【女性のキャリアチェンジ】事務職から営業職に転職する際のポイントを徹底解説

【女性のキャリアチェンジ】事務職から営業職に転職する際のポイントを徹底解説

目次
  1. はじめに
  2. 事務職から営業職に転職する女性は多い
  3. 営業職とは
  4. 女性が押さえておくべき事務職と営業職の特長
  5. 女性が事務職から営業職に転職する際のポイント
  6. 女性が事務職から営業職に転職する際にアピールできること
  7. 女性が事務職から営業職に転職する際の注意点
  8. まとめ

はじめに

現在事務職として勤めている女性の中には、他の職種への転職を検討している人もいるでしょう。

キャリアアップのことを考え、営業職を視野に入れていることもあるのではないでしょうか。

一見どんな人でもできそうな営業職ですが、実際は向いている人とそうでない人が存在します。

この記事では、女性が営業職に転職する場合に押さえておきたいポイントなどについて解説しています。

事務職から営業職への転職を考えている女性は、ぜひ参考にしてください。

事務職から営業職に転職する女性は多い

事務職と言えば、一度入社すればそれなりに安定して勤めることができる職種だという印象を持っている人もいるでしょう。

しかし、実は事務職から営業職に転職する女性は多くいます。

そういった女性の目的は、収入アップやスキルアップです。

事務職の仕事は安定しているものの、収入面に関しては他の職種より低い場合があります。

また、事務職の業務内容はルーティンワークになりやすいため、マンネリを嫌う人には向きません。

そのような状況を打破するためにも、刺激が多く収入も見込める営業職を志望する女性が多いのです。

早い段階での転職がおすすめ

20代のうちに転職しようと考えているならば、早い段階での転職がおすすめです。

年齢が上がるにつれ、管理職相当など高度なスキルや知識を求められるようになっていきます。

今まで未経験の職種に転職する場合、知識や経験はリセットされるでしょう。

そのため仕事の吸収が早く、エネルギッシュな印象を与えられる年齢が若いうちに転職するのが有利なのです。

事務職から未経験で営業職に転職する場合は、なるべく早めに転職するようにしましょう。

営業職とは

そもそも営業職とは、自社で取り扱っている商品やサービスを顧客に売り込む仕事です。

企業などの法人を相手とするBtoB、個人を対象とするBtoCなど、顧客となる相手にはさまざまな種類があります。

また、新規顧客の開拓をメインとするか、すでに取引のある顧客のケアを対象とするかなど、業務の形態も多いです。

転職先を探す場合は商品の中身や顧客の種類、業務の形態などを比較して、自分に合った営業形態を見つけるのが重要になります。

女性が押さえておくべき事務職と営業職の特長

これまでに経験のなかった仕事に挑戦する場合は、きちんとその仕事について調べておく必要があるでしょう。

特に、自分に向いている職種かどうかの確認は重要です。

ここからは、事務職と営業職それぞれの特長をご紹介します。

女性が働きやすい環境かどうかは企業により異なりますが、職種にもある程度の傾向があるものです。

現在の事務職を続ける場合と、営業職に転職して新しい環境に身を置くことのどちらが自分に合っているのかを照らし合わせてみてください。

事務職の特長

事務職は、企業内の書類作成や整理、来客の応対などさまざまな業務をこなす仕事です。

どの企業にとっても必要な職種ではありますが、やることがおおむね決まっているため、あまりチャレンジブルな職種ではありません。

その分全体的な負担は少なく、女性にとっては働きやすい職場となることが多いです。

仕事内容に大きな変化を求めておらず、安定した職場で業務を遂行したいという人には事務職が向いているでしょう。

逆に、さまざまな仕事にどんどん挑戦してみたいという人は、別の仕事を検討してみると良いかもしれません。

メリット

事務職のメリットは、何と言ってもその働きやすさです。

時間の融通が利き、プライベートを楽しむだけの余力を残した働き方ができるのは、体力仕事の少ない事務職ならではの魅力と言えるでしょう。

営業職であれば、カレンダー通りの休日はあまり望めません。

また、事務職は女性の割合も多く、すでに働いている先輩の働き方を参考にしたロールモデルも豊富です。

将来設計がしやすいという点も、女性が勤めるうえでの大きなメリットとなるでしょう。

定時に帰りやすい

事務職は、定時に帰りやすくカレンダー通りに休暇を取ることができる場合が多いです。

プライベートと仕事を両立させやすく、業務時間後ものびのびと過ごすことができます。

繁忙期には残業があるケースもありますが、月の残業時間はあまり長くありません。

また、将来的に家庭を持った際、子どもに関わるライフイベントなどにも参加しやすい職種です。

スケジュールや業務の調整もしやすく、家族の突発的なトラブルにも対応できるような仕事が良いという場合、事務職を続けるのが得策と言えます。

体力的な負担が少ない

事務職は、体力的な負担が少ない仕事です。

基本的にパソコンを使用したデスクワークがメインとなるため、室内での業務がほとんどです。

外に出たり、あちこち移動したりする機会は多くありません。

また、男性同様の体力を求められることもないため、体力に自信がない人でも業務に大きな支障は出ないでしょう。

ただし、座りっぱなしの仕事になるので正しい姿勢を取り続けられないと骨格が歪む可能性があります。

さらに、画面を見続けるせいで眼精疲労になるなど身体に不調が出る場合があります。

適度な休憩を取れる職場であればある程度軽減できますが、疲労が溜まって大きな問題とならないように注意が必要です。

そういった不調にさえ気をつければ、体力面での負担はあまり大きくない仕事と言えます。

デメリット

一見すると良い点ばかりの事務職ですが、どんな職業にもあるようなデメリットも存在します。

事務職は変化が少ないため、マンネリ化しやすく飽きがくるという人も少なくありません。

自分が持っている能力を最大限に発揮して働きたいという人にとっては、物足りないこともあるでしょう。

さまざまなことにチャレンジして、どんどん自分のスキルを磨いて経験を積んでいきたい場合、ほかの職種への転職を検討しても良いかもしれません。

逆にこれらのデメリットが気にならないのであれば、今の仕事に留まっても良いでしょう。

業務がルーティンワーク化しやすい

事務職は、こなすべき仕事の内容がほぼ固定されており、ルーティン化しやすい仕事です。

慣れた業務を淡々とこなす方が楽だという人には適しているものの、さまざまなことに関わりチャレンジを続けたいと考える人にとっては物足りなさを感じるかもしれません。

毎日が同じ作業の繰り返しになることがストレスになるという場合、ほかの職種への転職を考えると良いでしょう。

逆に、新しいことに挑戦するのが苦痛だという人は、慣れたら楽に感じられる業務が多い事務職に留まるのがおすすめです。

自分の能力を十分に発揮できるわけではない

事務職は、持っている自分の能力を十分に発揮できるとは言い難い職種です。

基本的に、社内の業務をサポートする立場に回る仕事であるため、受動的になりがちで自主的に活動できる機会は多くありません。

あなたが持っている強みや能力がサポート向きではなく、事務の業務では十分発揮できないと感じている場合は物足りなさを感じるでしょう。

もっと自分の能力が活用できる仕事があるはずと考えているならば、転職を視野に入れるのも悪くありません。

営業職の特長

営業職は、変化に富んだ職業のひとつです。

商材について詳しく知ることはもちろん、顧客に対する理解を深めるための勉強が必要になります。

売り込む商材は常に同じではなく、改良や新商品の開発によって、覚えなくてはならない情報が増えていくのが一般的です。

また、効率良く顧客を獲得するためにはどのような点に気を配ったら良いかなど、常に学ぶ姿勢を持つ必要もあります

しかし、さまざまなことを吸収できる仕事でもあるため、今後のキャリアをよりたしかなものにしたい人にはおすすめの職種です。

メリット

営業職のメリットは、努力次第で自分の待遇を良くしていける点にあります。

実績を積めば、若いうちにマネージャーなどになれる点も魅力的でしょう。

自分の能力を発揮し、バリバリ働きたいという人には適した職種だと言えます。

仕事に対して学び続けられるということは、新しい刺激をたくさん受けられるということです。

マンネリ化した仕事から脱却し、さまざまなことにチャレンジしたいという場合は、営業職への転職を検討してみてはいかがでしょうか。

スキルアップが望める

営業職は、仕事をしながら得られる学びが多いため、スキルアップが望めるメリットがあります。

営業職出身の経営者や社長が多いように、営業スキル以外にもさまざまな能力を磨けるのです。

顧客と会話するためのコミュニケーション能力はもちろん、ブッキングを防いで効率良く客先を回るスケジュール管理能力や、うまく成約にこぎつけるための話術やプレゼン能力など、得られるスキルは多岐にわたります。

出世した先でも役に立つ能力が多いため、キャリアを積みたい人にとっては魅力的な職種です。

実力次第では高収入を目指せる

営業職は、実力次第で高収入も望める仕事です。

事務職の場合は、仕事が楽な分給与も一定であることが多いでしょう。

営業職は、固定された基本給に加え、インセンティブが用意されている場合が多いです。

成約数が多いほどインセンティブは上がるため、成果次第で収入をアップさせることもできます。

ただし、毎月安定して契約を取れるとは限りません。

一件の成約が難しい業界もあるため、固定された基本給が生活できる水準を満たしている企業を選ぶのがポイントです。

デメリット

営業職のデメリットは、仕事がきつくなりがちな面にあります。

心身ともにある程度の負担がかかるため、休日は寝て過ごすだけになるという人も少なくありません。

多少の負荷をものともせず仕事に邁進できる人にとっては魅力的な職種ですが、あまりきつい仕事をしたくない人にとっては大きな欠点となるでしょう。

また、女性の営業職は少ない傾向にあり、仕事のつらい部分を共有できる同僚があまり身近にいない点もデメリットのひとつです。

体力が必要

営業職の仕事は、想像よりも体力が必要になる場合が多いです。

基本的には外回りがメインの業務となり、客先を回る際は徒歩での移動も多く、その分体力が必要です。

商材そのものや、資料が荷物となって負担が増える場合もあるでしょう。

また、真夏や真冬など、極端な気温変化にも対応しながら業務を行わなければなりません。

体力に自信がない場合は、社内に来た顧客の応対がメインとなる内勤営業など、室内での業務がメインとなる業態を選ぶと良いでしょう。

土日出勤がある可能性

営業職の場合、土日は休めない可能性が高いです。

特に、個人を相手取るBtoC企業の場合、土日出勤となる可能性が多分にあります。

一般的な企業に勤めている個人は土日が休みである場合が多いため、顧客の休日は営業の狙い目となるのです。

また、日中の営業活動に加えて資料や報告書の作成、日報の執筆などの業務もあり、定時では帰れないことも多々あります。

そのため、親しい人と予定を合わせて余暇を楽しむのが難しいです。

プライベートと仕事を両立させたい場合は、リモートワークでの営業が可能か、時短勤務の制度はあるかなど、事前に確認してみると良いでしょう。

なお、平日営業の企業を対象とするBtoB企業を相手にする営業職であれば、土日は休める可能性があります。

ロールモデルが少ない

営業職は、女性のロールモデルが少ない傾向にあります。

入社後はしばらく営業職として働いていても、家庭を持ったことをきっかけに、営業からほかの職種に転職する女性は多いです。

つまり、子育てをしながら営業の仕事を続ける女性は少ないと言えるでしょう。

そのため、育児と仕事の両立を望んだ際に、ロールモデルの不在に悩む可能性があります。

同性でないと相談しにくい問題や、同じ既婚者でなければ理解を得にくいトラブルも多いので、志望する会社にロールモデルとなる女性がいるかどうか確認することも重要です。

女性が事務職から営業職に転職する際のポイント

事務職から営業職に転職するならば、職場選びは慎重に行うべきです。

女性として未経験の職種に参入することを踏まえ、どのような業界を選ぶか吟味するようにしましょう。

各自の適性に合わせてどの職場を選ぶかは自由ですが、ある程度条件を定めて探した方が効率的です。

ここからは、女性が事務職から営業職に転職する場合に重視した方が良いポイントについて解説します。

おすすめの営業形態や業界の選び方をもとに、職場選びをする際の参考にしてください。

未経験におすすめの営業の形態

営業職には、商材の種類に合わせてさまざまな形態があります。

たとえば、実体のある有形商材を売る場合と、実体がないサービスなどの無形商材を売る場合では、取るべきアプローチも異なるでしょう。

この両者であれば、商品の実物を見せながら売り込める有形商材の方が、営業活動を行いやすい傾向にあります。

しかし、車や不動産など高額な商品を扱う場合や、競合商品の方が優勢な場合などは、営業としてのスキルを磨かなければなりません。

無形商材は売るのが難しいため、自信がない方は避けるのが無難です。

女性が多い業界

営業職に転職するならば、女性が多い業界を選ぶと良いでしょう。

営業職と言えば、体力が必要な分男性が多いイメージが根強いものの、業界によっては女性が多く在籍している職場もあります。

職場に女性が多ければ、その分仕事のロールモデルが見つけやすく、将来的な働き方の参考になるでしょう。

また、相談も持ちかけやすくなるため、職場の男女比を確認しておくことが重要です。

たとえば、保険業界は保険レディと呼ばれる女性営業が多く活躍しています。

ほかにも、女性向けのアパレル商品や化粧品を取り扱い、顧客の大半を女性が占めている企業なども女性が活躍している職場が多いです。

いざというときの相談相手を確保する意味でも、なるべく理解者となる同性が多い職場を探すと良いでしょう。

あなたが興味のある業界を選ぼう

営業職への転職における職場選びでは、業態や男女比も重要ではありますが特に重視すべきはやりたい仕事かどうかです。

たとえば、化粧品に興味があるなら化粧品メーカー、食べることが好きなら食品メーカーなど、あなたが興味を持っている業界を選ぶと良いでしょう。

営業の仕事においては、商品やサービスの知識を身に付け十分に自社製品を理解する必要があります。

そのため、商品の開発やアップグレードの度にしっかり勉強し直すのが大切です。

収入アップを目的に転職し、そのために勉強し続けられるのであれば、待遇だけを条件に職場を選んでも良いでしょう。

しかし、好きなものや興味のあるものの方が勉強のモチベーションを保つことができ、知識の吸収も速くなるため、なるべく興味のある業界を選ぶのがおすすめです。

女性が事務職から営業職に転職する際にアピールできること

転職活動を成功させるためには、適切なアピールポイントを模索する必要があります。

女性として事務職から営業職に転職する場合、どのような点がアピールに使えるでしょうか。

ここからは、事務職の仕事で身に付けた能力のうち、営業職への転職で使えるものを解説します。

未経験であっても、営業職は比較的転職しやすい職種です。

特に、すぐに活用できるようなスキルがあれば、仕事を進めるうえで有利に働きます。

では、事務職から営業職で役に立つスキルを見ていきましょう。

コミュニケーション力

営業職は顧客とのやり取りがメインの職種であるため、コミュニケーション能力は必須です。

事務職として働く中でも、他部署との連携や受付業務を進めるうえで、自分のコミュニケーション能力を発揮できた機会は多いのではないでしょうか。

話の要点を掴み、端的に説明できる力や相手の意向を汲み取って会話を進められる力は、転職において十分なアピールポイントになり得ます。

自分なりにコミュニケーションで気をつけている点などをまとめ、面接などでアピールできるようにしておきましょう。

パソコンスキル

営業職では、パソコンスキルを求められることもあります。

事務職経験があるならば、エクセルなどのツールや書類作成に慣れている人が多いでしょう。

営業活動においても、資料作りや上司への報告、その日の仕事をまとめた日報作成などでパソコンを使う機会は多いです。

従って、パソコンに慣れていれば即戦力としてその経験を活かせる可能性があります。

企業としてはすぐにでも仕事に取り掛かれる人材を求めているので、パソコンスキルは評価されやすい傾向にあるのです。

女性が事務職から営業職に転職する際の注意点

事務職から営業職といったように、未経験の職種に転職する場合には気をつけた方が良いポイントもあります。

そういった注意点を押さえて転職活動を行わないと、自分に合った職場を見つけられず、早期離職につながってしまうかもしれません。

転職の際は、自分がどういった理由で転職するのか、どのような企業を選びたいのかといった条件を明確にして臨むと良いでしょう。

また、必要に応じて外部の手を借りるのもひとつの手段です。

転職の注意点について、次項で詳しく見ていきましょう。

なぜ転職するかを明確にしよう

事務職から営業職に転職する場合は、転職の目的を明確にしておきましょう。

スキルアップや収入アップ、キャリアチェンジなど、転職する目的は人それぞれですが、これが明確でないのに転職に踏み切ってしまうと早期離職の原因となることもあります。

特に、事務職時代にはなかったノルマへのプレッシャーから、前の職場に戻りたいと考える女性は少なくありません。

事務職と営業職、それぞれのメリットとデメリットを押さえたうえで転職を検討しましょう。

自分に合った企業を探そう

営業職と一口に言っても、顧客の種類や商材によってさまざまな形態が存在するため、企業によって求められるスキルなども若干変わってきます。

そのため、条件を絞ってあなたのスキルや目的、興味に合った転職先を探すのが良いでしょう。

また、企業によって福利厚生などの制度も異なります。

産休や育休、フレックスタイム制やリモートワークなどの制度や職場内の男女比など、女性の働きやすさに関わる制度の有無や条件について事前に確認しておくのが得策です。

転職エージェントを活用しよう

転職先を探す場合は、転職エージェントを活用するのもひとつの手です。

仕事を続けながら転職活動をするのは大変ですが、先に仕事を辞めてしまうのも不安が残ります。

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さまざまな条件の中から自分に合った企業が見つけやすく、ほかのエージェントでは手に入らないような情報も得られます。

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まとめ

今回は、事務職と営業職の特長や、女性が転職活動を行ううえで押さえるべきポイントについて解説してきました。

女性が事務職から営業職に転職する場合は、自分の興味がある業界を選ぶ以外にも、女性が働きやすい職場の条件にも目を向けるのが良いでしょう。

事務職・営業職の双方にメリットとデメリットが存在します。

自分に向いている職種や職場の条件を明確にして、働きやすい環境で仕事ができるよう、自身の方向性を決めると良いでしょう。

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