【例文あり!】体育会系の部活をガクチカにする方法

【例文あり!】体育会系の部活をガクチカにする方法

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はじめに

就職活動において、履歴書やESに書く内容や面接で話す内容は、基本的に事前に準備できるものがほとんどです。

ガクチカもそのひとつであり、自分の今までの経験などを深く掘り下げていけば、自然と厚みと説得力のあるガクチカが書けるでしょう。

今回は、体育会系の部活での経験をガクチカにする場合のポイントを紹介していきます。

もちろん体育会系の部活経験以外にも、ガクチカ全般へ役立つ情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

【体育会系の部活をガクチカにする】ガクチカとは

就職活動を始めたばかりの方の中には、ガクチカがいったいどんなものなのか、イマイチ理解できていない方もいるかもしれません。

まずはガクチカとは何なのかを把握し、どんなことを書けば良いのかをきちんと理解していきましょう。

ガクチカの概略

ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略称であり、自分がどんなことに熱心に取り組んできたのかを答えるところでもあります。

面接やESなどではほぼ必ず尋ねられるトピックであり、採用担当者が特に注目する項目のひとつです。

「学生時代」についての質問であるため、人によっては大学時代のことだけではなく、高校のときにがんばっていたことをガクチカにする方も多いでしょう。

ガクチカは、志望する企業によって使い分けられるように、勉強や部活、アルバイトなど内容に合わせていくつか数を用意しておくのがベストです。

ガクチカと自己PRの違い

ガクチカは、あくまでも「学生時代に力を入れたこと」ですが、自己PRは「強みをアピールすること」を目的としています。

この2つを混同してしまうと、非常に似たような内容になってしまうおそれがあります。

また、ガクチカと自己PRで内容が離れすぎていて整合性がつかなくなっているケースも少なくありません。

類似しているように見えるガクチカと自己PRですが、項目を分けている時点で、採用担当者の意図はそれぞれ別にあると考えるのが賢明と言えます。

 

【体育会系の部活をガクチカにする】ガクチカを聞かれる理由

採用担当者が応募者にガクチカを聞くのには、いったいどのような理由があるのでしょうか。

ここからは、なぜガクチカを尋ねられるのかを3つの観点から紹介していきます。

質問の意図を汲み取り、的外れにならないガクチカを作成しましょう。

人柄を知るため

ガクチカは、応募者が何を考え、どのようなことに情熱を注ぐ人なのかを判断するのに適しています。

アピール項目である自己PRよりも、より自然な人柄を把握するのにガクチカは最適です。

「人柄が良い人物と一緒に働きたい」と考えるのは当然であり、特に新卒の学生などは現時点での仕事能力を見ることが難しいため、人柄を特に重視する傾向があります。

ガクチカから見える努力の仕方や考え方がすばらしいものであれば、面接やESでの印象は非常に良いものとなるでしょう

熱意を見るため

いくら能力が高くても、やる気がない社員はすぐに辞めてしまう可能性があります。

企業は多くの費用を使って社員を雇っているため、企業の利益につながらなさそうな人は基本的に採用しません。

そのため、ガクチカで物事への取り組み方を見て、どれだけ仕事へ熱心に取り組んでくれるのかを見極めようとしています。

ガクチカの内容は、本番の面接の結果を左右するほど重要とも言われているので、ガクチカはできる限り時間をかけて作成しましょう

企業とのマッチ度を見るため

ガクチカは、応募者がどのような選択をし、何を重要視しているのかを見極めることができるため、企業との相性を図る際にも使われる情報です。

企業とどれだけマッチしているのかを見ることができるため、面接では考え方を深掘りする質問をされることも多いです。

そのためガクチカ作成時は、志望している企業のことはできる限りホームページなどでしっかり調べておき、経営理念や必要とする人材などを把握しておくようにしてください

 

【体育会系の部活をガクチカにする】体育会系の部活はどれくらい評価されるの?

では、体育会系の部活をガクチカにすると、いったいどのような評価をされるのでしょうか。

基本的に、体育会系の部活をガクチカにすると、どこの企業においても遊んでいる学生などよりは大きく評価される傾向があります。

体育会系の部活をやっている人は、それだけで重宝される人材であることが多いです。

また、大会などの成績自体はそこまで考慮されないので、不安に感じる必要はほとんどないでしょう。

体育会系の部活経験者の評価が高いのには、いくつか理由があります。

まず、体育会系の人は礼儀正しく、組織で動くことに慣れていると思われていることが多いでしょう。

さらに、熱意があるといった印象を抱かれることも多く、企業で働く人材としての素養を部活内で養われていると判断されやすいのも特徴です。

しかし、面接で上記のようなイメージとは異なる印象を与えてしまうと、少し不利になる場合もあります

必ずしも良いことばかりではありませんが、インパクトは十分にあると言えるでしょう。

 

【体育会系の部活をガクチカにする】アピールできるポイント

では実際に、体育会系の部活をガクチカにする場合のアピールポイントには、いったいどのようなものがあるのでしょうか。

ここからは、体育会系の部活経験でアピールできる要素を紹介していきます。

「特に当てはまるものがない」という方も、目を通しておくことでアピールの仕方の参考になるためぜひチェックしてみてください。

リーダーシップ

キャプテンやリーダー、部長といったポジションで活躍していた方は、積極的にその経験をアピールすると良いでしょう。

もちろん、このような役職に就いていなくても、後輩の指導をした経験があれば、これもまた体育会系の部活ならではのエピソードと言えます。

企業においても、プロジェクトのリーダーだけではなく、後輩の指導をする人材は常に求められているため、リーダーシップのある人材であることをアピールできると良いでしょう。

もちろん、実際にそういった経験がないという方は、嘘をついてまで書く必要はありません。

以降に紹介するポイントを盛り込めば、体育会系の部活ならではの内容でガクチカが作れるため、自分に合ったアピールポイントを見つけていきましょう。

忍耐力

練習や試合において、苦しい場面が多くあり、それに耐えてきたという忍耐力は、企業にとって非常に魅力的な要素です

メンタルが弱いことによって休職や退職をされてしまうと、企業は貴重な時間とお金を使って新しい人を雇わなければならなくなります。

そのため、メンタル面の強さをアピールするのは、就職活動において決して悪いことではありません。

もちろん、メンタルを崩して休むことが悪いというわけではありません。

しかし、採用活動の時点においては、活躍できるという期待を与えられることを意識して自分をアピールすることが重要です。

体力がある

体育会系の部活出身者のメリットとして、「体力があること」が挙げられます。

特に営業の仕事は外回りや商談などがあり、デスクワークの方と比べて体力を使うため、体育会系出身者は重宝されるでしょう。

もちろん、ほかの職種でも体力があることは大切であり、常にテキパキ働いてくれる人はそれだけで周りのモチベーションも引き上げるため、企業において大切な人材です。

なお、面接官も体育会系の部活に入っていた場合、その大変さを知っているため、それだけで好印象を与えることができるでしょう。

【体育会系の部活をガクチカにする】ガクチカ作成のポイント

 

ここからは、ガクチカ作成のポイントを紹介していきます。

次項で紹介するポイントは、体育会系の人だけではなく、就活生全員に押さえてもらいたいポイントになります。

きちんと理解しておけば、ガクチカを上手に作れるようになりますので、ぜひチェックしてみてください。

企業を詳しく調べておく

ガクチカにおいて大切なのは、企業がどんなことを目的としてガクチカを訪尋ねてきているのかを把握することです。

その中でも、企業とのマッチ度はガクチカにおいて特に重要視されているポイントのため、なるべく丁寧に企業について調べておくようにしましょう。

四季報・就活情報誌・企業のホームページを見るほか、企業が開催しているインターンに参加するなどできることは多々あります。

また、OB・OG訪問なども積極的に行うことで、より深く企業に刺さるガクチカを作ることができるようになります。

調べた企業情報を一度整理し、自分がアピールすることができる部分とのマッチ度まで考えられれば、よりスムーズに内容をまとめることができるでしょう。

再現性がある内容にする

 

ガクチカは、学生時代に力を入れていたことについて話す項目ではありますが、それが「再現性のある=企業に入ってからも発揮されるもの」でなければなりません。

単に学生時代にあったことを伝えても、それが企業での活躍につながるものなのかが伝わらなければ意味のないものになってしまいます。

企業に入った後のことをイメージしつつ、どのようにその取り組みを活かしていくのかを明示する内容になっているかどうか確認しましょう。

【体育会系の部活をガクチカにする】正しい構成の方法とは

 

ガクチカは、ただ出来事を羅列するだけではいけません。

要点を絞り、採用担当者に正しく情報を伝える必要があります

ここからは、ガクチカの正しい構成について解説していきます。

以下のような構成でガクチカを書くことで、より魅力的なガクチカを作ることができるようになるでしょう。

結論を最初に述べる

まず、自分が学生時代に力を入れたことは何なのかを、できる限り短く理解しやすい言葉で述べましょう。

最初に結論を伝えることによって、話の全体像を掴みやすくなります。

逆に、最初に結論を持ってこないと内容が伝わらないこともあるので、まずは端的に結論を述べることを意識しましょう。

理由

多くの採用担当者は、「なぜ一番がんばったことが部活なのか」という点に興味を持っています。

そのため、結論を述べたらすぐに「なぜなら」と続け、具体的な理由を述べるようにしてください。

結論→理由の順番で話すことで、面接官の負担を減らすことができます。

具体的な例

次に、部活の何を、どのようにがんばったのかを具体的なエピソードとして述べていきましょう。

具体性がないと、信憑性に欠けた内容や、抽象的でわかりにくい内容になってしまうことがあるため、可能なら数字を用いられる話がおすすめです。

結論

最後に、全体で話してきたことを踏まえて、今後どのように企業で活かしていくつもりであるかを述べましょう。

この部分を具体的に述べないと、明確なビジョンがないと判断され、採用担当者に不安感を与えてしまうことがあります。

簡潔かつ具体的なビジョンを伝えられるよう、事前によく考えておくようにしましょう。

【体育会系の部活をガクチカにする】例文

以下に、具体的な例文を2つご紹介します。

それぞれ体育会系の部活経験をエピソードにしていますが、伝えたいアピールポイントはそれぞれ異なります。

自分と近しいものを参考にし、自分なりのガクチカを作ってみてください。

例文①

私は、サッカー部のキャプテンとして、前年度所属リーグ最下位という状況から、3位入賞を成し遂げました。

当時のチームは、メンバー全員のモチベーションが低く、試合での連敗が続いている状態だったため、一見無謀とも思える「リーグ優勝」を目標に据え、それを現実的に可能にするための行動を始めました。

メンバーへのヒアリング、試合映像の確認による敗因の分析を経て、改善点を明らかにし、練習内容を改善していくようにしたのです。

さらに、戦術理解を進めるミーティングの実施などを重ね、少しずつ試合での勝利が増えていくと、部員全員のやる気が出てくるようになりました。

結果を見ると、合計得点数は昨年の2倍以上になり、優勝は逃したものの大きな成果を出せたと実感しています。

貴社に入社した際には、目標を持って自ら能動的に動いていくことで、チーム全体を引っ張っていける存在になりたいと考えています。

例文②

私は空手部に所属し、後輩たちに対して積極的に指導をしていました。

私は、試合や公式戦でなかなか結果を出せなかったものの、ほかの部員からアドバイスを求められることが多くありました。

後輩に合った戦い方を一緒に模索し、適宜修正を行うことで後輩の勝率が上がるようになり、非常にうれしく感じたことを今でも覚えています。

その後、後輩への指導におけるリーダーを任されるようになりました。

結果として空手部は県大会で優勝できたのですが、後輩への指導という点で貢献できたと考えています。

また、この経験で培った分析力を活かし、私自身の戦術も見直していった結果、勝率を2倍にさせることができました。

貴社に入社した際は、持ち前の分析力と指導力を活かし、チーム全体の生産性を上げていこうと考えています。

【体育会系の部活をガクチカにする】エージェントに相談する

「ガクチカの作成に苦労している」「書く内容すら思いつかない」と悩んでいるのであれば、就活エージェントに相談してみるのもおすすめです。

ガクチカの作成のアドバイスをしてくれるだけでなく、面接の対策もしてもらうことができます。

自分の苦手な部分を重点的にサポートしてもらえるので、就職活動に行き詰ったときも安心して相談できます。

無料で利用することができるので、興味がある方はぜひ検討してみてください。

おすすめのサイトはこちらになります。

→https://eigyo-shukatsu.com/lp/1

まとめ

今回は、体育会系の部活をガクチカにするうえでポイントとなる知識や、体育会系の部活出身者ならではのメリットについてご紹介しました。

ガクチカは、自分の個人的な経験を語る項目でもあるため、個性が見えやすい部分でもあります。

自分のエピソードを深掘りしていくことで、オンリーワンのガクチカを作成できることでしょう

もしどのように進めていけば良いのかわからなくなってしまった場合には、就活エージェントへの相談も検討してみてください。

 

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