【例文あり】人材派遣営業の職務経歴書とは?書き方を解説

【例文あり】人材派遣営業の職務経歴書とは?書き方を解説

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はじめに

職務経歴書は、転職やキャリアアップなどの際に、これまで自分が積み上げてきたキャリアを企業に伝える重要な書類です。

職務経歴書の書き方や、伝え方を理解し、適切に記載することで、仕事に対する熱意や意欲を企業へしっかりと伝えられるようになります。

この記事では、人材派遣営業の分野で転職を考えている人向けに、職務経歴書のくわしい書き方を紹介します。

具体的な例文も紹介していますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

【人材派遣営業の職務経歴書】アピールするポイント

人材派遣営業の業務には、法人顧客向けの営業と派遣スタッフに対するフォロー業務があります。

それぞれの業務について、自己PRができるようにしましょう。

職務経歴を記載する前に、職務要約を記載しておくと、企業の採用担当者に伝わりやすくなります。

自分がこれまで担当してきた業務や実績などを簡単にまとめておきましょう。

これまでにフォローしてきたスタッフ数は、マネジメントスキルや調整能力を確認する指標になるため、積極的に記載しましょう。

そのほかにも、営業力や派遣スタッフに対する理解力など、アピールできるポイントがたくさんあります。

1つずつ説明していきます。

営業力

人材派遣営業は、新規開拓が多い傾向にあるため、これまでの営業経験は大きな武器となるでしょう。

人材派遣営業の業務は飛び込み営業を行うことなども多いです。

転職の際の職務経歴書に記載することで、企業側にも高評価をもらえるポイントとなります。

人材派遣営業の業務が大変な理由の1つに、ノルマのきびしさがあげられるでしょう。

特に人材業界は競合が激しく、ノルマがきびしくなる傾向になります。

新規開拓・成約数・売り上げなど、きびしくチェックされる環境で培ってきたスキルは、転職先の企業でも高評価を得られるのです。

人材派遣営業の業務は、企業が求める人材と、求職者の求める条件に合った企業を適切にマッチングさせる仕事です。

そのため、採用する側とされる側の事情を適切に理解していると言えます。

このスキルは、企業の採用担当や企業コンサルなどへ転職する際、とても有利に働きます。

対人理解力

人材派遣営業の業務において、自分の担当する派遣スタッフに寄り添い、話を聞くことも重要な仕事です。

派遣スタッフにも、苦悩や思いがあり、それに寄り添うことも大切な仕事の1つです。

企業は、これまでの経歴だけでなく、あなたの人柄も見ています。

苦悩を共有し、派遣スタッフの悩みを解決するよう努力したことは、仕事面だけでなく、好印象を抱いてもらえます。

これまで担当してきた派遣スタッフに寄り添い、悩みを解決できるように動いた経験のある人は、具体的なエピソードを盛り込んでみるのも良いでしょう。

対人理解力やコミュニケーション能力は、どんな業務においても重要なものであるため、こちらも高評価を得られるポイントと言えます。

工夫

人材派遣営業は、競合が激しく、差別化をするのがとても難しいです。

そんななかで生き残っていくためにも、さまざまな工夫をしてきた経験があるのではないでしょうか。

そういった経験は、転職において大きな武器となります。

どのようにして自社が選ばれるように努力をしてきたのかを示しましょう。

人材派遣営業の業務の多くは、クライアント企業の採用責任者や、経営のトップ層とのやり取りや商談を経験します。

企業の求める人物像などの要点を会話から理解し、自社が選ばれるために、提案の際は工夫をしなければならなかったはずです。

さらに、求職者である派遣スタッフへのヒアリングによって、言語化できない相手の意図を理解するスキルも身についています。

このような経験のある人材は、コミュニケーション能力の高さや、スムーズな意思疎通ができるため、採用企業から評価されるポイントになります。

実績

人材派遣営業の転職の際に重要なのは、これまでの業務での実績です。

できるだけ具体的に、数字で示しましょう。

社内にどれだけの営業担当者がいて、自分がどの程度の順位であったかなどの具体例は、数字を使って記載します。

たとえば、「関東地区営業担当100人中15位」のように記載しましょう。

このように、提示できる実績のある人は、具体的な数字を提示することで、企業も評価をしやすくなります。

派遣会社から転職を考えている場合はこれまでの実績から、スタッフフォローが得意なのか、新規開拓営業が得意なのか、請求単価を上げることが得意なのかを具体的に記載しましょう。

また、プロジェクトで社員として採用された派遣スタッフの人数などを記載するのもおすすめです。

【人材派遣の職務経歴書】書くべき項目

続いて、人材派遣営業の職務経歴書に書くべき項目について解説します。

①職務経歴

職務経歴書なので、この項目は必須です。

②仕事内容(業務内容、取引顧客、営業スタイル)

具体的に、これまでの仕事内容を記載しましょう。

所属や相手企業まで、できるだけ具体的に記載してください。

法人顧客向けの業務と、派遣スタッフに対する業務の両方を記載しましょう。

③業績

これまでの業務でどれだけ会社に貢献できたかを、数字を使いながら具体的に記載してください。

会社への貢献があると、転職の際、とても有利になることは言うまでもありません。

④資格

自分がこれまでに取得してきた資格があれば記載してください。

資格は、自分が持っている技術や知識を証明するものであるため、持っている資格があれば必ず記載しましょう。

⑤自己PR

どのような業務を行ってきたかなど、どの程度会社に貢献してきたかを記載します。

そのうえで、自分がどのような業務を得意としているのか、自分はどのような性格であるかなどの自己PRを記載しましょう。

【人材派遣の職務経歴書】職務経歴書を書くうえでのポイント

人材派遣営業の職務経歴書を書くうえでのポイントを説明します。

応募先企業の印象に残るため、重要なのは、自分のキャッチコピーを考えることです。

たくさんの人が応募している中で、採用担当者の印象に残るかどうかは大きな違いになります。

営業企画の業務を行ってきた中での「対象顧客」と「営業スタイル」を明確にします。

そして職務経歴書を書く際にもっとも重要なのが、企業側の視点で考えて書くことです。

自分の立場ではなく、提出する相手の立場に立って書くことで、より企業に伝わる職務経歴書となります。

一つひとつの項目を細かく解説していきます。

キャッチコピーを考える

職務経歴書を作成するうえで、一貫性があることは非常に重要です。

まずはこれまで自分が行ってきた業務内容を振り返ってください。

どのような業務をどのように行ってきたのか、どんなことを意識して業務に取り組んできたのか、どのようなスキルが身についたのかをしっかりと伝えられるようにしましょう。

そのうえで「自分がこのようなビジネスマンです」と一言で言えるようにします。

軸がぶれないように強調するエピソードやPRができるので、キャッチコピーがあるのは強みです。

このキャッチコピーを使うことで、相手企業の採用担当の印象に残ることができます。

転職活動で相手企業の採用担当の印象に残れれば、大きなアドバンテージとなり、有利に働きます。

「対象顧客」と「営業スタイル」を明確にする

人材派遣営業の業務には「法人営業業務」「派遣スタッフに対する業務」の2種類があります。

法人営業での対象顧客について、どのような工夫を行ってきたのかを記載しましょう。

派遣スタッフに対する業務について、具体的にどのように工夫してきたのかを、例を記載しつつ説明します。

どちらかだけでなく、どちらもそれぞれの工夫を記載すると良いです。

また、営業スタイルによってアピールする力が違います。

新規開拓での営業か、既存の取引先での営業かによって、どのようなスキルが身についたのか、そのスキルをどのように役立てられるのかを具体的に記載しましょう。

新規開拓をメインに行ってきたのであれば、飛び込み営業などに必要なコミュニケーション能力などが高評価のポイントとなります。

企業側の視点で考える

これから応募する企業がどんな業務を行う会社なのか、どのような人材を求めているかによって、職務経歴書でアピールすべきポイントは変わります。

自分がこれまで行ってきた業務を振り返るだけでなく、相手企業の採用担当者の目線で考えながら記載しましょう。

相手が事務職を募集しているのにもかかわらず、接客や営業などの経歴とスキルをアピールしても、的外れなアピールです。

事務職には事務職に必要なスキルが、営業には営業に必要なスキルがあり、それぞれ違います。

自分が受けたい企業や、募集の業務を事前にしっかり研究し、求める人材像に近いアピールポイントをしっかりとアピールできるようにしましょう。

このポイントを押さえておくだけで、相手企業に与える印象は大きく変わってきます。

【人材派遣の職務経歴書】自己PRの例文

ここまで紹介してきたポイントを参考に、例文を紹介していきます。

法人顧客への経験と、派遣スタッフへのフォローの2パターンに分けて紹介します。

人それぞれアピールできるポイントや、どのような業務を行ってきたか異なるので、正解はありません。

しかし、ここまで紹介してきたポイントを押さえれば、より魅力的で印象に残りやすい職務経歴書を作成できます。

次に紹介する例文を参考にしつつ、自分がこれまで行ってきた業務を振り返り、相手企業にとって魅力的な職務経歴書の自己PRを作成しましょう。

法人顧客への経験

私はこれまでの業務で、近年人材不足が問題視されている看護師業界とIT業界にねらいを絞り、営業を行ってまいりました。

人材派遣の商談の際は、まず営業先企業の現状や、現在どのような悩みがあるのかを丁寧にヒアリングし、把握します。

そして、その営業先の悩みを解決するために、どのような解決策を講じれば良いのか、提案をします。

そのうえで、その営業先にコミットしそうな、最適な人材を紹介するという流れで行いました。

営業先へのヒアリングをとにかく丁寧に行い、現状について真摯に聞くことで、営業先との信頼関係を築き上げられるようになりました。

このようなこれまでに培ってきた営業力を活かして、貴社にもしっかり貢献していくことをお約束いたします。

派遣スタッフへのフォロー

私は、人材派遣営業の業務を行ううえで、派遣スタッフの悩みについて、寄り添うように努めてまいりました。

派遣スタッフのなかでも、派遣先の待遇に対する不満や、安定した職種への転職がしたいなどといったさまざまな悩みや、人材派遣会社に対する要望があったのです。

派遣スタッフとして会社に協力してもらえるように、派遣先会社の現状をしっかり教えて、スタッフがやりがいをもって仕事に取り組めそうな職場を選ぶように意識しました。

また、正社員になりたくて転職したい人に対しても、その気持ちをしっかりと認めて、フォローするようにしていました。

このような経験から、マネジメント力や人の気持ちを考える力にはとても自信があり、貴社に入社後も、この力は役立てていけると考えております。

まとめ

人材派遣営業の業務で身につくスキルは、営業力、対人理解力、など多岐にわたります。

また、人材派遣営業の職務経歴書を書く際にもっとも重要なのは、具体的にこれまでの業務について記載することです。

これまでの業務についてしっかりと振り返り、自分の強みを理解することから始めましょう。

そして、相手企業の採用担当者が、どのような人材を求めているのかを理解します。

さらに、これまでの業務の経験で身につけたスキルの中から、どのスキルをアピールすれば効果的であるかを整理します。

この点を押さえて職務経歴書を作成すれば、採用担当者にとってわかりやすく、印象に残りやすい職務経歴書を作成できるでしょう。

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