土地活用営業はきつい?仕事内容やメリットを知って転職を成功させよう!

土地活用営業はきつい?仕事内容やメリットを知って転職を成功させよう!

目次
  1. はじめに
  2. 土地活用営業の仕事内容
  3. 土地活用営業が「きつい」と言われる背景
  4. 土地活用営業で働くメリットもある!
  5. 土地活用営業に向いている人の特徴
  6. まとめ

はじめに

「土地活用営業はきつい」というイメージがあるかもしれません。

しかし、その仕事の詳細をあまり詳しく知らないという方も多いかと思います。

土地活用営業は、実は知れば知るほど奥が深い、やりがいのある仕事でもあるのです。

転職において土地活用営業も気になっているのであれば、事前にその仕事内容や特徴を理解しておきましょう。

今回は、土地活用営業の仕事の詳細について、メリットや向いている人など、転職に役立つ情報を詳しくご紹介いたします。

土地活用営業の仕事内容

そもそも土地活用営業とは、どんな職種を指すのか、あまりご存知ない方も多いかと思います。

土地活用営業とはその名の通り、「余っている土地を活用して不動産収入を得ませんか?」と営業に回る仕事のことです。

土地を所有している地主さんのもとを訪問し、土地の有効活用の方法や、土地を放置しておくことで課される税金面への対策を提案します。

そのため、土地活用営業は不動産や土地活用に関わる知識の他、地税や不動産運用の利回りなどの知識が必要になります。

身につけなければならないスキルは、他の営業職に比べると多いことが特徴です。

ただ、この仕事内容が面白そうと感じる方にとっては、専門知識を身につけて不動産のプロが目指せることにやりがいを持てるはずです。

また、土地活用営業はインセンティブが高いことも魅力です。

スキルの向上とともに、年収もアップし続けることができる営業職を望む方にとってはおすすめの職種です。

土地活用営業が活躍する主な企業

土地活用営業を有する企業で代表的な企業は、大東建託や積水ハウス、東建コーポレーションなどです。

テレビのコマーシャルなどでご覧になったことのある方も多いのではないでしょうか。

土地活用を提案する企業は、不動産賃貸や売買だけにとどまらず、不動産投資事業まで手広く広げている大企業が多いです。

そのため、安定した環境下で確かな営業力を学びつつ、高いインセンティブで高収入を得ることができます。

これから土地活用営業へ転職を検討している方は、この代表的な3つの企業の特徴を知ることから始め、企業選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。

大東建託

大東建託は、「35年一括借上」をうたった賃貸経営受託システムを採用しており、市場調査に基づく賃貸事業計画のコンサルティングを行っています。

賃貸経営受託システムとは、賃貸物件のオーナーに代わって、賃貸仲介・物件管理・家賃保証までの一貫サービスを提供する独自のシステムです。

土地活用で地主さんが懸念する項目として、物件管理や家賃保証が挙げられます。

地主さんは高齢であることも多いため、こまめに物件に出向いて行き届いた管理をすること、家賃滞納者がいた場合の対応が難しいことが現状です。

しかし、大東建託では全て一貫して受託しているため、不動産オーナーがやることはざっくりいうと「アパートを建てたらあとは運用をみているだけ」です。

高齢者が多い地方でも、大東建託を選ぶ地主さんが多い傾向にあります。

積水ハウス

積水ハウスが強みとしている部分は、物件の品質です。

木造アパートを建てるよりも、しっかりとした造りのマンションを建築することが多いです。

テレビのコマーシャルでは「シャーメゾン」というワードをお聞きになったことがあるのではないでしょうか。

シャーメゾンは高耐久・高品質の賃貸物件で、住居としてだけでなく店舗や事務所としても利便性がある物件です。

また、半永久的に延長可能な保証システムも採用しており、次世代まで長きにわたって不動産収入を得られる仕組みを提案しています。

賃貸物件建築後は、大東建託と同様に一括管理サービスを提供しています。

連結子会社の積水ハウス不動産が一括管理を行う仕組みです。

東建コーポレーション

東建コーポレーションは、全国47都道府県に拠点を構えている業界最大規模の不動産会社です。

物件の特徴としては、バリアフリー構造を採用していたり、木造・鉄骨造・RC造等の幅広い対応工法で居住者・オーナーに優しい環境を目指している点です。

また、居住用物件だけでなく、介護系・商業系などの物件にも強みを持っており、提案の幅が広いことに定評があります。

土地活用営業が「きつい」と言われる背景

上述した通り、土地活用営業では土地や不動産に関する知識と、地主さんに提案する営業スキルが必要になります。

そのため一般的なほかの営業職と比べると、「大変」、「きつい」と感じる方も多いのが特徴です。

ここからは、そんな「土地活用営業はきつい」といわれている理由をそれぞれ詳しくご紹介していきます。

土地活用営業に少しでも興味がある場合は、事前にこれらの理由をしっかりと確認して、ご自身に置き換えながら検討しましょう。

新規開拓が多いから

土地活用営業として案件獲得をするためには、新規開拓の営業が欠かせません。

この新規開拓の営業は、営業職の中でもトップクラスで大変といわれており、「きつい」と感じる人も多いのが特徴です。

なぜなら新規開拓の営業は、肉体的にも精神的にも疲れを感じやすいためです。

新規開拓をするためには、担当エリアの地主さん宅にアポ無しで回る「飛び込み営業」や、同エリアの地主さんに電話営業をする「テレアポ営業」などを行います。

この営業方法は断られることの方が多いため、精神的な辛さを感じる人も少なくありません。

例えば、飛び込み営業では追い出されてしまったり、テレアポ営業では即切りされてしまうことがほとんどです。

断られることが続けばどれだけポジティブな人でも落ち込むことはあります。

相当な精神的タフさがないと仕事をこなすのは難しいといわれています。

新規開拓の営業をするには、事前にこれらをしっかり頭に入れておきましょう。

ノルマが厳しいから

ノルマが厳しいという点は、土地活用営業をしている多くの人たちが頭を悩ませるポイントでもあります。

営業職では職種や業界にかかわらず、成果を出すことで会社の利益が出るようになっています。

そのため特に土地活用営業では、新規開発営業であるため、会社の利益向上を目的に厳しいノルマを課せられることも少なくありません。

企業によっては、実現不可能なノルマを課すこともあるといわれています。

厳しいノルマが設定されていると、その実現のためのプレッシャーは大きく、実現できなかったときの責任感が苦しいと感じる人も多いのが特徴です。

常にノルマに追われる生活がきついため、この点はしっかりと事前に確認しておきましょう。

常に勉強が必要だから

土地活用営業においては、上記でも説明したように、豊富な知識が必要です。

その分野は不動産系の知識だけでなく、金融系、法律系などさまざまな分野にわたります。

そのため、働いていても知らなかったことや、学ばなければいけないことが定期的に訪れてきます。

とくに難しいとされているのが金融系の知識。

オーナーさんの融資や、土地活用運用後の利回りの話などは商談の場で営業が行うため、間違った知識で話してしまうと大変な事態になります。

土地活用営業を担うには、専門的な知識を正しく勉強し、継続的に幅広い知識を身につけていく必要があります。

営業の仕事以上の努力が必要であり、きついと感じる人は多いのです。

さまざまな知識を身につけられるというメリットもありますが、継続的に学ぶ必要があるとなると、負担になってしまう可能性もあります。

土地活用営業を志す場合は、継続的な勉強が負担にならないかどうか、自分の生活に置き換えて考えるようにしましょう。

土地活用営業で働くメリットもある!

上記では、土地活用営業がきついとされるさまざまな理由についてご紹介してきました。

もちろん、働くメリットもたくさんあります。

土地活用営業で働く主なメリットをまとめると、「地主に感謝される」、「幅広い知識が身につく」、「高収入をねらえる」という3点が代表的です。

ここからは土地活用営業で働くメリットについて、これらの3点に注目して、それぞれ詳しく解説していきます。

土地活用営業に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

地主に感謝される

土地活用営業で働くメリットとしてよくあげられるのが、「地主に感謝される」という点です。

この点は、土地活用営業を担う最大の目的ともいえます。

土地をどうしたら良いかわからず困っている地主さんに土地の活用方法を提案し、不動産収入計画を立てて、納得いただけた瞬間に満足度が高まります。

さらに、それらが成約して物件の建築が完了した時は感動して「ありがとう」の言葉が聞けるでしょう。

実を結ぶまでは大変な仕事ですが、感動してくれたり感謝の言葉をもらえることが、この仕事の醍醐味とも言えます。

感謝をしてもらえると、仕事のやりがいを感じられ、モチベーションも自然と向上してくるものです。

土地活用の営業は、売れることに喜びを感じるタイプよりも、人の役に立つことにやりがいを感じるタイプの方におすすめの職種といえるでしょう。

ほかの営業職と比べて大変といわれている職種だからこそ、感謝されたときの喜びは一段と大きく感じられるのも魅力です。

幅広い知識が身につく

上記でも述べたように、土地活用営業では常に幅広い分野の勉強が必要になります。

新しい情報だけでなく、豆知識や専門的な知識などを頭に入れておくことが仕事となるため、営業として働くことによって、たくさんの知識が身につくのです。

この点は、働く人にとって大きなメリットになります。

働きながら自然と身についた幅広い知識は、いくらもっていても損することはありません。

また不動産だけでなく、金融系や法律系など、ありとあらゆる知識を身につける必要があるため、仕事の幅が広がったり、自身の生活に役立てられたりするのがメリットです。

とくに金融知識については、投資や融資について学ぶ機会が多いです。

投資の分野はプライベートでも役に立つ知識が満載なので、仕事をきっかけに生活を豊かにすることにつながるかもしれません。

知識が増えると、そのあとの生活や、考え方もさまざまな観点から考えられるようになるため、大きなメリットといえるでしょう。

高収入が狙える

土地活用営業のメリットは、なんといっても高収入を狙えるチャンスがあることです。

なぜなら、その理由は成約で発生する金額の大きさが影響しているからです。

一回の成約で動く金額は、数千万円〜数億円にも登ります。

成約が取れればかなりの利益が会社に入ることは想像がつくでしょう。

歩合制を採用している企業が多いので、仕事が軌道に乗れば「前年度から年収が300万円も上がった」ということもあります。

たくさんの成約を取って良い成績を残せば、年齢を問わず高収入が狙えるようになっているのです。

頑張った分がしっかり自分の給与に反映するため、仕事のモチベーションにつながっていることも多いです。

このメリットを考慮すると、具体的な目標を立てて、仕事のしやすい環境が構築されているといえるでしょう。

目に見えるメリットを実感しながら働きたい人にとってはとてもおすすめです。

土地活用営業に向いている人の特徴

ここまで、土地活用営業の特徴やメリットをご紹介してきました。

そして実際にはどんな人がこの職種に向いているのか、気になっている方も多いかと思います。

土地活用営業に向いている人の特徴3選をまとめると、「コミュニケーション能力に長けている人」、「努力家な人」、「実力主義の職場で働きたい人」の3つが主な特徴です。

これらの特徴は、仕事内容やメリットを照らし合わせて考えています。

以下でそれぞれ3つの特徴について詳しくご説明いたしますので、ぜひチェックしてみてください。

コミュニケーション能力に長けている人

「コミュニケーション能力」というのは、職種を問わず、営業職においてとても重要なポイントです。

そのためこの点は、営業職を目指すには必要不可欠な特徴といえるでしょう。

実際に「コミュニケーション能力に長けている人」というのは、顧客との会話のキャッチボールが上手であり、友好的にコミュニケーションが取れる人柄のことを指します。

そのため感じの良い笑顔や、話す声のトーンなどの印象が良く、どんな人に対しても分け隔てなく接するような人物が、土地開発営業に向いている人材といえます。

営業職すべてに共通していますが、顧客とのコミュニケーションは必須です。

コミュニケーションをとることが好きであったり、自信があったりする人はこの職種に向いているでしょう。

精神的にタフな人

実は離職率が他業種の営業に比べると高いのですが、その理由は精神的なきつさが挙げられます。

そのため、精神的にタフで打たれ強い人でないと長く勤めることは難しいでしょう。

冒頭でお話しした通り、土地活用営業は新規開拓がきついと言われています。

飛び込み訪問ではドアも開けてくれなかったり、テレアポでは名乗った瞬間に電話を切られてしまったりと、無慈悲に断られることの方が多いです。

さらに、成約金額が大きい分、一つの案件が成約するまでに時間がかかります。

数ヶ月〜1年ほど頑張って営業して「ようやく1件成約できた」ということもあるので、根気強さが必要です。

努力家な人

土地活用営業では幅広い知識を身につける必要があるため、日々の勉強を継続させる努力ができるかどうかが非常に重要です。

自分の営業スキルを磨くために、継続的に勉強を欠かさない努力家な人は、この職種にとても向いているのです。

一方、継続的な勉強が苦手な人だと、その間に蓄積できたはずの知識を得られないままになってしまい、成約率も横ばいになってしまいます。

努力家の人は、継続的に自身に足りない点を見直して、知識をどんどん増やしていけるため、周りと差がつきやすく、成績も上がりやすいのです。

勉強したらした分自分の力にもなるので、自身の力を向上させながら働きたいと考えている方にとっては、この仕事がぴったりといえます。

実力主義の職場で働きたい人

土地活用営業では、成約数に応じて昇進が決まったり、給料(歩合制の場合)が決まることが大半です。

そのため、年功序列の会社よりも実力勝負で働きたい人にとても向いています。

この仕事は営業センスだけでなく、自身の努力や見直しによって数字に大きく影響します。

そのため、「頑張ったのに報われない」といった事態も、ほかの職種と比べて防ぎやすいのです。

そのように個人の頑張りが反映される仕組みから、モチベーションの向上につながり、上へ上へと成約数を伸ばそうとする野心の強い方には、とてもぴったりの職種になっています。

また、前述したように、成約したときのインセンティブは高く、成約数が多い人は高収入を目指すことも可能です。

仕事に慣れて軌道に乗ることを目標に、頑張り続けられるタイプの人には向いているといえるでしょう。

まとめ

今回は、土地活用営業の仕事の詳細や、きついとされている理由や仕事のメリット、向いている人の特徴などについて詳しくご紹介いたしました。

幅広い知識を駆使して土地の有効活用する方法を提案するこの職種では、相応な努力やさまざまなスキルが必要とされます。

そのため、「きつい」と感じる方も多くいることは事実。

しかし、同時に頑張れば頑張るほど成果が出やすい、やりがいを感じられる仕事です。

高収入が目指せますし、営業としてのキャリアを大きくステップアップさせるにはもってこいの仕事でもあります。

興味がある方は、今回ご紹介したポイントをしっかりふまえて、検討してみてください。

転職先の企業選びにお困りの方は、転職エージェントへの登録がおすすめです。

転職エージェントなら豊富な求人数の中から、求職者それぞれの適性にあった会社を探してくれます。

土地活用の営業はとくに精神的に辛さを感じやすいので、職場環境の相性はとても重要です。

相性が良く自分らしくのびのびと働ける環境なら、営業として大きく成長できるでしょう。

そのためにも、転職のプロの力を借りながらぴったりの職場を見つけることが重要です。

SHARE この記事を友達におしえる!