営業職の種類は?顧客別・業態別・手法別の3つのタイプ別を徹底解説

営業職の種類は?顧客別・業態別・手法別の3つのタイプ別を徹底解説

目次
  1. はじめに
  2. 【営業の種類】営業職とは
  3. 【営業の種類】顧客のタイプ別:営業職の種類
  4. 【営業の種類】業態別:営業職の種類
  5. 【営業の種類】手法別:営業職の種類
  6. 【営業の種類】営業職のメリット
  7. 【営業の種類】営業職に就くための方法
  8. まとめ

はじめに

営業という職業名を聞いたことがある方は多いと思います。

しかし、営業職は業界や時代の流れに応じて、さまざまなものがあります。

そのため、「営業職に転職したい」という漠然とした考えだけで転職活動をすれば、思わぬミスマッチを引き起こしかねません。

今回は、営業職にどのような種類のものがあり、それぞれどのような仕事内容なのかを詳しく解説します。

・営業職はどのような種類があるのかよく知らない

・営業職に転職してみたいが、具体的な仕事内容についてはまだ知らない

・営業職に転職すると、どのようなメリットがあるのか知りたい

このような方に最適な内容ですのでぜひご覧ください。

【営業の種類】営業職とは

そもそも営業職とは、どのような仕事を指すのでしょうか。

結論から言えば、営業職とは、お客様のニーズや課題をヒアリングし、お客様のお悩みを解決する商品を購入してもらうことで会社の売上に貢献する仕事です。

営業と聞くと、飛び込み営業で新規のお客様にセールストークを駆使して商品を売るイメージが強いと思いますが、実際は、お客様と商談を重ねる中で課題を明確にし、解決方法をお客様と一緒に考えて商品を提案するという内容が正確です。

ここでは、他の業種との違いについても紹介し、より営業職の仕事内容を分かりやすく解説します。

事務職との違いは?

営業職と事務職の違いは、売上を生み出すかどうかです。

営業職は、お客様に商品を売って売上に貢献する職種であり、「直接部門」と呼ばれます。

一方、事務職は、「間接部門」と呼ばれ、会社の収入を直接増やすような仕事はしません。

経理や人事、労務などに代表されるように、会社の中で必要な機能を担い、会社の運営がうまく回るようにサポートすることがメインの仕事です。

さらに、働き方も違います。

営業職は、お客様のご要望に応じて柔軟に対応しなければならない仕事のため、時期によってスケジュールが変化します。

事務職は、その反対で、多くの業務がルーティン化されているため、日々同じ仕事を繰り返すことが多い職種です。

営業職と事務職は、仕事内容と働き方が大きく違うのです。

販売職との違いは?

販売職と営業職の違いは、どのようなものがあるのでしょうか。

一見すると、どちらも直接お客様に販売やサービス提供をする仕事ですので、同じと思う方もいるでしょう。

確かに、お客様に直接商品を販売したりサービス提供したりする仕事は共通しています。

しかし、両者には一つ大きな違いがあります。

それは、相対するお客様の商品に対する興味度合いです。

営業職の場合、ターゲットとするお客様に対して広告を打ったり、提案活動をするため、自社の商品に興味を抱いていないお客様を相手にすることが数多くあります。

一方、販売職は、店舗や窓口に来られたお客様に商品やサービスの提案を行うため、お客様はすでに商品の購入を検討されています。

お客様に興味を持ってもらうために、こちらから働き掛けるのが営業職で、すでに商品に興味を持っているお客様に提案をするのが販売職という違いがあることがお分かりいただけるでしょう。

【営業の種類】顧客のタイプ別:営業職の種類

ここからは、営業職の種類をさまざまなタイプ別に紹介します。

情報量が多いと感じるかもしれませんが、それぞれの営業職ごとに仕事の内容ややりがいが異なるため、それぞれの営業職の種類について理解を深めましょう。

まずは、お客様のタイプ別に見た場合の営業職の種類を紹介します。

お客様のタイプは、主に法人と個人に分かれます。

両者ともに、営業スタイルや仕事の進め方が異なるので、しっかりと押さえておきましょう。

法人営業

法人営業は、その名のとおり、企業がお客様です。

扱う商材としては、家電や自動車などを、法人向けに大量販売したり、ITシステムやコンサルティングサービスなど、企業の課題解決につながる商品やサービスを扱ったりします。

扱う商材に応じて、ターゲットとなる企業規模や業種が異なりますが、会社の一部門の責任者や、経営者が商談相手となるため、商品が提供する価値や解決できる課題を、商談相手に応じて柔軟かつロジカルに説明できる力が必要です。

法人相手の商材のため、高額なサービスであることも多く、コミュニケーション能力だけでなくプレゼンテーションスキルやお客様の課題を的確にとらえるヒアリング力が求められます。

個人営業

個人営業は、一般消費者や家庭など、最終消費者向けに営業活動を行う職種です。

商材としてもさまざまなタイプのものがあり、自動車や保険、インターネット回線、不動産などが挙げられます。

個人営業は、営業相手の消費者や家庭などの最終消費者と呼ばれる方がお客様となり、お客様と信頼関係を築けるコミュニケーションスキルや、警戒心を抱かせない人柄などが、スキルとして求められます。

一部の営業職では、飛び込み営業やノルマのきつい仕事もある一方、お客様と直接人間関係を築け、ご満足いただけたときは、大きなやりがいを感じられる仕事です。

営業職は、基本的に、人と接することが好きな方が向いている傾向にある職業ですが、個人営業であればよりその強みを発揮できるでしょう。

【営業の種類】業態別:営業職の種類

続いて、営業職を業態別に分けて見てみましょう。

具体的には、「メーカー」「商社」「代理店」の三つに分け、それぞれの営業職の特徴について紹介します。

このような分け方をする理由は、業態ごとに営業の役割(仕事内容)が異なるからです。

営業と一口にいっても、販売のみを行う営業もあれば、商品を仕入れることも仕事に入っていたり、場合によっては商品企画まで役割に組み込まれているものもあります。

それぞれの特徴を押さえ、自分に合った営業職を見つけましょう。

メーカー

自社で製品を作っている会社、いわゆるメーカーの営業職は、自社の製品を販売することが役割です。

一般消費者に営業をかけることはあまりなく、主に法人向けに営業活動をすることが多くあります。

既存のお客様を中心に営業活動をする「ルート営業」と、新規顧客を開拓する「新規営業」に分かれます。

なお、メーカーの営業職は、自社製品の販売が役割であるため、マーケティング活動や販売を中心に活動するのが特徴です。

読者の皆様が想像する営業に最も近いのがメーカーの営業職ともいえるでしょう。

商社

商社で働く営業は、メーカーの営業とは異なり、商品の販売だけでなく、仕入も担当しなければなりません。

その理由は、商社のビジネスモデルに由来します。

商社とは、さまざまな企業から商品を仕入れ、販売する事業です。

例えば、メーカーが直接自分で新規のお客様を多数開拓し、販売しようとすると、営業コストが高くなります。

商社がメーカーとの間に入ることで、メーカーは商社に売るだけでよくなり、営業コストを抑える効果があります。

販路が一本化されることで、企業の販路開拓のコストを下げる役割が商社にはあるのです。

商社は、幅広いネットワークを保持しているので、販路を開拓すると同時に、販売先のお客様に見合う商品を仕入れなければなりません。

一方で、商社の営業は、幅広いネットワークを持つがゆえに、個々の商品知識にあまり明るくない場合があります。

そのような場合は、メーカーの営業が同行することで、商社営業の欠点を補います。

商社営業とメーカー営業は、このようにお互いに協力関係があることも覚えておくとよいでしょう。

代理店

代理店営業とは、企業が作った製品を販売してくれる代理店を開拓する営業職です。

また代理店の開拓だけでなく、代理店が製品の販売をしやすいよう、販売方法などのノウハウも提供する役割があります。

なぜ代理店営業があるのかというと、代理店に向けて営業活動をすることで、自分たちの営業チームだけで活動するよりもはるかに効率よくお客様に販売できるからです。

一般的な営業職であれば、自身が直接お客様に製品やサービスを届けることがほとんどですが、代理店営業は違います。

代理店に販売を任せることで、自分たちが動かなくとも、営業活動が行える状態を作り出せるのです。

一方、代理店もさまざまな企業の製品を扱っているため、関係性が薄いと自分たちの商品を販売してもらえない可能性もあります。

そのような状態にならないよう、販促ツールや、過去の営業活動で得たノウハウなどを提供し、代理店が販売しやすいようにサポートする必要があるのです。

【営業の種類】手法別:営業職の種類

手法別に営業の種類をまとめたので、紹介します。

営業活動には、電話や訪問、メールなど、さまざまな方法があり、販売する商品やビジネスモデルに応じてそれぞれ適切な方法があります。

その他にも、お客様の業界や事情に応じて、アプローチ方法が異なるため、各営業職の特徴をここで押さえておきましょう。

新規開拓営業

会社が売上を伸ばすためには、新規のお客様を継続的に獲得する必要があります。

新規開拓営業とは、その名のとおり、新規のお客様を獲得することが役割の営業職です。

新規開拓の場合は、飛び込み営業が浮かびますが、それだけでなく、マーケティングに関する知識を持つ必要もあります。

自社は業界の中でどのようなポジションにいて、競合の製品とどのような点で差別化できていて、最終的にどのようなニーズに応えるのかを明確にすることで効率よく新規開拓ができるのです。

特に大事なのは、「どのようなニーズに応えるのか」を徹底的に考えることです。

これがぶれていると、手当たり次第に営業活動しなければならず、成果が上がりにくくなってしまいます。

新規開拓営業が相手にするのは、自社の商品やサービスを知らないお客様です。

会ってすぐに信頼関係が築けるわけでもありません。

自分自身や商品を信頼してもらうためにも、商品が解決する課題を明確にすることが新規開拓営業には必要なのです。

ルート営業

ルート営業は、すでに取引をしている既存のお客様に対して営業活動を行う職種です。

御用聞き営業という別名もあり、既存のお客様を頻繁に訪問し、商品の品質確認や、隠れたニーズを探すことが重要な役割です。

既存のお客様をフォローし続けると、知り合いの新規のお客様を紹介してもらえる場合もあるため、普段から定期的に既存のお客様をフォローし続ける必要があります。

営業の新人が、初めて相手をすることも多いのが既存のお客様ですので、営業の基本であるニーズのヒアリングや予算感のチェック、決裁権を持つ人の見極めや関係作りが鍛えられます。

営業の登竜門ともいえる職種です。

海外営業

海外営業は、文字通り海外の企業や代理店に自社の商品を販売する営業職です。

担当するお客様との商談だけでなく、海外の市場調査やマーケティングも仕事として担わなければなりません。

海外のお客様に販売するので、自国とは文化も法律も、求めているニーズも異なる可能性があります。

想定される機会やトラブルを洗い出し、お客様の求めるものを提供するのが海外営業の役割なのです。

なお、海外営業には、国内で勤務する方法と、現地に赴任してお客様と直接やりとりする場合があります。

代理店営業

代理店営業とは、自分自身が商品を売るのではなく、販売代理店を開拓して、そこで販売を委託して売上に貢献する営業職です。

直接商品を売るスキルももちろんですが、より大事なのは販売代理店との関係作りや販売ノウハウの提供です。

代理店は、さまざまな商品を扱っているため、関係が薄いと自社の商品を販売してもらえない可能性があります。

単純に「自社の商品を売ってください」とお願いするのではなく、「〇〇で困っている人のために作られた商品ですので、このようなお悩みを持っているお客様に売ってください。

セールストークはこのようにしていただくと効率よく売れます」などのように具体的なノウハウを提供することで販売に協力してもらえます。

訪問・テレアポ営業

顧客を訪問し、直接お客様と相対して商談や提案を行うのが訪問営業です。

営業で成果を出すには、どれだけお客様との接点を増やせるかということも重要ですので、営業職としては、訪問営業の数をこなさなければなりません。

テレアポ営業は、お客様との訪問を取り付けるために電話でアポイントを取ることが仕事です。

電話でお客様と会話し、会う約束を取りつけ、お客様と直接お会いして営業活動を行います。

電話でアポイントを取る時点では、商品の提案をはじめとした営業活動は行いません。

テレアポ営業は、お客様とのファーストコンタクトとなる機会が多いので、簡単なサービス紹介やニーズのヒアリングのみにとどめられるよう、コミュニケーションスキルを磨いておくことが重要です。

テレコール営業

テレコール営業とは、電話のみの営業スタイルです。

お客様との電話のやりとりのみで、お客様から注文を獲得する役割があります。

訪問営業とは異なり、対面でのやりとりではないため、お客様の表情やしぐさなどの微妙なニュアンスまで把握できません。

そのため、トークスクリプト(台本)を用意し、お客様の発言に合わせてセールストークを行い、興味を持ってもらうよう働き掛ける必要があります。

飛び込み営業

飛び込み営業は、営業職の中でも有名な職種で、新規開拓営業の一種です。

お客様への事前のアポイントはとらず、いきなりお客様を訪問します。

そのため、お客様は心の準備ができておらず、警戒心が高い状態でお話しすることとなるケースが大半です。

また、お客様の情報をこちらも事前に調べずに営業活動を行うため、商品を提案したとしても、ニーズと合わなかったり、そもそもニーズを聞き出せずに終わることもしばしば。

営業を拒否されるケースもあるので、強い精神力が必要な職種です。

インサイドセールス

インサイドセールスとは、購入してもらえる可能性がある見込み顧客に対し、メールや電話、Web会議などのツールを使って営業活動を行う仕事です。

通常、営業活動は、先ほど紹介した訪問営業が主流ですが、時代の変化とともに、外勤をしない営業スタイルも確立されました。

インサイドセールスは、お客様と直接会うことはなく、働く場所や時間に縛られないため、働き方改革の一環として有名になった営業職でもあります。

インサイドセールスで事前のヒアリングや商品説明をし、さらにお客様が本格的に購入を検討すれば、訪問営業がお客様を訪問し、最終プレゼンをしてクロージング(受注)する流れが一般的です。

反響営業

反響営業とは、インターネットやテレビCM、ラジオ、新聞などのさまざまなメディアを使って広告宣伝を行い、興味を抱いて問い合わせをしてきたお客様に営業活動を行う職種です。

自社の商品はどのようなニーズを解決するもので、どのような人が欲しているかを事前に検討・リサーチすることで、広告の効果アップと、問い合わせ時のクロージング率の向上を同時に実現できます。

営業として商品を販売するだけでなく、広告戦略も考えなければなりませんが、広告戦略と連動させられるので、成功すれば高い成約率が期待できます。

受付営業

受付営業とは、受付に座り、お客様からのご要望にお応えして購入依頼などの対応を行う営業職です。

お客様のご要望に沿うよう、正確かつ円滑なやりとりをすることが求められます。

その場でお客様からさまざまなご要望を受けることもあるため、冷静に対応する柔軟さやコミュニケーション能力が求められます。

深耕営業

深耕営業とは、すでに取引を行っている既存のお客様とさらに深い人間関係を構築し、新たな注文(新規受注)を獲得する営業職です。

ルート営業と非常に似ていますが、厳密には深耕営業とルート営業は異なります。

ルート営業は、あらかじめ決まったルートをたどり、既存のお客様をフォローし、その時点で同じ内容の商品を受注することが目的です。

一方、深耕営業は、既存のお客様とさらに深い関係を築き、新たな受注を獲得することに特化した営業職を意味します。

自社の利益を安定して出すためには欠かせない営業手法です。

医薬営業(MR)

医療営業は、MRとも呼ばれ、Medical Representativeを略したものです。

主に、製薬会社に勤め、病院(医師や看護師)を対象に、自社で製造した医薬品を販売するのが仕事です。

病院の患者様がどのような治療法や医薬品を求めているかを、医師などの医療従事者を通して調べ、ニーズに合った医薬品を提供する重要な役割を担っています。

自ら医薬品を販売するというよりも、医療従事者の方から最適な医薬品を選んでもらい、最終的に売上につながる流れが一般的です。

カウンターセールス

カウンターセールスとは、店舗の窓口に来られたお客様に対して商品の案内や提案を行う営業職です。

反響営業と似ているものがあります。

というのも、お客様がすでに商品に興味を持った状態で来店されるからです。

そのため、お客様のご要望も具体的であり、的確にニーズをくみ取って提案する必要があります。

カウンターセールスとして代表的なものは、携帯電話のショップや旅行代理店などの受付窓口などが挙げられます。

ソリューション営業

ソリューション営業とは、お客様との商談を通して、お客様も気づいていない潜在的なニーズをくみ取って新しい提案をする営業職です。

お客様の潜在的なニーズを深掘りするために、レベルの高いヒアリング力と人を引きつけるトーク力が重視されます。

コンサルティングサービスやITサービスなどで活躍する営業職で、商品知識もさることながら、お客様の事情を深く理解できていなければできない営業職です。

扱う商材が無形商材であることが多く、お客様に商品価値を理解してもらうためにも、よりニーズに合う提案ができなければ受注には至りません。

逆を言えば、お客様も気づいていないニーズを言い当てられれば、「この人は私のことを分かってくれている」と思ってもらえ、営業として訴求力が大幅に上がるでしょう。

技術営業

技術営業とは、技術や、製品に関する専門知識をベースにお客様へ営業活動を行う職種です。

電子機器や機械部品系、ITシステムなどの商品を販売する際に活躍します。

単純に商品を提案して売るだけでなく、購入後の技術的なサポートや保守、お客様からの製品に関する技術的な質問にも対応します。

商品に問題があった場合は、開発や設計担当にフィードバックを行い、品質改善に関わることも時には必要です。

技術営業は、専門的な知識が必要になる職種のため、エンジニアや技術系の仕事を経験している必要があります。

営業のコミュニケーション能力と専門的な知識の両方が必要な営業職なのです。

【営業の種類】営業職のメリット

営業職に転職すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

営業職は、会社の売上に直接貢献する仕事であり、自分の行動が数字となって表れるため、やりがいを感じやすい仕事です。

また、お客様と直接関われるため、やりがいだけでなく人脈が広がったり、コミュニケーション能力が向上したりと、さまざまなメリットがあります。

ここでは、営業職に転職するメリットについて紹介します。

やりがいがある

営業職は、お客様と日々お会いしてニーズを聞き出し、悩みを解決するために商品やサービスを提案します。

そのため、お客様から直接感謝の言葉をいただいたり、喜ばれる姿を見たりすることで、大きなやりがいを感じられるでしょう。

自分がお客様のために動いたことがお客様の課題解決につながったと実感できれば、営業職を続けるモチベーションも湧き、さらに活躍できるようスキルアップに取り組むようにもなります。

また、お客様への貢献だけでなく、売上という数字として努力の結果が表れることにもやりがいを見いだせるでしょう。

コミュニケーション力が高まる

営業職を経験することで、コミュニケーション力が高まると言われています。

営業職は、お客様と直接お話しする機会が多く、話術が自然と鍛えられるからです。

単純にお客様と話すだけでなく、話す相手によって内容やコンタクトの方法を柔軟に変えたりすることも必要であるため、よりお客様から信頼していただける立ち振る舞いも身に付きます。

個人のお客様を相手にするのであれば、事前に興味関心があるものを、法人向け営業であればお客様が属する業界で課題になっていることや法人特有のお悩みを事前に調査することで、さらに信頼されやすくなります。

お客様とお話しする以外の部分でも準備をすることで、より深いコミュニケーション力が身に付くのです。

メンタルが強くなる

営業職を経験することで、メンタルが強くなるとも言われています。

というのも、営業職は、アポイントを取っても、お客様から断られる場合も数多くあるからです。

電話を突然切られたり、営業をかけようとしても無視されたりすると傷つきますが、営業職として働く以上、アポお断りなどは避けて通れません。

しかし、営業として成績を上げるには、お客様から冷たい態度をとられても、乗り越える必要があります。

特に、飛び込み営業は、初対面のお客様からすれば突然知らない人が訪問するため、警戒心が高く、断られることが大半です。

訪問する数が増えれば増えるほど、断られる数も増え、精神が鍛えられます。

厳しい世界ではありますが、お客様からのお断りを乗り越えた先に誰もが認める成果が待っています。

人脈が増える

営業職を経験すると多くのお客様と関わるため、人脈が増えるメリットがあります。

また、売上を伸ばそうとすると、必然的にお客様と会う回数が増えるので、信頼関係を作りやすく、仕事の成果にも表れます。

お客様とつながりを持っておくことで、別のお客様を紹介してもらえたり、自分が独立する際に力になってもらえたりします。

営業の仕事を通じてできた人脈は、人生のさまざまな局面で自分を助けてくれるので、メリットといえるでしょう。

成績次第で収入がアップする

業界によりますが、営業職にインセンティブ報酬(歩合給)が設定されているものがあります。

インセンティブ報酬がある営業職で有名なものは、不動産営業です。

インセンティブ報酬がある営業職で働けば、自分の頑張り次第で、若いうちから高収入を獲得できたり、早い段階で出世できたりします。

不動産営業などの高額商材を扱う営業職で結果を出せば、年収1000万円も夢ではありません。

一方、結果を出せない場合は、インセンティブ報酬がなく、基本給のみでの生活を強いられます。

インセンティブ報酬の割合が高い営業職だと、基本給が低く設定されている場合があるので、注意が必要です。

課題解決能力が身に付く

営業の仕事は、売上を上げることです。

しかし、売上が上がるのは、お客様が納得して商品を購入してくださったからです。

つまり、お客様が商品を購入するまでに、商品がどのようなお悩みを解決するのかを考え、提案する必要があります。

営業職を経験すれば、お客様の課題に訴求するセールストークを考える習慣が身に付くので、課題解決能力も自然と身に付きます。

この課題解決能力は、違う業界に転職したり、職種を変える際にも役立つ普遍的なビジネススキルです。

営業職に就けば、仕事をする中で自然と課題解決能力が身に付くのは大きなメリットといえるでしょう。

数字に強くなる

営業職を経験すると、数字に強くなります。

というのも、営業職は売上などの業績数字に加え、電話数やアポ取得率などのKPI(重要業績評価指標)を追いかけなければならないからです。

立てた売上の目標を達成するために、商談は何件こなす必要があるのかなど、KPIを細分化して細かい行動スケジュールに落とし込んでいきます。

そうすることで具体的な行動内容や行動量が把握でき、目標達成しやすくなるのです。

また、営業戦略を立てることで、市場分析のスキルも身に付きます。

自分たちが狙う市場規模はどの程度で、伸びている業界を細かく数字で分析するため、営業を経験すれば数字を分析する力が身に付きます。

独立しやすい

営業職は、独立しやすいメリットがあることをご存じでしょうか。

営業職が独立しやすい理由は二つあります。

・営業活動を通じて、人脈を広げられるから

・営業活動を通じて、論理的思考力や課題解決能力が身に付くから

営業活動をしていると、お客様と人間関係を作りやすいので、いざ独立する際に仕事を回してもらえたり、独立をサポートしてもらえたりします。

また、論理的思考力や課題解決力は、会社を経営する際に力強い味方となってくれるスキルです。

独立すると、経営者となり、最終的な判断や難しい問題の解決を一人でしなければなりません。

その際に、本質的な課題を見極め、課題解決の方法を考える力があれば、ビジネスを軌道に乗せられるでしょう。

営業職はj、広い人脈と会社経営に必要なビジネススキルの両方が身に付くのです。

【営業の種類】営業職に就くための方法

営業職は、どのような企業でも必ず必要な職種であるため、比較的転職がしやすい職種です。

営業職に転職するための方法を知っていれば、さらに転職の成功率が上がります。

ここでは、営業職への転職を成功させる方法を詳しく解説します。

以下の内容を読んでいただければ、効率よく転職活動ができるでしょう。

営業職は求人数が豊富

営業職は、さまざまな業界に存在する職種であるため、転職市場での求人数も多い傾向にあります。

求人数が多いということは、それだけ転職の幅も広く、就職しやすい業界であるといえます。

本記事で紹介したように、営業職といっても、その働き方はさまざまです。

訪問営業のように、お客様を直接訪問するものもあれば、インサイドセールスやテレアポ営業のように、お客様への訪問はせず、電話やメール、ウェブ会議システムなどを駆使して内勤型の営業活動ができるものもあります。

あまり訪問営業はやりたくないけれども、お客様と接する仕事はしたい方なども活躍できる職種でもあるため、受け皿の大きい職種であることがお分かりいただけるでしょう。

未経験でも始めやすい

営業職は、未経験でも始めやすい仕事です。

営業職に関する求人を見ても、営業未経験者を採用する企業は数多くあります。

もちろん、営業の仕事を行う上で必要なコミュニケーションスキルや論理的思考力などは必要です。

とはいえ、商品に関する知識を身に付ければ、お客様に最低限の説明はできるようになります。

「営業は誰でもできる」とまでは言いませんが、未経験でも始めやすい職種であることは間違いありません。

転職エージェントを活用する

営業職への転職を成功させるには、転職エージェントを上手に活用するとよいでしょう。

転職エージェントの中でもおすすめなのが「アゲルキャリア」です。

アゲルキャリアは大手企業からベンチャー企業まで、幅広い職種の求人情報を掲載しています。

それだけではありません。

アゲルキャリアでは、採用企業の経営状況や採用ニーズを分析し、若手の育成に意欲的な成長企業の求人を多数掲載しています。

そのため、転職後のミスマッチが少なく、転職後もビジネスパーソンとして成長できます。

営業職への転職をご検討中の方は、ぜひアゲルキャリアを活用してください。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

現在、営業職は、業界や時代の流れに応じてさまざまな働き方が可能になりました。

未経験でも採用する企業は多く、多様な活躍が可能な職種です。

本記事の内容を読んで、自分に合う営業職を見つけ、転職を成功させてください。

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