【例文付き】電話営業の経験を自己PRに活かして転職を有利に進めよう!

【例文付き】電話営業の経験を自己PRに活かして転職を有利に進めよう!

目次
  1. はじめに
  2. 転職で活かせる電話営業の強み3選
  3. 電話営業の経験をアピールするコツ
  4. 自己PRを作成する際の注意点
  5. 自己PR例文
  6. まとめ

はじめに

転職には、これまでの仕事の経験を活かしたいものです。

特定の仕事を一定期間続けた人は、ほかの人にはない特有のスキルが培われているため、差別化をはかれる良いアピールポイントになるでしょう。

まったく異なる業種や未経験の仕事にも活かせるものがあります。

電話営業の経験を活かして転職する際に、自己PRとしてアピールできることを解説します。

アピールする際に気をつけるべきポイントや例文なども紹介しているので、転職活動をする際の参考にしてください。

転職で活かせる電話営業の強み3選

電話営業は通話だけで相手の状況を把握したり、成約につなげたりするために複数のスキルが必要です。

そのスキルの中でも、ほかの仕事にも活かせるものは大きく3つあります。目標達成意欲・課題解決能力・コミュニケーション能力です。

これらがどうして電話営業の仕事で培われたのか、またほかの仕事へどのように活かせ、どのような評価を受けやすいのかなども解説します。

アピールする能力について把握することは大切であるため、しっかりと理解しておきましょう。

①目標達成意欲

電話営業の成果は、新規獲得顧客数などの具体的な数字で表されていることが多いです。

成果が数字であらわされるのは営業職の特徴ですが、電話営業は特にそれが顕著です。

電話営業をしてきた人にとって、ノルマや目標など目指すべきものが具体的な数字として示されていることは、当たり前に感じるかもしれません。

しかし、業種によっては目標があいまいな文章で書かれていて、達成されたのかよくわからないまま過ぎていくこともあります。

設定されている目標が具体的なものだと、達成したかどうかも明確にわかるのです。

そのため、電話営業経験者は、目標達成意欲が高い傾向にあります。

目標達成のための地道な努力と営業経験の積み重ねと合わせて、転職市場で高く評価されるポイントとなるでしょう。

②課題解決能力

電話営業で成約へつなげるためには、単純に商品の良さを述べるだけでは不十分です。

商品を利用することで得られるメリットについて、顧客に納得してもらわなくてはいけません。

つまり、顧客が悩みを解決できたり便利さや、快適さを実感できたりすると思ってもらえるよう提案する必要があります。

しかも、顧客が抱えている悩みや叶えたい願望などの情報を、電話での会話だけで把握することになります。

長い時間、顧客が電話をつないでくれるとは限らないため、短時間で行うことが求められるのです。

このように、短時間のヒアリングで顧客の課題を見つけて、それに合わせて商品が役立つように提案できる能力があることをアピールできると、人材としての市場価値が高まります。

③コミュニケーション能力

電話営業で成果を出せる人は、コミュニケーション能力が非常に高いです。

一口にコミュニケーション能力と言っても、初対面の人とすぐに仲良くなれる性質や、情報伝達をスムーズにし相手を不快にさせない技術など、いろいろな能力を含みます。交渉力や傾聴力など、意思疎通に必要となる、さまざまな能力を総括して表現しています。

電話営業は、はじめての顧客や商品に好印象を抱いていない顧客など、どのような顧客に対しても果敢にコミュニケーションを取っていかなくては、成約に結びつきません。

実際に電話営業で成約を取った実績があるのなら、コミュニケーション能力に自信をもって良いでしょう。

営業職ではもちろん、ほかの職種でもコミュニケーション力が高い人材は重宝されます。

電話営業の経験をアピールするコツ

自己PRは転職先で活かせるような、自分の強みを的確にアピールしなくてはいけません。

自分が強みだと思っていても、求められていないものだったり伝わりにくかったるする表現をしてしまうと、非常にもったいないです。

ポイントを押さえる必要があります。電話営業の経験を武器に転職活動を行う際は、数字や実績と試行錯誤した経験の2つをアピールすると高評価を得やすいです。

自己PRを書くときは、この2つの要素を必ず盛り込みましょう。

数字や実績をアピールする

自分のスキルや能力をアピールするためには、具体的な数字を用いて成果を提示することが有効です。

転職市場では、確かな実力がある人は評価され、より活躍できる職場へ行き優良なキャリア形成が可能になります。

誤解されたり、実力が伝わらなかったりするもったいない書き方をしないように、誰が見てもわかりやすい自己PRを書くことはとても大切です。

また、具体的な数字があると信憑性が生まれ、高い説得力が生まれます。

他人と差をつけられるような実績や、自分が自信をもって積み上げてきた成果があるのなら、具体的な名称や期間・量など、数字を使って明確に書きましょう。

売り上げの金額や、契約数でも良いですし、前年に比べてどれくらい上がったかなど対比して書くと、よりわかりやすいです。

試行錯誤した経験を盛り込む

電話営業で出していた成果が、どのような困難と工夫のもとに生まれたのかを書きます。

獲得した成果や実績が、簡単に得られるものではないことを表現できるのです。結果だけでなく、過程の説明を添えることで説得力も増します。

困難への対処や、目標達成のための工夫をどのように行ってきたのかを知ってもらえると、転職後の仕事への取り組み方に良いイメージをもってもらえるでしょう。

また、成果や実績として特別周囲から抜きんでたものがなかったとしても、試行錯誤の行程やまじめな取り組みをアピールすることで、好印象をもってもらえることがあります。

いずれにしても、高評価につながる可能性が高いため、困難を乗り越えるために努力した経験を盛り込みましょう。

自己PRを作成する際の注意点

ここで、電話営業の自己PRを作成する際に気をつけなければいけないことについて、2つ解説します。

要点を簡潔にまとめることと、アピールするスキルや実績を1つに絞ることです。

この2つを守っていないと、せっかくの良さが伝わりづらくなってしまいます。

選考に進んでいくためには、採用担当者に好印象を与えることが必要であり、そのためには採用担当者の目に留まりやすく理解しやすい文章を書くことが大切です。

2つの注意点について、以下でくわしく解説します。

要点を簡潔にまとめる

自己PRをわかりやすいものとするためには、要点を簡潔にまとめる必要があります。

内容がまとまっていなかったり文章が無駄に長かったりすると、まともに読んでもらえないかもしれません。

採用担当者は1日で複数の書類選考をしたり、ほかの仕事を抱えていて忙しかったりするからです。

短時間で目を通してもらった場合でも、印象に残るような、自己PRにすべきです。

また、要点をまとめられない人は、仕事の段取りも悪い印象を与えてしまうことがあります。

逆に、要点がまとまっている文章は、聡明なイメージをもたらしてくれます。

結論を優先して先に書き、説明を加えたい場合には一度文章を区切ってから後述すると良いです。

接続詞や句読点を多用して、長すぎる文章を書くことがないよう気を配りましょう。

アピールするスキルや実績は1つに絞る

誇れるようなスキルや実績が複数ある場合でも、自己PRでは1つに絞ったほうが無難です。

1番アピールしたいものを選び、具体的な数字やエピソードを添えて、できるだけ掘り下げて伝えましょう。

自己PRは書類でもスペースが限られており、面接でも時間が短く指定されます。

アピールポイントを複数にすると、限られた文字数や時間の中では要点がまとまりにくく、散漫な印象を与えてしまいます。

アピールの仕方によほどの自信がない限りは1つに絞って、内容を深く掘り下げたほうが無難です。

複数のスキルや実績は、履歴書や職務経歴書に羅列していくだけでも十分でしょう。

もし採用担当者の目に留まるものがあれば、書類選考を通過し、面接時に聞かれるはずです。

自己PR例文

いきなり、自分の力だけで自己PRを書くのは難しいものです。

そこで、3つの例文を載せておきます。

目標達成意欲・課題解決能力・コミュニケーション能力をそれぞれアピールポイントにした自己PRの例文です。

どれも電話営業を経験した人の強みです。

数字やエピソードの出し方、構成などを具体的に見ることができるため、参考にすると書きやすくなります。

例文を読み、自分の実績やエピソードをどのように表現していくか考えてみてください。

「目標達成意欲」の自己PR

私は高い目標達成意欲をもっています。

前職では根気強く努力を続けて目標を達成した経験があります。

前職は、お客様の保険選びのご相談や保険の見直し、その他手続きのお手伝いをしていました。

新卒で入社して1年目は同期メンバーの成果に後れをとり、営業成績は毎月最下位だったのです。

悩み落ち込むことも多かったのですが、2年目以降「同期入社メンバー40人の中で受注件数トップになる」という高い目標を掲げ努力しました。

成果を出している先輩からノウハウを学び、電話でのアプローチの仕方や営業トーク、資料作成など自分に足りていないところを見つけ出し、勉強と訓練を重ねてスキルアップをはかりました。

すぐに成果は出ませんでしたが、根気よく続けていくと2ヶ月程経った頃から少しずつ成果が出始めたのです。

さらに改善を続けていき、最終的にはその年の受注件数は同期入社メンバー40人の中で、1位に到達することができたのです。

業績改善のために自ら目標を設定し、達成するための方法を考え、実践していく力を貴社で役立てたいです。

「課題解決能力」の自己PR

私は課題解決能力に自信をもっています。

前職の不動産売買の仲介営業ではそれを活かして、難航していた中古物件の契約を成功させました。

その中古物件は売りに出されてから、なかなか買い手の見つからないことが課題でした。

私は買い手を見つけるために、まずサイト上でその物件をお気に入り登録しているお客様40名に電話をかけ、物件の魅力を伝えることにしたのです。

買ってもらうためには、お客様にしっかりと納得してもらうことが大切だと考えていたため、お客様の疑問すべてを解消しようと尽力しました。

特に中古物件の場合は、不安に感じられるお客様が多いため、質問に対して迅速で明確な回答ができるよう、売り手のオーナーへ事前に徹底的なヒアリングを行っていました。

その結果、お客様ともオーナーとも良好な関係を築くことができ、その中古物件の契約を成功させることができたのです。

貴社でも、課題が見つかったときに解決方法を模索し、しっかりと具体的行動を起こし、貢献していきたいと思います。

「コミュニケーション能力」の自己PR

私は高いコミュニケーション能力を活かして臨機応変に仕事をすることができます。

前職は、クレジットカードのカスタマーサポートをしていました。契約内容に関する問い合わせは、内容だけでなく電話をかけてくる人もさまざまです。

そのため、フォーマット通りの対応では不十分なことがあり、ヒアリングを丁寧に行ってそれぞれのお客様に合わせて案内し、お客様の悩みを適切に解決できるよう心がけていました。

たとえば問い合わせが年配の方からだった場合、順を追ってゆっくりと説明し、繰り返し質問される事柄に関しては表現を変えて何度も説明するなど、お客様が納得するまで丁寧な対応をするよう意識していました。

相手に合わせて話し方や言葉の表現を変えるなど臨機応変な対応で、多くの人に納得してもらえる説明ができたのは、私のコミュニケーション能力が発揮できたからだと思います。

このコミュニケーション能力を活かして、貴社で働きたいと強く思っております。

まとめ

転職活動に活かせる電話営業の強みは目標達成意欲、課題解決能力、コミュニケーション能力などがあります。

アピールする際には、成果や実績について具体的な数字を用いて説明し、ぶつかった困難と乗り越えるための努力や工夫など試行錯誤した経験も添えましょう。

要点を簡潔にまとめ、アピールポイントは1つに絞ると、採用担当者の印象に残りやすくなります。

いくつか自己PRの例文を見てから、自分のスキルや実績をどうアピールするか考えて、実際に文章を作成してみましょう。

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