第二新卒の未経験でも大手は転職できる?自分に合った転職先を見つけよう

第二新卒の未経験でも大手は転職できる?自分に合った転職先を見つけよう

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録

目次目次を全て表示する

はじめに

転職は自分のキャリアをさらにアップさせる重要な機会です。

年齢問わず、そうした機会を有効に活用したいと考える人が多いですが、特に第二新卒に該当する若い人であれば、将来のキャリアプランを考えたときに、未経験の業種へと挑戦することも考えるでしょう。

中には自分が挑戦したい業種の、大手企業への転職を希望するという人もいるかと思います。

しかしながら、第二新卒の未経験であっても、大手企業への転職が可能なのかどうか不安に思うのではないでしょうか。

この記事では、第二新卒未経験の転職について掘り下げて紹介します。

第二新卒未経験で企業への転職が可能なのかどうかや、成功させるためのポイント、さらにメリットデメリットについても細かく紹介するので、最後までぜひ目を通してください。

【第二新卒未経験の転職】未経験で第二新卒の場合は大手は厳しい

結論としては、第二新卒未経験から大手企業への転職は可能です。

ただし、状況としてはかなり厳しく、内定を獲得する可能性はかなり低いと言わざるを得ません。

大手企業も第二新卒の採用には積極的に動いていますが、大手企業は新卒採用の時点で必要な人数を確保できている場合がほとんどです。

したがって、第二新卒で入社できる枠がどの程度あるかについては、全て企業の裁量次第ということになります。

そうした状況において、第二新卒は新卒と比較すると、かなり不利であるのも事実です。

その理由の1つが、実務経験の少なさにあります。

第二新卒は新卒で就職してから3年目までに転職をする人のことを指すのが一般的です。

会社にもよりますが、3年目までというのは一人前として働いていける手前であることがほとんどで、即戦力として期待するのは難しい立ち位置になります。

ビジネスパーソンとしての能力で比較すると、新卒と大きく変わらないという評価をされている可能性も高いです。

ですが、新卒と比べると最長3年程度年上であるため、企業としては、そうした第二新卒の求職者よりも新卒の求職者を積極的に獲得するよう動く傾向が強くなります。

経験者は転職できる可能性がある

未経験の第二新卒が大手企業に転職するのが難しい反面、経験者であれば転職を成功させる可能性はかなり高いです。

大手企業が第二新卒の採用活動を行う場合、応募者同士を比較検討するときに重要になるのが、前職で出している結果になります。

同じ業界に属している会社で一定の成果を出している第二新卒であれば、即戦力として使える可能性が高く、未経験のまま入ってくる新卒や未経験の第二新卒を一から教育するよりも遥かに低コストですみます。

そうした事情もあるためか、同じレベルの学歴や成績の応募者同士を比較した場合、同じ業界、同じ業種から応募してきた応募者の方が採用される確率が高まります。

ただし、将来に期待をして未経験でも採用されるケースも

第二新卒から大手への転職の場合、経験者の方が有利であることには変わりません。

しかし、事業の考え方はさまざまで、全てのケースにおいてこれに当てはまるとは限りません。

企業によっては、未経験の方が将来活躍する人材になる可能性が高いと考え、むしろ未経験者の方を積極的に採用するケースもあります。

そうした場合、仮に未経験のまま内定を獲得したとしても、入社後に受けられる手厚い研修や先輩社員からの教育によって、実際の現場ですぐに活躍できるようなスキルを得ることも可能です。

そのような教育制度がしっかりしている大手企業であれば、経験未経験問わず採用している可能性が高くなっています。

【第二新卒未経験の転職】第二新卒で大手に転職するメリット

未経験の第二新卒が大手企業に転職することは、なかなか難しいです。

しかし、大手企業に転職することは、そうした逆境の中でも積極的にチャレンジするだけの大きなメリットがあります。

第二新卒から転職して、数十年という社会人人生を歩んでいく中で、大手企業に所属していることがどれだけの恩恵を受けられるものなのか、知って損はしません。

思い描いているキャリアプランによっては、大手企業に所属しないと叶えられないものもあります。

大手企業に所属することで得られるメリットにはどのようなものがあるのか、ぜひ知っておいてください。

収入アップが期待できる

大手企業への転職が成功すると、今勤めている会社と比較して年収が上がる可能性が高まります。

第二新卒として入社した直後は実務経験が少なく、同年代の社員と比べると任せられる仕事の数も少ないです。

そのため、給与面などの待遇については、新卒入社の社員とあまり変わらないものになります。

このように表現すると、転職した後は年収が下がるのではないかと不安に思うでしょうが、大手企業の場合、基本給が中小企業と比較して高い場合がほとんどです。

そのため、前職の企業と比較すると年収が高くなる可能性があります。

また、充実した福利厚生によって家賃補助などさまざまな面でのサポートがあるため、実質的な練習については上がっていることが多いです。

実際に企業の戦力として働けるようになれば、成果報酬などが加わっていき、年収の上り幅もどんどん大きくなっていきます。

研修制度が充実している

大手企業ならではのメリットとして、充実した研修制度があります。

中小企業の場合、新人社員の研修に充てられるような人員も予算も確保できないことが多いです。

そのためごく簡易的な研修しか実施しない場合や、研修そのものをせずにいきなり実務に入って行くことがあります。

仮に未経験の業種に挑戦するとなった場合、そうした状況下にある中小企業に入ると、充分なスキルアップができないまま実務をこなすことになり、仕事中に思わぬミスを重ねることにもつながりかねません。

大手企業であれば、予算や人材にかなりの余裕があるため、新人社員を時間をかけて育てることが可能です。

研修を通じて、その業界で働くために必要な知識やスキルだけでなく、ビジネスパーソンとして覚えておかなければならないマナーや、社内でのルールについても教えてもらえます。

社会的信用が高い

大手企業は業界内外問わず広く名前が知られていることがポイントです。

そうした有名な企業であれば将来的にも安心といったイメージが持たれるため、あらゆる面において信頼が得られやすくなります。

企業そのものの信頼度はそのまま、その企業で働く社員の信頼度として見られることが多いです。

その一例が、金融関連の手続きになります。

社会的信用度が高いと、クレジットカードやローンの審査に通りやすいといったことがメリットです。

仮に再転職することになったとしても、前職が大手企業であれば、それだけで有利になるケースも存在します。

取引の面においても、競合相手と比較してネームバリューが高ければ顧客を安心させることができ、スムーズなビジネスを展開することが可能です。

労働基準法を厳守している

企業の中には、俗にブラック企業などと呼ばれる、労働基準法に遵守していない企業があります。

大手企業の中にも、そうした企業がある可能性を否定できませんが、逆に労働基準法を遵守している、いわゆるホワイト企業が多いのも大手企業の特徴です。

労働基準法を遵守している企業の特徴としては、残業時間の短さや休日出勤の少なさなどがあります。

労働基準法では、残業も含めて労働者が働くことができる時間が定められており、これを超過した長時間労働は社会問題になるなど、会社選びの観点においても注目度は高いです。

この他では、所定の勤務時間内で決められた休憩時間が確保されているかも注目しておきましょう。

【第二新卒未経験の転職】第二新卒で大手に転職するデメリット

大手企業で働くことにはさまざまなメリットがありますが、メリットがあれば、当然デメリットがあるのも事実です。

特に未経験の第二新卒が大手企業に転職することが難しい現状、デメリットの方が大きな壁として立ちふさがるケースも存在しています。

デメリットをあらかじめ知っておくことで、どのように対策していけばよいのかが浮き彫りになるため転職に失敗する可能性も低いです。

第二新卒の未経験から大手企業への転職を考えるときには、必ずデメリットについて詳しく把握しておけるようにしておきましょう。

新卒入社より評価が下がる場合がある

大手企業の中には、創業が古く、昔ながらの社風を残している企業が少なからず存在しています。

そうした企業は新卒で入社した、いわゆる生え抜きの社員を優遇する傾向が強いです。

こうした傾向は年功序列式や成果主義問わず、双方に見られます。

一定期間内に収めた成績が同じような数字である場合、生え抜き社員と中途入社の社員とでは、生え抜き社員の方が、早く出世したり、昇給したりします。

第二新卒とはいえ、扱い上は中途採用となりますから、こうした社風が色濃く残っている会社では、生え抜き社員より高い成績を修めなければなりません。

しかし、それでも正当に評価されない可能性も否定できないため、入社前にはその企業の風土がどのようなものなのか、先輩社員からの口コミなどをあらかじめ求人サイトなどで確認しておくことをおすすめします。

業務内容によってはスキルアップが見込めない場合がある

大手企業で働くことで起こりがちなデメリットとして、自分個人のスキルアップが難しくなるケースが存在していることが挙げられます。

大手企業で扱う仕事の規模はとても大きいですが、それをたくさんの人数で分業化して行うのが一般的です。

そのため、自分が割り振られた仕事については経験を数多くこなせるため、大きくスキルアップすることも可能ですが、自分が関わらない仕事については、場合によっては定年退職を迎えるまで関わらない可能性もあります。

自分が関わりたい仕事を担当している部署への異動を願い出ても、会社の規模が大きいからといって簡単に受け入れてもらえるものではありません。

幅広い業務のスキルアップをしたいという場合には、大手企業よりも中小企業の方が向いています。

個人で任される業務範囲が狭い場合がある

大手企業の仕事は、それぞれの担当部署が自分が割り振られた仕事のみをこなして行く形です。

そして担当部署の中でも仕事が細かく割り振られるため、自分が携わる業務の範囲がとても狭い場合があります。

業務内容によっては、流れ作業のようなことを淡々とこなすことも考えられますが、その作業が全体の仕事でどのような役割を持っているのかが、把握しづらいことがほとんどです。

仕事の全体像が見えないということは、自分の仕事のやりがいを感じられにくいということにもつながりかねません。

割り当てられた業務の専門性が高ければ、その分野のスキルアップさせることは可能ですが、誰でもできるような仕事ではない場合、自分の将来に対して不安を抱く用意にもなりますので、注意が必要です。

形式的な会議が多い場合がある

大企業にありがちなことは、形式的な会議や稟議などを重ねていかなければならないことです。

こうした特徴は、企業風土がやや前時代的な大企業に多く見られるもので、俗に大企業病などと呼ばれることもあります。

そうした企業は、意思決定をするために必要な段階が非常に多いことや、全体への意志共有に時間がかかること、社内全体で意志の統一が図りにくいことが特徴です。

このような体制をとっているだけならまだ良い方で、意思決定のために必要なフローをIT化していないと、さらに意思決定までの時間が遅くなってしまいます。

そのようにして。

意思決定までの時間がかかり過ぎることを嫌う場合は、転職活動を始める前に企業風土についてよく調べておくようにしましょう。

年功序列で評価が上がりにくい場合がある

近年では社員の給与額を決める評価基準に成果主義型を取り入れている企業が多いです。

その反面、年功序列の考え方が残っている企業も多く、これもまた、古くから存在している大企業にありがちな特徴となっています。

年功序列は基本的に勤続年数によって評価される人事制度ですから、新卒の社員と比較して最長で3年遅く入社している第二新卒は、どれだけ長く勤めても同じ年齢の新卒入社社員には勝てません。

そうした現実を突きつけられると、仕事に対するモチベーションを保ちにくく、仕事に対してやりがいを感じることができなくなってしまいます。

このような評価制度を嫌だと思うのであれば、応募する前に会社の評価制度について調べておくようにしましょう。

【第二新卒未経験の転職】第二新卒で大手に転職するためのポイント

未経験の第二新卒から大手企業への転職が難しいのは事実ですが。

しかしながら、転職にあたっての準備を積極的に正しく行っていれば、可能性を高めることはできます。

そのためには、自分ができる限りの工夫を施さなければなりません。

心のどこかで妥協してしまうと、難しいと言われている前評判を覆す可能性がなくなります。

最大限の努力をして、やっと未経験の新卒と同じ土俵に立てるものと心得て転職に成功する確率を高めていきましょう。

同じ業界での実務経験を積んでおく

第二新卒の状態から転職したい企業の業種が分かっているのであれば、その業種での業務経験を積んでおくことが有効な手段の1つとなります。

希望している業界の仕事がまったくの未経験であれば、第二新卒から大手企業へ転職することは困難です。

そもそも第二新卒での転職は、最初の入社から非常に短い期間での転職となるため、またすぐに転職してしまうのではないかと、ネガティブな印象を持つ採用担当者も少なくありません。

そんな印象を覆す方法の1つが、いきなり大手を狙うのではなく、最終的に入社したい企業と同じ業界で3年以上の経験を積んでおくことです。

3年以上の経験があれば、即戦力として働くために充分なスキルを有していると見なしてもらえる可能性も高くなります。

即戦力として認めてもらえるだけの実務経験を積むのが可能であれば、転職活動の前に実施しておきましょう。

転職活動をする前に自己分析をしっかり行う

転職活動の成功確率を高めるための基本的なポイントとして、自己分析を徹底的に行うことがあります。

わずかでも社会人経験を積むことによって、学生時代の就職活動とはまた違った形で自己分析ができることがあるので、面倒だと思わず徹底的にやり込みましょう。

自己分析をしっかりと行うことで、自分が希望する企業の選び方について軸を通すことができるようになるので、ミスマッチが起こる可能性を大幅に減らすことができます。

また、自分が本当に大手に就職したいのかや、同じ大手企業でもまったく別の企業名が候補として上がることも充分に考えられることです。

自己分析は仕事の考え方に一本の筋を通すことができるので、面接対策での志望動機や入社した後にやりたいことなどの答えに、一貫性を持たせることができます。

転職時期を調整する

未経験の第二新卒から大手への転職を実現させるためには、転職活動を行う時期についても考慮することが必要です。

第二新卒あるいは中途採用について、企業によっては通年募集を行っていることがあります。

その中で転職が成功しやすい時期としてよく挙げられるのが、1月から3月と、4月から6月です。

1月から3月の時期は、新年度に向けた人材の動きが活発になる時期で、大手企業でも欠員が発生しやすい時期となっています。

4月から6月も、9月ごろに実施される人事異動や、早々と退職してしまった新卒社員の穴を埋めるための人材募集が活発です。

このような理由から、大手企業が人材を求める時期というのはおおむね決まっているので、その時期に合わせて転職活動を実施すると採用される確率も高まります。

書類や面接の準備をしっかり行っておく

転職活動の成功確率を高くするためには、先行活動に対する対策をしっかりと行なっていくことが重要です。

応募書類の作成や面接対策は特に念入りに行うようにしましょう。

応募書類では、自己PRや志望動機が企業に対して自分をアピールする重要なポイントです。

しかし、書類作成をおろそかにしていると、他の誰でもいえるようなありがちな内容しか書くことができません。

同じような内容を書いている応募者は他にも数十人から数百人といます。

その中から自分のことをどれだけ印象に残してもらえるかが重要です。

面接での返答も含めて一貫性のある内容を用意して書いておきましょう。

その方が印象に残りやすいです。

面接の対策としては、模擬面接の練習を何度も何度も繰り返し実施することをおすすめします。

身だしなみや入退室のマナー、座るときのマナーや受け答えの姿勢など、細かい部分までチェックしましょう。

新卒と同じ雰囲気で転職活動をしない

第二新卒と表現していますが、企業の目線では、第二新卒は中途採用とそれほど変わりはありません。

しかも、新卒で入社した会社を3年以内で辞めている人材であるという事実がそこにあります。

したがって、第二新卒という言葉に甘えて学生のときと同じような感覚で転職活動を実施してはいけません。

そのような心構えで臨む転職活動は、高い確率で失敗します。

学生と社会人経験の就職活動で、その差が大きく出てくるのが企業研究の精度と視点です。

自分が実際にその会社で働くことを強く意識できているかによって、どのように企業研究を進めて自分の志望動機を作り上げていくかが大きく変わっていきます。

記載内容に一度社会人を経験した人間ならではの考えが及んでいるかどうかが、学生との違いを表すポイントです。

複数の会社を並行して受ける

転職活動では、応募する企業一社に絞ることなく、できれば複数社応募して同時並行で選考を受けるようにしましょう。

大手企業への転職となれば、希望する会社は複数社設定できないということも考えられますが、その考え方は懸命ではありません。

仮にその大手企業の選考が不採用だった場合。

またはじめから転職活動を始める必要があります。

そうなってしまっては、無駄に時間だけが過ぎていくだけですから、少しでも転職を成功する確率を高めるためにも、複数社同時に選考を受けるようにしましょう。

このときにおすすめなのが、業種や業界はある程度同じ企業を選んでおくことです。

業種や業界が一緒であれば、志望動機や自己PRについて共通して使える部分があるので、ゼロから文言を考える手間が省けます。

やる気や熱意をアピールする

転職活動における応募書類や面接の受け答えを考えるときに、経験者であれば、過去の経験や実績を前面に押し出したアピールができます。

しかし未経験者である場合、実績も何もないので、自分がその仕事をやりたいという熱意を前面に押し出すことが有効です。

自分が応募先企業で働きたい意欲を積極的にアピールしましょう。

このとき大事なのが、抽象的な言葉に頼り過ぎないことです。

自分が思い描いたキャリアプランを参考にして、応募先企業でなければならない理由も交えて説明できると効果的になります。

会社でどのように活躍して、どのような実績を気を上げて行きたいかを具体的に示すことができれば、それだけでも熱意は充分に伝えることが可能です。

転職エージェントを活用する

未経験からの第二新卒で大手の転職を成功させるには、自分1人の力では難しい場合がほとんどです。

ですが、転職をするにあたっては、転職エージェントという心強い味方がいます。

転職エージェントは、応募先起業の選定から、応募書類の添削や面接対策へのアドバイス、実際の受け答えの練習など、さまざまな面でサポートしてくれるサービスです。

転職エージェントのアゲルキャリアは、充実したサポート体制を用意しています。

面談は回数無制限で10時間以上が無料で利用可能です。

最短で1週間という短さで内定を獲得した実績もあるなど、スピーディーな転職活動にも強みを持っています。

丁寧なヒアリングでキャリアプランをともに形成し、意欲度の高いマッチングを実現できる転職エージェントです。

まずは無料相談から気軽に試してみてください。

内定が出てから退職をする

転職活動を始めるにあたって注意したいのが、今の職場で働きながら転職活動を進めていくことです。

今の職場に退職の意思を示すのは、内定を獲得してからにしましょう。

先に今の職場を辞めてしまうことは、大きなリスクとなります。

転職活動はいつ終わるか不明確なものです。

ひと月程度で終わる場合もあれば、半年以上という長期戦になることも考えられます。

転職にかかる時間は、内定を獲得できるかどうかにかかっているので、自分で全てコントロールできるものではありません。

仮に内定が出ないまま今の会社を退職してしまい、空白期間ができてしまうと、その後の転職活動では不利に働いてしまいます。

収入もないため、転職活動に必要な費用を捻出することもままなりません。

特に第二新卒で転職ともなれば。

貯蓄額もそれほど多くない状況が想定されます。

そうした状況を避けるためにも、今の会社を辞めるのは内定が出てからにしましょう。

【第二新卒未経験の転職】おすすめ大手企業はある?

第二新卒が未経験で大手企業に就職するのはなかなか難しいですが、未経験だからこそ歓迎されるような業界や業種も存在しますし、風土や性格によっては、問題なく受け入れてくれるような企業もあります。

そうした企業であれば、たとえ第二新卒の未経験からであっても、充分に内定を獲得することが可能です。

もしまだ、自分が挑戦したい業種や業界が定まっていない場合は、ぜひ参考にしてみてください。

第二新卒の未経験から転職するにあたって、おすすめの企業の特徴を紹介します。

BtoB企業

第二新卒の未経験からでも内定を獲得できる可能性が高い企業の業種としては、BtoB企業が挙げられます。

BtoB企業とは、企業間取引を主な業務としている会社のことです。

これに対して一般消費者向けのビジネスを展開している企業のことをBtoC企業といい、BtoB企業と比較すると知名度は比較的高い傾向にあるため、大手企業でも特に応募者が多く集まるタイプの企業となります。

対してBtoB企業は一般消費者からの知名度はそこまで高くなく、求職者からの応募も多くないということが特徴の1つです。

しかしながら、業績は比較的安定している企業が多く、そうした業界の中でも大手と呼ばれる企業がいくつか存在しております。

そうした企業でもBtoC企業と比べると人材が集まりにくいため、未経験の第二新卒を積極的に採用しており、狙い目です。

中途採用が多い企業

大手企業の中には、新卒の若い社員よりも中途採用の方に力を入れている企業があります。

そうした企業であれば、中途採用で入社できる枠が充分に確保されていることが見込まれるため、未経験の第二新卒でも内定を獲得できる可能性は高いです。

そのような採用方針を採っている企業がある理由は、新入社員の育成コストを下げることが挙げられます。

即戦力となる中途採用社員を多く採用することで、採用した人材をすぐに現場へ回すことができるというメリットがあります。

このような企業からの内定を獲得するためには、必要最低限以上のビジネスマナーやルールについて、習得しておくことが必要です。

採用活動における志望動機や自己PRでは、そのことをアピールしつつ、未経験の業種にチャレンジする意欲を示しましょう。

若手の退職者数が多い企業

日本の企業の半数以上は、新卒一括採用によって人材を確保していますが、その若い人材が3年以内という短期間で退職することも珍しくありません。

そうして欠けてしまった若手人材の穴を埋めるために、第二新卒の採用に積極的になっている企業もあります。

若い人材をとにかく求めている企業であれば、未経験であっても内定を獲得できる可能性は高いです。

ここで注意が必要なのが、若い人材が早々に退職してしまっている理由となります。

若手社員が早々と退職してしまっているのですから、そこには少なからず、ネガティブな理由が存在している可能性が高いです。

個人の適性と合わなかっただけの可能性もありますが、その点については、転職の口コミなどをよく確認しておきましょう。

若手社員の退職理由が、自分なら許容できることだと思ったならば、積極的に応募してみてください。

【第二新卒未経験の転職】大手企業に転職するまでの流れ

第二新卒が未経験で大手企業への転職を試みるには、しっかりとした準備をして、正しい手順を踏んで転職活動に臨むことが必要です。

希望する入社日から逆算して、余裕を持ったスケジュールを組んで転職活動に臨むようにしましょう。

自己分析などの基本的な準備を終えたと仮定して、その先のステップについて紹介します。

1.採用数が多い時期に転職活動を始める

転職活動を始める時期ですが、おすすめなのは求人の数が増える時期です。

一般には年度末の時期にあたる1月から3月が特に求人が増えるとされています。

新年度を見据えての人材の動きが活発になり、求職者と退職者が増える時期です。

4月以降の時期でも移動や転勤、下半期に向けた人材の動きに対応するため、求人が増える傾向にあります。

注意しておきたいのが、求人が出されている時期と入社時期は必ずしもリンクしないということです。

企業によっては2ヶ月足らずで記載を活動を終えますが、そうでない企業の場合、半年以上かかる可能性もあります。

その点については、あらかじめ転職の口コミサイトなどで情報を集めておくようにしましょう。

大手の場合、採用活動にかける時間を比較的長く取る傾向にあるので、その点は頭に入れながらスケジュールを組んでみてください。

求人によっては入社時期が決まっているものもありますから、その場合はそのスケジュールに従うようにしましょう。

2.転職エージェントを活用する

学生時代の就職活動の場合、応募企業の選定、応募書類の添削や面接対策などは、学校の就職支援の担当部署がサポートしてくれていましたが、転職活動となると全て1人で進めていかなくてはなりません。

しかし、個人で転職活動を進めてしまうと、転職の成功率を下げてしまいます。

書類の検索や面接の練習相手を確保できず、最新の転職市場に関する情報を得ることができません。

より成功率を高めるためには、転職エージェントを利用して転職活動を進めていきましょう。

転職エージェントのアゲルキャリアでは、内定を獲得するために必要なサポートを全力で取り組みます。

キャリアアドバイザーとの面談は24時間受付可能なので、困ったときにいつでも頼ることが可能です。

無料相談も随時受付しています。

3.中小企業も転職対象にしておく

大手企業を狙う転職活動だからといって、応募する先を全て大手企業で固めてしまうのは好ましくありません。

自分の理想とする働き方やキャリアプラン、待遇などがマッチするのであれば、中小企業も積極的にエントリーして採用活動を受けましょう。

企業の規模だけでいえば、実は大手企業は国内にある企業の0.3%しかなく、残りの99.7%は全て中小企業です。

その企業の中に、自分にとって最高の働き方ができる企業がある可能性もあります。

今の職場よりも良い職場に出会える可能性があるならば、そちらの選考を受けて、内定を獲得した上で大手企業への転職活動に挑戦するのも有効です。

第二新卒の転職における採用活動に慣れるという意味でも、まず中小企業の採用から受けてみるという方法もあります。

まとめ

第二新卒の転職者が未経験のまま大手企業へ転職するのは、経験のある同じ転職者と比較するとかなり難しいです。

そのため、転職活動に臨む際には、念入りに準備をした上で、自分の全力を出して転職活動に臨む必要があります。

ですが、大手企業への転職活動に臨む前に、まず大手に転職するメリットとデメリットを慎重に比較検討して、自分が本当に大手企業に転職すべきなのかどうかを考えてみるのも有効です。

自分1人で決めることが困難なのであれば、転職エージェントに相談して自分のキャリアプランを描いてみてください。

転職エージェントのアゲルキャリアでは、求職者とのカウンセリング面談を実施し、個人に合ったキャリアプランを一緒に構築して、最適な転職活動をサポートします。

スピード感を持った転職活動も自慢ですので、できる限り早く自分のキャリアプランを決めていきたいという場合にも有効です。

今の働き方や将来のキャリアに不安がある人は、無料相談から始めてみてください。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます