公務員から民間企業へ転職したい人必見!企業選びのコツや面接対策を徹底解説

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公務員は安定した収入を保ったまま将来的にも安心した暮らしが見込める職業です。

しかし、ビジネススキルを向上させて年収もキャリアも上げたいと考えて民間企業へ転職を検討している人も少なくありません。

今回ご紹介するのは、公務員から民間企業へ転職をする際に知っておきたい、転職活動のステップと面接対策についてです。

公務員として積み上げてきたスキルを、民間企業でどう活かせるかも念頭に置きながら、面接でアピールするべきポイントも解説しています。

これから転職活動に入る公務員の方は、ぜひこの記事を参考に段階的に転職活動に進んでください。

【公務員からの転職面接対策】面接前にやっておきたいこと

まずご紹介するのが、面接前にやっておきたい4つの事項です。

面接前にやっておきたいこと

・自己分析

・企業分析

・業界研究

・面接対策

面接で勝ちを獲得するには、面接対策をいかに充実したものにさせられるかです。

その前段階でやっておきたいことが、自己分析で自分の市場価値を知ることと、企業研究や業界研究で応募先企業の情報を知っておくことです。

これら4つのステップを、順を追ってご説明します。

自己分析

転職活動において必ず最初にやっておきたいことが自己分析です。

自己分析とは、文字通り自分を分析すること。

自分の強みや弱点がどこにあるのか、社会的な価値が何なのかを客観的視点で知ることです。

自己分析が必要な理由は、自己理解を深めておかないと具体的な志望動機や自己PRができないためです。

自分の強みが何で、その強みが応募先企業でどのように活かせるのかをアピールできなければ、企業から採用したいと思わせることはできません。

なお、自己分析の方法として最も手軽にできるのが、リクナビやマイナビなど大手転職サイトで展開しているオンライン上の自己分析ツールです。

質問に回答するだけでサクサクと進められるので、まずは簡単な方法でやってみると良いでしょう。

また、より具体的な自己分析をして綿密に面接対策を行うには、「【転職成功】自己分析とは!超簡単にできるやり方から本格的な方法まで徹底解説」のコラムで詳細を解説しているのでこちらをご覧ください。

企業分析

応募先企業から内定を獲得するためには、企業分析も欠かせません。

企業分析とは、応募先企業の情報をありとあらゆる手段で調べて研究することです。

応募先企業の情報を知っている量が多いほど、より具体的な志望動機が作成できるためです。

とくに面接で志望動機を伝える際、応募先企業に対してどの程度熱意があるのかをアピールしなければなりません。

情報が不足していて通り一遍の言葉で志望動機を伝えても、面接官の心に刺さることはないでしょう。

例えばあなたがIT企業の面接を受けると仮定しましょう。

「今後もますます需要が高いIT業界に興味があった」という回答と「数あるIT企業の中でも、御社はとくに◯◯の分野でトップシェアを獲得していて魅力的だった」という回答なら、明らかに後者の方が印象的なのではないでしょうか。

応募先企業の文化や理念、市場での立ち位置などを調べ尽くして情報を持っておくことで、面接で具体性のある回答ができるのです。

なお、企業分析の方法は何でも構いません。

応募先企業のホームページを網羅的に閲覧したり、その企業の代表のインタビュー記事や出版物があれば読みあさってみるのも良いでしょう。

最近ではSNSで発信している企業も多いので、とにかく世に出ている情報を調べ尽くしてみましょう。

業界研究

業界研究は、応募先企業の業界を研究しておくことです。

業界研究が必要な理由は、業界知識がないと入社後のミスマッチを起こしやすくなるためです。

とくに公務員から民間企業へ転職をする場合、未知の業界に転職することが大半でしょう。

単なる憧れやなんとなく知っている情報だけでその業界に飛び込んでみるのも悪くありませんが、実際に入社してみると想像よりも大きく違うことがあります。

長期的に勤務してキャリアアップを目指したいのであれば、その業界に根付いて問題ないかを確認するためにも、業界研究を行っておくべきなのです。

また、業界研究をすれば、面接で志望動機を伝える時や、面接官から難しい質問をされたときに具体的な回答ができるようにもなります。

応募先企業が属する業界の知識を高めるために、ビジネス系ニュースサイトやその分野の書籍などを読んでとことん研究してみましょう。

面接対策

自己分析や企業研究、業界研究で知識を高めてから最後にやるべきステップが面接対策です。

面接対策は、面接官から質問される事項を想定して回答を用意しておくことと、実際の面接同様にロープレを行うことが大切です。

民間企業の中途採用面接では、基本的に共通する質問が存在します。

それが以下の5つの質問です。

基本的な質問

・自己紹介(学歴や経歴など)

・志望動機(その企業を応募した理由)

・転職理由(なぜ転職活動を始めたのか)

・自己PR(自分の強みを入社後にどう活かせるか)

・逆質問(応募者から面接官に対して質問がないか)

この5つの質問に対しては、先ほどご紹介した自己分析や企業研究、業界研究で得られた知識をもとに具体的な回答ができるようになります。

それぞれの質問に対する答えを用意しておきましょう。

また、質問の回答が用意できたら、面接の環境に慣れるためにロープレを行うこともおすすめします。

協力者がいれば面接官役をやってもらい、実際の面接と同じ環境で進めると良いでしょう。

もしいない場合でも、声に出して回答をする練習をするだけでも、本番でスラスラと発言できるようになるのでやっておきましょう。

【公務員からの転職面接対策】面接でアピールしたいスキル

公務員といういわゆる勝ち組のキャリアをお持ちなのですから、転職の面接では公務員の経歴を活かしたスキルをアピールしたいものです。

ここからご説明するのは、公務員が面接でアピールしたい3つのスキルです。

公務員が面接でアピールしたい3つのスキル

・コミュニケーション能力

・組織的な思考

・法務/コンプライアンス知識

これらは公的機関ならではの経験ですし、民間企業にも大いに活かせるスキルです。

これら3つをどのようにアピールするべきか、1つずつご説明します。

コミュニケーション能力

公務員は接客業でも営業職でもありませんが、コミュニケーション能力が養われる仕事です。

とくに自治体の役所などに勤務していた人は、毎日多くの民間人の対応をしていたことでしょう。

最近引っ越してきた社会人や学生、結婚したばかりの夫婦、年金受給者の高齢者など年齢も性別も様々です。

また、経営者もいれば生活困窮者もいるため、様々な生活を送る人と接しています。

そのため、公務員にはどのようなタイプの人でも臨機応変に対応できるコミュニケーション能力が身についているのです。

このスキルは、民間企業に転職をした場合も役立ちます。

民間企業は様々な部署の人とコミュニケーションをとりながら仕事を進めますし、クライアントや協力会社など外部の人と接する機会も多いです。

コミュニケーション能力がなければ社会人として務まらないと言っても過言ではありません。

公務員時代にどういう部署でどういう人たちと接してきたのか、そのおかげでどの程度コミュニケーション能力が身につけられたのか、具体的なエピソードを添えてアピールしましょう。

組織的な思考

公務員が属する組織は当然ですが公的機関です。

民間企業よりもルールや制度に則った組織的な環境のもとで働いています。

いまだに年功序列の機関も多く、年配者を敬い若手がへりくだることが当たり前の世界でしょう。

民間企業の場合は実力主義な環境が多いですが、それゆえに組織的思考から外れてチームの結束力をおざなりにしてしまう人も少なくありません。

人間関係が原因で退職をしてしまう人も多い民間企業ですが、だからこそ公務員の組織的な思考を持つ人は重宝されます。

面接でアピールする際は、自分の立ち位置や役割、気をつけていたことなどをアピールしてみましょう。

また、それゆえに周りからどう評価されていたのかも言葉にできると良いでしょう。

法務・コンプライアンス知識

公的機関は民間企業以上にコンプライアンスに厳しい組織です。

業務を進めている中で、自ずと法務的な知識を身につけてきたことでしょう。

労働に関する法律や、助成金・公的資金などに関する知識をお持ちなら、会社員としてビジネススキルを向上させる上で非常に役立ちます。

とくにクライアントワークの営業職やコンサルティング職、金融業界、不動産業界などに転職する場合、法務的な知識が役に立ちます。

民間企業の中途採用はキャリアのある人材を求めていることが多いため、専門的な知識を有している人ほど重宝されます。

面接でアピールする際は、知っている法務的知識が応募先企業にどう活かせるのかを言語化して伝えましょう。

【公務員からの転職面接対策】身だしなみは面接1週間前から整えておこう

これまで面接対策のステップやアピールポイントについてご紹介してきましたが、内定を獲得するためには机上での対策で終わるわけにはいきません。

面接本番に向けて身だしなみを整えておくことも重要です。

リクルートスーツや就活用カバンは公務員試験を受けたときの物をお持ちかもしれませんが、民間企業への転職の場合は少し変えた方が良い場合もあります。

面接では応募先企業の社風や業界に合った服装が好ましいとされているため、今からお伝えする服装と髪型についてよく理解しておきましょう。

面接の服装

面接の服装はスーツが基本です。

しかし、新卒就活時のリクルートスーツだと野暮ったい印象を与えてしまうので、スマートに見えるようにほんの少し洒落っ気のきいたスーツを選ぶと良いでしょう。

男性と女性の場合で異なるので、以下でご説明します。

男性の場合

男性の場合は、上下セットのビジネススーツが基本です。

色味は黒・ネイビー・グレーのいずれかが好ましいでしょう。

ただし、黒の場合は野暮ったい印象を与えてしまうので、ストライプのきいたデザインや細身のデザインを選ぶことをおすすめします。

また、表情をより明るく見せるためにはネクタイの色選びも大切です。

20代の若年層の場合は元気良く見えるレッド系やイエロー系などもおすすめですし、30代以降の場合は落ち着いた印象のネイビーやブラウンなどもおすすめです。

なお、ネクタイ選びについて「転職活動の面接にネクタイは必須?選び方や結び方、マナーを解説!」の記事でもご紹介しているので、男性はぜひこちらもチェックしてみてください。

女性の場合

女性の場合は、士業や金融業などいわゆるお堅い業界でない限り、上下セットのスーツでなくても良いとされています。

ただし、面接ではジャケットは必須です。

ネイビーや黒色などのカッチリとした印象のジャケットであれば、インナーはボウタイブラウスやカットソーでも構いません。

ボトムはスカートでもパンツでも構いませんが、Aラインのフワッとしたデザインは避けた方が良いでしょう。

イメージとしては「スマートなキャリアウーマン」が演出できるようなオフィスファッションがおすすめです。

なお、女性の場合はメイクや小物なども細かな気配りが必要です。

転職面接のスーツは何が正解?転職活動の身だしなみについて徹底解説!」の記事では詳細についてご紹介しているので、こちらもぜひ参考にしてください。

ビジネスに適した髪型

面接で好印象を与えるためには、服装だけでなく髪型も大切です。

ボサっとしたくせ毛やパサついた髪は、不衛生な印象を与えてしまいます。

また、髪型は顔の表情まで影響してしまうので、面接前に美容院に行くなどをして整えておくことをお勧めします。

男性の場合

男性の場合、スッキリとして爽やかな印象を与えられると良いでしょう。

とくに、女性のようにメイクで表情を作ることができないため、顔まわりをスッキリさせて表情がわかりやすい髪型をおすすめします。

例えば、ツーブロックスタイルやシンプルな短髪などです。

眉毛と耳を出すスタイルなら、笑ったときの表情がわかりやすく、清潔感も与えられます。

女性の場合

女性の場合はショート〜ロングと、髪の長さは自由です。

しかし、男性同様に「スッキリ」「爽やか」という印象を意識したスタイルにしましょう。

例えばショートスタイルの女性なら、前髪は斜めに流して耳にかけたスタイルだとスタイリッシュな印象になります。

ロングの女性ならポニーテールやハーフアップをしてスッキリとまとめたスタイルにしましょう。

なお、前髪のある方はお辞儀をしたときに目にかからないようにしましょう。

少し長い方は面接の時だけでもヘアピンで留めるなどをして対策することをおすすめします。

【公務員からの転職面接対策】面接の流れ

公務員から民間企業に転職をする人のほとんどは、人生初の中途採用面接になることでしょう。

民間企業の面接がどのような流れで行われるのかを知っておかないと、面接中の細かなしぐさに戸惑ってしまいます。

そこでここからご紹介するのは、応募先企業で受付をしてから退室をするまでの、面接全体の流れです。

順を追ってご説明するので、実際に面接を受けたことを想像しながら参考にしてください。

受付

応募先企業に到着したら、まずは受付を済ませます。

受付スタッフには「本日xx時に面接を予定しております、◯◯と申します。」と元気良く伝えましょう。

また、実際の面接に入る前に待機室に通されることが多いため、受付は約束時間の5〜10分前に済ませておくことをおすすめします。

待機室

受付をして面接に入る前に、待機室に通されることも少なくありません。

待機室は応募先企業の会議室や応接室などが多く、基本的には受付スタッフから「こちらにお掛けになってお待ちください」と言われることが大半です。

指定された席に着座して待ちましょう。

入室

待機室から呼ばれたら、いよいよ面接会場に入室です。

入室時のマナーは以下の通りです。

入室時のマナー

・まずドアを3回ノック

・「どうぞ」と声がしたら「失礼します」と入室

・面接官に向かってお辞儀

・椅子の横に立って、自分の名前を伝える

・「おかけください」と言われたら着席する

なお、このときに緊張して顔の表情が硬くなってしまう人も少なくありません。

面接では明るく好印象であることをアピールしたいので、常に口角を上げて行動することを意識しましょう。

面接中

面接中は、基本的に先述した質問をされます。

面接対策で用意しておいた回答を伝えましょう。

なお、用意した回答以外の質問をされることも多いですが、回答するときは必ず結論から伝えるようにしましょう。

ビジネスの場で何かを伝えるとき、結論→背景という順番で話すのが良いとされているためです。

回答するときに背景や理由からだらだらと伝えてしまうと、結局何が言いたいのかが面接官に伝わりにくくなってしまいます。

また、最後の逆質問の場では、必ず質問するようにしましょう。

「質問はありません」と言ってしまうと、「質問がない=応募先企業への興味が薄い」ととらえられてしまうためです。

面接中に会話した内容や、企業分析で気になったことなど、失礼のならない程度に積極的に質問してみるようにしましょう。

面接後

面接が終わっても、面接は続いていると考えましょう。

退室時もしっかりとマナーを備えておかなければ、印象をマイナスにしてしまいかねません。

退室時のマナーは以下の通りです。

退室時のマナー

・今日の面接のお礼(簡単でOK)

・椅子から立ち上がってお辞儀

・ドアの前で再度お辞儀をして「失礼いたします」と伝えて静かに退室

廊下で社員さんにすれ違うこともありますが、その際は軽く会釈するなど、社会人としての最低限のマナーも忘れずにしてください。

【公務員からの転職面接対策】民間企業に転職するメリット&デメリット

公務員から民間企業に転職を決めることは、たいへん覚悟のいることでしょう。

公務員は将来も安定した生活が保証されているようなものですから、民間企業に転職をすることで荒波に乗るような気持ちになるかもしれません。

まだ転職を踏みとどまっている方は、改めてメリットとデメリットを整理してみてはいかがでしょうか。

公務員を続けた方が良いのか、別の道を歩んでも問題ないのか、自分がどの道を選択したら幸せなキャリアを歩めるかよく考えてみましょう。

メリット

公務員から民間企業に転職をするメリットとしてあげられるのは、柔軟性ある働き方が叶いながらも高収入でキャリアアップできる可能性が高まるということです。

公務員の場合、ある程度レールを敷かれた状態でキャリアを歩んで行きますが、会社員は自分次第です。

主体性を持って自分の考えでキャリアアップしていきたい人は、転職をするメリットがあるのではないでしょうか。

多様性のある働き方が叶う

民間企業の場合、公務員よりも柔軟性ある働き方が叶います。

もちろん会社によって働き方は異なりますが、フレックスタイム制だったり在宅勤務が可能だったりと、ワークライフバランスを保った働き方も可能です。

また、ライフスタイルの変化に応じた雇用形態の変更を可能としている会社も多く存在します。

フルタイムでバリバリ働いていた女性が、結婚や出産を経てからパートや時短社員になるなども珍しくなく、家庭と両立しながらキャリアを歩むことも可能なのです。

多様性ある働き方は、ストレスなくのびのびとキャリアアップできることにつながります。

公務員の働き方や勤務時間に対して窮屈だと感じる人は、民間企業の方が合っているかもしれません。

年収の大幅アップが期待できる

民間企業の会社員は、選んだ会社によって年収が大きく変わります。

とくに大手企業に転職をした人や営業職の場合、公務員がもらえる生涯年収よりも高くなる可能性もあります。

大手企業の場合20〜30代の若手でも1,000万円前後の年収を得ている人もいますし、営業職ならインセンティブで稼げるため、収入の天井がほぼ無いと言えます。

公務員で自治体役所勤務の場合、50代でも年収500〜550万円が平均です。

民間企業ならもっと多くの収入を得ることができるので、安定思考よりもアグレッシブに行動して稼ぎたい人ならやりがいを感じられるのでは無いでしょうか。

ビジネススキルが向上する

民間企業の場合、マニュアルに沿って忠実に仕事をするよりも、主体性を持って行動することが求められます。

イレギュラーな対応をすることも多くあり、その都度自分で考えて臨機応変な対応をしなければなりません。

とくに営業職など交渉力を持って業務を遂行する職業の場合、公務員の仕事にはなかったビジネスの話をするシーンが多くあります。

自分の考えを持って商談の流れをけん引する度に、自ずとビジネススキルが身についていくのです。

デメリット

公務員というステータスを手放して民間企業に転職をすることは、もちろんデメリットも存在します。

転職先の会社によりますが、現状よりも労働時間が増える可能性もありますし、組織文化の違いに圧倒されて精神的な疲労を感じることもあるでしょう。

求められるスキルに対して自分のキャリアに劣等感を感じてしまう人もいます。

応募先企業をしっかりと選択しなければ、このようなリスクを被って転職を後悔する可能性もあります。

残業が増える可能性がある

公務員の場合、たいていの職業は定時出勤・定時退社が当たり前です。

年末や年度末の繁忙期に残業が生じる場合もありますが、基本的には定時で上がれるでしょう。

しかし、会社員の場合はそうはいきません。

近年ではノー残業を目指す会社も増えているものの、古い体質の会社にはサービス残業が存在することもあります。

公務員時代には感じられなかった残業が、会社員に転職をしたことで大きな負担になる可能性も覚悟しなければなりません。

組織文化の違いにギャップを感じる

民間企業にはそれぞれ理念が存在すると同時に、社風にも会社特有の色があります。

公務員の場合、掲げている理念や目指している社風はほとんど存在しません。

そのため、民間企業に転職をしたときに、環境の違いにギャップを感じる可能性もあります。

入社した会社の環境が肌に合っていれば楽しく仕事にのぞめますが、そうでない場合は慣れるまでに時間がかかり、精神的な負担になることでしょう。

求められるスキルが高くなる

民間企業の中途採用では、即戦力が求められていることが大半です。

そのため、公務員時代に身に付けたスキルが活かしにくい業界に転職をした場合、自分のスキルと求められるレベルの高さについていけない可能性もあります。

未経験から着々と成長できる会社を選択しなければ、ハードルの高さにプレッシャーを感じながら働くことになるでしょう。

【公務員からの転職面接対策】転職成功率を上げるためのコツ

最後に、公務員から民間企業に転職をする際に成功率を高めるコツをご紹介します。

もちろん、内定を獲得するには先述した面接対策が最も重要ですが、転職活動の手段から正しく選択することで成功率を高めることができます。

今からご紹介する3つのポイントを抑えて、今までの転職活動をより強固なものにしてみてください。

複数社に応募をしておく

転職活動において鉄則とも言えるのが、応募先企業の幅を広げておくということです。

もちろん、第一志望〜第三志望くらいまで選択しておくことも大切ですが、それ以上に間口を広げておかなければ、万が一の時の対策ができません。

とくに新卒から間もない20代前半の方や、転職経験のない40代以降の方は注意したいところです。

中途採用をしている企業の多くは20代後半〜30代くらいの人材を求めています。

転職市場で価値の高い年齢でない方は、書類選考に通りにくいことを考慮して応募数を増やしておいた方が早めに内定がもらえるでしょう。

転職のアドバイザーに相談しておく

公務員から民間企業に転職をする人の多くは、転職が初めての経験です。

そのため、専門家に相談しながら転職活動を進めることをおすすめします。

その専門家が、転職エージェントに所属するプロの転職アドバイザーです。

事前に相談しておけば、求人紹介をしてもらえるだけでなく書類の添削や面接対策のアドバイスをしてくれます。

何かと孤独な転職活動中なので、相性の良いアドバイザーに出会えれば非常に心強い存在になるでしょう。

なお、転職エージェントは無料で利用可能です。

転職エージェントでできること

転職エージェントに登録をすれば、求人紹介をはじめ様々なサービスを受けることができます。

転職エージェントでできること

・自分にぴったりの求人紹介

・履歴書や職務経歴書の添削

・転職活動における行動のアドバイス

・面接対策方法のアドバイス

・給与交渉

・面接の段取り

自分一人だとこれらの事項を全てこなすには限界があります。

ぜひ転職エージェントの力を借りながら、効率よく転職活動を進めてください。

まとめ

公務員から民間企業へ転職を考える際、「公務員」という安定の切符を手放すことに億劫になる人も多いでしょう。

しかし、優良な企業を見つけて転職を成功させることができれば、公務員の安定性を上回るくらいのメリットも多くあります。

ビジネススキルが向上して自分の市場価値が向上しますし、年収を上げることもできます。

好きな分野で働くことができれば、やりがいを感じて仕事が楽しくなるでしょう。

自分が自分らしく生き生きと働き続けるために、今回ご紹介した対策方法を参考に転職先選びから慎重に進めてみてください。

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