はじめに
この記事では、飛び込み営業はメンタル管理が必要な理由と、メンタル管理の代表的な方法を解説します。
飛び込み営業をしている人の中には、仕事をつらいと感じていて、このまま頑張れるか不安な人もいるのではないでしょうか。
断られるのは当たり前、しっ責を受ける機会も珍しくない飛び込み営業は、自信がなくなり、メンタルも弱くなりがちです。
この記事では、飛び込み営業においてメンタルを管理するためのコツを紹介します。
今の仕事に悩みがある方は、ぜひ参考にしてください。
飛び込み営業がメンタルの管理が大事な理由
まずは、飛び込み営業において、メンタルの管理が大事な理由を3つ解説します。
もし、今「メンタルがきついな」と感じている人がいたら、それはあなたが精神的に弱いからではないかもしれません。
そもそも飛び込み営業は、数多くの訪問をこなさなくてはならず、ノルマなども課され、肉体的にも精神的にもつらい仕事です。
また社員への教育機会は少なく、現場で働きながら学ぶことが多いため、最初はどうしても失敗が多くなりがちです。
これらの点について、順番に説明します。
肉体的につらい仕事である
理由の1つとして、飛び込み営業は肉体的につらい仕事であることがあげられます。
飛び込み営業は1日に何件も訪問することになり、身体的にも負担は大きいはずです。
また、営業は印象が大切です。
そのため、夏場の暑い時期や冬場の寒い時期でも、服装を工夫できず、特につらいと感じることも増えることでしょう。
連日の外回りとなると、疲れが溜まってくることもあるかも知れません。
そんな中でも、お客様に笑顔で接することのできるタフさが求められるのです。
精神的につらい仕事である
そもそも、飛び込み営業は精神的につらいことが多い仕事であるのも、大きな理由です。
初対面のお客様に商品やサービスを売り込むので、断られる・説教されるといった精神的ストレスは常にあります。
きついことを言われたあとでも、次の現場までにリセットできる強いメンタルが求められるでしょう。
また企業によっては、ノルマ設定が高すぎるためにプレッシャーがかかり、本来の実力を発揮できないこともあるかもしれません。
飛び込み営業は、もともと成約率が低い手法なのにもかかわらず、会社側が圧力をかけてさらに追い打ちをかけている場合があります。
仕事に関する教育をされない
仕事に関する教育が少ない、またはほぼされないこともメンタル管理が求められる理由です。
飛び込み営業という手法には、決まったマニュアルが存在せず、座学や研修で学ぶことは限られています。
営業は人と人とのコミュニケーションが大切であり、実際に現場で働いて覚えていくことが多いからです。
そのため研修などは最初の1週間くらいで終わってしまい、すぐに客先に向かう場合もあります。
ノウハウなどをいまいち吸収できていない状態では、なかなか成果を出すことは難しいでしょう。
このため、最初はセールスがうまくできずにお客様から怒られたり、ノルマを達成できずに上司からしっ責されたりすることもあるでしょう。
だからこそ、多少の失敗は織り込み済みで安定したメンタルを保ち、淡々と現場数を積み重ねることが重要になってきます。
飛び込み営業でメンタル管理をするコツ
飛び込み営業には、メンタル管理が必要な理由もわかったところで、ここからはメンタル管理のコツを紹介します。
業務内容や顧客、働き方を変えられないのであれば、とらえ方を変えるほかありません。
考え方やとらえ方は長い時間をかけて身につくものなので、最初はうまくいかないこともあるでしょう。
しかし、1回その習慣を身につければ、仕事が憂うつに感じられる回数を確実に減らせます。
以下の方法を確認して、自分が実践しやすいと感じるものから、行動に移しましょう。
①自分を責めない
飛び込み営業でメンタルを管理するのに一番大事なのは、自分を責めないことです。
なかなか営業のノルマ達成ができないと、自己嫌悪に陥ってしまう習慣が身についていないでしょうか。
もちろん失敗の原因は自分にあるかも知れませんが、無条件にそう考えていては、より悪循環に陥ってしまいます。
まずはなぜ失敗したのかを客観視し、原因が自分にあるのか、外部にあるのかを分析しましょう。
たまたまタイミングが悪いときに訪問してしまったなど、自分ではどうしようもないことや、自分が直接的な原因でないこともあります。
フラットな視点をもち、ある程度のことはしょうがなかったのだと切り替え、自分のやるべきことに集中するようにしましょう。
②失敗を当たり前と割り切る
仕事柄、ある程度の失敗は当たり前と割り切ってしまうのも、メンタルを保つコツといえます。
そもそも飛び込み営業の成約率は高くないのです。
断られるたびにショックを受けていては、次につなげられません。
むしろ失敗は自分が成長するチャンスだと前向きに捉えた方が良いでしょう。
また、失敗の原因があなたにない場合は、それを気にしていては時間の無駄です。
失敗を分析したうえで修正すべきところは修正し「どうしようもないことは忘れる」くらいのふてぶてしさが求められるかもしれません。
③自分のなかでの目標を立てる
ノルマという最終的な目標を意識するだけでなく、自分の中で達成可能な目標を立てることも、メンタルを保つのには重要です。
自分で立てた目標といえど、達成することで、次へチャレンジする自信につながるからです。
たとえば成約率というノルマではなく、訪問数を目標とすることで、見えないゴールから現実的なゴールに近づきます。
契約が取れるかどうかは、お客様による部分もあります。
そのためコントロールは難しいですが、訪問数は自分の努力次第で達成可能です。
したがって、1日に10件訪問できたら次は15件、20件と増やしていくこともできます。
また、成果は訪問率に比例します。
結果として、最終的な成約率も上がるかもしれません。
このように大きな課題は分割することで、達成可能なステップを確実に積み上げていくようにしましょう。
④営業のコツを勉強してみる
力不足を感じているならば、営業のコツを勉強してみることも1つの選択肢です。
会社で教育を十分に受けられなかったのであれば、自分で勉強するしかありません。
飛び込み営業は現場で学び取ることが多いため、新入社員研修なども短期間であるケースが多いかと思います。
しかし、知っていた方が有利になるようなコツは存在します。
それを社内教育だけでは習得できないこともあるでしょう。
こういったコツは書籍やインターネット、外部研修などを受講することで学ぶことができます。
コツをつかんで実践すると、成約率が上がり、自信につながるかもしれません。
飛び込み営業のコツについては以下のページにもまとめてあります。
知識が足りずに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
⑤筋力トレーニングをしてみる
直接的な方法ではありませんが、筋力トレーニングを習慣にすることもメンタルを保つ秘訣です。
身体を鍛えることは、毎日多くの訪問数をこなす飛び込み営業にとっては、体力的な負担を軽減する意味でも、メンタルを強くする意味でも効果的です。
筋力トレーニングをすると、神経快楽物質であるテストステロンが分泌され、やる気の向上・集中力アップ・うつの軽減が見込めます。
また「しあわせホルモン」と呼ばれるセロトニンも分泌されやすくなり、生活リズムが整い、メンタル強化に有効です。
長く継続できて見た目が変わってくると、それが自信につながり、メンタルの安定にも効果があります。
トレーニングの効果は短時間でも、十分得られるといわれています。
運動の習慣がない人は、1日10分、家でのトレーニングからはじめてみてはどうでしょうか。
どうしてもきつい場合は転職しよう
ここまでで述べてきたように、飛び込み営業はメンタルが弱くなりやすい営業手法です。
失敗へのとらえ方を変えるなど、自分でメンタルを管理する方法について学ぶことで、改善する可能性は十分にあります。
しかしそれでも成果の出ない状況が続くのであれば、無理は禁物です。
飛び込み営業は人と接することが多く、コミュニケーション能力が重要であり、長時間会話をしても苦にならないなど、向き不向きが存在するからです。
自分に向かないと感じていたり、精神的につらいのであれば、違う職種の部署へ異動を願い出たり、転職を検討しましょう。
転職するならエージェントを利用しよう
転職する際は転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職エージェントを活用するとネットなどには載らないような細かい情報まで手に入るため、入社後に感じるギャップを軽減させることができます。
特に営業職の転職には「アゲルキャリア」がおすすめです。
アゲルキャリアは20代の営業職に特化した転職エージェントです。
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忙しいあなたのために365日24時間いつでも対応が可能ですので、気になる方は是非この機会に利用を考えてみてください。
まとめ
この記事では、飛び込み営業においてメンタル管理が重要である理由と、具体的なメンタル管理のコツを説明しました。
飛び込み営業は、肉体的にも精神的にもタフな職業で、業務上の教育も少ないことが多いため、メンタル管理は欠かせません。
失敗のとらえ方を変えて自分を責めないようにし、やるべきことに集中することがメンタル管理のポイントとなります。
どうしても飛び込み営業がつらいときには異動、転職も視野に入れましょう。
