コンサルと広告は何が違う?共通点やそれぞれの志望動機など就活対策についても紹介!

コンサルと広告は何が違う?共通点やそれぞれの志望動機など就活対策についても紹介!

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録

はじめに

コンサル業界・広告業界をそれぞれ目指す際に、コンサルと広告の違いがわからない…と困る学生は多いのではないでしょうか。

ある程度仕事内容や業界の特徴などは理解していたとしても、明確な違いについては、実際のところうまく説明できないことも多いものです。

コンサル業界・広告業界それぞれへの就職をより有利に進めるためには、違いについてしっかりと理解を深めておきましょう。

そこで今回は、それぞれの業界の概要を見たうえで、共通点と異なるポイントを解説していきます。

あわせてそれぞれの業界の志望動機の例などもピックアップしていくため、コンサル志望・広告業界志望の人は、ぜひ参考にしてみてください。

【コンサルと広告の違い】業界紹介

コンサル業界・広告業界、双方の違いを理解するには、まずそれぞれの業界について正しい知識を持つことが大切です。

業界の特徴をうまく説明できなければ、業界や企業研究が足りていないことになります。

就活で志望動機や自己PRを作成する際には、業界・企業研究が欠かせません。

しかし反対に研究を事前にしっかりと行っていれば、説得力のあるアピールができるため、就職も有利になるでしょう。

ほかの学生に対して差をつけるきっかけにもなります。

 

・コンサル業界とは

・広告業界とは

 

ここからは、上記の点についてそれぞれ詳しく解説していきます。

コンサル業界とは

コンサル(コンサルティング)業界は、主に企業の経営課題を解決に導くことを、主な業務内容とする業界です。

コンサルタントはクライアントである企業の経営状況や問題点をチェックし、そこからわかる成長・問題解決のための課題を洗い出します。

そして媒体にとらわれず、企業にさまざまなサポートやアドバイスを実施することで、企業の成長・課題解決を促す仕組みです。

実際に企業の多くは、コンサルティング株式会社にコンサル依頼を出し、自社の経営課題に向き合っています。

コンサルはビジネス課題解決のプロとして、そして内部に関わりのない第三者として、その立場だからこそわかるアドバイス・サポートを俯瞰から見て行うかたちです。

つまり企業の成長にコンサルの存在は欠かせず、コンサルは企業から受け取るコンサル依頼料や成功報酬などを主な収益源にしています

なお、近年はITを取り入れた業務の効率化、新たな価値の創出(デジタルトランスフォーメーション・DX)に注目が集まっています。

そのためコンサルも最近では、IT導入による課題解決をメインの手法とする傾向が見られます。

広告業界とは

広告業界は、広告を制作したり顧客である広告主に広告プランを提案したり、広告運用を代行して行ったりするのが主な仕事内容です。

広告業界では、「広告・CM」に関わることであれば幅広く業務を担当することも多いです。

そのため営業色の強い広告営業、コンサル色の強い広告運用サポート、クリエイティブ色の強い広告デザインなど、部門によって業務の性質が多岐にわたるのが特徴です。

しかし共通して言えるのはどの部門の仕事も、広告を掲載するメディアと広告主である企業の橋渡しをしているという点です。

広告業界といえば、インターネットやデジタル端末が普及するまでは、テレビCMや新聞広告、折込チラシなどが代表的でした。

しかし近年はネット広告がテレビCMのマーケットを超えたと話題を呼んでおり、実際に広告業界では、ネットメディアに掲載する広告を扱う会社が多くなっています。

どのような企業にも「広告・宣伝」は欠かせない販促・周知の手段です。

そのため広告業界もコンサル業界と同様に、多くの企業から求められる業界であり、ビジネスの成長には必要不可欠な存在といえるでしょう。

【コンサルと広告の違い】共通点と違う点

コンサル業界と広告業界、それぞれを目指すときは、共通点と違いをよく理解しておきましょう。

前述のとおり業界の特徴を見てみると、コンサル業界も広告業界にも、共通してあらゆる業界から求められる性質があり、仕事内容も似ている部分があるといえます。

しかしそうは言っても両者は異なる業界で、収益源となるものも異なります。

両者の共通点と違いを理解しておけば、志望動機や自己PRを作成するうえで役立つことは間違いないでしょう。

 

コンサルと広告の共通点

コンサルと広告の違い

 

では、それぞれについて詳しく解説していきます。

共通点

まずは、コンサル業界と広告業界の共通点を整理してみましょう。

コンサル業界も広告業界も、大まかにいえば企業の成長やビジネスの成功をサポートするという意味では、非常に似たタイプの業務を行っているといえます。

経営課題を解決すること、アイデアをもって課題解決に挑むこと、双方とも同様のことを業務を通じて行っています。

また、コンサルも広告も、IT化によるデジタル技術の活用が近年著しくなっています。

そのため業務でITに触れる機会はどちらも多くなっており、ITスキル・知識は高いに越したことはありません。

コンサル業界ではITを活用した課題解決とサポートが頻繁に実施され、広告業ではWeb広告の需要が非常に高まっています。

なお、コンサル業と広告業では、働き方の面でもよく似ている部分があるのが特徴です。

双方とも給料水準が高く、比較的高給取りの仕事になりやすい傾向が見られます。

またその分激務でもあり、長時間労働が常態化しやすいという課題を抱えています。

違う点

次に、コンサル業界と広告業界、それぞれを比較したときに違いとなるポイントを整理していきます。

どちらも経営課題の解決を目的としている点は共通事項ですが、まず、コンサルは媒体に縛られないという大きな特徴があります。

具体的な手法やシーンなどを限定せず、さまざまな手法でビジネス課題の解決を目指していくということです。

たとえば「人手不足」の課題解決には、多くの解決法の選択肢があります。

ここでコンサルは、たとえば「なぜ人手不足なのか」という原因を追求したうえでITシステムを導入し業務効率化を図ったり、離職率を上げないために社員のモチベーション管理を行ったりします。

一方で広告業界は、広告という媒体に限定されるのが特徴です。

広告業界が利益を得るために扱うのは広告のため、広告を何らかのかたちで扱うことで、企業を課題解決に導いていきます。

類似する部分の多いコンサル業界と広告業界ですが、課題解決に臨むときに活用する媒体が異なること、手法に違いがあることをぜひ理解しておきましょう。

【コンサルと広告の違い】どっちに就職するべき?

コンサル業界や広告業界を目指す際は、どちらに就職したほうが良いのかいまだに迷っている人も多いかもしれません。

結論からいえば、自分が最も興味関心を持てる業界を志望するのが望ましいでしょう。

興味関心が自分自身の重要なモチベーションの源泉になるため、多少つらくても、仕事は続けやすくなります。

よって、重要なのは「どっちの業界を選ぶべきか」というポイントではありません。

基本的には業界の特徴を見て志望先を考えるのではなく、企業単位で自分に合った企業を見つけられるのが一番です。

そもそも近年はコンサルと広告の融合が進んでいるため、どちらを目指すべきか迷ったときは併願してみることをおすすめします。

どちらに就職しても、企業の経営課題にアプローチすることの面白味・やりがいは感じられるはずです。

【コンサルと広告の違い】就活においての違い

コンサルと広告は、業界的にどちらもそれぞれやりがいがあり、働くうえで大変なこともあります。

そのためここからは、就活という観点で、コンサル業界と広告業界の違いをチェックしていきましょう。

なお、就職難易度や人気度はコンサル業界も広告業界も高い傾向にあります。

給料水準が高めで、どちらも花形の業界といわれることが多いためでしょう。

そのためコンサル業界も広告業界も、目指す際は難易度の高さを理解しておく必要があります。

以下からは、コンサル業界・広告業界それぞれの就活の傾向・特徴などを解説していきます。

コンサル業界

コンサル業界はさまざまある業界の中でも、お伝えしたとおり比較的難易度の高い業界といわれています。

給料が高く人気が集まりやすいからというのもありますが、そもそもコンサル業界は、地頭の良さが求められるからです。

コンサルタントとして企業の経営課題を解決し、事業を軌道に乗せるための戦略を練るには、ある程度の要領の良さや物事の理解の早さ、一般常識、基本的な教養などが重要となります。

高学歴でなければならないというわけではありませんが、結果的に、高学歴でさまざまな知識・教養を持つ人材が集まる傾向は強いです。

そのためESの中身より、Webテストの点数がメインに見られることが多いといえます。

学生時代に頑張ってきたことや働くことへの意気込み・熱意がどれだけ素晴らしくても、テストで結果を残して地頭が良いことを証明できなければ、戦力にならないと判断してしまうというわけです。

また、面接はケース面接が多い傾向にあります。

対策する際は、Webテストで高得点を取るための勉強と、ケース面接の練習が欠かせません。

広告業界

広告業界は、人気度やそれに伴う就職難易度はコンサル業界と並んで高いです。

しかし広告業界はコンサル業界と比べると、基本的に人柄が重視される傾向にあります。

ESにおいても面接においても、特徴を出して自分という人を明確にアピールしていくことが重要です。

広告業界はとにかくさまざまな企業と関わる傾向が強いため、問題なく周りとコミュニケーションを取っていける性格・人柄なのかという点が重要だからです。

なお、聞かれるのは「今現在の人柄」だけではなく、幼少期の人柄や行動パターンなども聞かれる傾向にあります。

そのため広告業界への有利性を高めるには、とにかく自己理解の深度を高めるために、自己分析を繰り返すことが重要です。

また、ESの完成度を高め、広告業界を志す者として「自分自身をプロモーションする」スキルをアピールすることも大切です。

【コンサルと広告の違い】コンサル業界の志望動機の例

コンサル業界・広告業界をそれぞれ目指す際は、どのようなポイントを意識して志望動機を作成すれば良いのか迷うものです。

志望動機では自分の志望度の高さを、その業界・企業とどれだけ自分自身がマッチしているのか明確にアピールしつつ伝えていく必要があります。

そのためここからは、コンサル業界の志望動機の例を、いくつかパターンを分けて紹介していきます。

コンサル業界はWebテストの結果が重要とは伝えてきましたが、だからといって提出した志望動機や自己PRの内容が評価の対象から外れるわけではありません。

志望動機でロジカルに自分自身のコンサルへの適性や強みをアピールすることも、コンサル業界を目指すうえでは欠かせないといえるでしょう。

今回ピックアップするのは、以下の志望動機です。

 

・課題解決を通した社会貢献

・多様な事業に関われる

・圧倒的成長をしたい

 

コンサル業界で採用担当者に響く志望動機が作成できない…と迷ったときは、ぜひ参考にしてみてください。

課題解決を通した社会貢献

コンサル業界の志望動機としてよく使われるものが「課題解決を通した社会貢献」です。

これはまさに定番ともいえる志望理由のため、悪くいえば「ベタ」「ありきたり」ともとらえられますが、わかりやすくシンプルな志望動機のため伝わりやすいのは確かです。

コンサル業界では、企業がそれぞれ抱えているビジネス課題を解決に導くことが主な仕事になります。

したがって課題解決のために奮闘し、企業の成長・成功をサポートすれば、間接的とはいえ経済の活性化に貢献できることになります。

経済の活性化は日本社会をより良くするために必要不可欠なことで、社会貢献の一つとして重要な働きです。

「社会のために力になりたい」という使命感や正義感、責任感を満たせる、立派な志望動機といえるでしょう。

実際にコンサルによって企業の課題が解決に至り、商品が売れたり企業の業績が良くなったりすれば、社会に良い影響を与えていることを実感してやりがいを感じられるはずです。

多様な事業に関われる

コンサル業界を目指す際によくある志望動機としては、「多様な事業に関われること」です。

コンサル業界は、業界問わず多種多様な企業の担当者と接していき、さまざまなタイプの事業に触れることになります。

その分大変さが伴うのはもちろんですが、幅広く物事に興味関心がある人にとっては、強いやりがいを感じられるポイントになるでしょう。

専門性を高めるだけでなく、幅広い知識を得ることができるため、最終的には守備範囲の広い人間として人間力を総合的に高められるはずです。

さまざまな物事に触れるため、飽きが来ない・刺激が多いという面白味があるのも、コンサル業界ならではのメリットです。

興味関心の幅が広い人、刺激的な毎日を過ごして成長したい人は、「多様な事業に関わりたい」という志望動機を積極的にアピールすると良いでしょう。

圧倒的成長をしたい

志望動機の例として挙げられるものの一つには、「圧倒的成長をしたい」という動機もあります。

成長意欲の高い就活生には、特におすすめの志望動機です。

コンサル業界は激務といわれることが多いですが、その分、若手のうちから大きな裁量権を与えられる傾向にあります。

もちろん責任は大きくなりますが、大幅な成長につながるのは確かです。

コンサル業界では、最初から裁量権の大きい仕事に携わることで、プロのコンサルタントとして成長していくことが求められます。

そのため志望動機では、働く熱意を示すという意味でも「成長したい」と積極的にアピールすると、採用担当者からはその熱意や志望度の高さを買ってもらえるでしょう。

【コンサルと広告の違い】広告業界の志望動機の例

コンサル業界と広告業界は似ている部分があるため、どちらを目指すべきか迷う人も多いです。

迷ったときは併願で内定が出たほうに…というかたちで問題ありませんが、併願するなら、やはりそれぞれの志望動機作成のポイントを理解しておく必要があります。

そのためここからは、広告業界の志望動機の例を紹介していきます。

例は次の3つがあります。

 

・社会的に大きな事業に関わりたい

・商品を届けることに貢献したい

・広告で社会の課題解決をしたい

 

いずれも広告業界の志望動機としてはよく用いられる動機のため、志望動機の内容に迷ったときは使いやすいでしょう。

広告業界の志望動機作成の際に、ぜひ役立ててください。

社会的に大きな事業に関わりたい

広告業界の志望動機の一つには、まず「社会的に大きな事業に関わりたい」ということが挙げられます。

広告は社会全体へ発信するものであり、一つの広告に対して動くお金も大きいです。

だからこそ伴う責任も大きく、やりがいは十分に感じられるでしょう。

そういった大きな仕事に携われば、自分自身の成長にもつながります。

社会に明確な影響を与えていることを実感すれば、その経験がさらなるやりがいにつながることは確かです。

そのため大きな事業に関わりたいという意欲が強い人には、広告業界が向いている可能性があり、その適性の高さを志望動機でアピールするのは効果的といえます。

広告に触れる消費者の数は非常に多いため、影響力を持てるという大きなやりがいこそが広告業界の魅力です。

商品を届けることに貢献したい

広告業界の志望動機の内容に迷ったときは、「商品を届けることに貢献したい」と触れるのも良いでしょう。

広告は、消費者に商品の存在を知らせる、良さを届けるという意味で強い力を持つのが特徴です。

実際に自分自身でも、広告によって商品やサービスの良さを知り、魅力を感じて購買に至ることは多いはずです。

そういった購買までの流れを広告の力によって作ることができれば、商品の売上・広告主である企業の業績に貢献しているといえます。

広告は企業と消費者をつなぐ、橋渡し役ともいえる存在です。

存在と有益性を届けることによって、消費者がその商品の良さを実感し満足感を得て、企業が業績を伸ばすことができれば、広告事業には当然大きなやりがいが伴います。

志望動機では、自分自身の広告を通じた商品購入の実体験を交えながら作成すると、より説得力のあるアピールにつながります。

広告で社会の課題解決をしたい

広告業界の志望動機では、「広告で社会の課題解決をしたい」という動機もよく見られます。

このような社会貢献的な志望動機は定番の志望動機のため、ありきたりと思われることも多いですが、わかりやすく明確な志望動機であることは事実でしょう。

だからこそ伝わりやすい部分もあり、正義感・責任感の強さなどの人柄アピールにもつながります。

「広告で社会の課題解決をしたい」と一口にいっても、解決のアプローチにはさまざまなかたちがあります。

広告事業に携わることで経済を活性化させること、企業を助けて業界を盛り上げることなども社会課題の解決・社会貢献といえます。

そのため志望動機として「広告で社会の課題解決をしたい」と伝える際は、具体的にどのようなアプローチで課題を解決したいのか触れておくと良いでしょう。

明確なビジョンを持っている就活生として、評価につながります。

【コンサルと広告の違い】併願業界で答えていいの?

コンサルと広告どちらの会社が良いのか迷ったときは、併願する選択肢がありますが、その場合は「併願業界で志望動機や自己PRを答えて良いのか」と困ることもあるでしょう。

結論からいうと、答えて問題ありません。

現状、コンサル業界と広告業界では仕事内容にさまざまな違いがありますが、非常に似ている部分があるのも事実です。

企業によっては、どちらかをメイン事業としたうえで、両方を兼ねるようなかたちで経営を行っていることも珍しくありません。

そのため就活の軸がぶれる心配も、ほとんどないといえるでしょう。

【コンサルと広告の違い】将来の展望

コンサル業界と広告業界、それぞれを目指す際は、将来性や今後の業界のあり方などが気になるところです。

近年は、コンサル業界と広告業界は融合していくのではないかという見方が強いです。

実際に、先ほども触れたように、どちらも兼ねるかたちで事業を展開している企業は少なくありません。

ITを取り入れる流れなども非常に似ているため、融合する可能性は高いと考えられます。

そのためコンサル会社に就職したとしても、広告事業を扱う可能性は十分にあり得ます。

もちろん、逆もまたしかりです。

今後双方の業界は、分野に縛られるのではなくマーケティング全般に視野を広げ、経営課題に挑んでいくかたちになるでしょう。

なお業界そのものの将来性についてはどちらも安定性が高く、業態こそさまざまな変化はあるとしても、今後も求められていくことは間違いありません。

まとめ

コンサル業界と広告業界は似ている部分を持つため、違いを明確に説明できなかったり、どちらを目指すべきか迷ったりすることも多いです。

そのため違いを知るためには、まず、双方の業界についてそれぞれ理解を深める必要があります。

業界について理解が深まれば、自分が目指すべき方向性も見えてくるでしょう。

それでも迷う場合は、併願を検討することもおすすめです。

志望動機作成のポイントとして志望動機の例などにも触れつつ、コンサル業界と広告業界の違いを整理し、方向性を明確に決めていきましょう。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます