【例文あり】転職回数が多いと志望動機が書けない?採用に近づくための書き方を解説

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転職回数が多くなってくると、「転職が難しくなる」と考えるのではないでしょうか。

これは間違いではなく、転職理由によってはマイナスイメージをもたれることも少なくありません。

また、転職回数が増えると難しくなってくるのが志望動機です。

履歴書でも面接でも必ず聞かれることであり、内容によっては採用が遠のいてしまうこともあります。

ただでさえ難しい志望動機ですが、転職回数が多くなるほど「どう書いてよいのかわからない」という状況に陥るものです。

そこで、この記事では転職回数が多い方向けに、志望動機の書き方や採用されやすくなるポイントを解説していきます。

目次目次を全て表示する

【転職回数が多いときの志望動機】転職回数の多い人が志望動機を書くポイント

早速ですが、転職回数が多い人のために、志望動機を書くポイントを解説していきます。

難しい内容ではないため、まずはこの項目を参考にしてみてください。

長く働く意思を書く

転職回数が多いことのデメリットは、長く1社で働いていないということです。

企業から見ると「すぐに辞めてしまうかも」と感じてしまうため、どうしても採用が遠のいてしまいがちです。

そこで、長く働く意思を示してみましょう。

ただし、ただ「長く働きたいです」では伝わりません。

重要なのは理由を示すことです。

「なぜ長く働きたいのか」をよく考え、志望動機にも含めてください。

例えば、「十分な経験を積んできたため、今後は経験やスキルを生かせる1社で長く働きたい」のような形です。

ただ長く働きたいというだけでは、「どこでも言っている」と捉えられるため、結論には理由が伴うようにしましょう。

前向きな転職動機を書く

転職してきたことには理由があると思いますが、ネガティブな理由は志望動機に書かないようにしましょう。

「残業が多かった」、「人間関係が悪かった」などと現職や前職の悪口になる内容は避けてください。

そもそも日本では転職回数が多いこと自体がネガティブに捉えられやすく、初めからマイナスイメージになることが多いです。

そこへさらにネガティブな内容を並べてしまうと、面接官も採用しようとは思わないでしょう。

志望動機の基本は、前向きな内容にすることです。

「キャリアアップしたい」、「新しい環境に飛び込みたい」など、自分の能力向上や挑戦する気持ちを表してください。

企業は自社で活躍できる人材かを見ており、ポジティブな志望動機であれば、「積極的に動いてくれそう」と考えます。

経験やスキルが生かせることを書く

社会人としての経験やスキルが多いのであれば、そのことを志望動機にも含めましょう。

経験に関しては同業種である必要はなく、社会人として身につけた内容で大丈夫です。

例えば、複数社で働いてきて身につけたコミュニケーション能力やビジネスマナーなど、ちょっとしたことで構いません。

もし転職回数が多くても一貫して同じ業種だったのであれば、積極的にアピールしましょう。

また、業種が異なっていても成績が優秀だったのであれば、十分志望動機に含められます。

こういった場合には営業成績などを数値化して含めるのも有効です。

一貫性をもたせる

企業は転職回数が多いことを悪いことと考えているのではなく、一貫性がないことで「続かない人」という印象をもっています。

転職が多くても、仕事感などが一貫している場合、回数は大きなデメリットにはなりません。

転職を繰り返してきた理由が「キャリアアップ」であれば、一貫性のある転職理由といえます。

反対に、転職の度に一からやり直しているのであれば、あまり良い印象にはならないでしょう。

もし業種などに一貫性がなかった場合には、いままでの仕事で意識してきたことなどを書いてみてください。

業種は一貫していなくても仕事感などが一貫していれば、十分に評価される対象になります。

正直に書くことも必要

志望動機としては、一貫性があることや経験、スキルなどが重要になります。

しかし、時には正直に書くことも必要です。

同業種ではなく異業種に挑戦したくなった場合など、「いままでの経験を捨ててでも始めてみたかった」となれば、悪い人材とは見られません。

反対に、他の理由をつけた志望動機にするほうが不自然です。

その企業や業種を選んだ特別な思いがあれば、理由を正直に書くことで評価される可能性は十分にあるでしょう。

【転職回数が多いときの志望動機】転職回数が多くても採用されやすくなるポイント

基本的に転職回数が多いことは、不利になると考えられています。

しかし、転職回数が多くても採用されやすくなるポイントがあります。

少なくはなりますが、確認しておいてください。

転職回数にこだわりがない企業を選ぶ

まず、転職回数にこだわらない企業を選ぶことです。

日本では転職回数が多いことを悪く捉える傾向にありますが、アメリカでの転職はキャリアアップのために必要なことと考えられています。

つまり、外資系企業であれば大きく気にされない可能性があります。

ただし、あくまでキャリアアップの転職と考えておきましょう。

また、ITや飲食などは人の出入りが多いこともあり、あまり転職回数を気にしない傾向があります。

さらに、ベンチャー企業も候補の一つです。

特に、転職歴の多い経営陣が揃っているベンチャーであれば、転職に対しての考えは柔軟と考えられます。

どうしても転職先が見つからないのであれば、こういった企業を狙ってみるのも一つの方法です。

職務経歴書を詳細に作り込む

もう一つの方法は、職務経歴書を詳細に作り込むことです。

企業によっては履歴書のみで職務経歴書の提出は求めません。

履歴書は簡単な作りで、どのような仕事をしてきたかまではわからない様式です。

一方の職務経歴書は、どのような作業をしていたかや役職、関わったプロジェクトなども記載していきます。

職務経歴書を書くのは面倒に感じるかもしれませんが、自分の経歴を詳細に伝えることが可能です。

特に、アピールしたい経歴がある場合は、積極的に職務経歴書を利用してみてください。

基本は履歴書と同じように古い順番から記載しますが、職種別にまとめたキャリア式でも問題ありません。

時系列に書く必要がなく、応募している企業に近い職歴を上から書いていくことができ、経歴を伝えやすい方法です。

ただし、職務経歴を省いてよいものではなく、あくまで見やすいように順番を入れ替えると考えてください。

【転職回数が多いときの志望動機】企業が転職回数や理由を気にする意図

「転職回数が多いと採用されにくい」というのは誰しも知っていることですが、なぜなのかを考えたことはあるでしょうか。

この項目では、企業がなぜ転職回数を気にしているのかの意図を解説していきます。

意図を知ることで、志望動機が書きやすくなるヒントになります。

長く働いてくれるかを確認したい

企業が転職回数を気にしたり理由を聞くのは、主に長く働いてくれるかを確認したいからです。

転職回数が多いということは、前職や現職に不満があると考えます。

そういった不満を自社で解決できるのかも確認しており、「解決できない」と捉えられる内容であれば採用は難しくなるでしょう。

長く働いてもらわなければ会社としても利益を出せず、無駄になってしまう経費も少なくありません。

ただし、あくまで転職の理由による部分が大きく、内容によっては問題なくなります。

転職理由を不満で揃えているのではなく、転職してきて役に立ったことやこれから先のビジョンを伝えるとよいでしょう。

自社に合っているか確認したい

次に、自社と合っているか確認したいためです。

志望動機から人柄だけではなく、職歴など、自社で働いていけるのかを見ています。

例えば、自社の社員とうまくやっていけそうなのか、スムーズに業務を覚えられそうかなどです。

コミュニケーション能力が低ければうまく連携を取るのは難しいですし、働く意欲が低ければ業務に支障をきたすかもしれません。

企業にはそれぞれの社風があり、応募者が選んでいるように企業も選んでいます。

いままでの不満を解消できるか確認したい

転職する理由としては、現職に何かしらの不満を持っているということが多いでしょう。

キャリアアップのように前向きな内容であったとしても、「現職ではこれ以上伸ばせない」と判断していることになります。

そのため、企業としては、応募者が現職や前職で持っている不満を解消できるか見ています。

例えば、キャリアアップを求めている応募者にはステップアップしていける環境が必要です。

しかし、決められた業務しか割り振られない企業であれば、キャリアアップしたい応募者とはマッチしていないことになります。

これでは応募者が持っている不満を解消できないため、採用することはないでしょう。

企業に対して前向きな志望動機を見せることは重要ですが、そもそも自分の転職理由とマッチしていない可能性もあります。

【転職回数が多いときの志望動機】こんな志望動機はNG

志望動機は転職の際に必須の項目ですが、なんでも書いて埋めておけばよいわけではありません。

内容によってはNGなこともあるため、記入前に確認しておいてください。

待遇面ばかりを書いている

基本的に待遇面ばかり書いている志望動機はNGです。

給与や休日など、待遇面は仕事をするうえでとても重要なため、聞きたくなる気持ちはわかります。

しかし、あくまで応募先を希望している志望動機を書くべき場所であり、求められているのは待遇面に惹かれたといった内容ではありません。

企業としては会社に利益をもたらしてくれる人材を求めています。

そこに、待遇面ばかりに注目した応募者がいれば、「社会人としての意識が低い」と捉えられてしまいます。

さらに、待遇面は基本的に求人に記載されていることの多い項目です。

志望動機は、求人詳細に興味を惹かれたような内容にするのではなく、あくまで理由が必要です。

企業に「共感した」、「興味をもった」というだけでは不十分であり、「なぜ共感したのか」まで意識しましょう。

待遇面ではいくら理由をつけても「ほかの企業でもよいのでは」と捉えられる理由のため、志望動機への記載は避けてください。

現職や前職の不満を書いている

志望動機に現職や前職の不満を書くのはNGです。

「残業が多い」、「人間関係が悪い」など、こういった原因は転職後も発生する可能性があります。

残業が少ない企業もありますが、絶対ではありません。

年に何度かは残業になる可能性もあるため、残業が不満であればそもそも正社員として働くのは難しいと判断されるでしょう。

人間関係も同じで、さまざまな人が一緒に働く企業では、合わない人間がいても当然です。

そのため、「採用しても同じように不満をかかえるかもしれない」と考えられてもおかしくありません。

志望動機に不満を書かないことは基本です。

オリジナル性がない

志望動機にオリジナル性がない場合、不採用になる可能性が高くなります。

転職活動をしていると多くの企業に履歴書を提出することになります。

そのため、志望動機も同じ内容になってしまいがちです。

面倒なのもわかりますが、志望動機は1社ずつ、しっかりと考えましょう。

ぱっと見て「無難な内容」と捉えられてしまうと、「他社と使い回しをしているのでは」と思われることもあります。

特に最近はPCで履歴書を作成する機会も増えてきているため、志望動機を一度考えて終わりであれば楽です。

しかし、どうしても入社したい企業なのであれば、毎回志望動機は考えてください。

無難な内容にするのではなく、その企業の強みや理念をよく理解し、そこから組み立てていくべきです。

矛盾がある

志望動機を含めて、履歴書に矛盾がある場合は不信感を抱かれてしまいます。

例えば、職歴では一貫した業種ではないのに、志望動機には「同じ業種で活躍したい」などと書いていると、矛盾した内容になってしまいます。

また、退職理由にも気をつけましょう。

「目標を達成するために入社したものの、達成できなかったため転職したい」といった内容では、「自社でも達成できないのでは」と捉えられてもおかしくありません。

志望動機にするのであれば、「目的を達成したため転職を考えている」といった内容にすべきです。

基本的に転職理由には一貫性をもたせ、ネガティブな印象は与えないようにしてください。

学ぶことばかり書いている

求人によっては、「研修が充実」、「働きながら資格を取得できる」といった内容を全面に押し出していることがあります。

こういった部分に興味をもって応募することは悪くありません。

しかし、こういった学ぶ姿勢だけを全面に出してしまうと、受け身で学生の考え方と捉えられることがあります。

あくまで、「研修制度でしっかりと学び、いち早くお役に立てるように尽力します」といった、自分から行動する努力を見せなければいけません。

志望動機として含めることは問題ないものの、自分から学ぶ姿勢や早く会社に貢献するといった内容は含めてください。

退職が前提になっている

退職が前提になっているような志望動機もNGです。

「学んでから独立を考えている」といった内容では、最初から辞めること前提で応募していることになります。

もちろん、独立を支援しているような企業であれば問題はありません。

しかし、長く働いてほしいと考えている企業に対して、「学ぶことを学んだら辞めて独立します」と伝えれば、採用されることはまずないでしょう。

もし、最初から辞めるつもりなのであれば、志望動機には書かない、もしくは独立を支援してくれる企業を選んでください。

こういった内容をストレートに書いて受け入れてくれる企業のほうが珍しいです。

【転職回数が多いときの志望動機】志望動機の組み立て方

志望動機はただ書けばよいのではなく、組み立て方があります。

文章の組み立て方を知らずに書いてしまうと、どうしても伝わりにくくなってしまいます。

4つのステップに分けることで書きやすくなるため、まずは文章を書いてから組み立て方を見なおしてみてください。

なぜ志望したのかの結論

まずは、なぜ志望したかの結論です。

最初の文章はもっとも意識的に注目する部分であり、関係のない内容から始めると読み進める気になりません。

例えば、志望動機ではなく自分の経歴などから始まった場合、企業側は何を言いたいのかわからないという状態になってしまいます。

志望動機を書く欄なのに関係のないことを書いていると捉えられてしまうでしょう。

質問に対して的確に答えられないというのは、多くの面接官が嫌うことです。

そのため、「なぜ志望したのか」という理由を最初にはっきりと書いてください。

結論に対する理由

続いて、志望動機の結論に対する理由を書いていきます。

志望動機の結論だけでは十分ではなく、なぜそのように思ったかの理由が必要です。

ここでは、他の応募者達と差別化するためにも、自分なりの理由を考えてみてください。

企業の何かに魅力を感じたのであれば、どういった部分なのか、仕事にやりがいがあると思ったのはなぜなのかなどです。

最初は難しいと思いますが、企業をある程度リサーチしておけば、そこまで難しい内容ではありません。

ただし、できる限りオリジナル性は出すようにしましょう。

志望動機は例文も多く出回っていることから、定型化されてきています。

面接官も多くの応募者を見てきているため、定型化した文章は把握している可能性があります。

もっているスキルや経験

結論と理由を書いたら、自分が持っているスキルや経験も書いていきます。

これは、単純に箇条書きにするといったことではなく、スキルや経験をどう生かせるのかを書いてください。

「この経験があるからこの業務でも役に立つ」、「このスキルは貴社でも生かせる」といった内容です。

スキルや経験を伝えるだけでも読み取ってくれる面接官はいますが、難しい場合もあります。

基本的には、自分のスキルや経験が応募先の企業でどのように生かせるのかを志望動機に含めましょう。

入社後のビジョン

最後に入社後のビジョンを含めることです。

転職は転職できて終わりではなく、そこから新しい社会人生活が始まります。

そのため、自分が入社してからのビジョンも明確に伝えられるとよいでしょう。

「入社してからどのように働きたいのか」、「この事業に取り組みたい」など、今後の計画を志望動機に含めていきます。

こうすることで、企業側もあなたを採用してからのことが見えやすく、採用のハードルが少し下がります。

応募先と関係のないことは書かないべきですが、基本的には自由に書いても大丈夫です。

例えば、「チームのリーダーを目指したい」のであれば、その理由も添えることで、入社後のビジョンだけではなく長く働く意思も伝えられます。

【転職回数が多いときの志望動機】面接で転職回数の多さを気にさせない答え方

転職回数が多いことは、多くの企業がデメリットに感じることです。

しかし、書き方や答え方によっては、そこまでデメリットには感じさせません。

転職回数の多さをポジティブに変換する

転職回数の多さを気にさせない方法の一つとしては、ポジティブに変換することです。

ただ嫌で転職を繰り返してきたというのであれば、我慢できない人と考えられるでしょう。

しかし、キャリアアップのためであるとどうでしょうか。

自分を高めていくために転職するということは非常に前向きなことであり、企業側からしても好印象です。

もし、業種がばらばらであっても、「さまざまな経験をしたかった」と言えば、挑戦的で自発的に動ける人材とも捉えられます。

このように、転職理由に関しては多くがポジティブに変換できるため、まずは自分の経歴をすべて書き出してみましょう。

そのなかに一貫性がなかったとしても、できる限りポジティブに変換することで志望動機は書きやすくなります。

明るく元気に話す

志望動機からは少し離れますが、明るく元気に話すことも大切です。

書類選考で表すことは難しいですが、面接まで進めたのであれば、明るく話すことを意識しましょう。

企業によっては人柄を重視していることもあり、転職回数を気にしない場合もあります。

こういった場合は、「既存の社員とうまくやっていけるのか」、「この人と一緒に働きたいと感じるか」という部分を重視しています。

そのため、どのような企業の面接であったとしても、明るく元気に話すことは心がけてください。

職歴に一貫性をもたせる

転職では、職歴に一貫性をもたせることも重要です。

見るからにばらばらな職歴の場合、「何かあったらすぐに辞める人」と捉えられてしまいます。

業種の一貫性が一番良いですが、共通点があるだけでも大丈夫です。

例えば、「自分で掲げた目標を達成するまでは退職していない」などが良いでしょう。

営業成績や役職に就くなど、しっかりと評価されてから次のステップとして転職を選択しているのであれば、悪い印象にはなりません。

まずは自分の職歴にある共通点を探してみてください。

業種が共通しているのであればキャリアアップのため、共通していなければ残してきた実績や経歴なども使って一貫性を表しましょう。

【転職回数が多いときの志望動機】志望動機のNG例文

志望動機の例文を紹介していきますが、まずは悪い例文からです。

この例文と似た内容なのであればNGの可能性が高いため、見直してみてください。

同業種に転職する場合のNG例文

NG例文

現職も製造業に従事しておりますが、残業時間の増加から転職活動をしております。

貴社では残業が月に10時間以内ということもあり、プライベートな時間を確保するために志望いたしました。

現在と製造している商材は異なるものの、同様の製造ラインなど、共通点が多いため即戦力になれるかと存じます。

・残業時間は常に同じではなくあくまで現在の目安。

今後は変化する可能性も十分にあり、残業時間が増えれば辞める可能性が考えられる内容です。

これでは企業側も積極的に採用しようとは思わないでしょう。

異業種に転職する場合のNG例文

NG例文

現在は倉庫業の現場に従事しておりますが、体力的な問題もあり事務職への転職を検討し始めました。

事務職であれば体力面も心配する必要がなく、今後も長く働いていけると考えております。

・この内容では、「仕事がしんどいから転職したい」、「事務職は楽」といっているようにも聞こえます。  

体力面では確かに楽かもしれませんが、仕事としては責任も大変なことも多い事務職のため、このような文章は良い印象を与えないでしょう。

勉強したいことを中心にしたNG例文

NG例文

現在は営業をしておりますが、エンジニアに興味があります。

エンジニアは未経験ですが、貴社では研修体制が整っているとのことだったため応募いたしました。

入社したら、スキルを身につけるためにも貴社の研修や勉強に励んでまいります。

・あくまで会社に利益をもたらすことが求められるため、このように勉強したいことが中心の志望動機は良い評価になりません。

待遇面を中心にしたNG例文

NG例文

現在は給与が低く、年間休日も少ないため転職を考えております。

貴社は給与の水準が高く、年間休日も120日と多いため応募いたしました。

・この企業で働きたいという意思にしては、待遇面が中心になっています。  

待遇面に惹かれるのもわかりますが、企業は働きに対して良い待遇を用意しているのであり、あくまで仕事の対価です。

これだけ露骨に待遇面にしか触れない志望動機では、採用される見込みは低いでしょう。

退職や転職を思わせるNG例文

NG例文

3年後に独立を考えており、独立のための知識をつけられる貴社に応募いたしました。

貴社でエンジニアやマーケティグの技術を身につけ、今後の役に立つスキルにしたいと考えております。

・もともと独立支援などが中心の企業であれば問題ありませんが、一般的な社員を求めている企業であればNGな例文です。

応募者の中で辞めることがすでに決まっているため、企業としては採用するメリットがありません。

【転職回数が多いときの志望動機】志望動機の良い例文

続いて、志望動機の良い例文も紹介します。

業種などでわけて紹介していきますが、あくまで参考程度にご覧ください。

同業種に転職する場合の例文

現在は業務用厨房機器のルート営業を中心に行っております。
貴社のシステム販売とは大きく異なりますが、現在も新規顧客への営業を多少行なっており、十分に生かせるのではないかと考えております。
また、現在は現場と連携を取ることが多く、コミュニケーション能力にも自信があり、貴社で必須になるエンジニアとの連携も問題ありません。
異業種ではあるものの営業という部分では変わりが少なく、即戦力として貴社でも売上の増加に貢献できると存じます。

異業種に転職する場合の例文

現在は、食品を取り扱う企業の倉庫で入出庫作業を3年ほど担当しております。
業務内容としてはやりがいがあり、チームリーダーまで任せていただいているため、現職に不満はありません。
しかし、食品を取り扱っている店舗や卸売企業など、現在は関わりがない部分に興味が出てきたため、貴社の営業職に応募いたしました。
取り扱っている商材は現在とは異なりますが、入出庫作業で身につけた商材管理能力や商材に対する興味は貴社でも必ず役に立てられると自負しております。

志望動機がない場合の例文

現在までに4社経験してきており、転職回数は多いほうではありますが、どの職場でもしっかりと役職に就くまで働いてまいりました。
いままでは経験が欲しくて転職してきましたが、家族構成が変化したこともあり、長く働き続けるための転職を考えております。
貴社の求人を拝見したとき、経験してきた社会人としてのスキルを最大限に生かせると考えました。
営業事務は初めての経験ではございますが、各社で培ってきたスキルは、必ず貴社でもお役に立てると自負しております。

営業職に転職したい場合の例文

現在は5年ほど物流関係の企業で事務員をしております。
一般事務ではありますが、規模が小さいこともあり営業事務に関わることも多少ございます。
営業や営業事務と関わる機会があったためか、自然と営業職にも興味を持つようになりました。
しかし、現在の職場では営業職の人数は限られており移動はできないため、今回貴社の営業職に応募いたしました。
営業の経験はないものの、取り扱い商材は貴社とも近く、商材の知識などはすでに把握しております。
また、事務として積んできた経験も営業に生かせると考えているため、貴社の即戦力として貢献できるかと存じます。

介護職に転職したい場合の例文

現在はIT系の営業として3年ほど勤務しておりますが、介護職への転職を希望しております。
介護職の経験はないものの、学生時代にボランティアとしてデイサービスでお手伝いをしたことがあります。
当時はそこまで深く考えていませんでしたが、最近、祖母の介護が必要となり、より介護が身近になったことで当時の気持ちが再燃いたしました。
まだ介護に関わる資格などは取得できておりませんが、貴社に応募している間にも勉強は進めております。
貴社の施設は知り合いの方が利用されていたこともあり、介護職に就くならばぜひ働きたいと思っておりました。

まとめ

転職回数が増えるほど、志望動機に何を書いてよいのかわからなくなってきます。

しかし、今回解説した内容通りに進めれば、以前よりは簡単に書けるようになっているはずです。

とにかくネガティブな内容は避けてポジティブな内容にすること、長く働く意思を見せることがポイントです。

この記事を参考にし、ぜひ採用されやすい志望動機を作成してみてください。

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