高校を中退すると就職できない?おすすめの業種や中退後に考えることを解説

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さまざまな事情があり、高校中退を選択する方もいるでしょう。

高校を中退すると最終学歴は中卒になり、気になるのは就職です。

「高校中退者の就職は難しい」といわれることが多く、不安になるかもしれません。

最近は中卒の割合が低く、ほとんどは高卒か大卒です。

そのため、高校を中退してしまうと就職で不利になることが予想できますが、実際にどのように厳しくなるのかはわかりにくい部分でしょう。

この記事では、高校を中退すると就職できないのかや、中退者におすすめの業種、考えるべきことを解説していきます。

目次目次を全て表示する

【高校を中退すると就職できない?】高校を中退すると就職できない?

初めに、高校を中退すると就職できないのかという部分を解説します。

就職できないことはない

高校を中退した場合、就職できないということはありません。

しかし、高卒や大卒と比べると選択肢は少なくなると考えておきましょう。

求人などを見ているとわかりますが、募集要項で学歴不問としている企業は多くありません。

ほとんどは高卒か大卒、特に大手であれば4大卒以上が基本になっています。

そのため、就職できないということはないものの、就職したい業種や企業では面接すら受けられない可能性はあると覚えておいてください。

就職率は低くなる

高校中退者は、就職率で見ると他の学歴と比べて極端に低くなります。

厚生労働省が2017年に調査した結果では、高校中退者が正社員として就職した率はわずか6.5%です。

(参考:若年者雇用対策の現状等について

高卒になると50%近く、大卒であれば80%に迫ります。

いかに学歴で就職率が変化するかがわかるでしょう。

また、高校中退者のほとんどはどこに就職しているかというと、アルバイトやパートです。

もちろん勤続年数が長くなることで正社員登用などもあり得ますが、多くの方は安定した職業には就けていないということになります。

【高校を中退すると就職できない?】高校中退者の就職が難しいといわれる理由

続いて、高校中退者の就職が難しいといわれる理由を解説します。

ここでご紹介するものがすべてではありませんが、主な理由を集めました。

求人の応募条件は高卒以上が多い

一概にはいえませんが、正社員の求人ではほとんどが高卒以上を応募条件にしています。

高校を中退した場合の最終学歴は中卒となるため、高卒以上が対象の求人には応募できません。

また、大手や専門職になるほど大卒以上であることが多くなります。

そのため、高校を中退すると就職先が限られてしまうことを理解しておきましょう。

自分が就きたい業種を見つけても、応募できないということも少なくありません。

もちろん学歴不問の求人もありますが、数としては圧倒的に少なくなります。

どうしても就きたい業種に学歴が必須なのであれば、高校や大学の卒業を視野に入れてみてください。

中退に悪いイメージを持つ人がいる

高校中退や中卒に悪いイメージを持っている人がいます。

理由はさまざまですが、主には下記のような理由です。

・高卒以上が多数派のため

・我慢できないのではないか

・コミュニケーションがとれないのではないか

・トラブルを起こしやすいように思える

このように、高校中退者に対するイメージはよくありません。

まず、日本人の学歴は高卒以上が80%を超えます。

そのため、中卒や中退者が非常に少なく、自然と悪いイメージになっていることがあります。

ほかにも、我慢できない人と捉えられることも多く、採用してもすぐに辞めるのではないかと考えられることも少なくありません。

このように、中退に対して悪いイメージを抱く人は少なくないため、結果として就職も難しくなるという流れができてしまっています。

年齢が若い

意外かもしれませんが、年齢が若すぎることが就職の邪魔になることもあります。

本来であれば若ければ若いほど就職や転職はしやすいため、不思議に感じるかもしれません。

しかし、就職や転職に有利になるのは、あくまで18歳以上の場合です。

18歳未満では就業内容に制限がかかることもあり、企業にとっては使いやすい人材とはいえません。

また、ほとんどの求人は18歳以上を対象としていることも要因です。

18歳にならなければそもそもの求人数が少なく、応募すらできないことも多くあります。

さらに、若いことによる経験の少なさから教育に時間がかかるといったことを懸念する企業もあります。

正社員以外の期間が長くなりやすい

正社員に限った話ですが、先述のとおり高校中退者の就職率は非常に低く推移しています。

反対にアルバイトやパートなど、非正規雇用の割合は多くなります。

一見すると、仕事には就けているため問題はないようにも感じるかもしれません。

しかし、契約期間や給与、福利厚生など正社員とは大きな違いがあります。

高校を中退した場合はフリーターとして働く期間が長くなる傾向にあり、長くなるほど正社員としての就職は難しくなります。

これは、アルバイトやパートを職歴として考えない企業が多いからであり、社会人経験がないと判断されやすいからです。

フリーター期間が長くなるほど就職は不利になるため、就職を目指しながらや、社員登用があるアルバイトに絞るといった行動が必要かもしれません。

【高校を中退すると就職できない?】高校を中退して就職するメリット

高校を中退すると、就職できないことはなくとも難しいというのはわかってもらえたのではないでしょうか。

ここまでであれば、中退に良いことはないと感じたかもしれません。

しかし、実際にはメリットもあります。

業界によっては就職しやすい

まずは、業界によっては就職しやすいということです。

例えば、大工や漁師、職人など、実力が評価基準の業界であれば、高校を中退して就職するメリットがあります。

学歴で給与体系などが決まっている企業へ就職するのであればメリットはありませんが、実力社会であれば、就職は早ければ早いほどよいでしょう。

周りが高校や大学を卒業してから入社するより数年の差ができるため、同じ年でもより早く経験が積めます。

実力が重要視される業界に就職するつもりなのであれば、高校を中退するメリットは十分にあります。

社会人経験が長くなる

当然ですが、高校を中退してすぐに就職すれば、高卒や大卒と比べて数年以上も早く社会を経験できます。

社会経験が長くなれば、同じ会社で働き続けるだけではなく、転職のときにも有利に働くかもしれません。

特に専門職なのであれば、数年の差は非常に大きなものになるでしょう。

経験を積むだけではなく資格の取得も進めておけば、周りよりも早く昇進できる可能性が十分にあります。

一般的に高卒や大卒と比べて生涯賃金が低くなる高校中退者ですが、実力社会であれば反対に年収が高くなる可能性も少なくありません。

どの企業でもということではないものの、社会人経験が長くなることで年収アップにつながることもあります。

高卒より就職しやすくなる

高校中退者の就職率は、正社員に限ると少ないことを解説しました。

しかし、場合によっては就職しやすい可能性もあります。

これは、同時に就職する人数が少ないこと、高卒の学校推薦よりも選択肢が多いことが要因です。

例えば、高校や大学を卒業する日は決まっており、全員が同時に就職活動を開始します。

そのため、就職時期が重ならない中退者は自由な時期に多くの企業へ応募できます。

また、高卒の学校推薦より就職しやすいこともメリットです。

高校の学校推薦は1人1社の応募が多いため、就職の選択肢は多くありません。

高校を中退した場合はより多くの就職先を選択できることから、高卒よりも就職しやすい可能性があります。

【高校を中退すると就職できない?】高校を中退して就職するデメリット

メリットを解説しましたが、高校を中退するのはデメリットのほうが大きいかもしれません。

中退して後悔しないためにも、デメリットもしっかりと確認しておいてください。

転職が難しくなる

高校を中退すると、就職だけではなく転職も難しくなる可能性があります。

転職はただでさえ回数を重ねるごとに難しくなる傾向があり、高校中退者となると「我慢できない人」「すぐに辞める人」と捉えられることも珍しくありません。

1回、2回では大きな問題はないものの、複数回の転職を繰り返しているのであれば難しくなってくると理解しておきましょう。

さらに、ほとんどの求人は高卒以上を条件にしています。

こうなると、最終学歴が中卒になる高校中退者は面接すら受けられません。

また、転職に必要な資格を取得したい場合にも、受験資格が高卒以上という場合もあります。

高校を中退しても就職できれば安心するかもしれませんが、転職を考えることがあるはずです。

高校を中退することは就職のときだけではなく、転職する場合でもデメリットになることを覚えておいてください。

昇進しにくい

多くの企業では、学歴によって給与や昇進のしやすさが決まっています。

例えば、現場職と管理職がある場合、中卒や高校中退者は現場職、大卒は管理職といったように分けることがあります。

こういった企業では、高卒や大卒と同じ立場で仕事をすることが難しく、昇進も簡単ではありません。

高学歴でなければ絶対に昇進できないといったことはありませんが、多少の影響があることは覚悟しておきましょう。

もし、昇進していきたいのであれば、スタートアップ企業や外資系企業など、実力主義の企業に就職するのもひとつの方法です。

年収に大きな差が出る

新卒の場合、高校中退者と高卒、大卒の初任給に大きな差はありません。

しかし、年齢を重ねるほどその差は広がる傾向にあり、生涯賃金では1,000万円以上の差が出てくることも珍しくありません。

特に大卒と比べると、5,000万円以上も差が出るというデータがあるくらいです。

このように、最終学歴で年収に差が生まれることは、大きなデメリットになるでしょう。

こういった状況を避ける方法は多くありますが、最も簡単なのは高校や大学の卒業です。

【高校を中退すると就職できない?】高校を中退した方におすすめの業種や業界

ここでは、高校を中退した方におすすめの業種や業界をご紹介します。

これらの仕事は高校の中退者でも応募可能なことが多く、努力次第では高卒や大卒と変わらない待遇も期待できます。

技術職

まずは技術職です。

大工や漁師といった職人系の業種が代表的でしょう。

いずれも経験が必要であり、学歴は関係ありません。

さらに、技術を磨けば会社に属す必要もなく独立も可能です。

つまり、学歴に関係なく収入を上げられる業種であり、むしろ早く就職できる中退者にメリットがあります。

また、技術職のイメージはないかもしれませんが、プログラマーやエンジニアなども含まれます。

勉強は必要になるものの、学歴に関係なく就職できることが多く、技術を身につければ昇給や昇進も可能です。

営業職

営業職には学歴不問の求人が多いため、高校中退者でも挑戦しやすい業種です。

また、企業によっては成績次第でインセンティブなども用意しており、比較的給与水準が高いのも特徴でしょう。

専門の知識も必要ないことを考えると、挑戦しやすい業種といえます。

また、成績次第では昇進も十分に可能であり、高校中退者であっても管理職を目指せます。

ただし、基本的に自社製品を販売することから、入社してからの勉強やコミュニケーションスキルは必要です。

勉強する気持ちがありコミュニケーションが得意なのであれば、営業職が向いているかもしれません。

販売職

販売職といっても幅広くありますが、なかでもアパレルや飲食は学歴不問としていることが多いです。

そのため、高校中退者であっても就職しやすい業種といえるでしょう。

ただし、接客が中心ということもあり、人と接することが苦ではない方に向いています。

もし、人と関わらない業種を求めているのであれば、販売職には向いていないかもしれません。

また、ホームセンターや家具店など、業種や企業によっては同じ販売職でも学歴を重視されることもあります。

特に管理職を目指すのであれば、販売職であっても大卒などの高学歴が求められます。

それでも、販売職の多くは高校中退者でも就職しやすい業種であることは間違いありません。

介護職

介護業界は人手が常に不足していることもあり、学歴不問の求人が多く公開されています。

ただし、力仕事なだけではなく、人とのコミュニケーションも必要なため、想像以上に大変な仕事であることは理解しておかなくてはいけません。

さらに、無資格のままというのは難しく、介護福祉士をはじめとする資格の取得が必要です。

また、給与面は他の業種と比べて低い水準といわれています。

大変な仕事であり給与も高くないという部分から向き不向きのある業種です。

その分やりがいを感じられるのであれば、十分に魅力的な業種といえます。

ドライバー職

タクシーやバス、トラックなど、ドライバー職は免許さえあれば学歴不問としている企業が多くあります。

ただし、免許が必要なことから、高校を中退してすぐに就職は難しいかもしれません。

もちろん、免許を取得できる年齢なのであれば問題はありませんが、中退しているということは18歳以下である可能性が高いはずです。

例えば、18歳まではアルバイトやパートで働いておき、免許を取得してからドライバー職に挑戦するといった流れがよいでしょう。

注意しておきたいのは、交通違反がないようにすることです。

ドライバー職は車を運転することから、交通違反の経歴を確認する企業が多くあります。

過去3年ほどの運転経歴の提出を求められることが多く、違反があった場合には就職が難しくなります。

また、就職できたとしても違反すると業務に支障をきたす可能性もあるため、プライベートであっても注意深く運転しなければいけません。

公務員

公務員は高学歴のイメージがあるかもしれませんが、実際には高校中退者でも応募できます。

一部、大卒を必須としている公務員もありますが、意外にも多くの業種に応募可能です。

例えば、地方公務員であれば学歴は関係ありません。

ただし、高卒程度の学力は求められるため、勉強は必要でしょう。

あくまで応募資格があるというだけであり、簡単に採用される業種ではないと理解しておいてください。

また、公務員を目指す方は多く、倍率が高いことにも注意が必要です。

面接が実施されることから、基本的なコミュニケーションスキルも求められます。

生産業界

生産工場は、学歴不問にしていることの多い業界です。

生産といっても幅広く、工業製品から食品までさまざまです。

3交代勤務などであれば給与水準も高く、他の業種よりも稼げるかもしれません。

休日がしっかりと設定されていることが多いため、ワークライフバランスが良いのも特徴です。

ただし、閉鎖された空間や作業中の自由な動きができないことを考えると、向き不向きはあります。

ひとつの作業に集中することが好きであれば、生産業界は向いているでしょう。

また、派遣社員や契約社員、期間社員として入社してから正社員を目指す方法もあります。

この方法であれば入社のハードルも下がり、より気軽に挑戦できるのではないでしょうか。

IT業界

IT業界は人手不足なだけではなく、ベンチャー企業や外資系企業が多いことから学歴不問としていることが少なくありません。

とくにベンチャー企業であれば、高校中退者であったとしても経営幹部を目指せるでしょう。

ITのなかでもプログラマーやエンジニア、営業など、さまざまな職種があります。

技術を磨きたいのであればプログラマー、すぐに稼げるようになりたいのであれば営業といった選択が可能です。

また、技術さえ身に付けておけば、同業種での転職も有利になります。

まずは実績や技術を身に付けてから、待遇面の良い外資系企業に転職するのもよいでしょう。

【高校を中退すると就職できない?】取得していると就職しやすくなる資格

高校を中退したとしても、就職できる企業は多くあります。

しかし、待遇面や数で見ると高卒や大卒には及びません。

そこで、就職がしやすくなり将来的に年収の向上に役立つ資格を一部ご紹介します。

調理師免許

調理師免許の受験資格に学歴は関係なく、高校中退者であっても取得可能です。

また、必ず調理師の専門学校に通わなければ取得できないといった条件もありません。

調理師免許を取得するためには、2つの方法があります。

調理師免許を取得する方法

・調理師学校を卒業する

・2年以上の実務経験を積んでから調理師試験に合格する

調理師学校に通うという選択肢もありますが、実際に飲食店で働きながら資格取得を目指すことも可能です。

資格を取得しておけば就職に役立つだけではなく、転職したいときも有利になるでしょう。

宅地建物取引士

宅地物件取引士は、不動産の売買や賃貸物件の取り扱いに必要な資格です。

特に目にすることが多いのは賃貸借契約時の重要事項説明でしょう。

この説明は宅地物件取引士の資格をもっていなければできません。

もちろん高校中退者でも受験可能です。

合格率は20%以下と決して高くはありませんが、その分、取得できれば間違いなく就職や転職の役に立ちます。

さらに、不動産業界は日本の平均年収よりも高くなりやすいのもポイントでしょう。

高校中退者は高卒や大卒と比べて年収が低くなりがちなため、収入を重視するのであればおすすめの資格です。

行政書士

行政書士はいかにも高学歴な資格に見えますが、実際には受験資格に学歴の制限がありません。

そのため、高校中退者でも取得可能です。

さらに法律の専門家という部分から、専門企業だけではなく一般企業でも優遇されます。

例えば、総務部や法務部などです。

法律事務所や弁護士事務所だけではなく一般企業も視野に入るため、想像以上に幅広く評価されている資格といえるのではないでしょうか。

就職だけではなく転職も有利になると考えられます。

ファイナンシャルプランニング技能士

ファイナンシャルプランニング技能士は、家計のホームドクターとして人生設計を行います。

各企業に所属しているファイナンシャルプランナーもいれば、独立して仕事を行っている場合もあります。

仕事内容としては、家計の支出を見直す、必要な保険や投資などを盛り込むなど、専門的な知識が必要です。

また、面談して家計の状況など聞き出してアドバイスすることから、コミュニケーションスキルが必要な職業といえるでしょう。

老後資金などの不安が高まる昨今では、ファイナンシャルプランナーの必要性は間違いなく増えていると考えられます。

学歴に関係なく取得できる国家資格であることから、就職や転職で役立つのは間違いありません。

保育士

保育士も国家資格であり、基本は専門学校や大学で学んで取得することになります。

しかし、高校中退者であっても保育士試験を受験できます。

「指定保育士養成施設を卒業する」「保育士試験に合格する」、この2つの方法がありますが、前者は高卒以上の資格が必要です。

そのため、高校中退者の取得方法は保育士試験に合格することのみとなります。

ただし、保育士試験を受験するためには、実務経験を積まなければ行けません。

特定の施設において、5年以上の勤務、及び7,200時間以上の実務経験が求められます。

他の資格のように合格すればよいという資格ではなく時間もかかるため、安易な覚悟では目指せないかもしれません。

【高校を中退すると就職できない?】中退して後悔しないための選択肢

高校を中退して就職すると、後悔が出てくるかもしれません。

中退してから後悔しないためにも、3つの選択肢をご紹介します。

編入する

まずは編入です。

中退する理由にもよりますが、定時制や通信制など、同じ高校でもさまざまな選択肢があります。

全日制の高校への編入は不安があるかもしれませんが、定時制や通信制であれば同じ境遇の人も多くいます。

まずは、自分がこの先どういった仕事に就きたいかを考えてから、編入するという選択肢も視野に入れてみましょう。

例えば、すでに就きたい仕事が決まっており、高卒以上が応募条件なのであれば、もはや編入は必須です。

また、現在は高卒の資格を必要としていなくても、将来取得したいときがくるかもしれません。

明確に中卒で問題なければ無理に編入することはありませんが、将来設計がはっきりしていない場合には編入も検討してみてください。

高卒認定試験を受ける

高卒認定試験は、高卒と同程度の学力があると示すものです。

そのため、大学へ進学したい場合には取得しましょう。

高卒認定試験に合格すれば大学への受験資格を得られるだけではなく、高卒以上を必要とする資格の取得にも挑戦できます。

ただし、高卒認定試験に合格しても最終学歴は中卒のままです。

あくまで高卒と同程度の学力であることを証明するものであり、高卒以上が条件になっている学校や資格に挑戦できるということです。

それでも、就職時などに説明さえすれば高卒と同程度の扱いをしてもらえることが多いでしょう。

就職先をしっかりと考える

学歴にこだわりがないのであれば、就職が基本になるでしょう。

このとき重要になるのは、就職先をしっかりと考えることです。

高校を中退すると就職先が狭まるということは、ここまでも解説してきました。

高卒や大卒との生涯賃金に大きな差が生まれること、昇進が難しいことなどさまざまです。

そのため、なんとなくで就職先を探すのではなく、長く働ける就職先を目指す必要があります。

年収の差に関しても初めは大きな問題に思わないかもしれませんが、働き続けるほど気になってくるかもしれません。

そのため、自分のやりたいことだけではなく、待遇面や昇進のしやすさなど、しっかりと考えてから就職活動をしましょう。

【高校を中退すると就職できない?】就職にはエージェントを利用する

就職先は求人サイトで探せますが、おすすめはエージェントの利用です。

エージェントは求人の紹介だけではなく、カウンセリングや履歴書、エントリーシートの作成までサポートしてもらえます。

そのため、初めての就職でもわからない部分が多くても不安がありません。

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さらに登録は無料なため、気軽に利用し始められるでしょう。

まずは登録し、個別相談だけでも受けてみてはいかがでしょうか。

営業に特化したエージェントではありますが、収入面でもメリットの多い業種のため、高校を中退した方におすすめできます。

まとめ

高校を中退すると就職が難しくなるのは確かでしょう。

しかし、就職できないということはありません。

業種は限られるものの、高校中退者でも就職は可能であり、選んだ業界によっては大卒より稼げることもあります。

まずは、選択肢をよく考え、自分にとって一番よい方法で行動してみてください。

人によっては編入して高校を卒業する、大学へ進学するのもひとつの方法でしょう。

就職するのであれば、長く働けるのかどうか、昇進していけるのかどうかも重要です。

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