介護の営業職の仕事内容や向いている人の特徴を徹底解説

介護の営業職の仕事内容や向いている人の特徴を徹底解説

目次
  1. はじめに
  2. 介護営業の仕事内容
  3. 介護営業のメリット
  4. 介護営業のデメリット
  5. 介護営業に向いている人の特徴
  6. まとめ

はじめに

介護業界の営業職とは、どのような人が向いているのでしょうか。

営業職といえば、一般的にノルマがあり、人と関わり合い、そしてコミュニケーションが非常に重要です。

この記事では、介護営業がどのような仕事を担っているのか、働くメリットとデメリット、そして適性のある人物像について解説しています。

やりがいや事業所によって、課せられる個別の仕事に就いても言及しています。

これから介護営業を目指すという人はぜひ参考にしてください。

介護営業の仕事内容

介護営業の仕事とは、介護施設に入居してもらえるよう、利用者やその家族にプレゼンテーションをするのが基本業務になります。

介護営業職を雇い入れているのは、有料老人ホームです。

中、比較的利用料が高価格帯に位置する、老人ホームでの採用が目立ちます。

基本的な業務の1日の流れは以下の通りです。

・出勤と同時にメールチェック
・1日の営業先への資料まとめ
・(週1回や隔週などの頻度で)営業進捗を報告する社内会議
・営業先への訪問
・要望や次回訪問時に必要となる資料作成

1日の流れはおよそ決まっています。

しかし、訪問先や提案内容などは毎日変化するのが大きなポイントです。

そのほか、事業所によってはケアの補助や利用者のアフターフォローといった、顧客対応が業務に入っている場合もあるでしょう。

介護営業のメリット

介護営業職には大きく分けて4つのメリットがあります。

1つ目は、介護にまつわる幅広い知識が身につきます。

2つ目は、関わった人に感謝されるという点です。

3つ目は、少子高齢化社会において介護営業職は、非常に社会貢献度の高い仕事である点です。

4つ目は、報酬が少ないといわれる介護業界においても、営業職は高収入を目指せるという点にあります。

介護業界の営業職と聞いても、なかなか業務内容はイメージしづらいでしょう。

まずは、メリットから護営業職における仕事のやりがいを見ていきましょう。

介護に必要な知識が身につく

介護営業職に就くことで、介護における必要な知識が身につきます。

なぜなら、自社の老人ホームで実施されているサービスが、他社とどの点においてすぐれているか、説明する必要があるからです。

介護スタッフとして、実際の現場で介護をしていても、介護にまつわる知識は身につくでしょう。

しかし介護の仕事は、利用者の過ごし方に準じて行われます。

そのため、ケーススタディで介護知識を習得するには、それなりの時間がかかってしまいます。

ところが、競合となる老人ホームよりもどのような利点があるか、利用者やその家族に伝える必要のある介護営業職は、いち早くサービス内容の把握を求められるでしょう。

おのずと介護にまつわる知識も早い段階で身についていくのです。

人に感謝される

介護営業職に就けば、多くの場面で誰かから感謝されるタイミングがあります。

たとえば、なかなか入居に踏み切れなかった利用者と、その家族に対し、丁寧な対応・フォローをしたとします。

当然、利用者が老人ホームに馴染んでくれれば、事業所と利用者、ひいてはその家族も全員が「入って良かった」と感じる場面が訪れるでしょう。

ここで、適切な声かけやフォローができた介護営業職は、入居者やその家族から感謝の念を述べられることもあります。

もちろん、介護営業として入居者を募り、手続きを進めていくのは基本的な業務です。

しかし、自分が携わった仕事で誰かが幸せになれたと実感できると、非常に大きなやりがいとなるのはいうまでもありません。

社会貢献性が高い

少子高齢化が進んだ現代社会において、独居老人や孤独死など老人を取り巻く、環境における問題は山積みなのです。

たとえ氷山の一角であっても、老人ホームなどの施設に入居してもらい、幸せな余生を過ごしてもらうことは非常に重要といえるのです。

つまり、介護営業職は非常に社会貢献性の高い仕事といえます。

実際のところ、介護業界は法整備や職場環境など、まだまだ発展途上であると指摘されることも多い業界です。

しかし、社会が必要としている仕事であることは明白です。

自分が日々、収入を得るためにこなしている仕事が、回りまわって社会全体の役に立っていると考えられるだけで、仕事に対する大きなモチベーションアップにつながるでしょう。

高収入が目指せる

介護営業職に就けば、高収入が目指せるでしょう。

介護業界の報酬は、基本的に低いとされています。

しかし、介護営業は営業職に該当します。

そのため固定給と合わせて。出来高による成果報酬を設けている事業所が多い、という特徴もあります。

つまり、社歴や経験に左右されず、自分の頑張り次第で収入を増やすことができるのです。

もちろん性別や年齢にも制限はありません。

誰でもやる気さえあれば、同じ就業時間で収入を増やしていけるのです。

多くの業界で営業職を志す人と同じように、介護営業であっても営業職特有の大きなメリットがあることは押さえておきましょう。

報酬は仕事のやりがいにも直結する、重要な要因の1つです。

やりがいの大きい仕事にチャレンジしたい人にこそ、おすすめといえるでしょう。

介護営業のデメリット

メリットの大きい介護営業の仕事ですが、もちろんデメリットもあります。

デメリットは大きく分けて3つです。

1つ目は、利用者やその家族とのトラブルが生じる可能性もあります。

2つ目は、体力の消耗も著しいという点です。

3つ目は、営業職につきものの、ノルマと向き合う必要がある点でしょう。

4つ目は、土日の出勤など、サービス業ではないにもかかわらず、柔軟な就業対応を求められるという点にあります。

本気で介護営業職を目指すのであれば、デメリットについても一度整理しておくことをおすすめします。

ご家族とのトラブルが起こり得る

介護営業の仕事をしていると、ごくまれに利用者や、その家族とのトラブルに巻き込まれることがあります。

どれだけ事前に意見をすり合わせていても、実際のサービスや老人ホームでの過ごし方によって、クレームが生じる場合はあるからです。

利用者が何も不便を感じていなくとも、家族が利用中の姿を見てクレームを出してくる場合も想定されます。

しかし、問題となるのはトラブルが起こることではなく、事後の対処と心得ておきましょう。

十分な説明をしたにもかかわらず、相手側がそれを認識していない場合もあれば、説明が抜けてしまうなど重大な過失がある場合もあります。

クレームを受けたことを、それはチャンスととらえ、再度、利用者とその家族からヒアリングをしましょう。

クレームの改善によって、クレーマーが優良顧客になるケースは多いため、介護営業の対応が問われる部分です。

体力を消耗する

介護営業の仕事は、相当な体力を必要とします。

たとえば、入居を希望する人の家々を徒歩や車、もしくは電車などで移動して訪問する必要があるからです。

提案中に使うための資料作成や、それらの持ち運びもすべて介護営業が担います。

担当エリアがあるにしても、1日に数件の営業先を回るケースもあり、帰社してからも書類作成に追われるなど業務が多いのも特徴です。

ルーティーンワークをこなすのに苦手意識がある人にとっては、刺激的で飽きの来ない仕事ですが、そうでなければ注意が必要です。

また、早出や残業なども業務量や繁忙期などによって想定されます。

肉体的にハードな仕事であることは覚悟しておきましょう。

業務量の適正化など、上司やチームメンバーとのコミュニケーションを密に取っておくことをおすすめします。

ノルマが課される

介護営業であれ、営業職である以上、ある程度のノルマは覚悟しておきましょう。

地域で人気を集める老人ホームであれば、それほどの営業努力がなくとも、入居者を募れる場合があります。

しかし、老人ホームなど介護サービス施設が、世の中全体で増えているのもまた事実です。

場合によっては、競合他社とのバッティングなど、商談が難航するケースも十分に考えられるでしょう。

また、営業職であれば必ずノルマを背負います。

達成不可能な目標を課されたわけでもない限り、基本的にこのノルマは必ずクリアしてしかるべきものです。

数字に追われる仕事をしたくないという人には、あまり向いていないでしょう。

顧客対応や、社内でのノルマ達成に向けた会議は、介護営業になれば必ず向き合わなければならない仕事です。

業務内容と合わせて、営業職特有の仕事についても理解を深めておきましょう。

土日に出勤もある

介護営業になると、顧客は会社勤めをしているサラリーマンであるケースもあります。

商談のために平日は時間を割けず、「訪問は土日にしてほしい」といった要望を受けるケースもあるのです。

つまり休日出勤や、土日の出勤が当たり前とされる事業所があることも、念頭に置いておきましょう。

また、会社から携帯を支給されるなどすると、自分の休みの日であっても顧客や会社から連絡が入るケースも否めません。

プライベートと仕事を上手に切り分けるか、連絡を受けながらも、きちんと業務時間をコントロールする力が求められるでしょう。

この切り替えがなかなかうまくいかないと、仕事に追われてしまう、メンタルの状態が悪くなる可能性もあるので注意が必要です。

介護営業に向いている人の特徴

介護営業に向いている人の特徴を3つあげます。

1つは、コミュニケーション能力に長けている人は、介護営業として素晴らしい適性を発揮する可能性があります。

2つ目は、実際の介護の現場で介護業務を経験したことのある人にも、大きな強みがあるといえるでしょう。

3つ目は、車の運転に慣れているかどうかです。

これら3つの要素を網羅できていると、介護営業の仕事が非常に向いていると考えられます。

検討している人はぜひ参考にしてください。

コミュニケーションを取るのが得意な人

介護営業を志すなら、コミュニケーション力に長けていることは必須条件といえるでしょう。

なぜなら、利用者やその家族から要望を引き出し、適切なプランを提案するには、高いコミュニケーション能力を求められるからです。

ここでは主に、魅力を発信するアウトプットの能力ではなく、要望を引き出す聞く力が問われます。

この十分なヒアリングがないと、入居してからのトラブルにつながってしまうので注意しましょう。

また、商談相手となる利用者や、その家族も高齢者である場合が多いのも、介護営業職の大きな特徴といえます。

よりわかりやすい説明や、相手が疑問に思っていることに、適切な回答ができるかといった対話能力も問われるのです。

しかし、1つの商談に割ける時間は有限です。

限られた時間で、相手の要望を引き出し、ポイントを的確に伝えられる高いコミュニケーション能力は必須でしょう。

介護経験がある人

介護の現場で実際の仕事を経験した人も、介護営業職に向いています。

なぜなら、どのようなサービスが受けられるか、また他の施設と違ってどのような点がすぐれているか、をより的確にプレゼンテーションできるからです。

有料老人ホームを希望する人は、より細やかなサービスを求める傾向が強いといえます。

つまり、それだけ自社のアピールポイントや、利用者の求めているものについて理解している必要があるのです。

特に、施設の利用を検討している人にとって、自分の疑問を的確に解消してくれるかは非常に重要です。

介護経験があれば、サービス内容についてもしっかりと受け答えできるので、利用者やその家族は安心して申し込みを決断できるでしょう。

事前にサービスや、介護における知識があるかどうかも非常に重要です。

車をよく運転する人

介護営業の仕事に就くのであれば、車の運転に慣れており、技術もしっかりと確立されている人だとより好ましいといえます。

もちろん、介護営業の仕事に就いたことをきっかけに、本格的に運転にチャレンジした人もいるでしょう。

しかし、営業先となる個人宅がすべて、広い道路や十分な駐車スペースが確保されているとは限りません。

電車やバスなど、公共交通機関でのアクセスが難しい場所へ赴く場合も多く、車の運転はできるにこしたことはありません。

また、ときとして車椅子を利用する人の送迎など、介護営業の仕事に付随して、車の運転を任される場合もあります。

つまり、運転技術はあって当然ですし、高ければ高いほど、日々の業務が安全にこなせるといえるでしょう。

まとめ

介護営業の仕事について、仕事内容や、就業におけるメリットとデメリット、そして適性のある人物像についてまとめました。

人とか関わる仕事の中でも、営業職は自分の成果を数字で確認できる、数少ない仕事です。

また、営業相手が日々変わることによって、ルーティーンワークに縛られることはないでしょう。

高いコミュニケーション能力や、車の運転技術が向上していくといった側面もあります。

これからの日本社会は、介護にまつわる仕事がさらに欠かせないフェーズへ突入します。

責任とやりがいを求めているなら、介護営業職は非常におすすめの仕事です。

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