【ホワイト企業】インフラの営業って楽ってホント?

【ホワイト企業】インフラの営業って楽ってホント?

目次
  1. はじめに
  2. 【インフラ業界の営業職とは】そもそもインフラ業界って何?
  3. 【インフラ業界の営業職とは】インフラ営業の特徴とは
  4. 【インフラ業界の営業職とは】インフラ営業のメリット・デメリット
  5. 【インフラ業界の営業職とは】インフラ営業に向いている人って?
  6. おわりに

はじめに

人とコミュニケーションを図ることは好きだし、デスクワークより外回りのほうが自由度があっていい、自分の成果に応じて収入がアップするのも魅力と、営業職に興味がある方は多いのではないでしょうか。

もっとも、営業職に興味はあるものの、激務は嫌だし、ワークライフバランスはしっかり取りたい方は、やっぱり向いていないかなと悩まれているかもしれません。

楽でワークライフバランスが維持しやすく、平均以上の年収を目指せる、そんな営業職があったら、やってみたいと思いませんか。

その楽な営業というのが、インフラ業界の営業職です。

インフラの営業って楽って本当なのか、この記事で紐解いていきます。

この記事で楽という場合、「給料が比較的高くて、安定している」ことを意味します。

【インフラ業界の営業職とは】そもそもインフラ業界って何?

営業職なのに楽、ホワイト企業と言われるインフラ業界の営業職ですが、そもそもインフラ業界とはなんなのか見ていきましょう。

インフラ業界とは

そもそも、インフラ業界とはどんな業界なのでしょうか。

インフラとは「インフラストラクチャー」の略語であり、具体的には具体的には水道、電力、ガスなどのライフラインや電話などの通信施設、道路、鉄道などの公共交通網などを指します。

インフラ業界はインフラを供給するサービスを提供し、運用することや保守点検、トラブル対応などを担う大規模な企業の集まりです。

インフラは社会に欠かせないものであり、人々の生活や企業が事業を運営するうえで欠かせないツールです。

【インフラ業界の営業職とは】インフラ営業の特徴とは

インフラというのは大規模なものですが、それを営業するってどういうことなのでしょうか。

インフラ営業の特徴をご説明します。

インフラ営業って何売るの?

インフラは電力や水道、通信や鉄道といった大規模な社会システムやサービスを提供する業界であるため、その営業っていったい何を売るのか、イメージが湧かないかもしれません。

主に、toB向けのルート営業が基本になります。

個人顧客ではなく、学校や病院、事務所ビルなど、法人や事業者などの法人向けにインフラの設備を商材として提案営業をするのが主な仕事です。

ルート営業とは取引先を巡回する営業スタイルを指し、自社の顧客に対して、継続的に営業をかけていくものです。

たとえば、電力会社であれば、電力契約を結んでいる事業者に対し、空調や照明に関する省エネ提案をすることや再生可能エネルギーの導入などを、課題を抱えている顧客に応じて提案をし、システムの導入や新たなサービスを販売していきます。

インフラ営業は楽ってホント?

インフラ業界が提案販売している商材は大規模なものや導入コストなどがかかるものも多いため、なかなか成果が出せず、楽ではないのではと思われるかもしれません。

にもかかわらず、インフラの営業は楽であると言われるのはなぜでしょうか。

それは、競合が少なく、人間の生活に必要なものが商材となっているためです。

生活や事業を営むうえで電力や通信設備などは欠かせないアイテムです。

近年こそ、電力自由化などの動きが出ているものの、自社を信頼する固定客に対して提案ができます。

日々の生活や業務に必要であり、ランニングコストもかかるので、より便利で低コストな方法に改善したいなど、提案も受け入れやすい傾向が見られます。

【インフラ業界の営業職とは】インフラ営業のメリット・デメリット

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インフラ営業職を目指すかどうか決めるにあたっては、メリットはもちろんのこと、デメリットも知っておく必要があります。

メリットだけ見れば、ぜひとも就職したいと思うかもしれませんが、デメリットを知ることで、自分には合っていない、自分が目指す仕事ではないと思われるかもしれません。

自分に合っていない仕事や向いていない仕事、モチベーションが維持できない仕事では、いかに楽でも続きませんし、やりがいが感じられません。

そのため、インフラ営業のメリット・デメリットを知っておくことが大切です。

インフラ営業のメリット

インフラ営業の代表的なメリットを4つご紹介していきます。

それは、業界が安定、年功序列で給与が上がる、残業が少ない、やりがいが大きいことです。

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

業界が安定している

人々の生活や事業運営に欠かせないものであり、常に求められ続けられる需要があるサービスなので、業界が安定しており、将来潰れるリスクもほぼありません。

そのうえ、競合他社が少ないのでシェアが奪われて経営が悪化する心配も少なく、安定性が抜群です。

近年こそ電力自由化やガス自由化で競合他社が増えてきた業種もあるものの、以前からある大手から簡単に乗り換える顧客はそう多くありません。

信頼性が強いので、営業もしやすく、楽と言われる理由の一つです。

年功序列で給与が上がる

旧国営企業だった会社が多いうえ、一つひとつの企業が規模の大きい歴史ある大手企業なので、営業職といえど、固定給部分も安定していて、年功序列で確実に給与増が見込めます。

営業職というと固定給+歩合給の給与体系が多いですが、インフラ営業は小さな商品を販売するのと違い、そう簡単に契約がまとまるものでもありません。

導入のための提案や設計、検討などで時間もかかるので、歩合給よりも、固定給重視の企業が多いので、営業職ながら安定した収入と昇給が望めるのもメリットです。

残業が少ない

一般個人客向けの営業の場合、ライフスタイルやワークスタイルの多様化に合わせ、平日の夜や土日返上で営業に出向くケースが少なくありません。

一方、事業者向けのtoB営業ではアポイントを取ることや商談の時間も、各事業者の営業時間帯が基本となり、一般的に平日の9時から17時の範囲で行われます。

営業以外の残務も、社会的信用を重視しているため、労基をしっかり守る体制が整っており、残業が少ないのもメリットです。

やりがいが大きい

電力や水道、通信や鉄道など日々の暮らしに欠かせず、事業運営には欠かせないものを提供するのが仕事です。

社会を支える仕事=人の役に立てる仕事なので、使命感や責任感も感じられ、やりがいは大きいです。

営業相手にとっても生活や事業に欠かせないものですので、真剣に話を聞いてくれ、より便利になったり、省エネできたり、コストダウンができれば喜ばれます。

顧客満足が提供でき、達成感があり、やりがいが大きい仕事であり、モチベーションも維持しやすいです。

インフラ営業のデメリット

インフラ営業のデメリットはどんな点でしょうか。

考えられるデメリットは、成長できる環境ではない可能性がある、無駄な業務や飲み会が多い、難易度が高いことです。

成長できる環境ではない可能性がある

歴史が古く、競合他社がほとんどなく独占的に事業を運営してきた大規模企業が多いため、保守的な企業が多いです。

そのため、自分なりにアイディアを出す場合や工夫して新たなチャレンジや提案をしたくても認められないケースが多く、成長を見込める環境とは言えない場合があります。

これまでのやり方を踏襲しなくてはならない、何をするにも上司の承認や会社の決裁が必要となれば、モチベーションの維持が難しくなる方もいるでしょう。

成長したければ、自分で律する必要があります。

無駄な業務や飲み会が多い

競合他社と競争する必要もなく、スピードや競争力も求められずに持続的に安定経営ができるので、昔のやり方がそのまま伝統となっている企業が多いです。

そのため、無駄な業務が多く、上下関係を重視することや仲間の結束を高めるための飲み会が多いなど、今の時代に逆行する傾向が見られます。

メールやテンプレートで報告すれば済む話も、報告書を作成して印鑑を押して上司に提出する場合や飲み会や接待ゴルフなど、上司の誘いは断れないという企業文化が残っているケースも少なくありません。

就職難易度が高い

インフラ業界は大規模企業なので、全体の採用数は多くても、営業職の募集人数が全体的に少ない傾向にあります。

たとえば、電力やガスは10人程度、JRでも100人程度です。

総合職や一般職、実際に事業を動かしていく現業社員は大量に募集しても、営業職は少人数しか募集しないので狭き門です。

インフラ営業を第一志望にするなら、就活の仕方も考えなくてはなりません。

【インフラ業界の営業職とは】インフラ営業に向いている人って?

いかに楽な営業といっても、成果を出せなければ評価されません。

インフラ営業に向いている人はどんな人なのでしょうか。

社会貢献をしたい人

インフラは国民の生活に深く影響し、事業運営にも欠かせないツールであり、サービスです。

人に役に立つことを実感しやすいので、社会貢献をしたい人に向いています。

営業というと、人によっては無理に押し売りするようで、最後の一押しができない、自信を持って売れないと感じる方も少なくありません。

ですが、インフラは日々欠かせないものであるため、自信を持って提案ができます。

より便利になることや快適になることで顧客からも喜ばれ、満足度の高い仕事ができるのです。

プライベートを重視したい人

保守的な企業が多いため、定時で帰れる会社が多いです。

もちろん、実際のインフラサービスは休まず稼働しており、現業職は24時間365日対応で日夜休まず仕事をしています。

一方、営業職の業務時間は顧客の営業時間に連動するとともに、経営が安定しているので、あくせく成果を上げる必要もありません。

上司の誘いさえなければ、プライベートの時間を取りやすいのがメリットです。

基本的に定時で帰りたい人、ワークライフバランスを充実させたい人に向いています。

おわりに

インフラは社会に求められるものであるため、インフラの営業は楽な場合が多いのがホワイト企業などと呼ばれる所以です。

楽なうえに、給与も平均より高い場合が多く、営業職に興味があるけれど、プレッシャーやストレスに悩まされたくない人にはおすすめな業界、職種です。

もっとも、インフラ業界は成長しにくい環境である場合や体制が古くて、進歩が見られないような慣習に嫌悪感を抱く人は、業界に合わない可能性があります。

営業職にチャレンジしたいけれど、ハードすぎるのも困るという方、しかも、進歩のある柔軟な環境で成長していきたいというは、ほかの業界の営業職も調べてみましょう。

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