【回答例あり】転職面接の質問に答えられない時の対処方法!

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はじめに

初めての転職活動は右も左も分からず不安に思いますよね。

それはあなただけではなく、皆さん共通の悩みです。

その中でも特に不安なのは面接ではないでしょうか。

「急に答えにくい質問や答えられない質問がきたらどうしよう!」「答えられなくて印象悪くなりそう」と心配なことをあげればキリがありません。

そんなあなたのためにこの記事では転職の面接で質問に答えられない時の対処方法を説明していきます。

面接官がなぜ答えにくい質問をするのか、答えられない質問にはどう対処すれば良いのか、答えられない質問に対するNGの対処方法などを順番に説明していきます。

この記事を読み終わったら不安も少しは軽くなり、面接に対する正しい準備ができるはずです。

是非最後まで読んでいって下さい。

 

【質問に答えられない時】面接官が答えにくい質問をする理由は?

面接官はもちろん、あなたも含めた応募者の中から自分の会社で働き、戦力になってくれそうな人を選びたいと思っています。

そのためにも、ごく普通の質問だけでは応募者の本質は見えてこないと考えている場合が多く、答えにくい質問をすることで応募者を多角的に見て判断しようとしています。

答えにくい質問をする意図は応募者の「対応力を見るため」「入社への本気度を見るため」「自己分析が出来ているかを見るため」「人柄を見極めるため」の4つに分けることが出来ます。

ここの項目ではこの4つを詳しく深掘りして説明していきます。

どの意図も面接では大事なポイントになりますので、あなただったらどう答えるかも考えながら読んで下さいね。

 

①対応力を見るため

働いていると思わぬハプニングや商談時にも対応力が必要になってくる場面が多くあり、面接官は答えにくい質問でこの対応力があるのかを判断します。

例えば「マンホールの蓋はなぜ丸い形だと思いますか?」と質問されたとします。

正直聞かれると想定していなかったので頭が真っ白になり答えられないかもしれません。

しかし、ここで咄嗟に「マンホールの蓋が丸いのは転がして運びやすい他、穴に落ちることがなく作業する人からすると安全だと思います。マンホールの蓋が四角いと穴に落ちてしまいますし、はめる際もいちいち角を合わせる必要がないため便利だからではないでしょうか。」

こう答えることができると「この人は瞬時に考えて対応する能力があるな」と思わせることに成功しますので、普段から対応力は磨いておきましょう。

 

②入社への本気度を見るため

面接官は同じくらいの経験やスキルのある応募者がいる場合、入社への本気度で最後は判断することも多く熱意を伝えることは非常に大切です。

この入社への本気度を見るためにも答えにくい質問はつかわれることがあります。

例えば「なぜ未経験の職種に応募してきたのですか?」と質問された場合は、未経験なのに本当にやっていけるのか、本気で取り組む気があるのか、未経験の仕事に対して勉強する熱意は本当にあるのかを判断するための質問と受け取りましょう。

その場合は「経理の仕事は確かに未経験ですが、現職では売上の管理や経費精算などの業務も行っており、その経験も少しは活かせると感じています。また現在休日に簿記の勉強をしており、貴社に入社前には2級の試験がありそれに向けて日々勉強しております。1日でも早く貴社の戦力になれるようにスキルアップしております。」

ここまで努力していることを伝えることができれば、間違いなく好印象です。

 

③自己分析ができているか見るため

転職活動において自己分析は必ずするべきことで非常に重要です。

面接官としてもしっかり自己分析ができているのかを見るために答えにくい質問を使うことがあります。

例えば「あなたの挫折経験や失敗した経験を教えて下さい」と質問された場合、過去の経験をしっかりと振り返ることができているのか、その挫折や失敗を分析し自己成長に繋げることができているのかを見られています。

この場合は「私は現職で営業チームのリーダーを勤めています。一時期チームのモチベーションが一気に下がってしまうことがあり、仕事を休む人まで増えてしまいました。その原因は私が人に任せず業務を1人でこなしていたことにありました。チームのメンバーは信頼されていないと感じていたようで、私との溝が開きこのような結果となりました。私はそのことを知り、それ以降はメンバーに任せることを学びました。その結果円滑にチームが回るようになり、チームのモチベーションを高く維持することに成功しました」

具体的な失敗から学んだエピソードを準備しておくことで面接官にアピールすることができます。

 

④人柄を見極めるため

自己PRや志望動機などの質問はあらかじめ用意している答えを言うだけなので、応募者の素の部分を見るための質問にはなりません。

応募者の人柄を見極めるためには、答えにくい質問や突拍子もない質問をしてくることもあります。

「緊張していますか?」この質問はアイスブレイクの意味があり、あなたの素の部分を見せて下さいと面接官が言っていると捉えて問題ありません。

この場合は正直に「はい。久しぶりの面接で少し緊張しています。御社に入社したい気持ちが強いのでより緊張していますが、落ち着いて回答するようにします」

このように回答することで、正直な性格と入社したい気持ちをさりげなくアピールすることができます。

 

【質問に答えられない時】答えられない時の対処方法

面接で答えにくいを通り越し、答えられない質問に出会った時は困りますよね。

答えられない質問が面接官からされたらそこで終わりではありません。

そこでのあなたの対応こそ本質が出る時でもありますし、面接官も注目しているはずです。

正直、面接していて答えられない質問がきたら「上手く答えられなかった。落ちた。」と思ってそれ以降の質問にも上手く答えることができなくなってしまいます。

結論としては1つの質問に答えられなくても、それが原因で面接に落ちることはありません。

このことを念頭に置いて答えられない質問がきた時に対応する方法を3つ説明していきます。

それは「正直に聞き直す」「素直にわからないと回答する」「時間をもらう」の3つです。

1つ1つ順番に見ていきましょう!

 

正直に聞き直す

面接官が難しい質問をしてきた際、用語が聞き取れないことはよくあることです。

また、面接官が思っているよりも高齢で上手く聞き取れない、滑舌の問題で聞き取れない、アクリル板がある、人と人の距離が遠いことなど聞こえないことは仕方がありません。

聞き取れなかった場合は正直に聞き直しましょう。

あまりにも5回10回聞き直すと印象が悪くなるかもしれませんが、1回2回であれば問題ありません。

また質問の意図が分からない場合でも聞き直す方が良いでしょう。

質問の意図が分かっていないのに分かったふりをして答えて、全く違う方向の答えだった時は取り返しがつきません。

その場合は面接官も「この応募者は理解能力が低いのでは?」とマイナス評価をつけざるを得ません。

分かったふりをして失敗するよりは、正直に聞き直しきちんと答える方が絶対に印象もいいので分からない場合は聞き直すようにして下さい。

 

素直に「わからない」と回答する

どう頑張っても分からない質問は存在します。

それが異業種や未経験の仕事に応募している場合は特にあります。

粘っても分からない、直感的に絶対に分からない質問だと感じたら正直に「わからない」と答える方がむしろ好印象を与える場合が多いです。

分からない質問に有る事無い事でまかせを言ってしまったり、間を埋めるために違う話をしたりすることは面接官からするとマイナス評価の対象と捉えられることになります。

自分にはどうすることもできない質問には「わかりません」と答える勇気も必要です。

わからないことで面接官が気分を悪くしたり、落胆することはまずありませんので安心して「わかりません」と言って下さい。

分からなかった質問は仕方ないので次の質問にベストを尽くしましょう。

「この質問答えられなかった。」と落ち込んでテンションが下がってしまっては、面接官からの印象も悪くなってしまいます。

しっかり気持ちを切り替え前向きに次の質問に取り組みましょう。

 

時間をもらう

答えが出ずに困ってしまった時は、1度時間をもらって頭を整理することも手段の1つです。

「少し考える時間をもらっても良いでしょうか?」などと一言断りを入れて考えるようにしましょう。

何も言わずに考え出すと無言で固まっていると面接官に思われてしまいますので注意するようにして下さい。

この考える時間をもらうことですが、時間をもらえても30秒〜1分程度が限界かと思います。

それ以上に面接官を待たせることは厳しいです。

この30秒〜1分程度で自分の考えをまとめ、言語化することは簡単ではなく、しかも面接中という緊張した中で行うため少しリスクはあります。

積極的に考える姿勢を見せることは良いですが、時間をもらった上で答えがまとまらずグダグダな回答になることはできるだけ避けたい状況です。

時間をもらったとしても回答が難しいようであれば、先ほどの「わかりません」と伝える方が良いと思いますので、参考にして判断して下さい。

 

【質問に答えられない時】NGの対処方法

ここでは質問に答えられない時の対処方法のNGを説明していきます。

面接官は「一生懸命頑張って失敗することは良し」と考えている人が多く、分からないと正直に答えることが正解の場合もあります。

しかし、面接の場面で自分を作って回答する人も中にはいて、その人たちは大抵面接でつまづくことが多いです。

または緊張のあまり必要なことは話せず、不要なことばかり話してしまう人です。

ここでは質問に答えられなくても、最低限これは守って欲しい、意識して欲しいという項目を3つ説明していきます。

「無言になってしまうこと」「上辺の取り繕った回答をすること」「嘘の回答をすること」の3つです。

それでは1つ1つ順番に見ていきましょう。

 

無言になってしまうこと

先ほどの「時間をもらう」の説明でも少し触れましたが、無言になってしまうことは絶対に避けましょう。

なぜなら面接官を困らせることになるからです。

自己PRや志望動機など事前にしっかり準備していたが、面接本番で自分が思うよりも緊張していて頭が真っ白になり、言葉が全く出てこなくなってしまった。

自分では数十秒と感じていても、面接官からすればそれ以上に感じていますし、実際思っているよりも時間は経っていることが多いです。

この場合、面接官としても応募者の対応に困ることになり、「この人、本当に採用しても大丈夫なのかな?」と不安になります。

面接官が不安に感じるような応募者は採用になることは少なく、このような事態を防ぐためにも無言になってしまうことは絶対に避けましょう。

 

上辺の取り繕った回答をすること

答えられない質問を面接官からされた場合、どうしてもちゃんと回答しているように見せたくなるものです。

答えられない、分からない、時間をもらうよりも上辺の取り繕った回答をしてその場をしのぎたいと考えるのも無理はありません。

しかし、その時は上手く回避できたとしても後日届くのは不採用通知かもしれません。

面接官は言わば面接のプロです。

取り繕った回答はすぐにバレてしまい、「この応募者はうちの会社に合わないのではないか?」と思われてしまうことが多く、得策とは言い難いです。

この上辺の取り繕った回答をすることが対応力と勘違いしている人も多く、やってしまいがちなNG行動です。

答えられないような質問やどんな質問にも誠心誠意、正直な気持ちで答えるようにしましょう。

 

嘘の回答をすること

嘘の回答など言語道断です。

あなたも理解はしているはずですが、面接の場面で咄嗟に嘘の回答をしてしまいそうになる場面もあります。

「現職でこの業務の経験はありますか?」「このソフトに触れたことはありますか?」など確かに確認する方法もなければ、絶対バレないと思いますよね。

しかし、面接は1回ではなく数回行われることが多く、その1回1回での回答は面接記録などとして残っているはずです。

前回の回答を見ながら、面接している時に「前回はこの業務の経験があると言っていたが今回はないと回答している」「このソフトには触れたことがない?」など回答に一貫性がないと面接官からの評価は当然下がることになります。

面接での回答には一貫性が必要で、それが崩れると信用も崩れます。

ですので決して嘘の回答はしないようにして下さい。

 

答えられない質問と回答の例

ここからは面接時に非常に答えにくい質問とそれに対する回答の例を説明していきます。

「職場に苦手な上司がいた場合、どのように接しますか?」「自分を動物に例えるとしたら何が当てはまりますか?」「あなたの一番の短所を教えて下さい」「ストレス対処方法を教えて下さい」正直どの質問をされても用意していないと答えられません。

しかし、今から詳しく説明していきますのでご安心下さい。

このような答えにくい質問に上手く回答できると大きなプラス評価に繋がることが多く、逆にチャンスと前向きに捉えて回答しましょう。

 

例:職場に苦手な上司がいた場合、どのように接しますか?

この質問は答えにくいかと思います。。

しかし面接官は「良好な人間関係を築くことができるのか」「損なった人間関係を再構築することができるのか」などを意図して質問してくることが多く、上手く回答できれば非常に大きなプラス評価になります。

ここでは具体的なエピソードからどう行動し、何を学んだのかをしっかりと伝えましょう。

「私は苦手な上司がいても、積極的にコミュニケーションを取ることを心掛けています。その理由としては、現職の上司から私に対して過剰な仕事量を押し付けてきたり、一方的に叱責を受けることが多く不満を募らせていた時期がありました。そんな中打ち合わせで、いつも通りに私にばかり要求をする上司に気持ちを打ち明けたところ、会社が私に期待していることや上司が私に対してもっとできるはずと思ってくれていることが分かりました。それから私も上司とのコミュニケーション不足を反省し、今までより相談をしに行くことを心掛けたことで、上司と良好な関係を築くことができたからです。」

このように苦手な上司であったが、コミュニケーションを取ることで関係を修復し、以後良好な関係を築くことができたエピソードがあれば申し分なしです。

今一度自己分析をして、このようなエピソードがないか自分自身の経験を振り返ってみましょう。

 

例:自分を動物に例えるとしたら何が当てはまりますか?

この質問の意図は自分はどのような人間であるかを客観的に見ることができているか、それを上手く分析できているかを見るためです。

動物に例える必要はありますが、実はこの質問は自己PRに繋げることができるチャンスの質問でもあります。

その理由としては「自分を例える動物と同じく自分も〇〇だからです。」という風に動物と自分を重ねることで、私は〇〇な人間ですと同じ意味になるからです。

せっかくのチャンスの問題なので上手く回答したいと思いますよね。

そのためにはまずは代表的な動物の特徴を知ることが大切です。

「鳥のようなトサカがあります。キリンのように首が長いです。」などの見た目の特徴ではなく、「ライオンのように責任感がある、犬のように社交的である」などの性格の特徴を把握しておきましょう。

その上でこの質問の答え方としては「私はカメレオンだと思います」と結論から回答するようにしましょう。

まずは動物のイメージを面接官に伝えそこから理由を後付けしていきます。

「私は現職で部署移動をすることが多く、環境が変わることが多くありました。しかし私はカメレオンのように周りの人に上手く溶け込み円滑に仕事をすることができます。このことは転職してからも職場に早く馴染むことができる点でメリットだと感じています」

このように自分の良い特徴を動物に例えることでアピールすることができます。

あなたも自分は何の動物に似ているか一度考えてみて下さい。

 

例:あなたの一番の短所を教えてください

この質問の意図は大きく分けて4つに分類されます。

まず「客観的に見ることができているか」です。

しっかりと自己分析をして自分の欠点を自分で把握することができているかを見られています。

自己分析では自分の長所ばかりに目が行きがちですが、この短所もしっかりと分析できていると面接官からは好印象です。

次が「誠実かどうか」です。

短所を質問されているのに自分をよく見せようと隠したり誤魔化したりしないかどうかを見られています。

人間誰もが短所を抱えています。

その短所を隠すような不誠実な応募者は、面接官からの印象は当然悪くなってしまいますので正直に話すよう心がけて下さい。

3つ目は「問題解決能力があるか」です。

自分の短所を克服するためにどのような行動を取ったのか、どのように考えているのかを見ています。

この短所を克服しようとする姿勢があれば仕事も意欲的に取り組める人材であり、戦力になってくれると印象付けることができます。

最後は「会社にマッチしているか」です。

チームワークを大切にしている会社に「私はチームプレーが苦手です」と回答した応募者が入社してミスマッチが起こらないようにするためです。

どんなに優秀でも社風に合わないと早期退職などの問題に直面しますので、面接官、応募者の両方が損しないように会社に本当にマッチしているのかを見られています。

回答例としては、

「私は心配性な性格で何度も確認して仕事が遅いと言われることがあります。そのため他の人よりも早く仕事を終わらせ、確認するための時間を確保するようにしています。その結果ミスもなく、納期にも遅れることがなく仕事をすることができています」

このように短所に対する対策をしっかり行い、かつ成果も上げていることを言えれば十分です。

 

例:ストレス対処方法を教えてください

この質問の意図は、社会人になり多くのストレスに囲まれて仕事をしています。

その中で上手くストレスと向き合い対処できている人は長く働ける人材であると認識されます。

その理由はストレスはどうしても付き纏う問題でこれを解消することは非常に大切だとされているからです。

この質問には頭を軽くして回答しても問題ありません。

しかし、注意する点としてはストレスの対処方法が次の場合は言わない方が良いです。

「私のストレスの解消方法はSNSに人の悪口を書くことです」「私は休日1日中パチンコを打ってストレス解消しています」「特にありません」

この3つは要注意です。

SNSで悪口は今一番ダメな回答かもしれません。

この悪口がいずれ自社に向くのではないか、都合の悪いことがあれば書き込まれるのではないかと面接官は心配になります。

また、ギャンブルも少しだらしない印象を与えてしまいます。

特にありませんに関しては、「この人は入社後のストレスに耐えられるのかな」と心配になりますので避けましょう。

回答例としては、

「私は地元の社会人サッカーチームに所属しており、休日はサッカーボールを無心で追いかけることでストレスを解消しております。年齢層も幅広く色々な話を聞いたりコミュニケーションを取ることも楽しみの1つになっています。これからもサッカーは続けて、仕事と上手く両立していきたいと思っています」

このようなしっかりとした趣味でなくても、読書や散歩など気持ちをリセットできる方法があることをしっかりと伝えましょう。

 

例:あなたは周りからどのような人だと言われますか?

この質問の意図は「客観的に見て社風に合っているのかどうか」「自己分析と他己分析にズレがないかどうか」を確認するためです。

社風に合っているかですが、先程も軽く触れましたが社風に合っていないと早期退職などの問題に直結します。

面接官としてもそれは避けたいので、自己分析だけでなく他の人の意見も考慮しながら社風に合っているかを判断するためです。

さらに、どのように物事を捉えると見られているかを面接官の方で想像し入社後の働きぶりはどうなのかを考える材料にもしています。

もう一方の自己分析と他己分析にズレがないかを見ているに関しては、自己PRなどでアピールする時はやはり自分をよく見せようと良いエピソードを書きます。

それは当然です。

しかし、周りからの評価を聞くことで十分に自己分析ができているか、誇張していないかを判断する材料にしています。

回答例としては、

「私はよく周りを見ることができていると言われます。現職でいつも周りの状況を無意識に見ているようで、『そんなに気を遣わずに自分の仕事をしてね』とよく言われます。困ったことなどがあればすぐに対応できるように心がけていることが行動に出ているのだなと思いました。御社へ入社後もこの周囲を見ることを心がけ円滑に仕事を遂行できる環境づくりをしたいと思っております」

このように具体的なエピソードと転職後もそれを活かしていきたいことが伝われば十分です。

 

【転職質問】定番の質問も一緒に見直そう

ここまでは答えにくい質問や突拍子のない質問が多くドキドキしたと思います。

このような質問には事前に100%の準備をすることが難しいですが、定番の質問は100%の準備が可能です。

ここからは今一度定番の質問も一緒に見直しておきましょう。

答えにくい質問ばかりに気を取られ、定番の質問の準備をしていないのでは勿体無いですよ。

「自己紹介」「志望動機」「将来ビジョン」「逆質問」の4つに分けて定番の質問を順番に見ていきましょう。

 

自己紹介

面接時の最初の山と言っても過言ではありません。

「では簡単に自己紹介をお願いします」

「自己PRをお願いします」

この自己紹介して下さいに関しては、社会人になってからの経験やスキルなどを存分にアピールして下さい。

転職という中では学生時代のエピソードを言うことはできれば避けましょう。

現職や前職での業務の経験、仕事をするために取った資格やスキルなどを具体的なエピソードと共に面接官に伝えましょう。

しかし、あまりにも伝えたいことが多いから10分も話せばマイナス評価になってしまいます。

この自己紹介は長くても2分程度に収まるようにまとめて下さい。

あとは印象をよくするためにも笑顔ではっきりと聞き取りやすい声で話せば自然と好印象になります。

 

志望動機

この志望動機に関しても鉄板質問になります。

「志望動機をお願いします」

「当社でやりたいことは何ですか」

「他社ではなくなぜ当社を選ばれたのですか」

これらの質問に対しては入社したい熱意と共になぜその会社でなくてはならないのかを端的に伝える必要があります。

現職や前職でのスキルを活かしてステップアップしたい、現職での経験を活かしつつ視野を広げ新たなことにチャレンジしてみたいなど、そう思った具体的なエピソードを添えて回答することがベストです。

そのエピソードを振り返るためには、しっかりとした自己分析が必要になってきます。

自分が何をしたいのか、何を目標に転職活動しているのかなどを振り返ることで志望動機は作りやすくなってきます。

 

将来ビジョン

「5年後はどのようなキャリアビジョンを描かれていますか」

「当社でどのようなキャリアを歩みたいとお考えですか」

この将来のビジョンの質問に関しては、その会社で長期的に働くことを想定しているのか、きちんと自分の状況などを理解できているかを問われている質問になります。

そのためしっかりとした回答ができないと計画性がないのでは?と面接官を不安にさせてしまいます。

将来のビジョンはしっかりとした自己分析により自分の大切にしたいもの、現状の自分の状況、将来どうなっていたいかを想像することが非常に大切になります。

その上で入社後私は現場での経験をもっと積んでいきたいのか、人を動かす管理職になりたいのか、はたまたもっと上を目指し社長になりたいのか、人によって様々なビジョンがあると思いますので、自分にあった将来のビジョンをここでしっかり考えてみて下さい。

 

逆質問

面接の終盤に必ず聞かれるのがこの逆質問です。

「最後に何か質問はありますか?」

「何か気になることはありますか?」

この逆質問には入社への熱意を測るため、コミュニケーション能力の有無を判断するため、応募者の不安要素をなくすためと多くの意図があります。

ですので「特にありません」と回答するのは絶対にダメです。

「〇〇部に配属されるとどのような仕事を任せてもらえますか?」

「御社に入社前に勉強しておくことは何ですか?」

このような質問をすればやる気や入社への熱意をアピールすることができます。

また、「私はTOEIC750点あり語学を活かしたいと思っていますがどのような場面で活かすことができそうでしょうか」

「簿記1級の資格を持っているのですが、経理の仕事などにチャレンジは可能ですか」

このような質問では自分のスキルをアピールしながら熱意を伝えることもできます。

ただの質問で終わることなく、アピールもできるように意識して質問してみましょう。

 

まとめ

答えられない質問が飛んできた時の対処方法などを説明してきましたがいかがでしたでしょうか。

結論としては冒頭でも言いましたが「1つ2つの質問に答えられなくても他の質問にしっかりと答えることができていれば落ちることはない」です。

それよりも答えにくい質問に嘘やその場しのぎの回答をしてやり過ごすことの方がよっぽどダメです。

しっかりと準備できる質問には回答を用意して、答えにくい質問には嘘ではなく誠実に、わからなければわからないと答えましょう。

それが面接通過の一番の近道になります。



 

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