【例文あり】英語力をガクチカにするのはあり?英語力をガクチカに用いる方法

【例文あり】英語力をガクチカにするのはあり?英語力をガクチカに用いる方法

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録

 

はじめに

 「アルバイト先で業務の効率化を図るためマニュアルを作成しました」、「サークルで部長を務めました」などと、「ガクチカ例文」と検索すると、様々なガクチカのエピソードがあふれてくると思います。

その中で、学生時代に取得した語学の資格や、留学においての体験をガクチカとしようと考えている学生もいるのではないのでしょうか。

ここでは、英語資格や留学経験などを書くメリット、そして注意点を紹介していきたいと思います。

【ガクチカに英語を用いるのはあり?】企業がガクチカを聞く理由

 インターンシップへの選考や就職活動を行っていると、頻繁に「学生時代に力を入れたことは何かありますか。」などとガクチカとして聞かれることが多いと思います。

そもそも企業が学生にガクチカについて聞くのはどうしてなのか、考えていきたいと思います。

その理由を2つご紹介していきたいと思います。

価値観を知るため

 まず1つ目は「学生の価値観を知るため」です。

ガクチカを話すと必ず聞かれるのが「なぜやろうと思ったのか」などのガクチカの動機です。

企業は、選考を受ける学生が本当に自社の社風にあっているかどうか、この職種にあっているかどうかを見極めるため、その学生の性格や価値観を知りたいのです。

ガクチカのエピソードの中で、行動の発端やきっかけを知ることによって、学生の価値観を企業は知ることができます。

例えば、サークル長としての活動に力を入れたと答えた学生がいるとします。

その学生は、サークル長をやろうと思ったきっかけや、サークル長として行ったことを話すことによって、「何人もの人を統率する力」や「もっとサークル活動を活発にさせたいという想いから向上心持つことができる」といった学生の内側を企業は知ることができます。

実力を知るため

 2つ目は、「学生の実力を知るため」です。

企業は「この学生を採用すれば自社の利益に繋がる、または自社で結果を残してくれそう」と感じられるような、実力のある学生を採用したいと思うのは当然です。

また、入社前に必要なスキルが無かったとしても、入社後にそのスキルを吸収するポテンシャルがあるかを見極めたいのです。

そのため、ガクチカの話からその学生がどんな実力を持っているのかを知りたいと思っています。

例えば、学生時代のうちから大勢の人をまとめあげた経験をガクチカとして伝えることによって、入社後もリーダーシップを発揮してくれるのではないかと思ってもらえる可能性が高くなります。

【ガクチカに英語を用いるのはあり?】英語がガクチカなのはあり?

 結論から申し上げますと、ありです。

先ほど申し上げた通り、企業が学生にガクチカを聞く理由は、「価値観を知るため」と「実力を知るため」の大きく2つです。

英語の資格取得経験や留学経験を話すことによって、企業に上記の2つのことをアピールすることができます。

こちらも一例ですが、英語の資格取得をガクチカとして話すとします。

資格のことであれば、実力を数字で表すことができるため、企業側にもより実力が伝わりやすいメリットがあります。

また、結果だけでなく、どうして資格を取ろうと思ったのかや、資格取得のための学習などの過程を話すことによって、学生の価値観も伝えることができます。

【ガクチカに英語を用いるのはあり?】英語をガクチカに用いる方法 

 では、具体的に英語学習においてどのようなエピソードを話すのがよいか。

ここでも大切にしてほしいことは、企業がガクチカを聞く理由である、学生の「価値観を知りたい」ことと、「実力を知りたい」ことです。

この2つが含まれるエピソードを選ぶことをおすすめします。

ここでは2つの英語学習をガクチカとして話す例をご紹介したいと思います。

留学

 1つ目は留学経験です。

留学経験を書く際に大切なことは、その留学経験が留学後のあなたにどんな影響を与え、あなたにどんな行動をさせたかです。

ただ留学をしただけでは、語学力のアピールのみとなってしまい、他の学生との差別化ができなくなってしまう恐れがあります。

留学先で苦労したことをどう乗り越えたかや、そしてその経験を今現在にどう生かしているか。

このように意識して書くことによって、あなたの価値観や内面部分が企業に伝わりやすくなると思います。

また、留学前と留学後の英語資格の点数を比較して、自分の英語の実力が上がったことをアピールすることもおすすめします。

資格試験

 2つ目は、資格試験です。

資格試験をガクチカとする場合は、どのような結果を取ったかは定量的に伝え、取得までの過程のことを中心に伝えるべきです。

例えば、あなたは資格試験取得のために、何の学習がどれぐらいの時間必要か、どのような学習方法が自分に合っているか、考えたはずです。

このように目標のために逆算できる計画性をアピールすることができます。

また、取得過程で困難に陥った場合はどのように乗り越えたかを伝えることによって、根気強さや解決策を考え抜く力をアピールできるのではないでしょうか。

このように、資格試験のエピソードであれば、自分の価値感と実力を企業に伝えることができます。

【ガクチカに英語を用いるのはあり?】ガクチカに英語を用いる際の構成

 では実際に英語をガクチカとする場合の構成についてです。

構成は、結論→理由→エピソード→再度結論の流れにすると相手に伝わりやすくなります。

ガクチカの質問に関わらず、どの質問の際も、結論ファーストで答えることは相手にわかりやすく自分の考えを伝えることができ、とても重要です。

結論

 まずその経験から何を学んだのか結論を述べましょう。

ここでのポイントは端的に答えることです。

例えば、「学生時代に力を入れたことを教えてください」という問いに対して、「○○です」や「○○に力を入れました」と端的に言い切ることをおすすめします。

「私は学生時代に○○部に所属しておりまして~」や「私が学生時代に力を入れたことは~」などと前置きをつけて表現することもできますが、1日に何人もの学生のガクチカを聞いている面接官にとって、前置きなく結論ファーストで伝えられた方が印象良くなると言えます。

また、エントリーシートにガクチカを記載する場合、端的に書いたほうがエピソードの内容に字数、もしくは時間を使うことができます。

理由

 次になぜその結論がガクチカのエピソードとなるのか理由を伝えましょう。

「○○です」に続けて、「この経験によって私は〜を学んだからです」や「〜の大切さを知ったからです」などと答えるのが伝え方の例です。

こちらも、結論の部分と同じように簡潔に述べることが重要です。

エピソード

 そして、結論と理由に説得力を持たせられるような経験、エピソードを述べましょう。

このエピソードによって他の就活生のガクチカの差別化ができ、独自性を高めることができます。

文字数や回答時間に合わせてエピソードを伝えられるように何度も調節しましょう。

できたエピソードは一度友達や家族に聞いてもらい、しっかりと伝わっているかどうか確認することもおすすめします。

再度結論

   最後にもう一度結論を伝えましょう。

再度結論を伝えることによって、何を伝えたかったのか、企業に伝わりやすくなります。

また、その際に余裕があるのであれば、「(エピソードで)学んだ力を、御社の○○の業務において活かしていきたい」と伝えることもおすすめです。

伝えることによって、より強く入社を望んでいることや、企業の業務において必要な力を理解していることをアピールすることが可能です。

【ガクチカに英語を用いるのはあり?】英語のガクチカを伝える際のポイント

 ガクチカに英語を用いることはできるのか、そして用いる際の伝え方の構成について紹介していきました。

それ以外に英語のガクチカを伝える際のポイントを3つお伝えしていきたいと思います。

過程に注目する

 1つ目は過程に注目することです。

英語力をガクチカにする際、どうしても結果に注目しがちですが、企業が知りたいのは結果だけではありません。

その結果を出すために、学生がどのような試行錯誤をしたのか、どのように考え計画を練ったのか、また、結果を過程で壁にぶち当たった際はどう乗り越えたのか、などを知ると共に、その学生がどんな考えを持っているのかを知りたいのです。

それを頼りに自社が本当に採用するべき学生なのかを判断します。

そして学生側にとっても、過程を話すことによって自分の価値観や強みが志望する企業の社風や職種に合っていることをアピールするチャンスでもあります。

数値化されている結果ももちろん大切ですが、その過程の部分も十分に言語化して企業にアピールできるようにしましょう。

短く話すことを意識する

 英語のガクチカに関わらず全てのガクチカに共通することですが、2つ目は、短く話すことを意識することです。

構成の部分で最初に述べたように、結論ファーストで端的に話すことは、とても面接官にわかりやすく自分の話を伝えやすくします。

逆に結論から話さずに、前置きや理由などから話してしまうと、話が長くなってしまい、結局何を伝えたかったのか分からなくなってしまう恐れがあるため、しっかりと注意するべきところです。

面接ではたくさん伝えたいという想いから、話が長くなってしまうという気持ちもわかりますが、だらだらと話すことは面接官を飽きさせてしまったり、聞く気を無くさせてしまうかもしれません。

注意しましょう。

深掘り質問によって詳しく話すのでちょうどいいと思います。

独自性を出す

 3つ目は、独自性を出すことです。

英語をガクチカとして話すのは志願者の中であなただけではない可能性の方が高いです。

そのため、そのガクチカから学んだことや、裏付けるエピソードで独自性を出すことを意識しましょう。

また、面接官は1日に何回も面接を担当していることもあるため、面接官の印象に残るためにも、独自性を出すことはやはり重要です。

【ガクチカに英語を用いるのはあり?】例文を紹介!

 実際に例文を2つご紹介したいと思います。

留学

 「留学です。
この経験によって、事前準備をする大切さを学びました。
実際に留学すると、現地の学校の授業についていくことで困難に陥りました。
原因は、授業中に使用される学術的な単語を理解できていないことでした。
そのため、私は授業前には必ず教科書を読んで予習し、教科書内のわからない単語は全て調べることを徹底しました。
また、授業該当単元の分野に関係する語彙を増やすために、単語帳を毎日30分読むことを続けました。
その結果、授業についていくことに難しさを感じることがなくなり、困難を乗り越えることができました。
この事前準備をする力は、何か発表をする際、お客様の相談に乗る際、様々な場面で生かせると考えております。(298字)」

資格試験

 「資格試験TOEFLのスコア取得のための対策です。
この経験から、困難に陥った際に対処法を考える力を学びました。
対策を進めていく中で、私は自分のスピーキング力の低さを痛感しました。
この苦手意識を克服するために、キャンパス内で学部が提供している英会話教室に何度も通い、少しでも多く英語に触れる時間を増やすように努めました。
最初は、失敗や間違いを恐れて、自分から話し出すことに苦労しましたが、何度も通うことで、英語を話すことに慣れることができ、自分からの発言も増えていきました。
結果、対策前と後でスピーキングのスコアを10点あげることができました。
学んだ力を御社の業務に生かしていきたいと考えております。(280字)」

おわりに

 結論、英語をガクチカにすることは可能です。

企業がガクチカを聞くことによって学生の何を知りたいのか、本質を考えると、英語をガクチカにすることも可能であることがわかると思います。

構成や3つのポイントを見直していただきながら、ガクチカを考えていただけると幸いです。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます