【転職】社会人大学院はきつい?通うメリットや転職への活かし方を解説

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社会人として働き始めた後も、更なるスキルアップや新たなキャリア形成を目的として大学院に通うことを選択する人が増えています。

社会人として働く傍らで、学生として新たな学びを得るための選択肢でありますが、実際に社会人大学院として働くとキャリアプランにどのような影響が及ぶのか、気になるのではないでしょうか。

この記事では、社会人大学院にいくメリットやデメリット、転職への影響、実際に転職する際の注意点などを紹介します。

社会人大学院でやるべきことについても触れますから、入学を検討している人はぜひ参考にしてください。

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【社会人大学院の転職】社会人大学院とは

社会人大学院とは、一度大学や短大を卒業して社会人経験を積んだ人が新たに学ぶ場として開かれている大学院のことです。

大学院というと、研究者を目指す学生が日々研究に勤しむ機関というイメージを持っている人もいるでしょうが、昨今の大学院は学部で学ぶことよりも高度な内容を習得するための機関としての側面も有しています。

社会人が新たに大学院で学ぶ目的はいくつかありますが、その主な内容は次のとおりです。

 社会人が新たに大学院で学ぶ目的
  • 仕事に生かせる知識の習得
  • キャリアアップ
  • キャリアチェンジを目的としたスキルアップ
  • 知見のある分野やできることを広げる

どれも大事なのは、修了後にやりたいことを明確にしておくことと、それを受けた上で、大学院でやるべきことや目標を設定しておくことです。

大学院は授業を受ける場としてよりも、自らが学びたいテーマについて研究する場として利用する方が適切です。

あらかじめ学ぶ内容や目的を明確にして、時間を有意義に使えるようにしましょう。

【社会人大学院】社会人大学院はきつい?

社会人大学院は、通う目的や学校によって印象や効果が異なります。

やる気があれば勉強に身が入りますが、働きながら通うことがきついと感じる人もいるのではないでしょうか?

一言できついとは言えませんが、特徴を押さえたり目的をはっきりさせたりしなければきついと感じるでしょう。

例えばオンラインで終了が目指せれば時間の有効利用ができますが、通う場合は時間や交通費などの負担が増加します。

また先生のレベルによっても、学びにくいと感じる場合もあるでしょう。

転職や自己成長のために高い意識をもって入学し卒業を目指す人は、楽しく勉強できるかもしれません。

とりあえず入ってみるという軽い気持ちでいると、仕事との両立や勉強への熱量などの点で苦労する可能性が高いです。

学校選びや計画的な学習プランが大切です。

【社会人大学院の転職】転職に有利に働くのか

社会人大学院へ進むことを検討している人の多くが気になるのは、転職にどのような影響を与えるかです。

人によっては修了後に転職を考えていたり、大学院で学ぶためにいったん会社を辞めることを検討していたりします。

それは社会人大学院で学ぶことによって転職に好影響があると期待してのことでしょうが、果たして実際はどうなのでしょうか。

肩書きよりも経歴に興味が湧く可能性が高い

社会人大学院をそつ称すると、修士号や博士号といった学位の取得が可能です。

一般的には、これらの学位は就職で有利に働くという見方が強く、実際に履歴書に記載すれば高い確率で注目を浴びることになります。

しかしながら、社会人経験を経ての転職となれば、学歴についてはそれほど強く注目されません。

転職希望者を見る企業の採用担当者は、学歴よりも経験を重視する傾向が強いです。

そのため、今現在に至るまでにどのような経験をしていたかに着目し、入社後にどう活躍するつもりなのかを気にします。

大学院での経験も含まれますから、自己PRの場では社会人大学院で学んだことや入って良かったと思えたこと、そしてその経験を入社後にどう生かして会社に貢献しようと考えているかを話しましょう。

その話の引き出しが多いことが、社会人大学院修了後の転職で有利に働くことです。

【社会人大学院の転職】社会人大学院で学んでいること

社会人大学院に入った社会人は、より深い専門的知識を習得することを目的として学習しており、その分野はとても広いです。

文部科学省の調査によると、社会人大学院の専攻分野で高い割合を示していたのは医学や歯学・薬学といった保健関連の分野で、全体の20%以上を占めていました。

続いて社会科学、工学が15%をこえる割合を示していますが、その他との回答も20%超であることから、特定の分野に偏っていないことが分かります。

習得したい知識・技能等については、専門的知識が70%超で、次いで論理的思考能力、問題設定・解決能力の順に続いています。

社会人大学院で学ぶことによって、他の人材や機械による代替が不可能な業務が可能になり、ハイレベルなキャリアプランを目指しやすくなります。

【社会人大学院の転職】社会人大学院の入学方法と費用

社会人大学院を目指すにあたっては、どのように入学すれば良いのかや、必要とする費用についての理解を深めておく必要があります。

高校や大学のように、進路担当者がいろいろと斡旋してくれるわけではありませんから、願書の提出や入学試験の方法などを把握して、対策を練らないと入学できません。

費用についても、支払いができなくなってトラブルとならないよう、どの程度必要かを見積もりしておきましょう。

入学方法

入学するまでの過程ですが、大学を選ぶときとやることは大きく変わりません。

インターネットなどで目的に合った大学院を探して、大学院が主催している進路説明会に出席しましょう。

実際の大学院の雰囲気をつかめたり、公式サイトを見ただけでは分からないことが質問できたりと、大学院選びに大きく役立ちます。

受験する大学院が決まったら実際に入学試験に挑むことになりますが、ここでポイントとなるのが社会人入試です。

社会人入試とは、勉強する時間が取れない社会人向けに書類審査や面接、小論文を中心とした試験を実施します。

社会人入試には、勉強の負担が少ないという利点がありますが、全ての大学院で実施しているとは限りません。

社会人入試を実施していない大学院では、学部生が受けるような一般入試を受ける必要があり、専門科目などの勉強もあらかじめ必要になります。

費用

社会人大学院で必要となる費用ですが、こちらは一般的な大学や大学院と同程度の負担となると考えておきましょう。

国公立の大学院では初年度で80万円程度。

私立は100万円から200万円程度となっていますが、学校や専攻によって大きく異なります。

これに加え、授業や研究に必要な書籍代、通学や調査に必要な交通費などが必要になります。

特に学部生では予想だにしない出費が、学会へ出席するための交通費と宿泊代です。

大学院によっては費用を補助するような制度もありますが、一般には自己負担となります。

研究室や研究内容によっては海外に行くことも珍しくないため、一度の学会で数十万円必要とすることもあると考えておきましょう。

修了までに必要となる費用について事前に質問する機会があるならば、説明会の段階で聞いておくのも有効です。

【社会人大学院】社会人大学院がきついと感じる理由

では、社会人大学に通う人はどのようなことがきついと感じているのでしょうか?

5つの原因を見ていきましょう。

通う目的や状況次第で大きく異なります。

今から大学院に入ろうと考えている人は、事前に大変なポイントをチェックしておきましょう。

仕事との両立が難しい

1つ目は「仕事との両立が難しい」ことです。

多くの人が、仕事をしながら通うことになるでしょう。

仕事が終わった後に学校に行ったり、休日にオンラインで授業や試験を受けるというケースもあります。

時間と体力を必要とするため、自分の時間が減ってしまったり休む時間が確保しにくくなるでしょう。

仕事とは別の分野を学ぶ場合は、頭を切り替えなければいけませんよね。

頭の整理がつかず仕事に支障をきたすことも考えられます。

働き方を見直したり仕事と両立できるようなペースで通うなど、緻密な学習計画が求められます。

学費が高い

2つ目は「学費が高い」ことです。

学校に通うためにはお金が必要です。

学費は学校や学ぶ分野によっても差がありますが、入学費や授業料などあわせると数十万〜数百万円かかります。

公立や国立学校を選んだり奨学金をもらったりすることで、費用を押さえることは可能です。

通いたくても費用が壁になることは多く、修了に時間がかかってしまうと出費がどんどん増えてしまうでしょう。

年収が低い職業ではハードルが高くなってしまうため、収入源を増やしたり資格を取って昇給を目指したりする工夫が必要です。

モチベーション維持が難しい

3つ目は「モチベーション維持が難しい」ことです。

大学院を修了して年収の高い職業に就きたいと思う人は多いでしょう。

しかし、大学院を修了したあとのキャリアは保証されていません。

他にも様々なことに気を配る必要があるため、人によっては大学院修了が無駄になる可能性もあります。

保証されていない未来のために勉強することは簡単ではありません。

途中で気持ちが途切れて自主的に辞めてしまう人もいます。

やる気やモチベーションを維持するために、目標を掲げ計画的に行動するというスキルが試されます。

マンネリ化しないようにメリハリをつけ、修了後に照準を定めて通うことが大切です。

学校による差が大きい

4つ目は「学校に夜さが大きい」ことです。

レベルの高い学校や学びたいことがしっかりと学べる学校に通うことが理想的ですよね。

資料や説明会などを活用すれば、学校ごとの特徴が分かります。

しかし通い始めてから感じることも多く、イメージと違ったりあまりよい時間が過ごせないという生徒がいることも事実です。

授業や教授の質が違い、レベルの高い教育が受けられないこともあるでしょう。

イメージとの違いに苦しみ通いたくなくなってしまうと、時間やお金の無駄遣いになります。

事前リサーチや体験談なども活用しながら、可能な限り理想的な学校を選ばなくてはいけません。

入試対策が大変

5つ目は「入試対策が大変」であることです。

お金を払えば誰でも入学できるわけではありません。

学校によっては入学試験を受ける必要があり、入るために勉強をする必要があります。

働きながら勉強することになるため、時間の使い方や仕事との両立がカギを握ります。

入試の形式はいくつかあります。

面接や小論文などで簡易的に先行するタイプや、英語や専門科目などの試験を受ける場合もあります。

入学のための勉強で心が折れてしまっては本末転倒です。

志望校の入試形式は早めに確認しておきましょう。

【社会人大学院の転職】社会人大学院に行くメリット

社会人大学院に通える環境を最大限に生かすためには、どのようなメリットを享受できるかを把握しておくことがおすすめです。

メリットに対する理解が不十分だと、本来得られるはずのスキルが取得できなかったり、損をしてしまうことにもつながってしまいます。

社会人大学院に通う目的とメリットをうまくリンクさせて、学びの機会の成果を最大限に引き出しましょう。

キャリアを中断しなくてもよい

社会人大学院の中には、仕事と勉強の両立を可能とする制度を入れている所があります。

そうした大学院に入学できれば、履歴書上の空白期間を作らずに済むのが社会人大学院のメリットです。

大学院に通うために仕事を辞めてしまうと、キャリアに空白ができて収入もゼロになってしまいます。

しかし、一般的な大学院では、仕事と研究の両立はほぼ不可能です。

就労時間と授業・研究活動の時間がかぶるので、どちらかを欠席する必要が生じます。

大学院に入学してそちらの活動をないがしろにすることは現実的ではないので、大学院に入学するひとの多くは、退職も視野に入れることが多いです。

しかしながら、夜間大学院や昼夜開講生大学院のように、平日の夜と土曜日に出席できれば問題ない大学院を選べれば、カリキュラムを修了することが可能です。

また、通信制の大学院やオンライン講義で修了できる大学院もあります。

自分の働き方で修了できる大学院があるならば、働きながら通う方法も模索してみましょう。

実践的な専門知識が身につける

専門的知識を得ようとするならば、それを教育している大学院以上に適した場所はないですし、講義を行う教授はその最先端の世界を目にしています。

そのような人物から学ぶことができるのも、社会人大学院のメリットです。

仕事に使える知識は仕事からでも学べますが、それには決まったカリキュラムが存在しません。

会社にとって不利益となる可能性や責任も伴う中で、1人の社員のために学ぶ機会とするのは、会社や自らのキャリアにとっても大きなリスクです。

大学院で学ぶことができれば、学びたいことへの理解を深めるためのカリキュラムが組まれているため、決まった期間内に決まったことが学べることが確約されている部分もあります。

仕事で経験する機会がないことでも、将来的に必要になる可能性が高いような課題にも取り組む機会があるので、解決策について試行錯誤しながら積極的に考え出すことも可能です。

仕事の課題が見つかる

大学院での学習を深めていくと、入学前に関わっていた仕事の課題を解決する策が見つかることがあります。

それは専門的知識によって解決することばかりではありません。

研究課題を解決するために必要な複合的要素を要する、大学院という環境が与えてくれる学びの一環が課題解決のヒントになることが理由です。

複合的要素とは何かと深掘りしていくと、問題解決能力や分析力、論理的思考能力といった要素が絡みます。

これらの要素は、社会人の現場でも大きく役立つものです。

大学院で課題に取り組んだ経験で得たスキルを、そのまま会社の課題に生かすことができます。

コミュニティが広がる

社会人大学院に通えば、普段仕事をしている中で形成されるコミュニティの外にいる人と関わりを持てます。

同じ分野の専門知識を学習した仲間となりますから、修了後にはビジネスパートナーとしての関係も容易に築き上げることが可能です。

また、教授との出会いも重要な要素の1つとなります。

専門分野において一定以上の成果を出しており、最先端を研究している人と会話をすることは、それだけで自らのスキルアップや知見の広がりに寄与することです。

学会に出席することで知り合った研究者との関わりも、自らのレベルを底上げさせます。

こうした出会いこそが大学院で得た大きな成果とする人もいるほどです。

社会人大学院では、人と人のつながりも意識しながらの行動をおすすめします。

土日も動ける体力がつく

仕事と両立させながらの大学院生活は、とてもハードなものになります。

平日は昼間に本業の仕事をこなし、夜には講義に出席する生活です。

土曜にも講義に出席し、日曜日も含めた空いた時間で研究活動に従事していると、常に何かをしている生活になります。

最短でも修士課程の2年間はそうしたスケジュールで動くことになりますから、精神と体力の両面でタフになる可能性はとても高いです。

時間の使い方に対する意識も高まりますから、修了した後もただ寝ているだけの時間とすることに抵抗を覚え、新たな行動に意欲的にもなります。

自己管理能力が高まる

社会人大学院に通うことで「自己管理能力」が高まります。

仕事と学校の両立が強いられるので、時間管理や体調管理が必要です。

頭の切り替えや睡眠時間の確保など、自分を律するために規則正しい生活になっていくでしょう。

自己管理能力が高まると、生活の質が向上するだけでなく目標達成に向けて適切にアプローチする力が養われます。

自信がつき職場で信頼を勝ち取ることにもつながるでしょう。

自己管理を疎かにしてしまうと、体調を崩したり会社に迷惑をかけたりする可能性があります。

自己管理は社会人の基本スキルですよね。

自己管理能力を身につけたい人は、社会人大学院に通うことがおすすめです。

選択肢が増えるため心理的余裕が出る

社会人大学院を修了すると、知識が身に付き自己成長できます。

履歴書にも書くことが可能なので、転職の幅もグッと広がるでしょう。

「視野が広がり選択肢が増えるため、心理的な余裕が出る」というメリットが受けられます。

学校に通いながらキャリアの構築も可能です。

得た知識を活かして独立してみるという人もいます。

修了したことは貴重な経験としてその後の人生に活かせるでしょう。

大学院の教授にアドバイスを求めることもできます。

自分の価値を見失っている人やキャリアデザインができない人こそ、社会人大学はおすすめです。

選択肢を増やして自分のキャリアを作るきっかけにしてみてはいかがでしょうか?

【社会人大学院の転職】社会人大学院を修了した時の履歴書の書き方

社会人大学院を修了した後の転職活動を進める上で、まずは履歴書の書き方を確認しておきましょう。

社会人になってから大学院に入ったことは、履歴書に必ず記載するようにしてください。

大学院を修了したことは、自分の最終学歴を正しく示すのに必要な情報です。

一般的に保有されていることが多い学士よりも上位に位置する、修士や博士であることはマイナスになることはありません。

上位の学歴を有していることも含め、自身の努力をアピールする材料の1つですから、積極的に書くようにしてください。

記載方法ですが、学歴欄に正しく記入するだけです。

入学年と修了年も記載して、注記として在職中に修了した旨を明記しておけば、職歴との齟齬もなくなります。

退職して大学院に入った場合は、そのままの流れで記載して問題ありません。

残りの欄は通常と同じように記載しましょう。

【社会人大学院の転職】転職面接での自己PRのやり方

社会人大学院を経験した人の経歴は人とは違いますから、自己PRではそのことについて触れて話すと効果的です。

まずはなぜ社会人として働きながら大学院に通うことにしたのかの理由を明確に示しましょう。

そしてそこで学んだことや得たスキルをPRし、それを入社後にどう活用するかを話してください。

特に学部卒だけでは培うことのできないプレゼン力やマネジメント能力、思考能力についてアピールできると効果的となります。

注意が必要なのが、頑張ったアピールに徹しないことです。

自分の時間を割いて勉学に励んだことや、修士や博士の学位を得ていることだけをアピールしても、それは専門的知識やスキルを得るための過程や結果に過ぎません。

入社して、会社に貢献する人材であることが、アピールが必要な要素です。

【社会人大学院の転職】社会人大学院に行く際の注意点

社会人大学院に進学する前に、勘違いしている人が多い可能性があることについて触れておきましょう。

無事に大学院を修了したとしても、この勘違いによってその後の転職が成功しなかったということにもなりかねません。

会社を辞めて入学しても新卒にはならない

社会人大学院を卒業した人がしがちな勘違いとは、大学院の卒業後は新卒として企業の求人に応募できるということです。

これは完全に間違いで、一度でも社会人経験をしている人は新卒として応募することはできません。

社会人経験が3年未満であれば第二新卒枠で、それ以外であれば中途採用枠で応募するのが一般的です。

ただし、扱い方は企業によって異なる場合があり、社会人経験をしていてもあらためて大学院を卒業したのであれば新卒枠として扱ったというケースもあります。

厳密にはどの枠で応募すれば良いかは、転職エージェントや企業の担当者など、相談できる人に聞いてみましょう。

10年後になりたい自分をイメージして大学を選ぼう

社会人大学院への進学を実施するのであれば、中長期的なキャリアプランを立てて行動することが重要です。

自分が今いるキャリアをブラッシュアップさせて高みを目指すのか、まったく違ったキャリアに進むキャリアチェンジに踏み切るのか、このどちらかを決めてから大学院を選ぶことをおすすめします。

10年後の自分を想像し、大学院で学んだことを生かしたキャリアプランを歩んでいるかを具体的にイメージしましょう。

ここのイメージが具体的であればあるほど、理想のプランと大学院で身に付けたい知識との齟齬を埋めることが可能です。

仮に10年後のキャリアプランに大学院で学んだことを必要としないのであれば、大学院に行かないという選択肢も現実のものとなります。

【社会人大学院の転職】自己価値を高める方法

大学院に進んだ実績を無駄にしないためにも、常に転職市場における自分の価値を高めることを意識しましょう。

自己価値を示すためには、自分がどれだけの能力を持っていて、どのような経験を積んだかを表すことが有効です。

この両者が掛け合わされることで、高い自己価値が明らかになります。

20代は能力を磨き、30代は経験を積む

経験は時間に比例して多く積むことができるものです。

そのため、一般には20代ではそれ以上の年代と比較して不利になりやすいです。

そこで重要なのが、20代の内は能力を磨くことに注力することとなります。

社会人大学院に通うことも、能力を磨く有効な手段です。

そして社会人大学院での経験を生かして、30代での経験へとつなげていきましょう。

そうして磨いていきたい実力は、これから示すポータブルスキルです。

論理的思考

論理的思考とは、物事を筋道に沿って整理して分かりやすく考える思考となります。

ビジネスの場においてはあらゆる場面で必要となるスキルですから、どのような業界や職種を目指すにしても、持っておくべきスキルです。

論理的思考力が高いと、プレゼンや提案の場に生かすことができて、両方の力を高いレベルで発揮できます。

この能力を磨き上げるなら、まずは日々の会話で発しがちな抽象的な言葉を、具体的な言葉に換えて使いましょう。

そして目の前の問題から本質的な課題を見つけ出し、それに対する自分の答えを示す癖を付けてください。

物事を本質から具体的に考えられるようになって、論理的思考が養われます。

理解力

ビジネスの場における理解力とは、物事を形成している要素や状況を正確に把握する能力です。

1つの大きなプロジェクトがあったとして、それを見る立場や視点によってはプロジェクトの何を司っているのか分からなくなってしまいます。

それを正確に把握して、最終的にどう組み上がっていくかを見る力も理解力です。

理解力を高めるなら、まずは関わっている仕事に関連したことへの知識を深めることと、物事を見つめる視野を広げることから始めましょう。

そうして得た情報から先を見通すことを意識すると、乱雑に絡み合った情報の先を読んで全体像を組み立てる力を付けられます。

問題解決能力

問題解決能力を高めるには、高い論理的思考を用いて物事を捉え、それに対する解決策を常に考えられるようになることが必要です。

論理的思考を鍛えれば、それがそのまま問題解決能力の下地になります。

しかしながら、それだけでは問題解決には至りません。

問題解決に踏み込む部分の力を付けるなら、自分の考えを第三者視点から批判的に捉える思考を身に付けましょう。

クリティカルシンキング(批判的思考)と呼ばれるのですが、これを続けられると、自分の思い込みを捨てた状態で物事を見る力が付きます。

先入観がない状態であれば、論理的思考によって導かれた的確な解決先を示すことも可能です。

人を巻き込む力

人を巻き込む力とは、味方を増やす能力とも表現できます。

取引先や身内の人間を自分のビジネスに巻き込んで、スムーズに業務を進めていくためのスキルです。

大きく分けて2つの能力があって、1つがチーム内の意見をとりまとめて集束させるファシリテーション、もう1つが立場が違う相手とWin-Winになるゴールを目指せる交渉力です。

ファシリテーションは会議のゴールを全体の士気が上がる形に導く力で、理解力や論理的思考力の他に、質問する力や聞く力が求められます。

交渉力は相手のことを理解する力と論理的思考が合わさることで大きく発揮されます。

行動力

「行動力」を身につけることは極めて重要です。

社会人は基本的に身の回りのことは自分でしなければいけません。

行動を起こさなければ何も前に進まないですよね。

悩んでいたり行動が遅れてしまうと、時間が無駄になりチャンスを逃すことになってしまいます。

リスクを考えることは大切ですが、挑戦してからわかることもたくさんあります。

身につけたい能力やしておきたい経験がある人は、すぐに行動に移すべきです。

結果を見直し、修正して再度チャレンジすることで課題も乗り越えていけるでしょう。

行動に移して自分の価値を高めていきましょう。

基礎体力

社会人は体調管理ができないと務まりません。

病気をしたり精神的に病んでしまうと、働いたり好きなことができなくなったりしますよね。

そのためには「基礎体力」を養っておく必要があります。

体力をつけるためには、日々の生活に運動習慣を取り入れましょう。

疲れにくくなり、体型も美しくなっていきます。

また食生活を見直して栄養バランスを考えた食事をとりましょう。

疲労が回復しやすくなり、病気にもなりにくくなります。

ストレスを溜めないためにリフレッシュすることも大切です。

肉体と精神の疲労は連動します。

精神的な疲労は体を壊す原因にもなるので、趣味や娯楽に当てる時間も確保するとよいでしょう。

体力がつけば長期的に働けます。

すぐに始められることから積極的に取り入れましょう。

【社会人大学院】転職は転職エージェント

大学院修了後の転職で活用すべき転職サービスを紹介します。

「転職エージェント」です。

転職者のサポートや相談役として、内定までの面倒を見てくれます。

大学院修了後のキャリアに不安がある人は、修了したことを活かせるキャリアデザインのアドバイスをしてくれるでしょう。

特に「アゲルキャリア」がおすすめです。

24時間相談や問い合わせを受け付けており、素早く対応してくれます。

転職を成功させたい人はぜひ利用してみましょう。

まとめ

社会人大学院に通うことについて徹底的に解説しました。

学校に通うメリットや目的を理解し、仕事と両立しながら学ぶ姿勢が大切です。

学校選びは慎重に行い、お金や時間は余裕をもって準備しましょう。

働き方や学校の通い方は人によって異なります。

自分のキャリアや生活に合う方法を探し、転職につながるような社会人大学院生活を送ってください。

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