【逆質問の参考例あり】女性の転職で聞かれやすい質問を徹底解説!

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転職活動において避けて通れない、面接。

自己PRをする場面でもあり、どのような職場なのかを実際の社員に聞ける場です。

しかし、選考の場でもある以上、緊張でうまく話せないかもしれないと不安を抱える人もいるでしょう。

とくに第2新卒から30代前半の女性の人は、今後のキャリアと人生設計のバランスに悩むことも多いと思います。

面接では働き方やライフステージの変化に応じてどこまでフォローしてくれるかなども聞いておきたいところです。

「キャリアをバリバリに積みたいけど、結婚して育休や産休を取るとなったら?」「近々結婚も考えているが、不利に受け取られないか不安」などで、心配になったことがある人も多いでしょう。

今回は、転職活動中の女性が面接で聞いておきたい質問や聞き方など、対応方法について紹介していきます。

【転職時の逆質問】女性が面接で聞いておいた方が良いこと

女性がこれから私生活や人生を豊かに送りながら長いキャリアを積み上げるためには、仕事に関わること以外のことも聞いておいた方が良いでしょう。

基本的に聞いておいた方が良い質問内容は次の6つです。

面接で聞いておいた方が良い質問内容

・産休や育休について

・出世している女性について

・活躍している女性の世代

・女性のキャリアプランについて

・福利厚生など会社の制度について

キャリアアップと無理のない豊かなライフスタイルを両立するためなので、聴ける範囲で聞いておきましょう。

産休・育休について

女性の場合、出産や育児などで男性よりも家庭に集中する時期が多い傾向にあります。

そのため、産休や育休について会社がどの程度対応してくれるのかを聞いておきましょう。

とはいえ、このようなデリケートな話は直接的な伝え方では抵抗があると思います。

伝え方としては、たとえば以下のような聞き方がベターです。

御社で産休・育休取得後に復帰した社員様は、どのような働き方をされていらっしゃいますか?

出世している女性について

これからキャリアアップしたい女性にとって気になる出世について。

まだまだ日本国内の企業では女性管理職の割合の方が少ないため、「女性は出世しにくい」というイメージを持たれている方も多いでしょう。

しかし、徐々にですが女性管理職推進の動きが、日本企業全体に見られています。

「自分もマネジメントできる立場になりたい」「新規事業を立ち上げたい」などの意欲をアピールすることを前提に、同社で出世している女性の割合がどのくらいか質問しましょう。

活躍している女性の世代について

人間関係を理由に転職をする女性の場合、職場環境が気になることでしょう。

とくに、女性社員同士の人間関係のトラブルはよくある話です。

新しい職場で相性の良い人がいそうかも確認しておきたいところです。

とはいえ、これも直接的な表現は難しいと思います。

そこで、以下のような言い方で質問をしてみてください。

職場の雰囲気がわかればありがたいのですが、△△の部署でご活躍されている同じ女性は、どのような世代の方が多いですか?

女性のキャリアプランについて

面接官がもし女性だった場合に限りますが、キャリアプランを質問してみてください。

実際に働いている女性の働き方やビジョンを知ることで、その会社のリアルな良さを知ることができるでしょう。

ただし、個人的な質問になってしまうので、聞き方に注意してください。

以下のような聞き方であれば相手も嫌な気はしません。

この短時間ですが、△△様は同じ働く女性として素敵だなと感じております。

不躾(ぶしつけ)な質問で恐縮なのですが、△△様は5年後や10年後どのようなキャリアプランをお持ちなのでしょうか。

会社の制度について

福利厚生や休日休暇については求人票に載っていますが、それ以外の評価制度などについては公にされていないことが多いので、質問しておきましょう。

たとえば、以下のような制度は聞いておいた方が無難です。

聞いておいた方が良い制度

・昇給の仕組み

・会社イベント

・評価制度

・独自性のある制度

できれば長く働いてキャリアアップし続けたいと考えております。

昇給システムや評価制度などがあれば、ぜひ仕組みを教えていただけませんでしょうか。

転職面接のポイントと聞かれやすい質問

先ほどまでは応募者側が面接官に聞いておきたい逆質問についてでしたが、次は面接で押さえておきたい「面接官側からの質問」について紹介していきます。

今からご説明する面接での受け答えのポイントは、逆質問の場でも役立つので一緒にチェックしていきましょう。

面接での受け答えのポイント

回答の中身はとても重要である一方、分かりやすい伝え方も非常に大事です。

すべての受け答えに通じるポイントを押さえて、面接では回答するように心がけましょう。

【その1】結論から話す

理由や経緯から話し始めてしまうと、何が伝えたいことか分かりにくくなります。

面接官の質問に対しての結論や要点を回答した上で、具体的なエピソードや理由について話すように心がけましょう。

なお、この伝え方についてはPREP法というビジネスシーンで重要なスキルです。

PREP法

1.結論

2.理由

3.具体例

4.結論

この順番で話を進めることで、相手に伝えたい内容がスッと伝わるようになります。

【その2】質問されたことに的確に回答する

質問の意図を汲んで、それに対して回答するよう心がけましょう。

緊張して面接官が聞きたかったことと、回答の内容がずれてしまうことは少なくありません。

面接官は「頑張ったこと」を知りたいのか、「行動に対する理由を知りたいのか」、話していくなかで質問への回答がずれないように意識しましょう。

上記のポイントを押さえて回答することは大前提に起き、面接で聞かれやすい質問について深掘りしていきます。

【聞かれやすい質問①】自己紹介

「自己紹介してください」

「あなたのことや経歴についてお聞かせください」

応募者に対しての質問で最初に聞かれやすい自己紹介。

面接官が自己紹介を求めるのは、応募者の人柄を知るためでもありますが、アイスブレイクのような意味合いも強く持ちます。

回答する際には1分から3分程度の内容にまとめておくと良いでしょう。

どのような内容を話すべきか迷っている人もいると思いますが、簡単な経歴とスキルも一緒に話しておくと、面接官が興味を持ちやすく、後々の質問で深掘りもしやすいです。

冒頭にされやすい質問ということもあり、とても緊張するでしょう。

第一印象を左右する重要な部分なので、できるだけ回答パターンを用意するなどをしてリラックスした状態で臨んでください。

【聞かれやすい質問②】職歴

「あなたの職歴について教えてください」

「これまでの職歴と前職の仕事内容について教えてください」

これまでどのような仕事に就き、どのような経験をしてきたのかを知るための質問です。

さまざまな職歴がある場合はできるだけ簡潔に伝えつつ、最後に直近の業務内容について詳しく伝えましょう。

ただし、志望する職業で活かせるような経験がある部分に関しては、直近の業務でなくとも伝えた方が、入社後の即戦力として期待してもらいやすいです。

どうやって仕事と関わり、どのような役職を任されていたのか、そして仕事をする上で工夫していた点を一緒に伝えましょう。

【聞かれやすい質問③】転職理由

「前職を退職するきっかけを教えてください」

「なぜ転職しようと思ったのですが」

「転職の経緯を教えてください」

面接官が転職理由を聞くのは、自社の価値観や企業風土と応募者がマッチしているか確認するためです。

わざわざ採用した人材が同じような理由で早期退職となってしまうのは、企業や個人にとってデメリットしかありません。

そのような事態を防ぐために、退職の理由や転職のきっかけを聞いています。

転職や退職理由を質問されたら、マイナスな発言は控えてできるだけポジティブなワードを使用するようにしましょう。

うそをつく必要はありませんが、不満だけを伝えてしまうと、悪印象を持たれてしまいかねません。

退職のきっかけはできるだけ簡潔に伝えた上で、どのように働きたくて転職先を探しているのかまで伝えられると、前向きな印象となるでしょう。

【聞かれやすい質問④】志望理由

「今回弊社を応募した動機を教えてください」

「なぜ弊社を受けようと考えられたのですか?」

面接官は志望動機を聞いて、応募者の入社に対する熱意や長期で働いてくれそうな人材かを見定めます。

なので、志望動機においては、企業に対しての熱意や入社後どのように働きたいと思ったのか、キャリアプランも添えて伝えられると、本気度が伝わりやすいです。

また、志望動機と転職理由とつながっていれば、より説得力も増します。

志望動機を伝える際に気をつけたいことは、その会社でなければならない理由につなげることです。

職種に憧れたという理由だけでは、他の会社でもいいのではと思われかねません。

企業研究を入念に行い、企業の強みと掛け合わせて志望動機を伝えることで、その企業でなければならない理由がよりはっきりとします。

【聞かれやすい質問⑤】自己PR

「今までのご経歴を含めて自己PRをしてください」

「今までのご経験のなかで、印象に残っている仕事のエピソードはありますか?」

「弊社で働いた際に、どのようなスキルで弊社に貢献してくれますか?」

面接官は、入社後にどのような活躍を見込めるかを自己PRで知ろうとしています。

自己PRの回答は、できる限り募集職種で役立つスキルや経験を伝えるように心がけましょう。

自己PRにおいては、アピールしたいスキルや強みの説得力となるエピソードも、セットで回答するよう心がけてください。

アピールしたスキルは何の目的のために使用して、成功したことがあるのか、業務の目的と直面した課題、スキルを用いて得た結果をまとめると、伝えやすいでしょう。

そして、達成率や改善率など、可能な限り数値で語ると説得力が増します。

そもそも数値を計っていないという人もいますが、たとえば「月に10件発生していたミスが0件になった」なども実績と捉えて問題はありません。

【聞かれやすい質問⑥】仕事をする上で大切にしていること

「何かこだわりを持って仕事をされてきましたか?」

「業務のなかで大切にしていることや、軸があれば教えてください」

面接官は応募者の業務上の価値観を知るために、質問を投げています。

業務において何を大切にするかは人によってさまざまです。

「スピード」や「効率」を重視して、素早く成果を上げることに重きをおく人もいれば、一方で「丁寧さ」や「過程」などの質を重視する人もいます。

企業との価値観のすり合わせもありますが、応募者がしっかりと考えを持って業務に臨んでいるのかを、この質問で知ることができるのです。

【転職時の逆質問】女性が面接時に注意したい点

面接の場では、もちろん応募者と面接官が対等な立場にいるわけではありません。

パワーバランス的には面接官が目上です。

そのため、逆質問というシビアなシーンでは最新の注意を払う必要があります。

本番で失礼なことのないように、次よりご説明する注意ポイントを抑えておきましょう。

初めから福利厚生や給与の話をしない

最初から福利厚生や給与の話をしてしまうと「がめつい人」という印象を与えかねません。

できれば先に働き方や業務に関する意欲的な質問をしましょう。

そして、面接官との距離感が縮まってきた段階で福利厚生や給与について質問をします。

もちろん、聞き方によっては面接官を失望させてしまうので、先ほどご紹介した聞き方を参考にして慎重に質問してください。

研修制度については具体的に聞かない

利き方にもよりますが、研修制度について細かく聞いてしまうことで「この人は研修頼りにしているんだな」と他力本願な印象を与えてしまいます。

どういう研修内容か?ゼロから教えてくれるのか?など、意欲的なことは良いのですが、会社は学校ではありません。

100%教えてもらう前提で仕事にのぞむのは相手に失礼です。

はい・いいえで答えられる質問はしない

逆質問は知りたいことが知れるメリットがあるだけでなく、面接官との距離を縮めるチャンスも転がっています。

「はい」「いいえ」で回答できてしまうような質問ではなく、対話できるような質問を考えておきましょう。

わかりやすくお伝えすると、選択式問題より記述式問題を作るイメージ。

5W1Hでいうところの「How」を重点的に聞くようにしましょう。

ホームページで確認できる情報は聞かない

ホームページにも書かれている情報を質問してしまうと、面接官に「きちんと調べてこなかったのだな」と、企業研究ができていないことがバレてしまいます。

逆質問をするときは、面接前にあらかじめホームページに目を通しておいて、質問したい内容とかぶらないようにチェックしておきましょう。

【転職時の逆質問】女性が働きやすい会社の特徴

女性が働きやすい環境かどうかは、逆質問をしたことで返ってきた回答や面接官の反応によって判断すると良いでしょう。

次にご紹介する6つのポイントは、女性が働きやすい条件が整っていると言われている会社の特徴です。

ぜひこちらを参考に逆質問の内容を検討してみてください。

福利厚生が整っている

福利厚生については細かい部分まで求人票に掲載していることが少ないので、面接官に「△△様が感じている、最も良い福利厚生はなんでしょうか」などと聞いてみると良いでしょう。

女性の管理職が活躍している

女性の管理職が活躍している職場は、男女差別がなく誰もがのびのびと働きやすいと言えるでしょう。

とくに出世意欲の強い女性にとっては、女性管理職というロールモデルがいることは心強いはずです。

会社にとっても、既に女性管理職を育成した経験から、一般の女性社員をマネジメント職に上げるプロセスにも長けていることも期待できます。

休暇が多い

産休や育休はもちろん、バースデー休暇や生理休暇などが設けられている会社は、ライフスタイルに合わせて働きやすいといえます。

ただし、会社によってはバースデー休暇や生理休暇の制度だけ存在して、取得率は0%というところもあります。

実際に「どのくらいの方がその休暇を取っているか」を聞いてみると良いでしょう。

キャリアパスに柔軟性がある

キャリアパスに柔軟性があれば長く働けることにもつながります。

たとえば、元々営業としてバリバリ働いていた女性社員がいたとします。

そこで出産や育児を経てまた営業として復帰するには、体力的にも限界があることはお分かりでしょう。

女性が働きやすい会社は、社員の生活スタイルに合わせてキャリアパスを考えてくれるはずです。

営業としてフルタイムで働いていた人なら、時短勤務の準社員になったり、他部署の営業事務としてキャリアチェンジする道もあります。

残業が少ない

残業の問題はどの会社にもつきものですが、できれば平均残業時間が少ない会社を選ぶと良いでしょう。

理想は月10時間未満ですが、業界によっては30〜40時間の残業を強いられる場合もあります。

もし家事や育児と両立しなければならない場合、夜間に膨大な量のタスクをこなすことは大変難しいです。

くるみん・えるぼし認定を受けている

女性が活躍している会社は、厚生労働省から「くるみん 」「えるぼし」の認定を受けています。

くるみんとは、子育てサポート企業の証拠。

次世代育成支援対策推進法に基づく行動計画の策定し、その行動計画に定めた目標の達成など一定の基準を満たした企業であることの証です。

えるぼしは、女性活躍推進企業。

女性活躍推進法に基づく行動計画の策定・届出を行った企業のうち、女性の活躍に関する取組の実施状況が優良な企業

を指します。

面接は第一印象が大事!余裕をもつために事前対策を

ここまで、一般的な質問から、女性特有の質問、逆質問でどのように回答すべきかを見てきました。

どんな質問が来るのか不安を抱えていた人も、面接でされるであろう質問のイメージはついてきたのではないでしょうか。

繰り返しになりますが、面接は印象が大事です。

どんなに素晴らしい人でも、限られた時間のなかであなたの魅力を伝えていかなければ、意味がないのです。

面接官に良い印象を持ってもらうために、第一に表情を柔らかくするよう心がけましょう。

表情の柔らかさは心のゆとりの表れでもあります。

より良い結果を出したいという人は、必ず面接対策をしてから臨むようにしましょう。

なかには一言一句を間違えないようにと、覚える人もいますが、そこまで肩肘を張る必要はありません。

企業研究の内容や、質問されたときのポイントを押さえておけば、変な回答にはなりにくいです。

不安な場合はエージェントやコンサルの活用を

今回の記事で、逆質問の聞き方や注意点をご理解頂けたと思います。

ここからは実際に本番を迎える前に、逆質問で聞きたい内容を用意するなどをして面接対策をすることをおすすめします。

また、逆質問は聞き方によっては失礼になってしまうので、できれば他者のアドバイスも取り入れながら進めるのがベターです。

不安な場合は、転職エージェントやキャリアコンサルタントなどに相談をすると良いでしょう。

転職エージェントやキャリアコンサルタントは、求人紹介をしてくれるだけでなく、面接対策など細かなサポートまでしてくれます。

逆質問についてももちろんアドバイスをしてくれるので、ぜひ活用を検討してみてください。

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