飛び込み営業のコツ|訪問前と訪問時に使える15の営業テクニックやつかみトークまで徹底解説

飛び込み営業のコツ|訪問前と訪問時に使える15の営業テクニックやつかみトークまで徹底解説

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録

アポなしで営業をかける飛び込み営業は、入り口でシャットアウトされてしまったり断られる回数が多かったりと、精神的に「きつい」と感じやすい業務です。

とくに営業としてスタートしたばかりの新人営業の方は、毎日数十件訪問して飛び込み営業をしてもなかなか数字に結びつかず苦戦しているのではないでしょうか。

今回ご紹介するのは、飛び込み営業でアポ率・受注率を上げる15の営業テクニックです。

訪問前の事前準備から訪問後のアフターフォローまで順を追って解説しているので、流れに沿って飛び込み営業をすることができればアポ率・受注率が上がることが期待できます。

飛び込み営業のテクニックに苦戦している人はぜひ最後までお読みください。

目次目次を全て表示する

飛び込み営業とは

まずはじめに、飛び込み営業の概要をご説明します。

飛び込み営業とは、アポなしで見込み客に訪問することで自社のサービスや商品を提案する営業手法です。

自社のサービスの見込み客となる層をリスト化し、順番にアポなしで訪問して回ります。

名刺はもちろん、自社のパンフレットや販促品を持って回ることが多く、運よく決裁者に会えれば自己紹介からサービスの紹介をします。

なお、約束を取り付けている商談とは違うので、話を聞いてもらえるか否かは決裁者に会うまでわかりません。

受付の時点で断られてしまう方が多く、煙たがられてしまうことの方が多いでしょう。

そのため、ほとんどの営業は訪問前に緊張してしまい、「辛い」と感じてしまうことも事実です。

多くの営業が「飛び込み営業が苦手」と感じる理由

実は営業職に従事するほとんどの人が飛び込み営業を苦手としています。

その理由は、断られることが大半であることから精神的に「辛い」と感じやすいことと、打率が悪いことです。

飛び込み営業では、ほとんどの場合開口一番に断られます。

さらに、アポ率や受注率も低いです。

たとえば100件訪問して1〜2件受注できるかどうかといったレベルなので、なかなか実を結ばないことに落胆してしまう人も多いです。

また、ニーズがあるかどうかわからない状態で訪問をしているので、「どうせ迷惑に思われるだろう」という先入観が先行してしまってネガティブな気持ちになりやすいということもあります。

結果さえ出れば「やっててよかった」と思えますが、なかなかそうはいきません。

多くの人が気持ち的な部分で「苦手」と感じてしまうのです。

【飛び込み営業のコツ】訪問前の5つの準備

飛び込み営業でまずやっておきたいことが事前準備です。

事前準備が整っているかどうかで、その日のアポ率・受注率が変わると言っても過言ではありません。

この項目でご紹介する5つのコツは、飛び込み訪問の前に準備しておきたいことです。

高度なスキルがいるものではなく、営業として最初に覚えるべき基本的な事前準備です。

ぜひ次の飛び込み営業から実践してみてください。

トークスクリプトの準備

トークスクリプトは、飛び込み営業時に話すときの台本のようなものです。

これを作成しておくと、行き当たりばったりな営業トークで混乱することがなく、スラスラと言えるようになります。

会社によってはすでに飛び込み営業用のトークスクリプトを用意しているところもありますが、なければ自分なりに作成してみましょう。

ただし、自分で作成するときは必ず先輩営業に手伝ってもらいましょう。

売れている営業が使っている話法を取り入れれば、より打率の高い営業ができるでしょう。

以下3つのポイントを抑えればどんなシーンでもスラスラと会話ができるようになるでしょう。

ポイント

・フローチャート形式で作る

・よくある質問に対する回答を用意しておく

・よくある断られ方に対する切り返しトークを用意しておく

作成できて時間に余裕があればロープレで実際に話してみることをおすすめします。

資料やタブレットの準備

飛び込み営業にはサービス資料やチラシを持っていくことが基本ですが、加えてオリジナルのペライチチラシなどを持っていくのもおすすめです。

たとえば、お客様が読んで「ためになる」と感じられるような情報などです。

扱っているサービスが人材だとしたら、毎月の採用市場の推移などを持っていくなど。

採用戦略のヒントになりますし、自社の人材サービスを「やってみようかな」というきっかけにもなるでしょう。

訪問先の情報の準備

法人営業の場合は特に訪問先の企業情報を調べることをおすすめします。

ホームページなどから従業員数や業態などを把握しておけば、アイスブレイクで会話をするときにスムーズです。

また、自社のサービスで訪問先企業にどう課題解決できそうかの把握をすることもできます。

もし決裁者に会えた場合、事前に調べて提案できそうな内容を想定しておけば具体的な話に持っていくこともできるでしょう。

訪問先の情報を調べるときにみておきたいポイント

ポイント

・経営者の情報(SNSなどで趣味などをみておくこともおすすめ)

・IR情報

・従業員数

・展開予定の事業について(自社サービスをどのフェーズで提案できそうかを想像すると良い)

・他社と差別化している実績など

アイスブレイクの準備

アイスブレイクとは、具体的な営業に入る前の軽い雑談です。

いきなり営業トークを始めると相手は警戒してしまうので、アイスブレイクで場を和ませてから本題に入るというのが営業の鉄則です。

アイスブレイクの内容は、相手が興味を引きそうな話題がおすすめです。

法人の場合は事前に調べた訪問先企業の情報などをもとに話すと良いでしょう。

たとえば、以下のような話が無難でしょう。

memo

・訪問先企業の業界の時事ネタ

・訪問先企業の新サービスについて

・訪問したときに目についたものを褒める(表彰状や目立つインテリアなど)

なお、アイスブレイクでNGとされている話題は、政治・宗教・スポーツ(どこのチームが好きかなど)です。

価値観の違いが思わぬトラブルに発展することもあるので注意しましょう。

身なりの準備

人は会って3秒で印象が決まると言われています。

飛び込み営業の場合はとくに第一印象の良し悪しで話を聞いてもらえるか否かが決まります。

たかが見た目、されど見た目です。

次のポイントは訪問前にチェックしておきましょう。

ポイント

・寝ぐせがついていないか

・口臭は大丈夫か

・スーツやシャツにシワや汚れがないか

・靴に汚れがないか

・ネクタイが曲がっていないか

・メイクがよれていないか

・きつい香水を付けていないか

・ストッキングが伝線していないか

また、見た目を整えることに加えて、笑顔のトレーニングもしておくと良いでしょう。

顔の筋肉が凝り固まっていると自然な笑顔が作れず、「うさんくさい」という印象を持たれてしまうかもしれません。

1件1件の扉を開けるときに、120%の笑顔を意識できるようにしましょう。

【飛び込み営業のコツ】訪問時の10のテクニック

ここからは、飛び込み営業の訪問時の営業テクニックや意識したいことを10通りご紹介します。

少し多いですが、今からご紹介する方法は営業に慣れていない新人からでも取り入れられるテクニックです。

ぜひこれを抑えて飛び込み営業の打率を上げましょう。

決裁者に会える時間帯を狙う

飛び込み営業をしても決裁者に会えなければ具体的なアプローチができません。

相手が法人の場合は経営者、個人の場合は一家の主人がいる時間帯を想定して訪問しましょう。

細かくいうと業種や家族構成によって違うので、以下を意識して訪問時間を工夫してみてください。

ポイント

・飲食店経営者…14〜16時の間

・クリニック経営者…午前と午後の診療時間の間

・小さなお子様がいる個人宅…15〜16時の間(保育園の迎えや家事で忙しい時間以外)

なお、把握が難しい場合は、「個人宅は10〜11時・13〜16時までの間」「法人は10〜11時・13〜15時の間」が突然訪問しても失礼ではない時間帯なのでおすすめです。

名刺獲得数にこだわろう

決裁者に会えて具体的な営業アプローチができなかったとしても、名刺交換は必ず行いましょう。

名刺さえあれば後からメールや電話で再度アプローチすることができるためです。

飛び込み営業の目的は、その場で受注することではありません。

見込みのありそうな顧客に絞って自分の管理顧客を増やすことも目的なのです。

名刺を獲得することができれば管理顧客が増えるので、まずはそれを目標に営業活動をしましょう。

笑顔で堂々と振る舞う

飛び込み営業は第一印象の良し悪しで話を聞いてくれるかどうか左右されます。

無表情やビクビクしながら入ってくる営業は警戒されやすいですし、断られやすい傾向にあります。

逆に笑顔で堂々とした余裕のある雰囲気の営業は信頼されやすく、耳を傾けてくれることが多いです。

営業は、相手の事業や生活がより良くなるためのサービスを紹介しにきているわけなので、申し訳ない態度ではなく堂々と入りましょう。

最初から売り込みしない

最初からガツガツ売り込んでしまうと、「面倒くさいな」という印象を持たれてしまい断られやすくなってしまいます。

アイスブレイクで場を和ませたり、話すよりも聞く方を意識したりと、ガツガツした印象を抑えて接しましょう。

なお、営業が顧客と会話をするときの「話す:聞く」の割合は3:7くらいが良いとされています。

一つの話題を話したら、その2倍3倍の量を質問できるようにしておくと良いでしょう。

落ち着いてゆっくりと話す

早口の人は焦っている印象もありますし、高圧的な態度に感じられてしまいます。

声のトーンは若干低めに、ゆっくりと落ち着いて話すようにしましょう。

落ち着いて話す人は余裕があって安心感を与えることができます。

ただし、ゆっくりすぎても「頼りなさそう」といったイメージを持たれてしまう可能性もあります。

適度なスピードを把握するためには、社内の先輩に協力してもらいながらロープレをしたり、トークスクリプトを話しているところを録音して聞いてみるなどして調整しましょう。

質問も挟みながら話す

営業トークで会話のキャッチボールができるとお客様は飽きません。

営業側が話しすぎないように、ときどきはお客様へクエスチョンの話を投げかけましょう。

質問はYesかNoで答えられる内容ではなく、具体的な回答が返ってくるような内容がベターです。

たとえば人材系の営業だとした場合、「御社ではどのような採用活動をおこなっているのですか?」など。

具体的な回答が聞ける内容なら、課題解決できる提案をその場でできる可能性もありますし、次回のアポイントにもつなげやすいです。

資料にスパイスを加える

資料は自社のパンフレットだけではなく、少し手の込んだものを用意しておくと良いです。

たとえば、自社サービスの内容に絡んだ時事ネタをまとめた手作りの資料や、パンフレットに一言コメントを書くなどです。

もし決裁者に会えなくて資料だけ置いて帰ったとしても、手書きのメモが入った資料なら目を通す可能性があります。

次回のアポイントを取る

飛び込み営業は、ただ単に営業して帰るだけですと印象に残りません。

決裁者に会えて具体的な会話ができた場合、次回のアポイントを取り付けて継続的な提案ができるように工夫しましょう。

お客様の課題が聞けた場合は、「社内に持ち帰って解決策を練ってからまた伺います。

1週間後にまたお時間いただけませんか?」などと次回の訪問日を決めておくと、具体的な商談の場につながり、成約率が高くなります。

次回訪問時までの宿題をもらう

決裁者に会えた場合は宿題をもらうつもりで次回の訪問につなげましょう。

具体的なヒアリングをおこなった後、「この分野に関して、何か欲しい情報はありますか?」とお客様が課題に感じている点や欲しい情報を引き出します。

次回また伺うときに解決策となる情報を持っていけば、改めて会話の時間を設けることができて商談にもつながりやすいです。

訪問後のお礼メールは当日中におこなう

名刺交換ができたお客様には、「突然のお伺いにもかかわらずお話いただいてありがとうございました」といった旨のお礼のメールを送りましょう。

「鉄は熱いうちに打て」ということわざがあるように、当日中にメールをすればお客様も覚えてくれやすいですし、お礼メールを送る営業=丁寧といったイメージを持たれやすくなります。

もし興味を持ってくれたお客様がいたのであれば返信してくれる可能性もありますし、成約率はさらに高くなることでしょう。

【飛び込み営業のコツ】訪問後にやるべき3つのこと

ここからは、飛び込み営業の訪問後にやるべきことについて紹介していきます。

訪問時のテクニックも大事ですが、訪問後のきめ細やかなアクションが飛び込み営業の確度をぐっと上げてくれます。

飛び込み営業が成果につながるように、訪問後にやるべきポイントをきっちり押さえていきましょう。

営業活動を振り返る

営業活動を振り返ることは、今回の商談の課題や改善点を見つけ出すことにつながるので、必ず行うようにしましょう。

営業活動を振り返るメリットはいくつかありますが、まず成果の確認ができます。

自分の営業成績や目標達成率などを把握することで、自分自身の成果を客観的に認識できます。

そうすることで、目標達成するために何をやるべきかが見えてくるようになり、戦略的に営業活動を行えるでしょう。

振り返りの良いところはできなかったことだけでなく、よかった事象ともしっかり向き合えることです。

創意工夫した点やよかった点を把握することで、次の飛び込み営業や次回のアポに活かすことができます。

予定を立てて、スケジュール管理する

飛び込み営業した後は、次の営業計画を立て、スケジュール管理していきましょう。

飛び込み営業を経て、接点が作られたにもかかわらず、次のアクションがなあなあになっているのは非常にもったいないことです。

熱量があるうちに状況確認の連絡をするなど、ネクストアクションを決めて、いつ実行するかまで計画しましょう。

スケジュールを細かく決めておくことで、時間の無駄を省くことにもなりますし、緊急の対応もしやすくなります。

余裕ある計画と行動は、効率的な営業活動や顧客との信頼関係の構築にもつながりますので、心がけていくと良いでしょう。

訪問結果や情報を記録

訪問した後は営業活動の記録を細かくつけるようにしましょう。

数をこなすとなると、こういった営業活動の記録を残していくことがおざなりになるかもしれません。

しかし、営業の記録や情報は今後の営業活動において財産ともなります。

訪問した企業や顧客の情報、商談内容、アポイント結果など細かく記録することで、次の訪問や商談でより効果的なアプローチができるといえるでしょう。

過去の情報にアクセスしやすくしておくことは、自分だけでなく、会社にも利益をもたらします。

引き継ぎや共有時に効率的に情報提供でき、チームとして営業成果の最大化を目指しやすくなります。

【飛び込み営業のコツ】明日から生かせるつかみのトーク

ここからは飛び込み営業時に使えるトーク術について説明します。

飛び込み営業においては、いかに短い時間で警戒心を持った相手を聞く姿勢にさせられるかが重要です。

そこでポイントとなってくるのが、トークスキル。

相手を聞かせる姿勢にできるつかみのトークについて、ここからは説明します。

配慮の言葉

サービスや商品の紹介など本題に入る前に、まずは「ご都合よろしければ」「お忙しいところ申し訳ありませんが」といった配慮の言葉を添えるようにしましょう。

飛び込み営業では、相手が忙しい時間に訪問してしまうことも往々にしてあります。

そのような場面において、相手を思いやるような配慮の言葉をかけることで、相手の警戒心も低くなるでしょう。

飛び込み営業で会話を始める際には、まず配慮の言葉からスタートさせることを心がけてみてください。

偶然を装う

飛び込み営業では偶然を装うのも一つの手段です。

偶然出会った自分のために時間を使って、サービスや商品を提案してくれると思わせることで話を聞く姿勢にしやすくなります。

その際に「素敵な雰囲気のオフィスでしたので」「目を惹くデザインの住宅だったので」といった言葉で偶然を装うと良いでしょう。

そもそも偶然を装う理由として、1件1件営業をかけるローラー作戦だと相手方に思わせない目的があります。

「他のついでに営業にきた」と相手に悪い印象を持たれないためにも、偶然を装った方がいいこともあるのです。

質問をする

会話をつなぐコツとしては、自分の話を中心に進めていくのではなく、相手にも話をさせることです。

そのためには、相手が興味ありそうな内容や話しやすそうな内容に対して質問をしてみてください。

接点のない相手と話す際には、「天気」「近況」「ニュース」「地域」「身体」「趣味・仕事」をテーマに質問してみると良いでしょう。

また、質問する際は「YES」か「NO」で回答できる質問(クローズドクエスチョン)でワンクッション挟んだ後に、自由に回答できる質問(オープンクエスチョン)すると相手側も話す体制を作りやすくなります。

特別感を出す

相手に印象を残すために、特別感を出すのもおすすめです。

では、どうやって特別感を出すのかというと、まずはテンプレート的な対応をしないことが重要です。

相手の名前をしっかり呼びながら対応したり、特別な割引などはしっかりと伝えたり、目の前にいる相手に対してその場だけでも徹底的に寄り添うと、相手から信頼を得やすくなります。

飛び込み営業する際には流れ作業のようにならないよう、一つひとつの営業訪問に注力しましょう。

【飛び込み営業のコツ】明日から使える魔法のフレーズ

つかみのトークについて説明しましてきましたが、飛び込み営業をする際にどうすれば魅力的なトークができるのかわからないという方もいるでしょう。

ここからは、飛び込み営業で相手の心をぐっと掴める魔法のフレーズを紹介します。

つかみのトークを細かく散りばめられそうにないという方は、魔法のフレーズだけでも覚えておいて営業活動時に取り入れてみてください。

限定感を出す「ここだけの話」

つかみのトークでも話したように、特別感は相手の興味をひく上で重要です。

そこで「ここだけの話」というワードは、特別感を演出するのにピッタリです。

とくに限定感をだす「ここだけの話」は、特別な割引やお得なプラン(パック)などを紹介するときに効果的です。

営業初心者の人であっても、「ここだけの話、このお値引きは何月までなんです。

次回あるかは分かりません」など、その人しか知らなさそうな情報として演出できるので、心理的にも今購入や申し込みしないともったいないと感じてしまいます。

そのほかにも「今だけ〇〇」などの表現も、特別感を演出する上では使い勝手が良いです。

共感性を出す「私も〇〇です」

相手を聞く姿勢にするには、心理的な距離感を縮めていくことが肝要です。

そこで使えるのが「私も〇〇なんです」と言う共感性を表すフレーズ。

つかみの雑談や商談の中で共感できる部分があれば、1〜2回ほど使ってみましょう。

共感のフレーズは使い過ぎてしまうと、相手に不信感を与えることもあるので、1回の訪問時での多用は控えましょう。

多数派を醸す「~な人が多いです」

「〜〜な人が多いです」といった言葉も魔法のフレーズのひとつです。

なぜ他の人も同じ行動をしていると伝えることが良いのかというと、多数派同調バイアスといって、周りの人たちの行動に合わせてしまう心理状態になりやすいからです。

他の人もしていると思うと、相手にとっても納得しやすく、判断材料にもなります。

誠実さを出す「率直に申し上げると〜」

誠実な対応をしてくれる人には、心を開きやすくなります。

商談のなかでは、相手方から商品のメリットだけでなく、デメリットを聞かれることも。

デメリットを告げる際には、「正直に申し上げると〜」という前置きをおいて、正直に伝えましょう。

正直な印象を与えられるかどうかで、相手から受け取られる印象も変わってきます。

【飛び込み営業のコツ】落ち込まないためのマインド

ここからは、飛び込み営業を苦痛に感じないためのポジティブマインドについてご紹介します。

飛び込み営業は玄関先や受付でシャットアウトされてしまうことの方が多いため、精神的に苦痛を感じる人も多いことでしょう。

しかし、考え方を変えることで落ち込みにくい強いメンタルにすることができます。

今回ご紹介する5つのポジティブマインドをもとに、心を軽くしていただければ幸いです。

断られることは当たり前ととらえる

アポなしの飛び込み営業が対峙する相手は、ニーズがあるかないか分からない見込み客です。

そのため、ニーズがなくて断られてしまうことだってたくさんあります。

また、営業に来られることを面倒と感じる人が大半なので、ニーズがあったとしても「結構です」といった回答が返ってくることでしょう。

しかし、断られてしまったからといっていちいち落ち込んでいてはキリがありません。

どれだけ営業上手なトップ営業でも、飛び込み営業の現場では断られるケースだってたくさんあります。

「普通は断られるものだ」「話を聞いてくれればラッキー」くらいの気持ちで楽観的にとらえてみましょう。

良い出会いにだけ目を向ける

100件訪問して99件ダメだったとしても、1件の良い関係性が見つかればそれは大きな成果。

こうしたコツコツ積み重ねることが将来の既存顧客に成長するので、ダメだった99件にばかり目を向けていてはいけません。

「たった1件の優良顧客に出会うための活動」ととらえて、良縁を探すつもりで地道に行動を重ねましょう。

売りに来ているのではなく課題解決の提案に来ているととらえる

どうしても押し売りのような気がしてしまいますが、本来営業がやっている仕事のゴールは自社商品を使ってもらうことでお客様の課題を解決することです。

無理に売り込んでいく行為ではなく、お客様の利益になるような提案をする良いおこないなのです。

煙たがられてしまうことが多いため、申し訳なさも感じてしまいますが、迷惑をかけにきているわけではありません。

「申し訳ない」という気持ちは捨てて、ポジティブな姿勢で提案しましょう。

何も考えない時間を作る

「疲れたら休む」ということが営業の仕事において良好なメンタルを保つ鉄則マインドです。

ガツガツとひたすら行動する行動力は確かに大事ですが、人間誰しも疲れや不安は感じるものです。

そのネガティブな心が蓄積されると思わぬ病気に発展してしまったりもするので、適度に休みましょう。

飛び込み営業の合間に、コンビニやカフェで10分程度休憩をとるなどをしてみてください。

何も考えない時間を作ると、頭がリセットされて気持ちが軽くなりますよ。

【飛び込み営業のコツ】やってはいけないNG行為

最後に、飛び込み営業の仕事で絶対にやってはいけないNG行為をご紹介します。

今回ご紹介する4つのNG行為は、一歩間違えると法に抵触してしまう危険性もあります。

一生懸命飛び込み営業に臨んでいたとしても、度を超えれば迷惑行為。

実際に飛び込み営業から「不退去罪」や「特定商取引法」などの法律に触れてしまい、トラブルに発展してしまったケースも少なくありませんので、細心の注意を払ってのぞみましょう。

相手の意思に反して居続ける行為

相手が迷惑そうにしているのに、居座ってひたすら営業トークにいそしんでしまうととても迷惑です。

断られても「ぜひ買ってください」と言い続けたり、そのまま滞在し続けてしまうような行動は絶対にNG。

飛び込み営業には粘り強さが必要ですが、「迷惑」と紙一重であることも忘れずにいてください。

頑張りが仇となって不退去罪に発展してしまわないように注意しましょう。

不退去罪とは

不退去罪は、住居やオフィスから退去を求められているにもかかわらず、居座り続ける行為による罪です。

これはれっきとした刑事罰で、悪質な訪問販売営業が不退去罪に問われたケースも存在します。

個人宅訪問でカメラに映らない行為

個人宅訪問への飛び込み営業の場合は、インターホンを鳴らすところから営業が始まります。

最近ではほとんどの家庭でカメラ付きインターホンを導入していますが、このときは必ずカメラに写るように配慮しましょう。

インターホンを鳴らしたのに体や顔が見切れていたりした場合、大抵の人は警戒してしまいます。

インターホンを鳴らしたら、まずは一礼。

相手が出たらまた一礼して笑顔で挨拶をしましょう。

なお、カメラごしだと表情がわかりにくくなります。

実際に会っているときよりも無表情にみられることが多いので、自分が思っているよりも120%くらいの笑顔を作れるように意識するとベターです。

また、声も聞こえづらい可能性があります。

ゆっくりと落ち着いたトーンで、抑揚をつけながら話すように工夫しましょう。

嘘の約束を振りかざす

営業行為において嘘をつくことは絶対にNG。

例えば個人宅で奥様が出たときに「先日は旦那様とお話しさせていただいて、本件進める方向でまたお伺いしたんです」などと虚偽の話をすることです。

嘘をついてまで無理やり話を聞いてもらおうという行為は、詐欺と言っても過言ではありません。

法にも抵触する可能性がありますし、道徳的にも悪い行いです。

なお、これは飛び込み営業に限らず、商談やプレゼンでも同様です。

目先の数字にとらわれてしまうと事実に基づいて正しい方法で営業活動にのぞんでください。

集合住宅での声の大きさ

訪問先がアパートやマンションの場合、あまり大きな声で話していると迷惑ととらえられてしまいます。

本来、飛び込み営業の場合は元気に明るく挨拶をするところから始まりますが、場所や時間帯をわきまえないとただの礼儀知らずなので気をつけましょう。

また、大きい声でマンションを順番に回っていると、

「次はうちに来るかも。居留守しよう。」と構えられてしまい、インターホンを押して出てきてくれる確率も減ってしまいます。

集合住宅に飛び込み営業をかける場合は、笑顔は保ったまま声のボリュームを少し抑えながらゆっくりめに話すと良いでしょう。

【飛び込み営業のコツ】よくある質問

ここまで飛び込み営業のコツやNG行為などについて説明してきました。

ここからは、飛び込み営業でよくある質問をいくつかピックアップしました。

最初の第一声はなんと言えばいい?

訪問して最初の第一声は、何を声かければいいか迷うこともあるでしょう。

通常の訪問のように、挨拶と社名と名前をまずは伝えてください。

その中で「業界ナンバーワン」「業界最大手」「〇〇ランキング1位」といった冠情報は、初対面では避けて、商品紹介時に伝えましょう。

女性の方が成功しやすいって本当?

「男性より女性の方が飛び込み営業は成功しやすいのか」という噂がまことしやかに囁かれています。

結論、この噂は本当です。

と言うのも、男性よりも女性の方が初対面で相手の警戒心を下げる傾向があるからです。

相手方から話を聞いてもらいやすいと言うのは、飛び込み営業をする上では有利になります。

そのため、女性の方が初対面で柔らかい印象を持たれやすく、飛び込み営業が成功しやすい傾向があります。

時代遅れのように感じる飛び込み営業はなぜなくならないのか?

飛び込み営業はしばしば時代遅れといわれることもありますが、営業手法のひとつとして多くの企業で採用されています。

採用される理由としては、数をこなせば成約につながる可能性も十分にあるからです。

また、ターゲット層によってはオフラインでしか情報を得られないこともあります。

そのようなターゲットの方々に情報を提供できる場として、飛び込み営業は有効な手段となります。

どうしても「きつい」と感じたら飛び込み営業のない仕事へ転職もあり

本記事では営業手法のひとつである、飛び込み営業のコツについて説明してきました。

紹介してきた飛び込み営業のコツを押さえれば、成功率が低いと悩んでいる方も改善できるかもしれません。

しかし、人には向き不向きもあり、コツを押さえても業務そのものが辛いと感じている人もいるでしょう。

そのような場合は、転職を検討してみるのもひとつの手段です。

飛び込み営業の手法そのものが辛い場合は、テレアポやインサイドセールスといった別の営業手法の営業職を検討してみましょう。

もしも営業そのものが辛い場合は、別の職種への転職も検討してみるのもいかがでしょうか。

もしも次の転職先を見つけるには転職エージェントへの登録がおすすめです。

転職エージェントなら、プロのアドバイザーがご自身にぴったりの会社を紹介してくれます。

今の仕事で辛いと感じる部分ややりたいこと、適性をみた上で求人の斡旋をしているので、入社後のミスマッチも防げることでしょう。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます