【例文4選】ガクチカを100字で魅力的に書くには?高評価を受ける書き方を紹介

【例文4選】ガクチカを100字で魅力的に書くには?高評価を受ける書き方を紹介

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はじめに

コロナ禍においてガクチカを聞かない企業が増えたと言われていますが、それでもやはり多くの企業でガクチカは必ず聞かれる質問です。

ESでこのガクチカに課される文字数は企業によって異なりますが、100字という文字数が指定されることも珍しくありません。

しかし、100字では短すぎて伝えたいことが伝えられないし、どうしたら魅力的な文章になるのか分からないという悩みを抱えている人は多いでしょう。

100字であったとしても、書き方次第で高評価を受け、他の学生と大きな差をつけることは可能です。

よって、本記事では魅力的なガクチカを書く際のポイントや文章構成、テクニックなどを解説します。

もし、ガクチカを150字で魅力的に書くポイントや構成について知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。

【100字のガクチカの書き方】100字で魅力的なガクチカを作るポイント

100字という短い文章で魅力的なガクチカを作るのは難しいと思います。

しかし、100字でも就活生によって評価に大きな差があるのは事実です。

では、その差はどこで生まれてしまうのでしょう。

もちろん、全国大会優勝や国際大会出場などといった珍しい経験をしている場合、そのエピソードの内容だけで他の学生と差を付けることはできます。

しかし、そのケースはごく少数で、多くの場合、エピソードではなく書き方でその差は生まれます。

そこで、ここでは魅力的なガクチカを作るための書き方のポイントをいくつか紹介します。

文字数を気にせず書いてあとから削ろう

まずは、文字数を気にせず書きたいことを全て書いて、あとから削っていくという書き方がおすすめです。

なぜなら、初めから文字数を少なくすることばかりにとらわれてしまうと、良い内容が思い浮かばなくなってしまったり、ただ短くまとめた分かりづらい文章になってしまう恐れがあるからです。

よって、何文字になっても構わないので、伝えたいことをすべて書き出してみましょう。

そこから最も重要な文章だけを選んで、それらの文章の繋がりを意識してつなげていくと内容の密度、簡潔さ、分かりやすさが全てバランスよく整った文章が出来上がります。

そして、たくさん書き出すということは、それだけ過去の経験について深く考えられているということでもあるので、面接での深堀り対策としてもとても役立ちます。

簡潔に書こう

100字でガクチカを書く際は、余計な情報はできる限り省き、簡潔に書きましょう。

100字で伝えられることは限られていますが、情報が多ければ多いほど、文章の内容は濃くなり、分かりやすくなります。

よって、なるべく多くの情報を文章に入れるために、余計な文字や同じ情報などは省くようにしましょう。

ただ、気を付けていただきたいのは、必要な言葉や情報を省き過ぎてかえって分かりづらい文章となってしまうことです。

初めて読む人でも内容を理解できるかといった客観的な視点で何度も繰り返し読み返して、分かりづらい文章となっていないか確認するようにしてください。

短くても印象的に書こう

100字という伝えられることがかなり限られている中でも、学生によって印象は大きく異なります。

むしろ、少ない文字数の方が印象面でいえば、学生同士の印象の差は大きいでしょう。

よって、100字でも採用担当者の目に留まるような印象的な文章を書かなければいけません。

印象的に書くためには、具体的な文章・言葉選びが重要となります。

というのも、100字だと具体的なエピソードを書くことはなかなか厳しいので、「焼肉屋でのアルバイトで〜」を「アルバイト先の都内に10店舗展開している焼肉屋で~」というように変えると具体的になり、イメージしやすくもなるため、印象に残りやすくなります。

さらに、以下で短く印象的な紋章とするコツを2つ紹介します。

具体的な数字を入れる

上記の焼肉屋のアルバイトの文章例でも入れていますが、印象的な文章にするためには具体的な数字を入れることが効果的です。

例えば、「野球経験で〜」より、「11年間続けている野球経験で〜」と言われた方がインパクトがあるのは当然でしょう。

取り組んだ経験の規模(巻き込んだ人数や母数など)や期間、実績・成果などを伝える際には、具体的な数字で伝えるようにしてください。

ただ、ガクチカとして取り組んだことの規模や年数があまりに小さく・短い場合などは具体的な数字を入れるのが逆効果になり、評価が下がることもあるので気をつけてください。

しかし、基本的には、具体的な数字を入れるのは、あまり文字数を増やさずに印象的な文章とすることができるのでおすすめです。

強調部分は【】、『』で囲う

印象的な文章にするためには、文章の中で特に強調したい言葉や表現を【】や『』といったカッコで囲うのが効果的です。

ただ、あまりに長い文章をカッコで囲むと逆に分かりづらくなってしまうので、囲むのは短い言葉にするようにしましょう。

そして、企業が評価するポイントは、「結果」ではなく、「過程」です。

よって、「高校時代に、部活動で『3位』になった」というように3位という結果の部分を強調しても全く評価されません。

「私は○○で培った『リーダーシップ』を活かして〜」というように過程に関わる自身の強みや価値観、考えといった内面的な要素を強調するようにすると良い印象を与えることができます。

他にも、実際に経験の中で取った行動の特性や挫折の乗り越え方、学んだことなどを強調するのでも良いでしょう。

数字を入れるのと同様に、【】・『』を入れるのも、2文字で印象的な文章とすることができるのでぜひ行ってみてください。

深堀り質問を想定して書く

当たり前ですが、採用担当者は、100字という短い文章では応募者のことは表面的にしか理解できませんし、それで深く理解しようとも考えていません。

よって、面接ではその100字のガクチカに関する深堀の質問が必ずされます。

その質問にしっかりと対応するために、100字のガクチカを書くタイミングでどこをどう深堀られるかというのをある程度想定して書くようにしましょう。

ESを突破するのが目的ではありません。

内定をもらうのが目的です。

したがって、どんな深堀り質問がされるか想定して書くことで、自分が深堀られたくないような内容は避けて、できる限り自信を持って話せる内容に誘導して自分に有利に選考を進めるようにしましょう。

 

【100字のガクチカの書き方】高評価を受ける文章構成

100字で伝えられる内容は限られているので、伝える内容に優先順位を付ける必要があります。

その際に使えるフレームワークとして、高評価を受ける文章構成の例を紹介します。

結論

自身の役割と具体的な取り組み

学び

結論

まず初めに、何のことについて話すのか?どのようなことに取り組み、何を成し遂げたのか?を話すようにしましょう。

例えば、「高校バスケットボール部で、県ベスト16から県3位になった。」

 

自身の役割と具体的な取り組み

次に、自身がどのような役割を担って、そのようなことを具体的に行ったことでチームに貢献したのかというのを伝えましょう。

例えば、「副将として、○○に取り組み、○○という課題を解決しました。」

 

学び

最後にその経験から、どのようなことを学び、何を培ったのかというのを伝えましょう。

例えば、「これらの経験から、『個の強みを最大限に引き出すリーダーシップ』を培いました。」

 

このような構成で書くことで、優先順位が高い伝えるべき情報をしっかりと取り入れることができます。

【100字のガクチカの書き方】100字に収めるテクニック

どれだけ100字に収めようと努力してもあと数文字がどうしても削れない、収まらないという方は多いと思います。

100字まであと数文字という場合、無理にガクチカの内容を削ってはいけません。

せっかくまとめた密度の濃い内容を崩してしまうと評価に大きな悪影響を与えてしまう恐れがあります。

では、どのように100字に収めればいいのでしょうか?

ここでは、2つのテクニックを紹介します。

ぜひこれらを試してみてください。

「~である」口調で書く

文章の語尾を「〜です」・「〜します、~しました」というような敬語を用いた「ですます調」ではなく、「〜だ」・「〜である」・「〜する、した」というような「である調」に変えましょう。

敬語を使わずに書くことが失礼にあたるのではないかと心配する人もいるかと思います。

面接で面接官と話す時には、もちろん敬語を用いなければいけませんが、ESでは敬語を用いない文章様式の「である調」で書いて全く問題ありません。

使う必要のない「ですます調」で文字数を使ってしまうのはとてももったいないです。

できる限り多くの情報を入れるためにも、ESは「である」調で書くようにしましょう。

短い言葉・表現で言い換える

同じ意味を持つのであれば、できる限り短い言葉・表現に言い換えて書くようにしましょう。

例えば、部活動に関係する言葉で言えば、「キャプテン」⇒「主将」、「それぞれの選手」⇒「各選手」、「高校時代に、バスケットボール部の県大会で3位になることができた」⇒「高校バスケットボール部で県3位となった」などというように言い換えられます。

ただ、100字のガクチカの中で具体的な表現が必要なところも少なからずあります。

そのような具体的な言葉・表現を含んだ文章を短くまとめてしまうと抽象的な表現となり、分かりづらく、印象に残らない文章となってしまいます。

したがって、あえて具体的に書くところは残しつつ、言い換えてマイナスの印象にならないところだけ言い換えるようにしましょう。

【100字のガクチカの書き方】エピソード別例文4選

ここまで、100字で魅力的なガクチカを作るためのポイントや構成、テクニックについて解説してきました。

それらを受けて、ここからは、例文を4つ紹介します。

上記で解説したことを押さえた例文となっているので、その点も意識して読んでみてください。

そして、各ポイントや構成などを押さえた上で、これらの例文を真似して一度書いてみましょう。

例文①部活動

高校バスケットボール部で県ベスト16から県3位となった。

私は副将として、各選手の特性の分析やポジション変更を通して強みを引き出した。

この経験から、『個の強みを最大限に引き出すリーダーシップ』を培った。

例文②アルバイト

都内に10店舗ある焼肉屋で、肉とワインの売上数において全店舗中1位を取った。

私はマニュアルにない付加価値を接客に与える施策を行った。

この経験で『既存の方法だけにとらわれない』ことの大切さを学んだ。

例文③海外経験

私は10ヵ国ほど海外に一人旅をした。

その際、多種多様な価値観を持つ現地の人々と積極的に交流をした。

その経験から、異なった価値観を持つ他者との摩擦を恐れず、コミュニケーションを取ることの重要さを学んだ。

例文④ゼミ活動

ゼミで文系ながらPythonを用いてデータ分析と機械学習に挑戦した。

最終的に、校内の発表会で理系の他のゼミ生を押さえて最優秀賞を取った。

この経験から、『何事もやってみることが大切』ということを学んだ。

【100字のガクチカの書き方】相談には就活エージェントがおすすめ

ガクチカの書き方や文字数制限などに困ったら、就活エージェントを利用するのがおすすめです。

一人一人に合わせた手厚い対策を熱心に行ってくれます。

その他にも、就活エージェントを利用すれば、ネットには載っていないような情報も手に入れることが可能です。

また、自己分析や企業分析などだけではなく、面接の模擬練習なども行ってくれるため、就活に行き詰まったり、効率よく対策を進めたい方は就活エージェントを利用するのがおすすめです。

まとめ

ここまで100字で魅力的なガクチカを作る際のポイントや文章構成、テクニック、例文について紹介・解説してきました。

いきなり100字以内で書ける人はいません。

まずは、文字数関係なく、内容の出来を優先した完璧なガクチカを作り上げましょう。

その後、本記事でお伝えしたことを押さえて、少しずつ文字数を減らしていけば、内容の密度を保った100字のガクチカが出来上がります。

これらを参考に高評価を受ける魅力的なガクチカを作りあげ、選考を突破しましょう。

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