介護職研修で辞めたいと思う時の理由と対処法を解説!なぜ人手不足になるのか

介護職研修で辞めたいと思う時の理由と対処法を解説!なぜ人手不足になるのか

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録

介護士として働いてみようと思った方の中には、介護士を辞めたくなったという声が気になる人がいるのではないでしょうか。

研修期間中であるにもかかわらず、もう介護をやりたくないという人がいたら、介護職で働くことが不安になってしまいますよね。

不安や悩みは、どうにかして解決できるようにしておくことが重要です。

この記事では、介護職を辞めたくなる理由やその原因を掘り下げて紹介します。

記事の最後には解決策も示していますので、これから介護職を志そうというひとは必ずチェックしておきましょう。

介護研修で辞めたいと思う理由 

介護士として働き始める第一歩の研修期間中であるにもかかわらず、辞めたいと考える人は決して少なくありません。

実際の現場で働いてみて直面した、精神と肉体の両面に対するストレスに耐えられないと考えてのことです。

では、介護研修で辞めたいと考える理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

主な理由をあらかじめ把握し、落ち着いて対応できるようにしておきましょう。

対人関係のストレス 

人と関わる仕事ですから、対人関係のストレスはある程度受けるものと覚悟しておく必要があります。

介護職の場合、同僚となる介護士や看護師、リハビリトレーナーとの連携が必須となるため、彼らとのコミュニケーションが必要です。

仮に多忙が理由でコミュニケーションを疎かにしてしまうと、仕事も人間関係もうまく回らなくなってしまいます。

職場の雰囲気も悪くなり、居心地が悪いと感じることになり、ストレスも増える一方です。

最終的に退職という選択肢に行き着いてしまいます。

これを避けるためにも、コミュニケーションを積極的に取るのはとても重要です。

また、利用者の方との関係が悪くなることも辞めたいという気持ちへとつながってしまいます。

そうならないためにも、利用者の方とのコミュニケーションも必要です。

仕事の過酷さと体力の消耗 

介護職の現場は、座学や実習で聞き及ぶ以上に体力勝負です。

肉体的な疲労が蓄積し続けた結果、ストレスに我慢ができなくなって辞めたいと思うようになってしまいます。

介護士が利用者の方の介助をする場面は多岐に渡っており、日常生活での歩行や車への乗り降りなど、さまざまな場面で利用者の方の身体を支えるのが仕事です。

人の身体を大切に扱わなければならないため、強く気を遣う場面が連続し、精神面で大きな負担をかけます。

このような状況が続いたとしても、業務時間中に休憩が取れていれば問題はそれほど大きくありません。

しかし、介護業界は慢性的な人数不足な実状があり、事業所によっては休憩時間も満足に取れないケースもあります。

休憩不足による疲労の積み重ねで身体が限界を迎えると、辞めたいという気持ちを抑えることはできません。

業務量による疲労 

介護の現場では歩行や車の乗り降り以外に、食事や入浴、おむつの交換などの仕事が欠かせません。

特に要介護度が高い利用者の方が多いと介助する機会も大幅に増えるため、必然的に業務量も増加します。

肉体的な疲労が蓄積していきます。

さらに高齢者介護の現場では、体調の急変などにも臨機応変な対応を求められるため、精神面でも大きな疲れがのしかかることが避けられません。

思いがけない急な対応が続くと休憩や休日が削られてしまうことになり、精神面と肉体面の両方で疲弊します。

この問題は人手不足に陥っている事業所で特に深刻となっており、負担が大きい状態が続くと最終的に離職を検討するようになってしまいます。

不規則な生活リズム 

介護の事業所の中には、入居型施設を運営している所もあります。

そのような場所では夜勤のシフトにも入る必要があるのですが、昼夜が定まらない生活はリズムが不規則になりがちです。

自分の体調が乱れる原因にもなってしまいます。

加えて、昼間と比較して少ない人数で利用者の方への対応をしなければなりません。

体調急変などの緊急時に対しても少人数で対応しなければならず、場合によっては事後の作業で昼間も何らかの仕事に取りかからなければなりません。

まだ介護士の仕事に慣れていない研修中に夜勤を経験すると、夜勤業務のプレッシャーや不規則な生活によって疲労が抜けない日々が続き、最終的には辞めるという選択肢へと至ってしまいます。

待遇面の不満 

介護士の仕事は肉体的にも過酷な業務の連続です。

業務量が多いと、それに対して支払われている給料が低いと感じやすくなり、退職を考えるようになってしまいます。

厚生労働省の調査によると、令和2年度における介護士の平均給与はおよそ30万円。

数値だけ見ると決して低くはないのですが、業務内容や拘束時間を加味すると、相応の待遇であるとは感じにくいです。

給与が安いと感じるかどうかは、介護施設間でも大きな開きがあります。

給与はそのままに経営拡大を図って仕事量だけ増やしたり、人手不足に対策を図らないまま利用者だけ増やす経営をしていたりと、介護士の待遇をないがしろにしている事業所も多いです。

時給換算した結果に絶望し、介護士への道を諦めるケースが考えられます。

施設や組織の方針との不一致 

介護事業を営んでいる事業所の全てが、同じような理念の元に経営しているとは限りません。

経営者側との間で価値観に大きな違いが生じると、辞めたいという気持ちが抑えられなくなります。

このような事例は、介護という仕事に信念を抱いている真面目な人ほど陥りやすいです。

利用者の方にもっと寄り添いたい介護をしたいなどの考えを表明したとしても、経営者側はその全てを呑むことはできません。

あくまで事業所の経営を第一に考えなければならず、ときにはスタッフに無理を強いることも必要と考えます。

それが経営上の信念に基づいた物であり、介護士側の考えに寄り添ったものであれば辞めたいという気持ちは湧きにくいです。

しかし経営の方針や理念が合わないと、辞めたいと感じやすい状態へと陥ります。

悩みを相談できない環境 

職場での人間関係にも関わることですが、仕事上の悩みを打ち明けられない状態が続くと、それだけでストレスが溜まってしまい、辞めたいという気持ちが強まってしまいます。

相談できる時間すら確保できない職場環境が原因の1つです。

上司や先輩に悩みを相談できる時間を作れず、仕事をこなすことだけに追われてしまうという状態も珍しくありません。

孤独感に苛まれ、不安な日々だけが過ぎて精神的に参ってしまうというのが、辞めたくなってしまう状況になってしまいます。

仮に相談できる時間が作れそうであっても、事業所が悩みをいいづらい環境であれば同じ事です。

悩みを気軽に打ち明けられない環境では、結局心の中にしまい込むしかなくなってしまいます。

介護職で悩む人の特徴

仕事を辞めたくなってしまう原因の1つが、自分はこの仕事に向いていないと考え込むことです。

そのように考える人の傾向は職種によって違っており、介護職でも向いていないと考えやすい人の傾向があります。

自分が介護職で悩みやすい人の特徴に当てはまっているかどうかをあらかじめ知っておけば、事前に考え方の対策もできるようになるでしょう。

真面目で優しすぎる性格

真面目過ぎる人や優し過ぎる人は仕事上の悩みを抱えやすい傾向にありますが、介護職ではその特徴が強く出てしまいます。

真面目過ぎる人は責任感があり、一見すると人の生活を支える仕事にはとても向いているように思われやすいです。

一方で融通が利きにくいという特徴も有しているので、臨機応変な対応が求められる介護職の現場とは合わない一面もあります。

また、優し過ぎるのも禁物で、利用者の方から無茶な要求をされても応えようとしがちです。

業務には直接関わらないことややる必要がないことでも、何とかしようと奮闘してしまいます。

それが精神面や肉体面で負荷になりやすいです。

さらに、先輩や上司から余計なことをしないようにと言われ、精神的に参ってしまうこともあります。

潔癖症 

介護職は、利用者の方の生活を支える仕事です。

生活に密着した仕事ともいえるので、食事や入浴、排泄に至るまであらゆる場面での介助が必要となります。

したがって、他人が触れた物に触れないような潔癖性の方は、仕事そのものに強い抵抗感を抱くようになり、心理的な負担がのしかかって悩んでしまうことが多いです。

あるいはすぐに辞めたいと思うようになります。

あらかじめ自分が潔癖性だと分かっている人は、はじめから介護職を志すことは考えにくいです。

しかし、介護職の現場に出て初めて潔癖性だと自覚するケースも存在します。

コミュニケーション力不足 

介護職は利用者の方の生活を支えるとともに、利用者やその家族と密接に関わる仕事でもあります。

利用者の方の話し相手になることも珍しくなく、黙々と作業だけこなすというタイプの仕事ではありません。

そのため、人との会話が苦手でコミュニケーションがうまく取れないという人も、仕事に向いていないと思い悩みやすいです。

また、利用者の方だけでなく、職場の同じ看護師や送迎ドライバーの方、そして上司とのコミュニケーションも求められる事が多いです。

連携の必要性が特に重要となる場面も多く、これが疎かになると認識の行き違いから思わぬ事故を引き起こしてしまう可能性も捨てきれません。

人間関係の構築を苦手としている場合は不利に働きます。

体力に自信がない 

介護職は体力勝負の面がとても強い仕事でもあります。

体力が不足していると日々の業務で疲れ果ててしまい、この仕事には向いていないと考えやすいです。

利用者の方の介護度が高ければ高いほど、必要な介助の場面も多くなります。

また、自力で歩ける人の他に車いすを使用している人、あるいはベッドで寝たきりの人を介助しなければなりません。

多少体力がある人ならば続けられますが、介護職に就いている人の中には女性やある程度年齢を重ねた人も多いです。

力があまり強くなかったり、腕や腰などに慢性的な痛みを抱えていたりする人は、このままでは身が持たないと思うようになり、辞めたいと悩むようになってしまいます。

職場の環境が介護職員の退職を増やしてしまう要因

研修期間中の介護士が離職を考えてしまうのは、介護職という仕事の特性ばかりが原因とは限りません。

介護職に信念と希望を抱いていたはずの新人介護士を離職に追い込むのは、事業所の環境次第の側面もあります。

人員不足以外では、教育の体制が整っていなかったり、仕事の連携が不足していたりすることも原因として挙げられることが多いです。

人員不足 

介護業界は慢性的な人数不足と言われていますが、それは離職者の増加によるものではなく、需要の拡大に人材の確保が追いついていないことが理由として挙げられています。

高齢化が進む日本では、介護業界に必要となる人材が増加中です。

厚生労働省によると、2023年度には日本全国でおよそ233万人にも及ぶ介護人材が必要となります。

僅か2年後となる2025年度には約243万人。

2040年度には約280万人の介護人材が必要というのが、厚生労働省の試算です。

この数値を下回ると、介護サービスの質が低下するおそれがあると懸念されています。

人数が不足すると1人当たりの負担が増加し、新たな離職者を増やす結果を招きかねません。実際、事業所の規模別離職率のデータによれば人数が少ない事業所ほど離職率は高い傾向にあります。

教育体制の不備 

人数不足が続く介護業界では、新人介護士を教育するための環境を整備する余裕もないのが現状です。

新人研修を行う人材や財源が不足しているため、教育が不足した状態で現場に出さざるを得ない状況になっています。

実際の業務における知識や技術を習得する暇もなく、実務経験も不十分なままですから、新人介護士にとっては実際の仕事の感触もつかめないままであり、精神的な不安が大きい状態のままです。

分からないことや不安なことを抱えたままの新人を即戦力として扱う労働環境は、決して良いものとはいえません。新人に対して必要以上の心労をかけることになってしまっているからです。

その結果、短期間での離職へとつながってしまっています。

連携不足 

介護職は、スタッフの連携が重要なポイントとなる仕事です。

しかしながら、業務に追われていてコミュニケーションを図る暇もないような状態が続くと、連携を取ることが非常に難しくなります。

新人介護士を迎えている現場では、新人との連携を図り、職場になじんでもらうことが大切です。

連携さえ取れていれば、早く仕事を覚えてもらうことができ、仕事上のトラブルも回避できる可能性が高まります。

しかし連携が取れないままだと、新人介護士の緊張はいつまで経っても解消されません。

それどころか、話しかけにくい空気感のまま時間だけが経過してしまい、困りごとを気軽に相談できない環境になってしまいます。

先輩社員や上司が常に忙しそうにしていると新人は萎縮してしまい、精神的に疲弊することになって職場に居続けることができません。

介護職員が退職を検討するタイミング 

新人介護士が退職を考えるのは、時期にも左右されるケースがあります。辞めやすいタイミングに辞めたくなるような状況に陥ると、退職に至るまでの行動も早いです。

どのような時期に辞めたいと思いやすいのかをあらかじめ把握しておけば、注意すべき時期で特に気をつけられると離職を防げる可能性も高まります。

入社直後の適応期間 

入社直後の新人は新しい環境に飛び込んだばかりで、職場に対して居心地の悪さを感じながら介護士としての業務をスタートさせます。

慣れていけば居心地も良いと思えるようになるのでしょうが、不慣れな環境に飛び込んだ直後は、精神的に安定している状態とはいえません。

ストレスも感じやすく、辞めるか続けるかの感情も大きく左右されやすいです。

そのような状態の中でネガティブな思いをすると、入社前に思い描いていた就労環境とのギャップによって居心地の悪さが加速します。

一気に辞めたいという気持ちに大きく傾くことになり、そのまま考えが戻ることなく離職へと至ります。

上司や先輩とのコミュニケーションが進む前だと、辞めない方向へとフォローされることもほとんどありません。

職場ストレスがピークに達した時期 

大きなストレスを受けるような出来事が続くと、精神的なキャパシティーが限界を迎え、これ以上仕事を続けることができないと考えることが多いです。

結果として、離職という選択肢を取ることになります。

仕事を進めていく中で人と関わると、小さなことでトラブルとなってしまうこともよくあることです。

利用者の方との関係がこじれて起きるトラブルもそうですが、上司や同僚との争いも大きなストレスを受ける要因の1つとなります。

普段から精神的な疲労が溜まっている状態でそのようなことになれば、心が限界を迎えるのも早いです。

体調面でも影響が見られるようになり、食欲が湧かなかったり睡眠不足になったりすると、もう辞めたいという気持ちを鎮めることはできません。

辞めたいと感じたときの対処法 

精神面と肉体面で疲弊した状態が続くと、仕事を辞めたいと思ってしまうのは仕方がない事となります。

しかし、せっかく勉強して手に付けた職ですから、一時の感情に流されて辞めてしまうのはもったいないです。

辞めたいと思ったときにこそ、実行すべき対処法が存在します。

身体をリフレッシュさせ、メンタルをケアすることにもつながるので、ぜひ実践してみましょう。

自分の悩みを整理する 

仕事に対してネガティブな感情を抱いているときに、なぜネガティブになっているのかが漠然としているケースは意外とあります。

まずはどうして辞めたいと思っているのかを明確にさせるため、自分の悩みを整理してみましょう。

誰かに説明ができるほど具体的に言語化し、それをノートなどに書き出すのがおすすめです。

文字に起こして見てみると、悩みに対して客観的な視点から見つめることができ、自分が置かれている状況をより明確に考えられるようになります。

解決法や考え方などについて思わぬアプローチ方法が浮かび上がるかもしれません。

もしそうなれば、最後の手段に当たる退職を選ばなくて済みます。

感情的な思考から論理的思考へと切り替えられるので、おすすめです。

職場の人や相談窓口に相談する 

悩みは自分1人で考えていても解決することはありません。

何とかしたいと考えるならば、周囲の人に相談して解決の糸口をつかむようにしてみましょう。

仕事や利用者の方についての悩みであれば、上司や先輩に話を聞いてもらうのが有効です。

具体的な対処法のアドバイスをもらえるかもしれません。

そうなれば、わざわざリスクを冒して仕事を辞める必要もなくなります。職場での人間関係についての悩みであれば、事業所のケアマネージャーや相談窓口などに悩みを打ち明けましょう。

近しい場所にいる先輩には話すのをためらうようなことでも、働き手の悩みに対応する専門の人であれば安心して胸の内を明かすことが可能です。

誰かに話を聞いてもらえるだけで、心がスッキリすることもあります。

趣味や休日にリフレッシュする 

仕事に対する悩みは、日々の激務による疲れが原因のこともあります。

精神面と肉体面の両面において大事なのは、休めるときにしっかりと休むことや、楽しめるときには楽しむことです。

休日の時間の過ごし方を工夫しましょう。

疲れているからといって、家で寝ているだけの休日では何も変わりません。

趣味に没頭したり、どこかに出かけたりすることで心身のリフレッシュができます。

そのときは仕事のことは一切考えないことが大切です。

家族や友人と過ごし、仕事を辞めたいと思わせているものから、自分をできるだけ遠ざけましょう。

一度仕事から完全に離れることで見えてくることや気付くことがあり、考え方に変化が起きて辞めたいという気持ちが薄まることも考えられます。

介護職で働くメリット 

仕事を辞めたいと考える理由は一時の感情によるものがほとんどで、じっくり考えると辞めるべきではない理由も出てきます。

その1つが、介護職を続けていくメリットです。

他の職業では考えられないメリットが、介護職には存在します。

今現在から未来にかけて、介護職に就いていることが有利になるようなメリットがあるので、確認しておきましょう。

高齢化社会における安定した雇用

社会全体で見ても、介護業界は成長産業です。

高齢化社会が進行している日本では、高齢者の数の増加に伴い介護職の需要も増え続けています。

慢性的な人数不足と言われるのは需要が高まり続けているためで、職を離れている人が多いわけではありません。

介護職の離職率は14%程度と、常用労働者全体の平均値と大きく変わらない数値となっています。

需要がある仕事は雇用が安定しやすいので、求人がないという状況やリストラによる人員削減とはなりにくいです。

特に介護士であれば、経験者が優遇されることも考えられるので求職活動も有利になります。

働きながらキャリアアップもできる点は、介護職の大きな魅力です。

長期的に同じ仕事を続けていきたいという人に、介護職は強く適合します。

政府による給与改善の動き

介護職は高齢化社会を支えるためにも重要な仕事です。

しかし仕事内容と待遇が釣り合わないという声が大きいのも事実で、これに対しては国を挙げて対策に乗り出しています。

厚生労働省は2012年より、介護保険サービス事業者と介護職員に対する処遇改善のために、介護職員処遇改善加算という制度を施行しています。

この精度は全5区分からなる要件を満たした事業所に対し、介護職員の賃金改善を行うための加算を実施するものです。

事業所は職員の賃金を改善することで要件を満たし、それを所管の役所に届け出ることで加算を受け取ります。

この精度が影響してか、介護業界全体で平均給与額は上昇しています。

令和2年度から3年度にかけては、加算の届出をしている事業所に勤める介護職員の平均給与額は7780円増加しています。

届出をしていない事業所でも、介護職員の平均給与額は5460円増加しています。

研修期間中に悩む理由と解決策

介護職の研修期間中は不慣れなことの連続で、次々にのしかかるストレスから大きな不安を抱えてしまいがちです。

しかしながら、適切な対処さえできていれば大きく悩む必要もありません。

具体的な解決策を把握して、備えられるようにしておきましょう。

研修期間のストレスと対処法

研修期間中はまず新しい環境に身を置くことになります。

介護職にかかわらず、不慣れな環境はそれだけで強くストレスを感じやすいです。

そして研修期間中は仕事を覚える必要もあり、何から適応していけば良いか混乱してしまいます。

そんなときでも落ち着いて対処し、まずは早く仕事に慣れることから始める必要があります。

まずは職場のルールを早く覚えることです。

職場の決まり事をいち早く覚えて、遂行するのに慣れてしまいましょう。

そうなれば、職場があなたにとって居心地の良い空間になり、受けるストレスも大幅に軽くなります。

そして教えてもらったことは素直に受け取るように心がけることも、ストレスを最小限にするポイントです。

仕事の大変さに対する適応方法

介護士の仕事は大変ですが、職場にきちんと適応できれば余計なストレスを感じることなく適応できるようになります。

そのためには職場での人間関係をうまく構築し、常にコミュニケーションを取れるような環境にしておくことが重要です。

人とのコミュニケーションをうまく取れるようになるためには、まずあいさつや返事などは大きな声でハキハキと発するようにしましょう。

話しやすい人という印象を与えられるようになり、先輩や上司から話しかけてくれるようになります。

つらと思ったことも相談できるようになると、心身ともに楽です。

具体的な解決策と実践例

不安や悩みを解決するためには、あらゆる策を講じることが有効です。

例えば仕事に関する悩みを相談する相手として、職場の先輩や上司だけでなく、両親や友人、可能であれば学生時代の恩師に相談してみましょう。

友人であれば近しい立ち位置の視点から、両親や恩師であれば社会人の先輩としての視点から、的確なアドバイスを受けることが期待できます。

職場を離れた場所での後ろ盾を確保しておく安心感も重要です。

モチベーションの維持を図りたいのであれば、短期的な目標の設定も有効な方法となります。

短期目標の設定と達成は小さな成功体験を積み重ねることで、モチベーションの維持と自信の獲得にもつながる方法です。

どのような小さなことでも良いので、短期目標はぜひ立ててみてください。

まとめ

介護職は一般的につらと思われがちな仕事ですが、需要は高まり続けており、給与も上がっているので、やりがいを感じやすい仕事でもあります。

仕事を進めていく上で感じやすいストレスや不安もありますが、適切に対処できれば解消することも可能です。

悩むことはありません。

一時の感情に流されて辞めたいと思ってしまうのは、とてももったいないです。

職場の方もフォローしてくれるので、1人で悩みや不安を抱え込まないようにしてくださいね。

 

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます