【例文3選】転職面接頻出!「あなたにとって仕事とは」への対処法

【例文3選】転職面接頻出!「あなたにとって仕事とは」への対処法

目次
  1. 「あなたにとって仕事とは」という質問をする意図
  2. 「あなたにとって仕事とは」の回答を考える際のポイント
  3. 「あなたにとって仕事とは」の回答を考える際の対処法
  4. 「あなたにとって仕事とは」の回答を考えるさいの注意点
  5. 「あなたにとって仕事とは」の回答の流れ
  6. 「あなたにとって仕事とは」の回答例
  7. 転職エージェントを利用しよう
  8. まとめ

転職面接の質問において「あなたにとって仕事はなんですか?」と聞かれることは多々あります。

答え方は千差万別のため、どのような回答をするのが良いか悩んでしまう方も多いでしょう。

「あなたにとって仕事はなんですか?」に適切に回答するためには、質問の意図や回答のポイントを押さえておくことが大切です。

本記事では「あなたにとって仕事はなんですか?」への対処法はもちろんのこと、回答例も合わせて解説しています。

ぜひ、自身の転職対策に役立ててみてください。

「あなたにとって仕事とは」という質問をする意図

「あなたにとって仕事とは」という質問をする意図としては、主に以下のようなものがあります。

「あなたにとって仕事とは」という質問をする意図
  • 仕事に対する価値観を知るため
  • 企業理念や社風にマッチするかを知るため
  • 仕事への意欲を知るため
  • 成長する見込みである人材であるかを知るため

それぞれの意図がどのように図れるかについて、解説していきます。

仕事に対する価値観を知るため

「あなたにとって仕事とは」という質問に対して、担当者が最も知りたいと言っても過言ではないのが、「仕事に対する価値観を知るため」です。

当然ですが、仕事に対する価値観は人によって異なります。

たとえば、「プライベートと仕事のワークライフバランスを整えながら仕事をしていきたい」と考えている人もいれば、「自分自身の成長やスキルアップ、キャリアプランを実現するために、人生で最も力を入れていきたい」と考えている人もいるでしょう。

面接の担当者もあなたがどんな人材であるかはわかりません。

質問を通して、あなたがどのように仕事に向き合ってきたのか、仕事をしていくうえで何を重要視しているかを知りたいと思っています。

また、仕事への価値観を知ることで、実際に入社した後に戦力として働いてくれるかを判断していきます。

企業理念や社風にマッチするかを知るため

前段で仕事に対する価値観はどのようなものかを知るために、「あなたにとって仕事とは」という質問をすると解説しました。

回答を聞いた担当者はさらに深掘りし、あなたの仕事に対する価値観が、自社の企業理念や社風にマッチするかどうかを判断する意図もあります。

どんなに耳障りが良い回答をしていても、企業理念に反している、社風と合っていないなどの場合は、入社後にミスマッチが起きてしまいます。

ミスマッチが起きてしまうと、早期退職などにつながってしまい、あなたにとっても企業にとっても不幸な結果となってしまいます。

こうしたリスクを避けるためにも、企業側は慎重にあなたを判断して採用したいと考えています。

会社の雰囲気などは、実際に入社してからわかることもありますが、企業理念などはHPなどに多くの企業が掲載しています。

また、社風については転職エージェントに相談するなどすれば、どのような雰囲気かなどは教えてくれることも多いです。

ミスマッチを避けるためにも、企業理念や社風に合っているかを判断するために、「あなたにとって仕事とは」という質問がされます。

仕事への意欲を知るため

あなたの「仕事への意欲を知るため」の意図も、「あなたにとって仕事とは」という質問には含まれています。

たとえばこの質問に対しての答えが、「生活をしていくため」、「考えたことはありません」などの回答の場合、どのように感じるでしょうか。

「生活してくため」と回答された場合、もっと条件や給料の良い仕事が見つかれば、そちらに転職してしまうかもしれないと判断される可能性があります。

また、「考えたことはありません」だと、仕事に対して前向きに捉えてきたことがないと判断されてしまうこともあるでしょう。

仕事に対して意欲がある人は、「志望先の会社でどんなことをやりたいか、どんなことを実現したいか」、「これまでの経験をどのように活かしていきたいのか」が明確なことがほとんどです。

企業によっては、応募者のスキルや経験よりも意欲を重視してポテンシャルで判断する企業も多くあります。

そのため仕事に対して意欲的な、前向きな回答が求められます。

成長する見込みである人材であるかを知るため

前段で解説したように、仕事の意欲を重視してポテンシャルで採用可否を判断する企業も多くあります。

とくにこれまでの仕事とは異なる未経験職種への転職を志望している場合、スキルや経験がないのは当たり前のため、成長する見込みであるかどうかを見極めるために質問することもあります。

たとえばこれまでの仕事の中で成長したエピソードや、自分自身が行なってきた工夫などを回答すると、相手にもこれまでの取り組みを評価してもらえるでしょう。

営利企業の場合、自社にとって長期的な利益をもたらす人材であるかどうかは非常に重要です。

短期的には、貢献できなくても、5年先や10年先の長期的なスパンで自社に利益をもたらしてくれる見込みがあれば、採用には前向きになります。

そのため、自身を成長させる見込みのある人材かどうかを知ることは大切なポイントになっています。

仕事への適性を知るため

「あなたにとって仕事とは」という質問は、企業が仕事への適性を知りたいという意図も含まれています。

この質問で仕事への適性をアピールできれば、転職成功が大きく近づきます。

仕事への適性を示すには回答に含めるエピソードの中で、得意分野や専門知識、実績、経験を具体的に述べることが大切です。

未来志向で仕事を通じて実現したいことを伝えるばかりではなく、実績があり再現性高く実行できることを伝えることが大切です。

その際、志望企業を研究して、業務内容や希望するポジションに合った内容を選ぶ視点を忘れてはいけません。

適性があることを示せると入社後に活躍するイメージが容易になり、企業に高く評価されるでしょう。

「あなたにとって仕事とは」の回答を考える際のポイント

本章では、「あなたにとって仕事とは」の回答を考える際のポイントについて解説していきます。

とくに重視したいポイントは、以下の2点です。

とくに重視したいポイント
  • 仕事における価値観を明確にする
  • 自己分析の深掘りを行う

仕事における価値観を明確にする

「あなたにとって仕事とは」という質問に対して、きちんとした回答を行うためには、自分自身の仕事における価値観を明確にする必要があります。

これまで働いてきた中で、自分が何を大切にしていたか、何を軸にしてきたかなどを深掘りしていくことが大切です。

繰り返しになりますが、「あなたにとって仕事とは」という質問に対して明確な答えはありません。

しかし、回答には軸が通った前向きなものであることが必要です。

たとえば仕事もプライベートも大切で、キャリア志向もあるし、ワークライフバランスも大切にしていきたいと考えている場合、どちらの優先順位が自分の中で高いかを考えてみると良いでしょう。

仕事において大事にしているものは、一つとは限りません。

自分の中で大切なものが複数ある場合には、優先順位をつけていくことで、価値観が明確になっていきます。

価値観が明確になれば、回答に対しての答え方はもちろんのこと、仕事に対しての考え方も明確になっていくため、企業とのミスマッチも避けられます。

まずは、仕事において大切にしていることを書き出して、優先順位をつけていくと良いでしょう。

自己分析の深掘りを行う

答えがない質問だからこそ、自分自身の自己分析の深掘りを行うことが求められます。

自己分析が浅いと、「あなたにとって仕事とは」の回答も浅いものになってしまい、企業側への印象も悪いものになってしまうからです。

前段で解説したように、自分が仕事において大切にしていることの優先順位をつけるのはもちろんのこと、仕事だけではない過去も振り返ると良いでしょう。

どんな経験をしてきて、どんなことを学び、どのように活かしてきたのかまでを明確にすることが必要です。

また、自身が応募している企業の仕事内容や志望動機と結びつけると考えやすい場合もあります。

営業職として応募している場合、営業として働いていくうえで、結び付けられそうな経験は何かという観点からだとイメージがしやすくなります。

自己分析の深掘りを行い、自分自身の回答を作っていくことが大切です。

自分が転職先で働くイメージをする

自分が転職先の企業で働いている姿をイメージして考えると、回答の具体性と明確性を高められます。

転職先で働くイメージを具体化して、企業のどの部分で貢献できるのかやどのように働きたいのかを詳細に描くことが大切です。

このイメージが曖昧のままだと、企業の望む人物像と自分が実現したい内容にギャップが生じやすいです。

企業研究を行った上で、自分の適性やスキル、経験が活用できることを具体的に伝えることが重要です。

もし、転職先の企業で働くイメージができない人は、企業のWebサイトなどで情報収集を行いましょう。

企業理念や組織の規模・形態、仕事の内容を詳しく知ることで、実際に働いている状態を想像しやすくなります。

志望動機と関連付ける

志望動機と関連付けて考えることで、より効果的な回答が可能になります。

「自分にとっての仕事とは」を実現するための転職ですから、その志望動機と「あなたにとって仕事とは」に対する回答とは密接に関連しています。

その際、志望動機と全く同じ内容をそのまま繰り返すのではなく、それを基にして更に深掘りした考えを展開しましょう。

その際、志望動機と同じ言葉の繰り返しを避けて、言い換えの表現を考えると良いです。

もし全く同じ内容にしてしまうと、企業研究が不足し企業に対する理解が浅いという印象を与えてしまいます。

企業ホームページや転職サイトの情報を基にして企業研究を行い、企業の望む人物像に沿った回答を心がけましょう。

矛盾がないか注意する

採用過程において、質問に対する回答内容と事前に提出しているESなど書類の内容が矛盾しないように細心の注意を払う必要があります。

もし、これらの内容に矛盾が生じてしまうと、企業からの信頼と説得力を失う恐れがあるからです。

例えば、自己PRでチームワークを重視し協力してタスクを達成する方針を強調しているにも関わらず、個人のスキルアップと効率化を仕事を通じて実現したいという回答は矛盾しています。

面接に挑む前に提出したESの内容を熟読して再確認し、完全に理解することをおすすめします。

なぜなら、面接官はESの確認やその回答内容を深掘りする質問も多いため、十分な準備が必要だからです。

「あなたにとって仕事とは」の回答を考える際の対処法

自己分析の深掘りなどをしていても、自分にとって納得のいく回答が出ないケースも少なくありません。

その場合は、自分自身だけで考えるのではなく、さまざまな視点からアプローチをしていくと良いでしょう。

たとえば以下のような対処法があります。

対処法
  • 親しい友人に相談する
  • 信頼ができる人物に相談する
  • 転職エージェントを活用する

それぞれの対処法について、具体的に解説していきます。

親しい友人に相談する

古くからの友人など、親しい友人に相談するのは対処法の一つです。

親しい友人は、今までで一番あなたを客観的に見てきた人物と言っても過言ではないため、効果的なアドバイスをもらえる可能性が高いです。

家族への相談だと、主観的になってしまう可能性もありますが、気心が知れた友人の場合、忖度なく意見をもらえるため、自分では気づかなかった視点から回答を考えられます。

また相談する友人は一人、多くても二人までにしておくと良いでしょう。

多くの意見をもらってしまうと、自分の考えがまとまらなくなってしまう可能性があるからです。

自分の考えと親しい友人の意見を照らし合わせながら、回答を考えていくことが大切です。

なお、ぼんやりでも自分の考えていたことと友人の意見が合致した場合には、自信を持ってその考えをぶつけていくのも良いでしょう。

信頼できる人物に相談する

人生の中で出会った信頼できる人物に相談するのも一つの方法です。

親しい友人とは異なり、これまでの恩師や先輩など信頼できる人物がいれば、考え方について意見をもらうのも良いでしょう。

たとえば学生時代にお世話になった信頼できる先生から、仕事に対しての意見を聞くことで、これまで気づけなかった考えに気付く場合もあります。

また、信頼できる人物の考えを知ることで、自分自身の視野も広がっていくでしょう。

これまでの人生を振り返るので、自己分析に紐づけることも可能です。

あの人の意見を聞いてみたいと感じる人がいれば、積極的に意見を聞きにいくのも良いでしょう。

「あなたにとって仕事とは」の回答を考えるさいの注意点

実際に回答を考える際には、以下のような点に注意しながら考えていくことが大切です。

「あなたにとって仕事とは」の回答を考えるさいの注意点
  • わからないは禁句
  • ネガティブな回答は避ける
  • 生活のためなどは避ける
  • 志望動機などと関連づける

それぞれの注意点について、詳細を解説していきます。

わからないは禁句

「わからない」といった回答は避けるようにしましょう。

なぜなら「あなたにとって仕事とは」という質問には、前章で解説したように仕事に対する価値観や意欲、自社とマッチするかなど、さまざまな意図があるからです。

そのため「わからない」といった回答をしてしまうと、何も考えて仕事をしていないんだなという印象を与えることにもつながってしまいます。

また、わからないという回答をしているにも関わらず、「仕事に対しての意欲はあります」とアピールしても説得力に欠けてしまいます。

回答を考える際は、わからないで終わらせるのではなく、前章で解説したようにさまざまなアプローチをして自分なりの「仕事とは」の回答を作ってから、面接に挑むのが必須です。

ネガティブな回答は避ける

「仕事とは」という質問に限らずですが、ネガティブな回答は避けた方が良いでしょう。

なぜならネガティブな回答をすることで、仕事に対してや志望度合いに対しても後ろ向きな印象を与えてしまうので、評価されることは少ないからです。

面接官が「素直ですね」という言葉をもらったとしても、それは建前なので、きちんと前向きな回答を用意しておくことが大切です。

面接官に対して意欲的だと感じてもらえる回答を作れるように、自己分析の深掘りなどが求められます。

生活のためなどは避ける

本音では「生活のために働いている」としていても、こうした回答は避けるようにしましょう。

なぜなら生活のために働くのは当たり前であって、志望している仕事でなかったとしても良いと思われてしまうからです。

「仕事はお金を稼ぐ手段」と思われてしまうと、仕事に対する意欲や前向きな姿勢を感じることはできません。

たとえ入社したとしても、仕事に対して前向きに取り組まないのではと思われてしまいます。

多くの人が本音では「生活のために仕事をしている」かもしれません。

しかし転職面接においては、その回答は避け、前向きな回答であることが求められます。

生活のためが本音であっても、今一度、自分は生活のため以外にどんなことを考えながら仕事をしているのか、何をしたくて仕事をしているのかを考えていくと良いでしょう。

志望動機などと関連づける

「あなたにとって仕事とは」に対して、良い回答を用意したとしても、他の質問に対しての回答と矛盾が生じてしまっては、面接官からの印象が悪くなってしまいます。

そのため他の質問に対しての回答と同じような一貫性がある回答であることが求められます。

八方美人になるのではなく、一つの軸を持って回答をしていくことが大切です。

たとえば、自分自身はなぜその会社を志望したのでしょうか。

志望した理由が必ずあるはずです。

自分自身が考えた志望動機から「あなたにとって仕事とは」の回答が見えてくることもあります。

また、志望動機と関連づけることで、面接官に筋の通った回答であると感じてもらえる可能性も高まります。

「あなたにとって仕事とは」の回答の流れ

実際に回答を作成する際は、フォーマットに沿って作成すると相手にも伝わりやすい回答になります。

ゼロから自分自身で回答を作るのは、なかなか大変なため、以下のようなフォーマットに当てはめると便利です。

「あなたにとって仕事とは」の回答の流れ
  • 結論から先に述べる
  • 企業理念等にマッチしていることを伝える
  • キャリアビジョンを伝える

結論から先に述べる

まずは、結論から先に述べることを意識しましょう。

結論から先に述べる方法は「PREP法」とも呼ばれており、聞き手がわかりやすいと感じる話し方になります。

「PREP法」は、要点(Point)→理由(Reason )→具体例(Example)→要点(Point)の順で構成されている方法です。

最初に結論を述べることで、これから最初に述べた結論について話していくんだなと聞き手のイメージがしやすくなるのがメリットです。

あなたも友人などと話していて、結局何が言いたいのかと感じたことはないでしょうか。

こうした感じかたをする話し方は、結論を先に述べず、前段がくどくなってしまい、最後に結論を述べる話し方です。

そのため聞き手側、どんな話なのかがイメージがつかず、何を話しているのかがわからなくなってしまいます。

まずは「あなたにとっての仕事とは」に対する結論を先に述べることが大切です。

結論から述べ、なぜその結論に至ったのかを理由や出来事について話していくことで、面接官もイメージがしやすくなります。

回りくどくすることなく、まずは自分の考えた結論を述べることが、フォーマットの始まりです。

企業理念等にマッチしていることを伝える

自身の仕事に対する価値観が企業理念等にマッチしていることを伝えていきます。

結論で述べた仕事とはに対しての回答が、なぜ企業理念等にマッチしているかという観点から伝えていくと良いでしょう。

前章でも解説していますが、採用担当者は仕事に対する価値観が自社の企業理念や社風とマッチしていないと感じてしまうと採用を躊躇ってしまいます。

そのため、自分の考えを基にきちんとマッチしている理由を伝えることが求められます。

企業とマッチしていると感じてもらうためには、入念な企業研究は欠かせません。

自身の価値観と志望している企業理念がどのようにマッチするかを考えるためにも、HP等を確認してきちんと研究することが大切です。

なお、マッチさせるために企業理念をベースに自身の価値観を寄せてしまうと結果的にミスマッチが起きてしまう可能性があります。

あくまでも自分自身の考え方や価値観をベースに、どのように合うかという観点から考えていきましょう。

キャリアビジョンを伝える

自身の仕事とはの回答から、キャリアビジョンへもつなげていきます。

仕事とはの結論が出ているのであれば、その結論をベースにどんなキャリアを築いていきたいかなども必然的に出てきます。

反対にキャリアビジョンにつながらない結論であれば、まだその結論が浅いということが言えます。

自分自身は仕事についてこのように考えているから、このようなキャリアを歩んでいきたいと言えるところまで落とし込むことが大切です。

自身のキャリアビジョンを伝えることができれば、面接官もより具体的なイメージができます。

たとえば自社に入社した際に、どのような仕事を与えることで、キャリアが積み重ねられるかなどです。

将来的に自社で働いているイメージを面接官に与えることができれば、効果的な回答と言えるでしょう。

「あなたにとって仕事とは」の回答例

実際に「あなたにとって仕事とは」の回答例について紹介していきます。

なお、この回答例はあくまでもベースであるため、自分自身ならどのように回答に落とし込んでいくかという観点から参考にしてみてください。

本章では、以下のような観点からの回答を紹介します。

「あなたにとって仕事とは」の回答
  • 自身の成長のための回答
  • 社会に貢献することの回答
  • 過去の経験に基づいた回答

自身の成長のための回答

<回答例>  

私にとっての仕事とは、自分自身の成長や目標を達成するための手段です。

なぜなら自分自身が仕事を通じて、経験を積みスキルアップをすることで、組織に貢献できると考えているからです。

このような考え方になったきっかけは、前職での経験です。

営業として働いていましたが、経験不足から顧客の要望をきちんと認識ができず、適切な提案を行うことができませんでした。

こうした経験を反省し、自身の仕事に対する捉え方と自社製品やサービスについてのブラッシュアップを行いました。

継続的にブラッシュアップを行なった結果、半年後から徐々に成果が出始め、一年後には前年の売上率から20%アップを達成できました。

こうした経験から自分自身の成長のために、仕事を行い組織へ貢献したいと考えています。

そして、将来的には営業チームを率いて、組織に大きな利益をもたらす人材になりたいと考えています。

自分の成長にスポットを当てた回答です。

挫折した経験や、どのように解決したかを述べ、成長できる手段として仕事を行うアピールとなっています。

また、将来的になりたい姿も合わせることで、どのように志望先で貢献できるかも述べています。

回答例を基に、志望先の企業理念も含めて回答できないかなどを考えていくと良いでしょう。

社会に貢献することの回答

<回答例> 

私にとっての仕事とは、社会に貢献するための方法だと考えています。

単純に組織に対して利益をもたらすだけでなく、社会に対してどのような貢献ができるのか、社会に住む人々に対して少しでも貢献ができないかを考えて仕事をしていくことが大切であると考えています。

こうした考えを持ったきっかけは、父の教えです。

父はあるメーカーでエンジニアとして働いていました。

父はある製品に対して、この製品は父が作って世の中にこのように貢献しているんだよと教えてくれました。

その時は実感が湧かなかったのですが、大学生の時に友人が父の作っていた製品を長年愛用していることを知り、「すごく使いやすくて大好きなんだ」と笑顔で語っていました。

その笑顔を見て、父の作った製品が人の笑顔を作って社会に貢献しているんだなと感じました。

こうした経験から、私も父のように社会に貢献した仕事をしていきたいと考えています。

 

具体例を交えて社会に貢献することを述べた回答です。

回答例のため、具体的な製品等は出せませんが、実際はより具体的に述べても良いでしょう。

社会に貢献する形はさまざまですので、実際に自分の仕事がどのように社会に貢献できるかという観点から考えてみるのも良いでしょう。

過去の経験に基づいた回答

<回答例>  

私にとっての仕事とは、人とのつながりを生み出すものです。

なぜならどんなに良い製品やサービスでも、自分ひとりの力では生み出すことは不可能なのはもちろんのこと、その製品やサービスがお客様の基に届き喜んでもらえることで初めて成功と言えるからです。

前職では営業職とエンジニア職、さらにはサポート部隊がチームを組んで、顧客に対してのソリューション提案を行なっていました。

その際、私自身はこのチームのことを考えながら提案を行なっていましたが、エンジニア職の先輩から「お客様と一緒にやっていかないとプロジェクトは成功しないぞ」と言われ、ハッとしました。

これまではお客様からの要望を聞けばよいと考えていましたが、お客様とつながり仲間にならないと仕事としての成功は言えないと考えを改めました。

そこからお客様とのコミュニケーションを密に取り、無事にプロジェクトは成功を収めることができました。

また嬉しいことに、そのお客様から良いサービスを提案してくれてありがとうという言葉と共に、このサービスをあるお客様に紹介したいんだけど良いかいとさらなるプロジェクトにつながっていきました。

この経験から仕事は、人とのつながりを生み出すものだなと実感しました。

御社でも、プロジェクトの先には人がいることを念頭に置いて、つながりを生み出し大事にする仕事をしていきたいと考えています。

 

過去の経験に基づいた回答になります。

自分が行ってきた仕事を踏まえ、そういった考えをするようになったきっかけを回答しています。

また、そこから培ったことをどのように志望先で活かしていきたいかを回答しています。

自分自身が経験したことから、より具体性に落とし込んで回答していくと良いでしょう。

回答は実現したいことになっているかを確認

回答例などを参考に実際に自分自身で回答を作った際には、その回答がきちんと自分自身の考え方に基づいて将来的に実現したいことになっているかを確認しておくことが大切です。

何度も回答をブラッシュアップして、より良いものにしていくと良いでしょう。

たとえば自分自身では良いと思っていても、相手から聞くと伝わりにくいというケースは少なくありません。

転職エージェントなどを活用して、より良い回答に努めていくことが必要です。

具体性はきちんとあるか、一貫した筋が通っているかなども合わせて確認していくと良いでしょう。

転職エージェントを利用しよう

転職成功のためには、転職エージェントの利用がおすすめです。

エージェントが、あなたに合った企業の紹介や面接対策など二人三脚で転職活動をサポートしてくれます。

「あなたにとって仕事とは」のように答えのない質問でも、志望企業にあった回答のフォローを受けられます。

転職エージェントを利用すれば、後悔しない自分に最適な転職先を見つけることができるでしょう。

転職先選びを失敗しないために、ぜひ活用してみましょう。

まとめ

本記事では、転職面接で聞かれる「あなたにとって仕事とは」に対する考え方や回答を作る際のポイントなどを解説してきました。

答えがない質問だからこそ、他の転職志望者と差がつきやすい質問でもあります。

企業側は、さまざまな意図があるからこそ、志望者をよく知れる質問です。

そのため入念な対策をすることで、採用に近づけます。

ぜひ、本記事を参考に「あなたにとって仕事とは」に最適な回答を作ってみてください。

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