【例文4選】早期離職の理由を聞かれたら?印象を悪くしない伝え方を紹介!

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転職を考える際は、前職を早期離職している人は、「早期離職していてもスムーズに仕事が決まるか」などの不安が伴うものです。

早期離職ときくと、正直あまり良いイメージがないのが実情です。

最近は多くの人が転職を経験しますが、それでも早期離職のイメージは良いとはいえないでしょう。

マイナスなイメージを持たれてしまうかも…と思えば、再就職するうえでの不安はさらに広がります。

また、面接では早期離職の理由を聞かれる可能性が高いため、転職をスムーズに成功させるには、早期離職の理由の伝え方を知る必要があります。

そこで今回は、早期離職の理由を聞かれたときの対処法・答え方を、回答例とともに紹介していきます。

第二新卒としてスムーズに就職を決めたいと考えている人、前職が早期離職で転職に困っている人などは、ぜひ参考にしてみてください。

【新卒の早期離職】早期離職とは?

新卒として入社したにも関わらず、早いうちに退職してしまった…という人は意外に少なくありません。

昨今は多くの人が転職を経験する時代のため、早期離職→転職といった道を模索している人はたくさんいるでしょう。

しかしそんなとき気になるのは、そもそも早期離職(早期退職)とは、具体的にどのようなかたちでの離職を指しているのかという点です。

「具体的に何日で退職したら早期離職になるの?」「私の場合は早期退職になる?」と疑問を持っている人は多いでしょう。

早期離職の定義は法律などで具体的に決まっているわけではありませんが、一般的には入社から3年以内に離職したときを指す場合が多いです。

そのため「1年で辞めた」「入社後半年で退職した」などのケースは、一般的には早期離職の扱いになります。

転職の際は面接でなぜ早期離職したのか聞かれる可能性が高いため、必要以上にネガティブな印象を与えないように、うまく対策することが大切です。

【新卒の早期離職】早期離職の理由は?

ではここからは、早期離職でよくある理由について整理していきましょう。

早期離職を決める理由にはさまざまなものがあり、人によってケースバイケースではありますが、一般的には以下のような理由がよく挙げられます。

早期離職を決める理由

・労働環境・条件面での不満

・人間関係での不満

・業務内容に関する不満

上記の点に不満やミスマッチがあった場合、多くの人は早期離職を検討します。

転職の面接でその理由をそのまま伝えて良いかどうかは状況によりますが、それぞれの理由について詳細をチェックしていきましょう。

労働環境・条件面での不満

早期離職する人は、多くの場合、労働環境や条件面に不満を抱いて辞めるケースが多いです。

ワークスタイルや具体的な待遇、職場環境にかかわる問題で、たとえば以下のような理由が挙げられます。

具体的な待遇、職場環境にかかわる問題

・給与が少ない

・残業が多い

・休日出勤が多い(休みが取れない)

・正当な評価を受けられない

・理不尽な辞令が出た

・新人に対する教育体制が成り立っていない

・サービス残業が多い

・入社前に聞いてきた条件と話が違っている

・ワークススタイルが合わない(リモート、フレックスタイムなど)

労働環境やワークスタイル、待遇などは、入社前に提示されるため、それを了承したうえで入社に至る場合が多いです。

しかし書面で聞いていた条件と実際に経験する働き方には、さまざまなギャップがあります。

残業が多いことを承知で入社したとはいえ、実際に経験してみたら想像以上に心身への負担が多く大変だった…というケースもあるかもしれません。

また、教育制度が機能していないことや評価制度に正当でないことなどは、入社しなければわからないものです。

条件や待遇面に不満があれば、どれだけ仕事にやりがいや興味関心があったとしても、仕事を続けていくのは難しいでしょう。

人間関係での不満

早期離職の理由には、ほかには人間関係があります。

職場における人間関係は、快適に働くためには非常に重要な要素になります。

会社の人とは毎日のように顔を合わせるため、うまくいかない問題などが出てくれば、仕事を辞めたいと考えるようになっても無理はありません。

具体的には、以下のような不満が挙げられます。

人間関係での不満

・同僚や先輩、上司とそりが合わない

・パワハラやモラハラを受けた

・職場全体の雰囲気が合わない

人と人なので、職場ではしばしば相性の悪さにより人間関係のトラブルが起こります。

苦手な人が何人かいるだけで仕事に行きたくなくなることは珍しくないでしょう。

それが頻繁に接する上司、先輩であればなおさらです。

また、人間関係トラブルにはパワハラやモラハラなどの問題もよく見られます。

ほかには職場全体の雰囲気が合わず(性格的にのんびり仕事をしたいが、職場はいつも仕事に追われピリピリしているなど)、早期離職に至るケースもあるでしょう。

職場全体の雰囲気が合わないと、そこにいる職場のメンバーとも、自然と良好な人間関係は構築しづらくなります。

業務内容に関する不満

早期離職の理由には、ほかには業務内容に関する不満も少なくありません。

仕事を快適に続けていくうえで、どのような業務の仕事をするかという点は非常に重要です。

毎日のやりがいに関わるため、業務内容に不満があれば、仕事を続けていくことが非常にストレスに感じられます。

具体的には以下のような理由が挙げられるでしょう。

業務内容に関する不満

・仕事にやりがいを感じられない

・希望の仕事をやらせてもらえなかった

・仕事が難しくてついていけない

・自分の性格や価値観的に仕事が合わない

・今の仕事に興味関心を持てない

お金を稼ぐために…と割り切っているつもりでも、やりがいを感じられない仕事、興味関心を持てない仕事を続けていくのは意外に困難です。

最初は我慢できても徐々にストレスは蓄積されていくため、それが限界に達したときに離職を考える人は少なくないでしょう。

会社や業界自体には強い興味を持って入社したものの、なかなか希望の部門の仕事をやらせてもらえず、結果として不満が溜まって早期離職に至るケースも多いです。

【新卒の早期離職】早期退職の理由を聞くのはなぜ?

早期離職から再就職を目指す際は、面接の際に聞かれやすい早期離職の理由について注意する必要があります。

「早期離職の理由を聞かれたら、うまく答えられるか不安…」と感じている人も多いでしょう。

では、そもそも面接官はなぜ早期離職の理由を聞くのでしょうか。

具体的な理由には、次の3つが挙げられます。

早期退職の理由を聞く理由

・同じ退職理由で自社を辞めないか

・仕事への思いや姿勢を見るため

・人間性を見るため

このように早期離職の理由を聞くことで、採用担当者(面接官)はさまざまな情報を確認しようとします。

内定を左右する評価に関わることもあるでしょう。

まずは早期離職の理由を聞く理由をチェックしたうえで、答え方の対策を考えていきましょう。

同じ退職理由で自社を辞めないか

面接官が早期離職の理由を聞くのは、同じ退職理由で自社を辞めないか気がかりだからです。

正当な理由があって辞めた場合でも、採用担当者にとって、早期離職した人を雇うにはさまざまな懸念材料があるものです。

採用担当者の不安視

・現状に不満を抱きやすい性格なのかもしれない

・ミスマッチが起こらないようにするための適性の精査が甘いのかもしれない

このように採用担当者は同じ理由で退職されるケースを不安視します。

企業にとって早期離職は、無駄な採用・教育コストを消費することになるため、できれば避けたいものです。

早期離職者をゼロにすることはなかなか難しいですが、少なくするに越したことはありません。

だからこそ早期離職の経験がある人にはその理由を詳しく聞き、次は問題なく長く働けそうかチェックしているのです。

仕事への思いや姿勢を見るため

早期離職の理由を聞く理由には、仕事への思いや姿勢を確認したいという企業の意図があります。

仕事にやりがいを感じられない・興味が持てないなどの理由で早期離職を決める人は少なくありません。

しかしやりがいや興味などが原因で早期離職をした場合、採用担当者からは、「仕事に真摯に向き合う姿勢が足りない人なのかもしれない」と思われる可能性があります。

採用した結果、同じように「やりがいがない」と思われて結局早期離職が起こるのでは、企業が採用に慎重になるのは当然でしょう。

だからこそ採用担当者は、早期離職の理由を聞きつつ、仕事への姿勢や向き合い方を確認するのです。

採用後は自社に対して真摯に向き合って業務をこなせるのか、仕事に対する考え方を見ているといえます。

人間性を見るため

早期離職の理由を聞くことには、人間性を見たいという企業の心理も関係しているでしょう。

早期離職の経験がある人は、傾向として、ネガティブな印象を持たれることが多いです。

特に1か月などの短い期間で仕事を辞めている人は、「トラブルを起こしやすい人なのかもしれない」と思われることも少なくありません。

また、人間関係が原因で早期離職に至った人も、人間性にやや問題があると思われることがあります。

「自分自身がトラブルの原因だったのかもしれない」「他人との協力やコミュニケーションに、不安要素があるのかもしれない」と感じれば、企業も採用をかなり慎重に考えるものです。

会社を円滑に回していくためには、社員同士の思いやりや気遣い、そして助け合いが必要です。

そういった協力社会の中に問題なく溶け込んでいけるのか、早期退職の理由を聞きながら細かくチェックしているといえます。

【新卒の早期離職】早期退職理由の伝え方

早期離職のあとに転職を考えるときは、書類や面接対策として、早期離職理由の伝え方に注意が必要です。

実際に、ネガティブなイメージを与えないための伝え方がわからない…と困っている人は多いでしょう。

早期離職の理由を伝えた結果、マイナスな印象を持たれれば、実際に選考で不利になってしまう可能性は十分にあり得ます。

具体的には、以下のポイントに注意して、伝え方を工夫することが重要です。

伝え方の工夫

・ポジティブに伝える

・嘘をつかない

・自信を持って明るく話す

・志望動機と結びつけて話す

・前職の悪口を言わない

上記の点を意識して理由を伝えれば、実際にネガティブ寄りな理由で早期離職した場合でも、印象は悪くならないものです。

では、伝え方のポイントを一つひとつ見ていきましょう。

ポジティブに伝える

早期離職の理由は、可能な限りポジティブな表現に言い換えて伝えるようにしましょう。

物事はある程度ポジティブな印象になるように言い換えができるため、嘘や誇張表現にならない範囲で、伝え方を工夫することは重要です。

また、ネガティブな理由で早期離職したとしても、最終的にポジティブな表現で締めくくれば印象は格段に良くなります。

たとえば業務内容が合わず辞めた場合は、次は自分に合う仕事に真摯に取り組んだうえで、積極的に成長していきたいという意思表示をするのが望ましいでしょう。

ネガティブな理由や事情があったとしても、表現や伝え方がポジティブであれば、悪い印象はそこまで強くならないものです。

「やりがいを感じられなかったため、辞めました」というように、ネガティブな印象だけで理由の部分を締めくくらないようにしましょう。

嘘をつかない

早期離職の理由を伝えるときは、嘘をつかないように注意しましょう。

嘘をついて取り繕っても、ふるまいや答え方などでばれてしまう可能性がありますし、その後入社できてもミスマッチにつながる可能性があるからです。

たとえば人間関係が嫌で逃げるように早期離職してしまった場合、できる限り理由は隠したい…と感じるかもしれません。

離職した時期が早ければ早いほど、嘘をついてなんとかごまかしたいと感じる心理は伴うものです。

しかし、繰り返しになりますが、どのような理由でも伝え方を工夫すれば、悪い印象はそこまで残りません。

嘘をついた結果「嘘かもしれない」と疑われてしまうほうがよほどマイナスな評価になるため、事実を隠すのは避けましょう。

また、完全に嘘をついて転職しようとすると、結果としてまたミスマッチを引き起こす原因になります。

再び早期離職することにならないためにも、嘘をつくことは控えたいところです。

自信を持って明るく話す

早期離職の理由を聞かれたときは、まず、自信を持って明るくはきはきと話すことが大切です。

理由から伝わるネガティブな印象には、伝えるときの態度や話し方も関係しています。

ややネガティブに感じられやすい早期離職の理由でも、はきはきと明るく伝えれば、悪い印象は残りにくいものです。

また、少しでも自信のない態度を見せてしまうと、「本当は後ろめたい理由があって、今は嘘をついているのでは」と疑われる場合があります。

反対に明るく話せば、「人柄的に問題はなさそうだから、どうしても仕事を続けられない理由があったのだろう」と感じてもらえるでしょう。

そのため早期離職の理由を聞かれたときは、明るく対応をすることを大前提として忘れないようにしましょう。

志望動機と結びつけて話す

早期離職の理由を尋ねられたときは、志望動機を結びつけながら話すことも重要です。

最初は早期離職の理由を素直に回答したうえで、今の思いを話し、将来的な展望も含めて志望動機につなげていく流れです。

早期離職の理由がネガティブなものだったとしても、志望動機の説得材料になり得る可能性があるからになります。

たとえばやりがいがないことを理由に辞めた場合でも、志望先企業・業界への興味関心を最終的にアピールし志望動機につなげれば、早期離職のネガティブな印象はかなり薄まるでしょう。

採用担当者にとっては志望動機の印象のほうが強くなり、志望動機の内容次第では高評価につながる可能性も期待できます。

前職の悪口を言わない

志望動機の理由を伝えるときは、前職の悪口を言わないように気をつけてください。

実際に、前職でパワハラに遭ったり不当な評価を受けたりなど、トラブルがあった人も多いかもしれません。

結果、面接でもつい前職に対してネガティブな言葉を発してしまうこともあるでしょう。

しかしながら、前の会社の悪いところをわざわざ面接で言及しても、メリットはありません。

むしろ「不満を持ちやすい人なのかも」「入社後はうちの会社も悪口も言うのでは」と思われる原因になるため、悪口にはデメリットしかないといっても過言ではないでしょう。

そのため前職を悪く言うことは避け、何があって離職したのか、事実のみをただ伝えれば問題ありません。

自分自身のことではなく前の会社のことでも、ネガティブな表現・言葉を使うと印象が悪くなる原因になるため、極力ポジティブな表現で回答することを意識しましょう。

【新卒の早期離職】退職理由のおすすめ回答例

早期離職の理由・原因を伝えるときは、今回紹介してきたような伝え方のポイント・注意点を意識する必要があります。

伝え方を工夫すれば悪い印象は残りにくいため、どのように伝えるのかは事前にしっかり考えておきたいところです。

なお、早期離職の伝え方を考える際は、早期離職理由の回答例が参考になります。

そのためここからは、早期離職のおすすめの回答例文を紹介していきます。

早期離職のおすすめの回答例文

・給与等の待遇面での不満

・人間関係での不満

・働き方に対する不満

・業務内容に対する不満

上記のパターンに分けて回答例を紹介していくため、早期離職の理由の伝え方に困ったときは、ぜひ参考にしてみてください。

<回答例①>給与等の待遇面での不満

前職では営業部門に所属しており、法人営業チームで売上に貢献してきました。
売上に貢献すればするほど評価につながり、より大きなプロジェクトのメンバーにも加われるようになるとの話があったため、常に成績を意識しながら動き、チームでトップの成績を記録させていただいた時期もありました。
しかし前職の評価制度は、事実上年功序列に基づいて実施されており、勤続年数の長いメンバーが多いチームが、最終的には会社で最も評価されていました。
そのような環境下では、実績を積み上げることに正直やりがいやモチベーションを見いだすことができず、離職する決断に至りました。
この経験を通じて、私は実績が正当な評価につながる環境で、自分の成長を促していきたいと考えるようになり、今回御社を志望した次第です。
御社は、営業でどのような成績を出したのかによって、細かく評価を出しているとうかがっています。
そのような評価制度が若手社員の方の高い満足度向上につながっていることも聞いているため、入社させていただければ年齢や経歴を問わず活躍できることに、今からすでに期待しています。

<回答例②>人間関係での不満

私は前職の全体的な雰囲気が合わないと感じ、早期ではありますが、離職を決断いたしました。
前職はチームワークやコミュニケーションよりも、自身と向き合いながら成長につなげていくことを重視する社風でした。
そのため一つひとつの業務も個人で行うことが多く、周りとのやり取りが日常的に不足しているせいもあってか、職場全体の空気は慢性的にピリピリしていました。
私は幼い頃から団体スポーツに精力的に取り組んできたのもあり、チームで一つのことを達成する雰囲気を好むため、前職は考え方の相性が悪いと判断し、別の道を選択したいと考えました。
御社はチームでの連携や、上下関係を意識せず周りを思いやることを大事にしていると聞いています。
団体生活やコミュニケーションを好む私の価値観は、御社のような職場環境でこそ活かせるのではないかと考えています。
団体スポーツに加えて大学時代は寮生活をしてきたため、周りへの気遣う姿勢には自信を持っています。
入社した際は、周りと積極的にコミュニケーションを取り、いち早く円滑に会社を回していくことに貢献していきたいです。

<回答例③>働き方に対する不満

前職は長時間残業や休日出勤が多く、ワークライフバランスを整えながら快適に働くことができませんでした。
業務を進めるうえでは資格取得のための勉強や、今後社会人として成長するためのビジネスマナーの実践も必要だったのですが、残業や休日出勤が多いなかでそれらの時間をまともに取ることは難しかったです。
業務に追われて時間がないにも関わらず、スキルアップに時間を費やせないことについては叱られてしまうことも多く、悪循環に陥っていました。
私は快適に長く働いていくためにはワークライフバランスの取れた環境こそが大事だと考えており、前職でそれを整えることは難しいととらえ、退職を決めました。
ワークライフバランスが整えば、空き時間をスキルアップのために有効活用できますし、業務のパフォーマンスを高めるために十分な休息を取ることができます。
私は御社の、社員のプライベートこそ尊重すべきという考え方に共鳴しており、プライベートを充実させて業務に還元しているからこそ生産性が高いことに、強い関心を持っています。
入社後は仕事とプライベートの両方を大事にしながら、スキルアップの時間を積極的に設け、高いパフォーマンスで業務に従事したいと考えています。

<回答例④>業務内容に対する不満

前職を早期離職した理由は、より自分自身に適した職種にキャリアチェンジしたいと考えたためです。
私は前職で営業職に従事しており、新規顧客開拓のために飛び込み営業を数多くこなしてきました。
もともと事務職希望でしたが、人員配置の都合でどうしてもしばらくは営業職でいてほしいとの打診があり、せっかくの縁を無駄にしたくない思いもあったため営業職として挑戦しようと考えました。
もともと営業職を希望していたわけではなかった分、飛び込みには非常に苦労しましたが、目標とする成績トップの先輩のやり方を積極的に真似る方法で、売上には積極的に貢献し、先輩に並ぶ成績を出せた月もありました。
しかしながら、異動の関係で上司が変わった際に、私に対する「しばらくは営業職で、のちに事務職へ」という話はうやむやになってしまいました。
営業職としてそのままキャリアアップすることも考えましたが、私は昔から縁の下の力持ち的なポジションを務めることにやりがいを感じていたため、自身に適した部門でスキルを発揮したいと考え、退職を決意いたしました。
御社の事務職は、黙々と仕事をするのではなく、コミュニケーションや周りから学んで成長することを大事にしていると聞いています。
私の営業職の経験は御社に入社した際も積極的に活かせると感じているため、ご縁をいただけた際は、スキルと経験を活かして皆さまをサポートしていきたいと考えています。

【新卒の早期離職】実際、早期離職者はどのくらいいるのか?

早期離職後に再就職を目指す際は、実際のところ早期離職者はどのくらいいるものなのか、気になるところです。

転職経験者の数は年々増しており、早期離職からの転職者の数も近年は少なくありません。

そのためここからは、新卒の早期離職者のデータを詳しくチェックしていきましょう。

データとして積極的にチェックしたいのは、厚生労働省が発表している「新規学卒者の離職状況」です。

厚生労働省では新卒社員の在職期間別離職状況を毎年集計しており、このデータを参照すると、早期離職者の数の現状がわかります。

なお、令和2年に大学を卒業し就職した人(新規学校卒業就職者)の総数は、458,464人でした。

このなかで1年目で離職した人は48,541人、2年目での離職者は51,715人、3年目での離職者は47,760人で、3年以内に離職した人の合計は148,016人でした。

この結果をまとめると、令和4年の新卒社員の3年目までの離職率は32.3%になります。

※令和3年以降の新卒社員はまだ1年目または2年目のため、「3年目までの離職率」については正確なデータがなく、最新データは令和4年入社の新卒社員のものです。

なお以前の年を見ても、3年目までの離職率はおおよそ30%強を記録しており、令和4年の新卒社員だけが特別離職が多かったり少なかったりすることはないようです。

これを見ると、おおよそ3人に1人の割合で早期離職していることがわかります。

早期離職は意外に起こりやすく、転職市場において第二新卒者を歓迎する風潮があるのも頷けるでしょう。

【参考】新規学卒者の離職状況|厚生労働省新規学卒者の離職状況|厚生労働省

まとめ

早期離職の理由は、転職の面接では高い確率で聞かれる質問になります。

企業には同じ理由で辞められることを避けたい心理があるため、なぜ早期離職に至ったのか気になるのは当然といえます。

ほかには人間性を見たい、働くときの姿勢や仕事への価値観をチェックしたいなどの意図もあると考えられるでしょう。

そのため転職をスムーズに成功させるには、早期離職の理由をうまく伝えることが大切です。

ネガティブな理由をネガティブな表現のまま伝えてしまうと、マイナスな評価につながりやすくなるため、伝え方や表現には十分に注意したいところです。

明るく自信を持って伝えることで、好印象につなげることも忘れないようにしましょう。

回答の仕方については、必要に応じて回答例を参考にすることも大切です。

どのような伝え方が良いのか事前に整理し、早期離職の理由も気持ちよく回答できるように、転職の準備を万全にしましょう。

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