転職の一次面接で出す合格サインとは？面接官の言動から合格の見極めと対策

転職の一次面接を受けたときに、「実際に合格サインとかあるの？」「面接官の表情が固いから不合格かも」と悩む人が多いのではないでしょうか。

結論から言うと、一次面接で合格・不合格は面接中のサインで判断できることができます。

とはいえ、紹介する合格サイン・不合格サインは必ずではありませんが、一つの基準になるでしょう。

そこで、この記事では転職の一次面接で合格サインを出してもらうコツや、不合格サインを出されたときの対策を紹介します。

本記事を読めば、合格サイン・不合格サインを見極めることができ、面接を有利に進めることでき希望の企業から内定がもらえます。

転職活動の一次面接で出る合格サインとは？

企業によって、面接中の面接官の反応や表情で合格・不合格サインが含まれています。

実際に、面接官も人間なので転職者の印象が良ければ、人柄を引き出そうとして話を深掘りしたり盛り上がったりするでしょう。

逆に、印象が悪ければ興味をもたれなくなり話も盛り上がることはありません。

ただし、上記のような対応をされたからといって、必ずしも合否が分かれるわけではありません。

面接官の表情で不合格かもしれないと判断できれば、挽回しようとしたり良い印象を与えられるように尽力をつくしたり対策ができます。

面接中に挽回するためにも面接官の対応を理解しておき、対策方法を知っておきましょう。

転職活動で一次面接に出される合格サイン14選

転職活動の一次面接で出される合格サインは以下の14個です。

あくまで一例ですが上記のサインが出た場合、自信をもって面接を進めてください。

それぞれ解説していきます。

面接の時間が長い

面接の時間が長くなれば、合格の可能性が高いサインだといえます。

一般的に一次面接の所要時間は30分～1時間でおこなわれます。

事前に知らされた面接時間より長ければ、面接官が転職者に興味をもち、話を聞いてみたいと感じているサインです。

面接官が話題を掘り下げようとしたときや、熱心に質問をされたときは、積極的に会話を弾ませましょう。

企業や面接官に好印象な回答ができれば、一次面接を通過する可能性は高くなります。

住んでいる場所を聞かれる

面接の質問で「どこにお住まいですか」「本社から自宅まで遠いですか」など、プライベートな質問をされることも合格サインの一つです。

面接官は合格と判断すれば、通勤にかかる時間や通勤経路などを把握して、より具体的な話をしたいと考えています。

明るい雰囲気になる

面接の雰囲気が明るくなると合格の可能性が高いでしょう。

自然な会話が続いたり、違和感のないテンポで面接官と話せている証拠だからです。

どちらかが一方的に話をしてしまうと、圧を感じる場合や話が長い場合があるので会話量は双方同じになるように意識しましょう。

メモを頻繁に取っている

面接官が頻繁にメモを取っている行動も合格サインの一つです。

頻繁にメモを取る理由は、転職者に興味をもっているからです。

さらに二次面接、三次面接と続く場合は、次回の面接官の参考になるようにメモを残す必要があります。

そのため、メモを頻繁に取っている場合は合格サインといえるでしょう。

企業の良いところアピールされる

面接官が企業の良いところや従業員の話をしてくれる場合も好感触です。

合格と判断した面接官は、働くイメージを膨らませるために転職者に企業の情報を伝える可能性があります。

また質問だけで終わらず、面接官から話をたくさんしてもらえるのは合格に近い証拠です。

目を見て最後まで話を聞いてくれる

目を見て最後まで話を聞く場合も合格の可能性が高いです。

面接終盤まで目を見て話を聞いている面接官は、転職者に興味を持っています。

面接中に不合格が決まれば、書類を無駄に見て聞き流す面接官もいるようです。

しかし、合格が決まりそうな転職者に対しては、最後まで目を見て話を聞きます。

聞き終わってからメモを取り出すと合格に近い証拠です。

次の選考や採用後の話をされる

面接の途中で、次の選考や採用後の話をされたときも合格サインの可能性が高いです。

合格と決まっていない転職者に対して、入社後や採用後の話はしません。

興味を持たれ魅力に感じたからこそ、将来の話をしたり次の選考の話が出たりします。

必ずしも合格というわけではありませんが、少なくとも面接官は好印象を持っているといえるでしょう。

他社の応募状況を聞いてくる

面接中に他に受けた会社の応募状況を聞かれる場合も合格サインの可能性が高いです。

他社の応募状況を把握し、優秀な人材を先に確保しておきたいからです。

優秀な転職者が他社に行くことは、会社としても避けたいです。

他社に行ってしまう前に、優秀な人材を早期に確保することが大事になります。

そのため、他社の応募状況を確認して、内定が出そうな状況であれば素早いアクションを企業はとるでしょう。

社風に合うと言われる

会社から「うちの会社の社風に合っている」「こんな仕事で活躍してくれそう」と言われたら、合格サインと判断しても良いでしょう。

"社風に合う"というのは、"会社に適性がある"という意味と同じです。

会社は適性がある人を採用したいです。

わざわざ転職者に伝えるということは、合格である可能性が高いです。

次の選考日程を調整する

次の選考日程を調整する話が出た場合、合格サインと判断しても良いでしょう。

転職者に魅力や興味がなければ、次の選考日程について話しません。

しかし、合格と決まって聞かれる場合と、まだ合格が不合格か悩んで聞かれるケースも多くあります。

そのため、日程調整を聞かれても、気を抜かずに最後まで緊張感を持って面接を受けましょう。

面接に希望部署の人がいる

面接官の中に希望する部署の人がいると合格の可能性があります。

採用部署が在席する面接は、直接人柄を確認したり日程調整をしたりする狙いがあり、直接採用されることもあります。

応募している部署の代表者が集まっている面接もあります。

また、最初から同席してなくても、面接官が優秀だと判断すれば希望部署の従業員を呼ぶケースもあります。

質問を突っ込まれる

面接で質問を突っ込まれて聞かれた場合は、合格に近い証拠です。

面接官が回答に対して、「どうして？」「なんで？」と深掘りしてくるのは、転職者に対して興味がある証拠だからです。

そのため、質問への回答だけでなく、根拠となる理由を用意しておくようにしてください。

握手を求められる

面接の最後に握手を求められれば合格の可能性が高いです。

印象がない応募者や興味がない応募者に対しては、握手などは求めないからです。

面接官から「今日はわざわざ遠いところからありがとう」という言葉と共に握手を求められます。

その時は、「こちらこそ、貴重なお時間ありがとうございました」と添えて握手をしましょう。

国の外交の場で握手する意味は有効の証です。

面接の握手は「これからよろしく」という思いが込められています。

そのため、握手を求められた応募者は合格の可能性が高いでしょう。

グループ面談の場合に自分ばかり質問される

グループ面接の時に、自分ばかり質問されると合格サインととらえても良いでしょう。

面接官はグループの中で、興味がある人や優秀な人の話を聞きたいからです。

時間が限られている中で、複数の人から均等に質問をすると優秀な人を見つけにくいです。

そのため、興味がある人には回答に対する深掘りをして多く質問します。

ただし、転職者の回答があいまいであれば何度も質問せざるを得ないです。

そのため、質問が多いからといって必ず合格するとは限らないので、気を抜かないようにしましょう。

転職活動の一次面接ででる不合格サイン11選

転職活動の一次面接でだる不合格サイン11個紹介します。

上記に当てはまるサインは不合格であることが多いです。

ですが、合格になるチャンスもあります。

不合格サインが出たとしても、あきらめるのではなく、挽回できるように対策しましょう。

それぞれ解説していきます。

面接時間が極端に短い

不合格者は面接時間が短くなりがちです。

理由は、面接官が興味や魅力がなければ聞きたいことがないため、面接時間が短くなります。

面接官の仕事は面接だけではありません。

他の業務もあるので、早く面接を終わらせて自分の業務を優先したいと思っていることも考えられます。

合格が決まっている場合でも、面接時間が短い可能性もあります。

ただし、面接時間だけの判断は難しいので最後まで諦めないでください。

面接官の反応がない

面接官の反応がなかったり、薄かったりすると不合格サインの可能性が高いです。

理由は、興味がない人と判断されたからです。

当然興味がある人の話は聞きたいと思うので、さまざまな質問をします。

興味がない人や不合格と判断されれば、聞く耳を持たない面接官がいるのも現状です。

そのため、面接官の反応がない場合は不合格サインととらえても良いでしょう。

面接官がメモをとらない

面接官がメモをとらない場合は、落ちる可能性が高いです。

理由は、メモを取るほどの話ではないと判断されているからです。

面接官は転職者に関心があると、次回の選考に向けてメモをして忘れないようにします。

ただし、面接官によってメモをするタイプが異なります。

面接官によっては合格者の話もメモを取らないこともあるでしょう。

逆に不合格でもメモを取る面接官もいるので、あまり気にしなくていいです。

当たり障りのない質問をする

面接官から当たり障りのない質問があったときは注意しましょう。

面接はある程度時間をかける必要があり、時間稼ぎのために質問している可能性があるからです。

もしも採用したいと考えているなら「どんな上司と働きたいですか？」「仕事で大事にすることはなんですか？」と踏み込んだ話をするでしょう。

ただ、当たり障りのない話でも共通の趣味の話などで盛り上がる場合もあります。

その場合は、人柄を判断している可能性もあるため、合格である可能性もあるでしょう。

よくある基本的な質問しかしない

面接でよくある質問しかない場合、不合格サインといえます。

よくある質問とは以下のようなものです。

面接官は興味がある人や関心がある人には、人柄を知りたいため、踏み込んだ質問をします。

よくある質問しかされない場合は、面接官が興味のある話題や企業に関連する話をしましょう。

身だしなみを注意される

身だしなみを注意されると面接において不利になります。

社会人として身だしなみを整えることは当たり前で、第一印象が悪ければ面接の回答で挽回するしかないでしょう。

面接において身だしなみは重要なため、面接会場に着く前に整えてください。

逆質問の時間がない

逆質問の時間がなければ要注意です。

不合格と決まれば質問の時間が無駄になるため時間を取りません

しかし、企業によって最初から逆質問をおこなわないと決めている場合もあります。

例えば

合否関係なく逆質問をしない場合もあるので、あまり心配しないようにしましょう。

最終面接で採用したくなる逆質問とは？例文や特徴、ポイントを解説

入社後や将来を聞かれない

入社後の将来を聞かれないときは、不合格の可能性が高いです。

採用したいと考えるときはこのような質問をされます。

採用したいと考えている人には上記のような質問をするからです。

キャリアビジョンの質問がなければ、一緒に働くことを面接官はイメージしていません。

ただし、最初からビジョンを聞かない方針の企業もあることも理解しておきましょう。

面接に関係ない話をされる

面接に関係ない話題が出れば、不合格の可能性があるでしょう。

面接官は、「不合格だけど雰囲気が悪くなると口コミで書かれるかもしれないから共通の話をしよう」「雑談して時間を潰そう」と考えている場合もあります。

ただし、入社するには社風に合っているかどうかを見定めるために、あえてプライベートな話をする場合もあります。

最後の質問でアピールポイントを要求される

面接の最後に「最後にアピールとかありますか」「最後に一言お願いします」などアピールを要求されたら、不合格である場合があります。

最後にアピールを求められる理由は、アピールポイントが理解してもれていない可能性があります。

そのため面接官が最後のチャンスを与えてくれたことも考えられます。

しかし、必ず聞くように決めている企業もあるので、必ず不合格になるとは限りません。

合否連絡をメールで送るといわれた

面接の合否連絡をメールで送るといわれると、採用を見送られる可能性があります。

不合格なのにわざわざ電話で連絡する企業が少ないからです。

しかし、受かっても受からなくてもメールで連絡する企業も多いので、あまり気にしなくても良いでしょう。

募集人数が多い企業は、1人ずつ電話で連絡すると手間だからです。

転職の一次面接で不合格サインを出された後の対策

転職の一次面接で不合格サインを出された後の対策を解説します。

不合格サインが出されると諦めたくなる気持が出てくるでしょう。

ですが、そのまま諦めた状態だと挽回できるチャンスを逃す可能性があります。

挽回するためにも今回解説する対策方法を理解しておきましょう。

面接中に気づいても最後まであきらめない

面接中に不合格サインを出されても、最後までやり切りましょう。

「もう不合格だから無理だ」とあきらめてしまうと、面接官に気持ちが伝わってしまいます。

不合格サインはあくまで目安なので、確実に落ちるとは限りません。

最後まであきらめずに熱意をもって面接をやり切ると、挽回できる可能性もあります。

次の面接で挽回できるように対策する

不合格サインを出された場合は、次の面接で挽回できるように対策しましょう。

少なくとも不合格サインが出たということは、自分の行動に何か問題がある可能性が高いです。

次の面接に進める可能性も十分にあるため、対策を進めておきましょう。

二次面接は以上の評価基準が基本とされているので、一次面接より深掘りした回答ができるように対策しておきましょう。

不合格サインを出された原因を振り返る

不合格サインを出された場合は、自分に原因がないか振り返ることが大事です。

面接で不合格サインを出された場合の原因は以下のようなものがあります。

面接を通して、自分の言動や行動を振り返ることで改善するポイントが明確になるでしょう。

面接をおこなうごとに原因をみつけ改善していくと、面接のクオリティが上がっていき内定に近づきます。

名刺の受け渡し方を見直す

面接では名刺をいただくことがあります。

名刺の受け取り方が適切であったか見直しましょう。

名刺受け取る際はビジネスマナーを守りましょう。

自分の話が長すぎないか見直す

面接の回答で自分の話が長すぎないか見直しましょう。

話が長すぎると相手に良い印象を与えません。

話をするときは、双方の話の長さが同じくらいになることが大事です。

面接中には面接官と話が盛り上がり、

つい自分の方が長く話してしまうこともあると思います。

それだと面接官に良い印象をもたれないので、注意してください。

応募する求人を探しておく

不合格サインが出た場合は、次の求人を探しておきましょう。

不合格になってしまうと気分が落ち込むと思います。

不合格になっても「縁がなかった」「相性が合わなかった」と割り切ることも大切です。

気持ちが落ち込む前に、次の求人に応募して対策しておきましょう。

転職で一次面接を合格するためのコツ

転職の一次面接を合格するためのコツを6つ解説します。

一次面接を無事合格するためにはコツがあります。

コツを理解しておくと、他の転職者よりも面接を有利に進められ、面接官に良い印象を与えられるので一つずつ見ていきましょう。

マナーや身だしなみを整える

合格するには、マナーや身だしなみは徹底しておこないましょう。

社会人として当たり前なことができていないと、大きなマイナスに繋がるからです。

例えば、シャツが出ていて寝ぐせを直していない状態で面接に行くとどうでしょうか。

入社してもお客様に対して失礼な行動になり、企業の売り上げを下げてしまうと判断されます。

身だしなみやマナーは最低限の努力次第で良くすることができます。

”努力を怠る人”とも捉えられてもおかしくありません。

そのため、身だしなみやマナーには注意して失礼のないようにしましょう。

詳しく知りたい方は以下の記事で確認しておきましょう。

【面接の流れ】転職で覚えておきたい面接の流れとは？マナーやNG行動も解説

自己分析しておく

合格するコツ2つ目は自己分析です。

面接における自己分析は非常に重要です。

自己分析は企業選びや働き方を定めるために必要になります。

自己分析をしないと、志望動機やキャリアプランを聞かれたときに回答できません。

また、回答への熱意を伝えるためにも、必ず自己分析しておきましょう。

自己分析のやり方は以下の記事で詳しく解説しています。

【既卒者】自己分析で大切なこと！具体的なやり方やおすすめのツールを徹底解説

志望動機や退職理由を見直す

一次面接に合格するためには、志望動機と退職理由を見直しましょう。

志望動機や退職理由がしっかり考えられていないと、ミスマッチな応募者として不合格になる可能性があるからです。

複数の企業で面接をおこなう際は、使い回していないか確認してください。

また、使い回していなくても、企業に合った適切なアピールができていないかもしれません。

志望動機や退職理由を詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

【例文あり】転職に成功する保険営業の志望動機とは？作成のポイントや求められるスキルを解説！

企業研究は徹底しておこなう

一次面接を合格するためには、企業研究を徹底しておこないましょう。

企業研究することで、面接官に意欲があると認識してもらえるからです。

企業研究で調べたことを志望動機や退職理由に組み込むことで、熱意が伝わり関心があると思われます。

面接官は企業に興味があるかがわかる質問をしてくる場合もあります。

また、何気ない会話で企業研究をしていないことがバレてしまうので、面接に臨む前に徹底的に企業研究はおこないましょう。

企業研究に関する詳しい記事は以下から確認してください。

業界研究のやり方とは？メリット・ポイント・注意点を徹底解説！

よくある質問に対する回答を準備しておく

一次面接を突破するためには、よくある質問に対する回答を準備しておきましょう。

よくある質問の回答が不十分なら、「簡単に想定できることも準備できない人」とマイナスな印象を残してしまうからです。

例えばよくある質問とは以下のようなものです。

以上のような質問に言葉を詰まらせないで答えられるように対策しておきましょう。

面接における質問を詳しく対策したい方は下記の記事を参考にしてください。

【転職】面接対策基本ガイド｜内定につながるマナーや質問回答例まで解説

話すときの表情や話し方を見直す

面接で話すときの表情や話し方を見直すことも合格のコツです。

面接では表情や話し方は重要であり、第一印象は面接の合否に大きく左右されます。

メラビアンの法則を見ると、いかに第一印象が大事かわかるでしょう。

メラビアンの法則

• 目から受ける取る情報・・・55％
• 口調や声のトーン・・・38％
• 言葉や内容・・・7％

上記の法則から身だしなみや表情、声のトーンが人の印象に大きな影響を与えることがわかります。

面接を受ける前に明るい表情や、聞き取りやすい話し方ができるように練習しておく必要があります。

まとめ｜転職活動の一次面接で出る合格サインを見極めよう

転職の一次面接で合格サインが出れば、採用の確率は高くなります。

しかし、合格サインや不合格サインは必ず合否が分かれるわけではありません。

面接が不安であれば転職エージェントを利用して、面接の通過率を上げるべきです。

転職エージェントを利用すれば、面接対策から採用されるまで手厚いサポートを受けることができ、効率的に転職できます。

無事に一次面接を通過するために、勇気を出して行動しましょう。