はじめに
20代から30代にかけて、これからのスキルアップやキャリアアップを目指して転職を視野に入れていく人が多いでしょう。
不動産営業は自分の頑張り次第で高い収入を得られることを望む向上心のある人におすすめできます。
もちろんスキルアップや高収入を求める一方でプライベートも疎かにしたくないという人が圧倒的に多いことも事実です。
今回は不動産営業はプライベートも充実させながら働くことができるのかを解説していきます。
ぜひ参考にしてください。
【女性のキャリアチェンジ】不動産営業とは
不動産営業と一つで括っていますが、その業務内容はさまざまです。
賃貸物件や土地売買の仲介をする企業や新築物件の販売を行う企業、ほかには有効な土地活用を提案したり既存物件の修繕をしたりする企業があります。
賃貸物件の販売とリフォーム販売とでは営業スタイルも異なってきますし、顧客も個人か法人で違いがあるでしょう。
企業情報をしっかりと確認し、業務内容が自分に合っているか見極めながら転職活動を進めていくことに気を付けてください。
【女性のキャリアチェンジ】女性が不動産営業で働くポイント
女性が不動産営業で働くポイントはいくつかありますが、女性ならではの視点は最も重宝されるでしょう。
また、女性は警戒されにくいことはどの業界でも共通と言えます。
担当者が女性であれば女性のお客様にとっては、安心感があり信頼度も上がる可能性は期待して構いません。
営業職に勤める女性のほとんどは高いコミュニケーション力を持っているので、会話を楽しみながら仕事をしている社員が多いです。
次からは、不動産営業で女性が働いていくためのポイントをさらに深掘りして解説していきます。
女性の視点を活かせる
まず、女性なら誰もが持っている「女性ならではの視点」を発揮しましょう。
たとえば、キッチンからダイニングまでの動線が長すぎないか、扉の開閉などの煩わしさがないかなど、実際に食事を作り生活をした時のことを考えてもらうことを提案できます。
掃除をする動線を確認することや掃除用具の収納なども女性の身長でもしやすいかどうかは男性には気付きにくい点です。
子育てなどの将来についても一緒に話しやすいのは、やはり女性であることが多いと言えます。
住宅設備や防犯面について女性の目線から話すことで女性のお客様だけでなく、男性のお客様にも安心感を与えられるでしょう。
警戒されにくい
体育会系のイメージが強い印象の営業職は、男性の営業マンには威圧感を感じてしまうといった女性のお客様も少なくありません。
女性社員ですとそのイメージも強くなりすぎず、やわらかい口調でカバーすることが可能なので女性のお客様にとっても接しやすく警戒されにくいでしょう。
たとえば、内覧に同行する場合、女性のお客様と不動産会社の社員2人きりで物件を訪れることもあります。
そんな時に女性の社員を指定するお客様は少なくないため、賃貸物件や新築物件の営業には女性が求められることも事実です。
コミュニケーション力が高い
営業を志す人ならコミュニケーション力に自信のある人も多いことでしょう。
もちろんビジネスでのコミュニケーション力とは、ただの「お喋り上手」なだけではありません。
会話のキャッチボールや相づちが適切にできていることや相手に適した気配りができることがビジネスでは重要です。
たとえば、子ども連れのお客様のためには子どもが退屈しないよう事務内容は端的にし、後からでも資料を見ればお客様自身で確認できる説明をするということもお客様への気配りと言えます。
【女性のキャリアチェンジ】不動産営業は結婚後も働けるのか
結婚後も働き続けるために、企業の環境整備がどこまでできているかを確認しておきましょう。
たとえば、産休や育児休暇は今となってはほぼ当たり前の制度ではあり、取得を推進する企業も増えてきています。
自分自身やパートナーとのライフプランに必要な福利厚生があると、子育てなどの大きなイベントがあった後も働きやすいです。
「制度がある」ことを確認するだけでなく、取得実績はどれくらいなのかを確認しておくとより安心できるでしょう。
【女性のキャリアチェンジ】不動産営業と家庭の両立は可能か
そもそも営業職は勤務時間が不規則であることは頭の片隅にでも入れておくべきでしょう。
お客様のスケジュールに合わせて稼働することはもちろん、商談などが長引く可能性もあります。
さらには、営業職ではノルマのある企業がほとんどで、ノルマのための残業も覚悟しておくべきです。
不動産営業と家庭はパートナーとの協力があれば両立は可能です。
不動産業は土日も勤務の企業が多いため、子どもの預け先なども事前に検討しておくと安心でしょう。
【女性のキャリアチェンジ】不動産営業と家庭の両立のポイント
不動産営業と家庭を両立するためには、転職活動をする時に事前にチェックしておくべきポイントがあります。
まずは、結婚後や子育てをしながらでも働けるようサポートしてくれる制度が備わっているかを確認しましょう。
次に産休や育児休暇などの復帰後も以前と同じポストで勤務し、活躍できるかを確認します。
そして、事前に必要な資格の学習や取得にチャレンジをしておきましょう。
それでは、この3つのポイントを詳しく解説していきます。
制度が整っているかどうかを確認しよう
転職活動をする時には、福利厚生などの環境整備が整っているかを確認しましょう。
産休や育児休暇はもちろんのこと、リモート勤務や時短勤務が可能かどうかも確認しておくと良いです。
お客様との打ち合わせや商談がオンライン上で完結すれば、通勤時間を短縮できるため、その分家庭の時間を増やすことができます。
また、万が一の時に、有給休暇が取りやすい環境であるとさらに良いです。
ワークライフバランスについて自分なりの基準を作っておき、転職先で実行可能かを見極めていきましょう。
復帰後も活躍しやすい
前述の「制度」が済んだら、その制度が実際有効に利用されているかの確認も重要と言えるでしょう。
産休・育児休暇を福利厚生として挙げている企業は年々増加していますが、育休取得率のデータによっては活用しにくい環境であるかもしれません。
取得率が高ければ、育児経験者が復帰し勤務をし続けていることが証明されているため、復帰後も活躍しやすい職場と言えます。
不動産営業は自分の頑張り次第で高収入や昇進も目指せるため、経験を糧に親目線の提案などができれば、活躍もしやすいでしょう。
育児の前に資格を取っておこう
育児をしながらしっかり時間を取って集中して資格の勉強をすることは、はっきりいってかなり難しいです。
もちろん育児をしながら資格取得をされている人もいますが、これもパートナーや周りのサポートは必須と言えるでしょう。
さらに、不動産業に務めている人なら宅建の取得を目指している人が多いと思います。
しかし、宅建の試験の出題範囲はかなり広く、年に1回の試験で合格率は約15～18％と低いのが現状です。
関連するFPなどの取得も目指すのであれば、早めから対策をしておくべきでしょう。
【女性のキャリアチェンジ】転職エージェントの利用がおすすめ
ここまでで、不動産営業への転職に少しでも興味を持った人は、ぜひ転職活動を始めてください。
もしどのような不動産業が自分に向いているか悩んでいる人は、営業転職に特化した「営業就活ドットコム」の転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェントとは、担当者が転職希望者と面談をしっかりと行い、それぞれに合った職場とのマッチングをサポートし、転職選びを失敗しないためのサービスです。
担当のエージェントと面談を行い、希望の勤務地や職種、結婚後も勤めることができる企業を紹介してもらいましょう。
さらに、通常の転職サイトには掲載されていない企業や記載のない企業情報についても、エージェントを通してじっくりと確認することができるので安心できます。
転職に少しでも不安がある人はぜひ利用しましょう。
まとめ
今回は女性のキャリアチェンジについて解説をしてきました。
現在は、結婚後も働き続けることがほぼ当たり前となってきていますが、将来のことを考えると仕事だけでなく家庭も充実させていきたいと考えるでしょう。
この先キャリアアップやスキルアップなどの自分磨きをしながら、いろいろなライフプランができてくるかと思います。
子育てだけでなく、パートナーと過ごしていく中で助け合いながら、仕事も家庭も満足のいくものにできるよう転職活動を進めていってください。
