマナーについて見ていきましょう。

面接では多くの質問が投げかけられますが、その中で自分の経歴や動機などを評価してもらうだけでなく、一人の社会人としてのマナーも評価されます。

良い経歴を持っていても、マナーがなければ成功しないでしょう。

だからこそ企業に対して自分をうまくアピールし、社会人としてのマナーを身につけておくことが大切です。

身だしなみはきちんとする

まず、面接では「身だしなみ」を整えることが非常に重要です。

なぜなら、人は初めて会った0.2〜3秒程度でその人の印象を認識すると言われているからです。

良い評価をしてもらうためには、見た目を整えることから始めましょう。

もちろん、人は外見だけで他者を評価することは難しいですが、清潔感がないと否応なくマイナスの印象を持たれます。

具体的に気をつけたいポイントは、服装や髪形です。

面接では一般的にフォーマルな服装が求められるので、シワや汚れのない清潔感のあるスーツで挑むようにしましょう。

また、服装同様に髪型も清潔感に繋がります。

寝癖のついた髪型や脂っぽい髪、手入れを怠ったひげでは好印象は得られません。

前日までに美容室に行ったり、男性の場合はひげを整えることを忘れないようにしましょう。

第一印象に直結する身だしなみは、自身の信用性にも影響します。

面接は自身をアピールする大切な機会ですので、本番当日に間に合うようにクリーニングや美容室をスケジュールしておくと良いでしょう。

持ち物は前日に確認しておく

面接に臨む際には、必要な持ち物を忘れないようにすることが大切です。

企業から指定される筆記用具や履歴書・会社の資料など、必要な物品を前日に確認しリストアップしておくと良いでしょう。

なお、基本的に面接当日に持っていくべき持ち物は以下の通りです。

面接当日に持っていくべき持ち物

・履歴書と職務経歴書

・予備の写真(履歴書の写真が外れてしまった場合に備える)

・書類を入れるクリアファイル

・印鑑

・身分証明書

・筆記用具

・メモ帳

・スケジュール帳

・スマートフォン

・ハンカチ

・交通系ICカード

・応募先企業の連絡先(求人情報のコピーなど)

面接における持ち物には、事前に予想できない急な要求に対応できるようなものも含まれます。

特に「スケジュール帳」は重要です。

当日の予定を瞬時に確認できるため、面接直後に二次面接や面談の打診があった場合に有用です。

とくに中小企業やベンチャー企業などでは、面接中に次のステップの話が進むことが少なくありません。

全てのスケジュールを頭に入れておくのは難しいので、確認できるものを持っておくと安心です。

加えて、「印鑑・身分証明書」も持参すると良いでしょう。

これらは何らかの手続きが必要となった際に、直ちに対応できるためです。

身分証は普段から携帯していることが一般的ですが、印鑑は持たない人もいるでしょう。

しかし、いざという時でもさっと出せる人は、準備が行き届いているスマートな印象を与えることができます。

そのほかにも必要なものを見極め、前日と当日の朝に再確認をすることが大切です。

時間に余裕をもって来場する

「時間に余裕を持って到着する」ことは、ビジネスパーソンとして当然のマナーです。

徹底した時間管理は社会人の基本的なスキルであり、遅刻は許されません。

電車の遅延などで予期せぬトラブルがあっても間に合うように、面接場所へは少なくとも15分前には到着することを推奨します。

また、時間に余裕があれば落ち着いた心持ちで面接にのぞむこともできます。

持ち物の最終確認や自身のメンタル準備、身だしなみのチェックといった事項に時間を割くことも可能です。

なお、電車の運休などで万が一遅刻が避けられない場合は、早急に連絡を入れましょう。

無断遅刻は避けるべきで、それが原因で面接そのものが取り消される可能性もあります。

事前に連絡を入れれば、面接時間の調整や配慮をしてもらえるでしょう。

面接会場へのアクセスや経路は事前に確認し、必要であれば下見も行ってください。

時間に余裕を持つことは、面接だけでなく全体的な転職活動にも有益です。

無理のないスケジュールを組み、転職活動がスムーズに進行するように努めましょう。

携帯電話は電源を切っておく

また面接会場に到着したら、「携帯電話の電源を切る」ことも重要なマナーです。

基本的に、面接が終わるまで携帯電話を使用する必要はありません。

面接中や控室で電話の音が鳴ると、それは他の人に迷惑をかけるだけでなく、あなた自身の印象を悪くする可能性もあります。

電話を必要とする状況が生じたら、関係者に許可を得てから使用しましょう。

同様に携帯電話での検索やゲームはもちろん、読書や飲食も避けるべきです。

待ち時間は静かに過ごし、頭の中で質問の回答を整理するなど面接の成功に向けて利用しましょう。

入室時には名前を名乗り丁寧にお辞儀をする

入室時には自己紹介をして丁寧にお辞儀をすることが必要です。

扉がある場合は、優しく3回ノックをしてから「失礼します」と一言伝えて入室します。

その後扉を丁寧に閉め、面接官に向かって自分の名前を大きな声で伝え「よろしくお願いします」と述べましょう。

次に面接官から座る指示が出たら、再度「失礼します」と言ってから座ります。

この時、不安で緊張するかもしれませんが、自然体で肩の力を抜き、指示に従うことが大切です。

またお辞儀については、入室時と退室時で角度やタイミングなど細かなマナーが存在します。

入室時のお辞儀は一般的に30度が適切とされています。

このような細かなマナーを意識することで、自己管理がしっかりしているという印象を面接官に与えることが可能です。

履歴書は出しやすいようにしておく

面接では履歴書の提出を求められることもあります。

そのため、いつでもスムーズに取り出せるように状態の良い履歴書を封筒やファイルに入れておくことが推奨されています。

提示を求められた際には面接官の向きに合わせて丁寧に手渡しましょう。

また、このタイミングで面接官から名刺をいただくこともあります。

その際には、両手で受け取りお辞儀をして「よろしくお願いします」と伝えます。

前職の名刺を渡すのは失礼に当たるので、絶対に避けましょう。

練習を重ねることで、自然な振る舞いが身につくはずです。

スマートな着座をする

面接は椅子に座って受けることが基本です。

会場に入室した際、面接官から「どうぞおかけください」と言われて着座しますが、このときにもたつかないようにしましょう。

また、着席をすすめられる前に勝手に着座してしまったり、椅子を引きずって着座するのもNGです。

カバンを椅子の横に置いたら、背筋を伸ばして浅く腰掛けるように着座するとスマートに見えます。

面接中は面接官の目を見てハキハキと話す

面接は自己紹介から始まることが一般的です。

提出した履歴書を基に、面接官からは経歴や志望理由について具体的に尋ねられます。

自己紹介や質問への回答をする際には、相手の目を見てはっきりと話すことが大切です。

面接での評価は内容だけでなく、話し方やコミュニケーション能力も重視されます。

企業で働く者としてだけでなく、社会人としての適性も判断されるでしょう。

表情や姿勢にも注意を払い、背筋を伸ばし自然な笑顔を保つことで好印象を与えられます。

また面接中に予想外の質問が出たり、話が別の方向へ進むこともあるでしょう。

その際に「えーっと」や「あのー」と言って思考を整理する時間を持つことは避けるべきです。

面接では頭の回転を求められ、すぐに適切な回答をすることよりもその場をうまく切り抜ける対応力が求められます。

終了時にお礼を伝え退室まで気を抜かない

面接が終わるときはまだ面接官の目の前にいることを忘れずに、感謝の気持ちを伝えます。

終了時のお辞儀は一般的には入室時より深い45度で行いましょう。

退室するまでは社会人としての態度を保つことが重要です。

会場を出るまでの間も、受付や案内スタッフに対して感謝の言葉を述べるなど、誠実さを忘れないようにしましょう。

また転職面接が複数ある場合は、それぞれの面接でよかった点や反省点を振り返り、次回に活かせるかどうかを考えることもおすすめです。

会場を出るまで社会人としての態度を心がける

面接が終わっても、自分が評価される場が終わるわけではありません。

会場を出るまでが面接だととらえ、社会人としてのふるまいを常に心掛けることが重要です。

例えば、退室後に会社の廊下を歩いている際、歩きスマホをしたりだらだらと歩いたりするのはNGです。

社員さんとすれ違ったときに会釈もせずに素通りするのもよくないでしょう。

会場に入った瞬間から会社を出るまで評価されているという意識を忘れてはいけません。

各面接会場では毎回必ず強く意識するようにしてください。

転職面接で厳禁なNGマナー3選

転職面接で考慮すべき9つのマナーをお伝えしました。

一部細部にわたる点もあり、些細に感じるかもしれません。

しかし、これらは多くの社会人が日常的に守っている基本的な事項です。

あなたの態度や振る舞いは、プロフェッショナルとしての評価を大いに左右します。

これらのマナーを常に意識し、しっかりと頭に入れておくことが重要です。

さらに、転職面接では絶対に避けなければならないマナー違反も存在します。

それらを知らずに面接に挑むことは、面接の結果に大きな影響を及ぼす可能性があるでしょう。

特に注意すべき3つのNGマナーについて説明します。

これから転職面接を受ける方は、必ずこれらのポイントを確認してください。

事前準備を怠る

転職面接において最も重要なマナーの一つが、事前準備を怠らないことです。

その職場の事業内容や文化・求められるスキルや資質についてしっかりと調べ、自己PRや志望動機を準備し、面接日の服装や持ち物など全てにおいて準備が必要です。

準備を怠った面接は、企業に対する敬意を欠いた行為と見なされ、評価を下げる要因となります。

準備が万端であれば心理的余裕が生まれ、面接中も余裕をもって対応できるでしょう。

面接は事前対策が可能なので、できる準備は全て徹底して行ってください。

遅刻や早く到着し過ぎてしまう

先ほど遅刻は御法度であることをお伝えしましたが、早く来過ぎてしまうこともマナー違反とされています。

なぜなら、早く到着してしまうことで相手の時間を奪ってしまうためです。

待機室で待ってもらう間、受付スタッフや人事担当者はあなたの様子を気にかけなければなりません。

面接官を焦らせてしまうことにもつながるでしょう。

最も好ましいのが、面接の5〜10分前に到着していることです。

この程度の時間であれば面接官もあなたも余裕を持って面接にのぞめるでしょう。

学生言葉を使う

とくに新卒の方が気をつけたいことが、言葉使いです。

敬語を使い慣れていない方も、いま一度自分の言葉がビジネスの場で適切かどうかを確認しておきましょう。

なお、よくあるNGな言い方としては以下です。

NGな言い方

・◯◯様が言っていた→「おっしゃっていた」が正

・◯◯様はおられますか?→「いらっしゃいますか」が正

・ご拝受ください→「ご覧ください」が正

そのほかにも、「お読みになられる(正:お読みになる)」などの二重敬語や「食べれる(正:食べられる)」などのら抜き言葉にも気をつけましょう。

ビジネスシーンで相応しくない仕草をする

言葉使い以外にも気をつけたいことが、普段何気なくおこなっている仕草についてです。

着座したときに貧乏ゆすりをしてしまったり、目線が泳ぐクセのある人は、ビジネスシーンに適さないと判断されるので注意しましょう。

そのほかにも、以下のような仕草は社会人によく見られますが、自分のクセに該当するものがないかチェックしておきましょう。

クセの例

・腕を組む

・愛想笑いをする

・首を傾げる

・相手と視線を合わせない

・相手の話を遮って話し出す

他の応募者や関係者に迷惑をかける

転職面接は自分だけのものではありません。

他の応募者や企業関係者も同じ時間と空間を共有しています。

無断で遅刻や欠席をしたり、指示に従わないといった行為は、他の人々に対する大きな迷惑になるはずです。

これらの行為は社会人としての基本的なマナーに反するものであり、面接が終了する前に不採用が決定することもあります。

場合によっては他者への転職活動にも悪影響を及ぼしかねません。

会場では心を落ち着けて謙虚な気持ちを忘れずに面接に臨んでください。

感謝の気持ちを持たない

面接の過程で接するすべての人々に対して、感謝の気持ちを忘れないことも大切なマナーです。

面接官はもちろん、受付のスタッフや同日の応募者など全ての人々に対する感謝の意を表現することで、自身の誠実さをアピールできます。

何かしてもらったときは必ず「ありがとうございます」と笑顔で伝えれば、コミュニケーション能力の高い好印象な人であるととらえてもらえるでしょう。

面接後に御礼メールを送ったりする人も丁寧な印象を持ってもらえます。

感謝の気持ちを持つことは相手を尊重する態度であり、そのような人材が職場で働くことは、企業にとってもプラスになるのです。

面接マナーを身につけて転職面接を攻略しよう

転職面接では、適切なマナーを守ることが求められます。

ここで指摘したマナーやNG事項に気をつけることが大切です。

タイムマネジメントや誠実さは、面接だけでなく日常生活や仕事においても必要不可欠なスキルですよね。

面接だけでこれらのスキルを発揮しようとしても、日常生活で培われていないと難しいかもしれません。

しかし日々の生活でこれらを意識し練習すれば自然と身につきます。

良好なマナーは、転職活動だけでなく転職後のキャリアにも確実にいい影響を及ぼすでしょう。

あなたがまだ守れていないマナーや知らなかったルールについては、しっかりと確認し改善することが大切です。

その上で、万全の態勢で転職面接に挑むことをおすすめします。

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